小倉総合車両センター

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小倉総合車両センター
工場の全景
工場の全景
基本情報
鉄道事業者 JR logo (kyushu).svg九州旅客鉄道
帰属組織 本社鉄道事業本部
整備済み車両略号 小総車、KK
配置両数
電車 2両
貨車 26両
合計 28両
備考 2017年4月現在のデータ
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小倉車両所
基本情報
鉄道事業者 JR logo (freight).svg日本貨物鉄道
帰属組織 九州支社
整備済み車両略号 小倉車、KK
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小倉総合車両センター(こくらそうごうしゃりょうセンター)は、福岡県北九州市小倉北区にある、九州旅客鉄道(JR九州)の車両工場本社の直轄。

日本貨物鉄道(JR貨物)小倉車両所も構内にある。

概要[編集]

国鉄時代から続く車両工場の一つであり、各種車両検査、製造、改造等を行っている。廃車となった車両の解体も請け負う。

戦前、日本で最初に速度照査式ATS(自動列車停止装置)を試作し、また蒸気機関車のデフレクタ(除煙板)の、独特の設計による小型化(これは工場の名をとり「小工デフ」、あるいは配置機関区の名を取り「門デフ」と呼ばれる)を実現するなど、先進的な取り組みを行った工場としても知られる。

構内にはC12 222号車と、485系電車(クハ481-256)が静態展示されている。クハ481は2016年10月2日に作業が行われたもの[1]

所在地[編集]

福岡県北九州市小倉北区金田3-1-1

  • 日豊本線西小倉駅 - 南小倉駅間に位置しており、工場の一部を列車内から確認することが可能である(運転上は西小倉駅構内にあたる)。

整備済み車両の車体に記される略号[編集]

小総車」または「KK」 小倉工場時代は「小倉工

沿革[編集]

  • 1891年(明治24年)4月 - 九州鉄道(初代)の工場として開設
  • 1907年(明治40年)7月 - 国有化により九州帝国鉄道管理局小倉工場となる
  • 1942年(昭和17年)9月 - 鉄道省門司鉄道局小倉工機部となる
  • 1949年(昭和24年)6月 - 国鉄発足により日本国有鉄道小倉工機部となる
  • 1952年(昭和27年)8月 - 日本国有鉄道小倉工場となる
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道小倉工場・日本貨物鉄道小倉車両所となる
  • 2011年(平成23年)4月1日 - 組織改正で小倉総合車両センターへ改称。門司港運転区の検修部門を統合し、当センターの門司港車両派出となる。
  • 2016年(平成28年)3月26日 -小倉総合車両センターの交番検査廃止にともない、配属の旅客用車両は南福岡車両区・大分車両センターに転属した。

受持車両[編集]

小倉総合車両センター[編集]

JR九州のすべての在来線車両を受け持っている。

なお103系1500番台は、筑肥線直流電化区間以外は自走できず、博多駅で地上に出ることもできないため、唐津線 - 長崎本線 - 鹿児島本線経由で、ディーゼル機関車の牽引により、3両ずつに分けられて入出場している。 また、303系電車・305系電車に関する工事は、本工場名義で行われていることとなっているが、実際は福岡市交通局姪浜車両基地で行われているものもある。 詳細はJR九州の車両形式を参照のこと。

2011年4月1日から、鹿児島車両センター所属車も受け持つこととなった。

小倉車両所[編集]

JR貨物九州支社管内に配置されている電気機関車ディーゼル機関車と、九州地区に配車されている貨車の全般検査等をおもに行っている。機関車については、他の車両所の業務の状況により他支社管内の車両や臨海鉄道の機関車の全般検査を実施することもある他、門司機関区所属電気機関車については全般検査に加えて台車検査をも担当している。

当所はおもに車体・台車関係の整備を直営で行っており、検査時に取り外した電装品やエンジン・輪軸等の整備については他の車両所やJR九州側の職場に委託して実施している。また、機関車・貨車関係の業務についてはJR九州側からの受託業務もある。

新製車及び改造車[編集]

本工場で製造及び改造された車両として、以下のものがある。

新製[編集]

改造[編集]

リニューアル改造など[編集]

一般公開[編集]

毎年10月の鉄道の日に近い週末の日に、「工場まつり」として一般公開が実施される。

門司港車両派出[編集]

門司港車両派出遠景(左寄りのホーム2面は門司港駅)

小倉総合車両センター門司港車両派出は福岡県北九州市門司区鹿児島本線門司港駅構内にある車両基地

配置車両の車体に記されている略号[編集]

  • 本コラ[2] - 本社直轄を示す「本」と、小倉を示す電報略号「コラ」から構成される。

配置車両[編集]

以下の表は、2017年4月1日現在の配置車両である[3][2]

用途 電車 気動車 機関車 貨車 合計
営業車 0両 0両 0両 26両 26両
保留車 2両 0両 0両 0両 2両
合計 2両 0両 0両 26両 28両

電車[編集]

貨車[編集]

関連項目[編集]

  • 除煙板 - 小倉工場式切取り除煙板(門デフ)について記述あり。

出典[編集]

  1. ^ “クハ481-256が小倉総合車両センターで保存される”. 鉄道ファン. (2016年10月3日). http://railf.jp/news/2016/10/03/203000.html 2016年10月5日閲覧。 
  2. ^ a b ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2017夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2017年、p.219。ISBN 9784330787176
  3. ^ 交友社鉄道ファン』2017年7月号 「JR旅客会社の車両配置表」
  4. ^ 415系Fj7編成が小倉総合車両センターへ”. 鉄道ファン鉄道ニュース (2014年8月29日). 2014年9月5日閲覧。
  5. ^ ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2016夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2016年、p.360。ISBN 9784330682167
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外部リンク[編集]

座標: 北緯33度52分43.6秒 東経130度51分43.2秒 / 北緯33.878778度 東経130.862000度 / 33.878778; 130.862000