架空のオペラ
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『架空のオペラ』 | ||||
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沢田研二 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP | |||
レーベル |
東芝EMI/イーストワールド(LP・CD) アポロン(音楽テープ) | |||
プロデュース |
沢田研二 大輪茂男 | |||
チャート最高順位 | ||||
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沢田研二 アルバム 年表 | ||||
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『架空のオペラ』収録のシングル | ||||
架空のオペラ(かくうのオペラ)は、日本の歌手である沢田研二の22作目となるオリジナルアルバム。
1985年9月21日東芝EMI/イーストワールドよりリリースされた。
解説[編集]
この年沢田は、ザ・タイガース時代から所属していたナベプロから独立し、個人事務所「株式会社ココロ」を設立した(ただし同社はナベプロの資本が参入している子会社である)。それに伴いレコード会社もポリドール(現ユニバーサルミュージック)から東芝EMIに移籍することとなり、本作はその移籍第一弾となる。
この時期の沢田は独立問題、私生活でマスコミを賑わせている一方、セールス的には徐々に下降線を辿りだしている。本作がオリコンアルバムチャートで最後のTOP10入りとなった。EXOTICS解散後最初のアルバムでもあり、編曲は全て大野克夫が手がけている。
なお先行シングルとして東芝EMIからのリリース第1弾作品となった「灰とダイヤモンド」の作詞・作曲者「李花幻」は「良い加減」を捩った沢田のペンネームであると言われているが、当時のプロデューサーであった大輪茂男はその説を否定している(「灰とダイヤモンド」の曲自体は沢田が作ったものだと言っている)[1]。一説には同曲の詞があまりにも当時の沢田の真情をリアルに描いているため、あえて沢田本人のみならずファンにも作品から距離を置かせるために用いたという。
収録曲[編集]
- 全編曲:大野克夫
- 指
- 作詞:松本一起/作曲:大野克夫
- 『夜のヒットスタジオDELUXE』1985年11月13日出演時に歌唱。中盤からスタジオに雨を降らし、セットの池に腰まで浸かり歌いあげるというドラマティックな演出を行った。これは同年行われた「架空のオペラ」コンサートのオープニングの再現である。
- 作詞:松本一起/作曲:大野克夫
- はるかに遠い夢
- 作詞:阿久悠/作曲:大野克夫
- 『夜のヒットスタジオDELUXE』1985年7月24日出演時に歌唱。
- 作詞:阿久悠/作曲:大野克夫
- 灰とダイヤモンド
- 作詞・作曲:李花幻
- 君が泣くのを見た
- 作詞:松本一起/作曲:大野克夫
- 吟遊詩人
- 作詞:阿久悠/作曲:大野克夫
- 砂漠のバレリーナ
- 作詞:松本一起/作曲:大野克夫
- 影-ルーマニアン・ナイト
- 作詞:李花幻/作曲:大野克夫
- 私生活のない女
- 作詞:高橋研/作曲:大野克夫
- 絹の部屋
- 作詞:及川恒平/作曲:大野克夫
- 『夜のヒットスタジオDELUXE』1985年9月25日出演時に歌唱。
- 作詞:及川恒平/作曲:大野克夫
脚注[編集]
- ^ J-POPタイムカプセル あの日からあの日へ 2016年1月3日放送分。ゲスト大輪茂男氏のトークより。