本城雅人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

本城 雅人(ほんじょう まさと、1965年 - )は、日本小説家推理作家神奈川県出身。明治学院大学経済学部卒業。

経歴[編集]

大学卒業後に産業経済新聞社に入社。「サンケイスポーツ」の記者としてプロ野球競馬メジャーリーグ取材などに携わる。20年間勤めた記者を退職後に作家に転身[1]2009年、「ノーバディノウズ」が第16回松本清張賞の最終候補作となる(受賞作は牧村一人『アダマースの饗宴』)。受賞はのがしたものの同作で小説家デビュー。2010年、同作で第1回サムライジャパン野球文学賞大賞を受賞[2]。本城雅人は「一球一球にさまざまな思惑が交錯する野球は最高の推理ゲーム。作家になって最初にいただいた賞なので光栄に思う」と語った[2]

デビュー作から野球をテーマにしたミステリー小説を得意としており、多く書き続けている。その他競馬警察新聞記者の現場などを題材とした作品もある。

受賞・候補歴[編集]

  • 2009年、『ノーバディノウズ』で第16回松本清張賞候補。
  • 2010年、『ノーバディノウズ』で第1回サムライジャパン野球文学賞受賞。
  • 2016年、『トリダシ』で第18回大藪春彦賞候補、第37回吉川英治文学新人賞候補。
  • 2017年、『ミッドナイト・ジャーナル』で第38回吉川英治文学新人賞受賞。

作品リスト[編集]

  • ノーバディノウズ(2009年8月 文藝春秋 / 2013年1月 文春文庫
  • スカウト・デイズ(2010年7月 PHP研究所 / 2012年11月 PHP文芸文庫 / 2016年2月 講談社文庫
  • 嗤うエース(2010年8月 幻冬舎 / 2012年10月 幻冬舎文庫/ 2016年12月講談社文庫
  • W(ダブル)(2010年9月 徳間書店
    • 【改題】偽りのウイナーズサークル(2013年11月 徳間文庫
  • オールマイティ(2011年3月 文藝春秋)
    • 【改題】ビーンボール スポーツ代理人・善場圭一の事件簿(2014年3月 文春文庫)
  • シューメーカーの足音(2011年10月 幻冬舎 / 2013年9月 幻冬舎文庫)
  • 球界消滅(2012年7月 文藝春秋 / 2015年1月 文春文庫)
  • 希望の獅子(2012年9月 講談社
    • 【改題】境界 横浜中華街・潜伏捜査(2015年9月 講談社文庫)
  • ボールパークの魔法(2012年10月 東京創元社
    • 【改題】ボールパークの神様(2015年5月 東京創元社)
  • ジーノ 渋谷署組織犯罪対策課刑事(2013年1月 朝日新聞出版
  • 慧眼 スカウト・デイズ(2013年7月 PHP研究所)
    • ドラフト一巡目(初出:『文蔵』2012年10月号)
    • ドラフト五巡目(初出:『文蔵』2012年11月号)
    • ドラフト三巡目(初出:『文蔵』2012年12月号)
    • ドラフト四巡目(初出:『文蔵』2013年1月号)
    • ドラフト二巡目(初出:『文蔵』2013年3月号、4月号)
    • ドラフト外(書き下ろし)
      • 【改題】スカウトバトル(2016年7月 講談社文庫)
  • 去り際のアーチ(2013年12月 徳間書店)
    • 塀際の達人(初出:『読楽』2012年11月号)
    • スイートアンドビター(初出:『読楽』2012年12月号)
    • カラスのさえずり(初出:『読楽』2013年1月号)
    • 永遠のジュニア(初出:『読楽』2013年2月号)
    • トモ任せたぞ(初出:『読楽』2013年3月号)
    • 人生退場劇場(初出:『読楽』2013年4月号)
    • 旅立ちのフダ(初出:『読楽』2013年6月号)
  • サイレントステップ(2014年7月 新潮社、初出:『週刊Gallop(ギャロップ)』連載)
  • 誉れ高き勇敢なブルーよ(2014年10月 東京創元社、初出:『ミステリーズ』vol.61〜65)
  • 贅沢のススメ (2015年1月 講談社)
  • LIFE (2015年4月 双葉社
  • トリダシ(2015年7月 文藝春秋)
    • スクープ記者【改題】スクープ(初出:『オール讀物』2012年5月号)
    • コーチ人事(初出:『オール讀物』2013年1月号)
    • 勝ち投手(初出:『オール讀物』2013年3月号)
    • 裏取り(初出:『オール讀物』2013年7月号)
    • 裏切り【改題】報復死球(初出:『オール讀物』2013年12月号)
    • 三勝三敗(初出:『オール讀物』2014年3月号)
    • 逆転(初出:『オール讀物』2014年10月号)
  • ミッドナイトジャーナル(2016年2月 講談社)
  • マルセイユ・ルーレット(2016年5月 双葉社、初出:『小説推理』2015年5月〜12月号)
  • 英雄の条件(2016年7月 新潮社)
  • 紙の城(2016年10月 講談社)

アンソロジー[編集]

「」内が本城雅人の作品

  • ザ・ベストミステリーズ 2014 推理小説年鑑(2014年5月 講談社)「コーチ人事」
  • 『短篇ベストコレクション 現代の小説2016』(2016年6月 徳間文庫)「持出禁止」

雑誌掲載短編[編集]

  • 碧落(講談社 『小説現代』2012年11月号)
  • 持出禁止(『読楽』 2015年12月号)
  • 販売拒否(『IN★POCKET』2016年11月号)

新聞コラム[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 悪のヒーロー的な代理人を主人公にした意欲作。~本城雅人著『オールマイティ』~(2/2) - Number Web - ナンバー
  2. ^ a b asahi.com(朝日新聞社):「侍ジャパン」野球文学賞に9作品、大賞は本城さん - 出版ニュース - BOOK

外部リンク[編集]