園田賢
![]() 2019年撮影 | |||||
基本情報 | |||||
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出身地 | 兵庫県神戸市[1] | ||||
生年月日 | 1980年11月25日(40歳)[1][2] | ||||
プロ入会 | 2003年[3] | ||||
所属団体 | 最高位戦日本プロ麻雀協会[4] | ||||
Mリーグ | |||||
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園田 賢(そのだ けん、1980年11月25日[1][2] - )は、競技麻雀のプロ雀士。最高位戦日本プロ麻雀協会に所属[4]。麻雀プロリーグであるMリーグのチーム・赤坂ドリブンズのメンバーである[4]。
経歴[編集]
兵庫県神戸市に生まれる[1]。小学生時代には神戸市立糀台小学校から途中転校し、神戸市立竹の台小学校に通う[1]。その後、私立灘中学校・高等学校に合格・進学し、当時は卓球部に所属していた[1]。中高時代にはミュージシャンを志していたものの、途中でその夢を諦める[5]。東京大学への進学を志していた浪人期間中、麻雀にのめり込み、雀荘でのアルバイトを始める[6]。結局、私立慶應義塾大学に進学することとなったが、麻雀への熱が収まらず留年を経て[6]、環境情報学部環境情報学科を卒業した[1]。
就職活動を目前に控え、面接でのアピール材料として学生時代の趣味を活かそうと最高位戦日本プロ麻雀協会のプロテストを受験し[6]、2003年に[3][2]第28期後期会員としてプロ雀士となる[7]。結果的には内定辞退したものの、雀士として大会に出場しつつ結婚・家庭事情のため就職し、会社に順応するため1年間の休会期間を設けた[8]。同協会に復帰後、離婚・転職を経ながらもリーグ昇級を繰り返し、2017年には最高位決定戦で準優勝を果たした[9]。2017年・18年と続けて麻雀駅伝にも出場し、園田の所属した最高位戦のチームは準優勝・優勝という成績を収めた[9]。さらにチーム対抗のスリアロオールスターリーグにも出場し[9]、所属チームのおじまご(園田の他、木原浩一、愛内よしえ)が連覇を果たした[10]。2018年に開始されたMリーグのチーム・赤坂ドリブンズからはドラフト1位指名を受け、競技麻雀における個人での獲得タイトルを持たない唯一のMリーガーとなった[5]。園田の所属する赤坂ドリブンズはMリーグ2018レギュラーシーズンを4位で通過したものの、ファイナルシリーズの対局では他の3チームを捲る好調振りを見せ、初代王者の座を勝ち取った[11]。2018年には個人としても第43期最高位決定戦に進出し、期首順位2位の成績を残した[12]。その後、麻雀プロと会社員の二足のわらじを履いていた園田だったが、2019年末には対局に集中することを理由として年内での退社を発表した[13]。
雀風・人物[編集]
雑誌『近代麻雀』による2019年の選手名鑑では、冷静さとスピードにおいて5点満点中5点の評価が与えられている[2]。同誌の編集部によれば、「状況に応じて手を変える」など素直な手の進め方をしない雀風をとっており[9]、「王道のリーチ・ブラフの仕掛けを巧みに使い分け、自分の有利な状況に持ち込むのが得意」と言及されている[14]。園田自身は「河の作り方」に拘っており、雀聖アワーのライター・福山純生は「引き出しの多さが特長」と述べている[15]。Mリーガーのなかでも鳴きが上手いとされており[16]、園田の愛称・異名は「魔法使い」、「ウィザード」[16]、「麻雀賢者」とされている[17][2]。また、園田の「魔法使い」という愛称にちなんで、同じくMリーガーで渋谷ABEMASのメンバー・白鳥翔に対し「魔法少女」といった愛称が用いられることもある[18]。園田は2020年現在、最高位戦のA1リーグに在籍している[7]。
血液型はA型[1][2]。趣味はカラオケ・飲酒、特技は表計算ソフトのExcelである[1]。尊敬する人物としてイチロー、好きな有名人として高田純次の名前を挙げている[1]。
Mリーグの戦績[編集]
2018年 ドラフト会議で赤坂ドリブンズから1位指名された[5]。
通算成績[編集]
シーズン | チーム | 半荘 | 個人スコア | 平均打点 | 4着回避率 | |||
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Pt | 順位 | 点 | 順位 | 率 | 順位 | |||
2018[19] | 赤坂ドリブンズ | 31 | 123.2 | 6/21 | 5854 | 20/21 | 0.71 | 13T/21 |
シーズン | チーム | 半荘 | 個人スコア | 最高スコア | 4着回避率 | |||
2019[20] | 赤坂ドリブンズ | 27 | -377.6 | 29/29 | 48,300 | 23/29 | 0.6667 | 25/29 |
※個人賞は規定打荘数(20半荘)以上の選手が対象
獲得タイトル[編集]
- 団体タイトル
脚注[編集]
- ^ a b c d e f g h i j 「麻雀賢者 園田賢」, 『麻雀プロMリーグ選手名鑑』, p. 9.
- ^ a b c d e f 「園田賢」 『麻雀プロ 完全リーグ別 全選手名鑑2019(近代麻雀2019年4月号特別付録)』 竹書房、2019年3月1日、29頁。
- ^ a b 麻雀ウォッチ編集部 (2015年9月30日). “園田 賢(最高位戦日本プロ麻雀協会)”. 麻雀ウォッチ. ムー. 2019年4月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月30日閲覧。
- ^ a b c 「赤坂ドリブンズ」, 『麻雀プロMリーグ選手名鑑』, p. 7.
- ^ a b c d e 「麻雀賢者 園田賢」, 『麻雀プロMリーグ選手名鑑』, p. 10.
- ^ a b c 「麻雀賢者 園田賢」, 『麻雀プロMリーグ選手名鑑』, p. 11.
- ^ a b “会員紹介 園田 賢”. 最高位戦日本プロ麻雀協会. 2020年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月24日閲覧。
- ^ 「麻雀賢者 園田賢」, 『麻雀プロMリーグ選手名鑑』, pp. 12 - 13.
- ^ a b c d e 「麻雀賢者 園田賢」, 『麻雀プロMリーグ選手名鑑』, p. 13.
- ^ a b 麻雀ウォッチ編集部 (2018年4月9日). “おじまご(木原浩一、園田賢、愛内よしえ)が連覇達成!/The All Star League 決勝”. 麻雀ウォッチ (ムー). オリジナルの2019年4月30日時点におけるアーカイブ。 2019年4月30日閲覧。
- ^ a b “赤坂ドリブンズが初代王者 Mリーグファイナル最終日”. デイリースポーツ (神戸新聞社). (2019年4月2日). オリジナルの2019年4月30日時点におけるアーカイブ。 2019年4月30日閲覧。
- ^ 麻雀ウォッチ編集部 (2018年11月30日). “近藤誠一が4度目の戴冠!/第43期最高位決定戦”. 麻雀ウォッチ (ムー). オリジナルの2020年6月24日時点におけるアーカイブ。 2020年6月24日閲覧。
- ^ “「Mリーマンを卒業します!」園田賢プロが激白!! 園田プロ、会社辞めるってよ宣言!!”. キンマweb (竹書房). (2019年12月25日). オリジナルの2020年2月17日時点におけるアーカイブ。 2020年2月17日閲覧。
- ^ 「麻雀賢者 園田賢」, 『麻雀プロMリーグ選手名鑑』, p. 15.
- ^ 福山純生 (2018年9月28日). “赤坂ドリブンズ・ドラフト1位、園田賢「将来、僕みたいなサラリーマンプロ雀士は淘汰される」/麻雀Mリーグ”. AbemaTIMES (AbemaTV). オリジナルの2019年2月8日時点におけるアーカイブ。 2019年2月9日閲覧。
- ^ a b “麻雀好き芸能人が声を挙げて驚くプロの技 攻防一体の鳴きに「怖いぐらい」/麻雀・Mリーグ”. Abema麻雀TIMES (AbemaTV). (2018年11月20日). オリジナルの2019年2月9日時点におけるアーカイブ。 2019年2月9日閲覧。
- ^ 「麻雀賢者 園田賢」, 『麻雀プロMリーグ選手名鑑』, p. 8.
- ^ “「副業は魔法少女」白鳥翔の謎発言にスタジオ大混乱 コロコロ変わる髪型の理由/麻雀・Mリーグ”. AbemaTIMES (AbemaTV). (2019年4月30日). オリジナルの2020年2月17日時点におけるアーカイブ。 2019年4月30日閲覧。
- ^ “2018年シーズン結果”. M.LEAGUE. 2020年3月6日閲覧。
- ^ “M.LEAGUE公式サイト”. M.LEAGUE. 2020年3月6日閲覧。
参考文献[編集]
- 近代麻雀編集部編 「赤坂ドリブンズ」 『麻雀プロMリーグ選手名鑑』 竹書房、2018年10月1日、6-31頁。ISBN 978-4801916609。 - Kindle Unlimitedにて閲覧。
外部リンク[編集]
- 最高位戦日本プロ麻雀協会による会員紹介
- 園田賢 (@sonodaken) - Twitter
- そのけんのだらだら日記 - Ameba Blog
- M.LEAGUE 2019 Re:mind 赤坂ドリブンズ 園田賢 - ABEMA
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