国鉄チキ6000形貨車

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国鉄チキ6000形貨車
レール運搬用のチキ6000形(チキ6343)
レール運搬用のチキ6000形(チキ6343)
基本情報
車種 長物車
運用者 日本国有鉄道
北海道旅客鉄道
東日本旅客鉄道
東海旅客鉄道
西日本旅客鉄道
四国旅客鉄道
九州旅客鉄道
日本貨物鉄道
種車 コキ5500形
改造所 国鉄工場
改造年 1977年 - 1981年
改造数 422両
常備駅 川崎貨物駅安治川口駅
主要諸元
車体色
軌間 1,067 mm
全長 14,700 mm
全幅 2,556 mm
全高 2,995 mm
荷重 35 t
自重 17.0 t
換算両数 積車 4.0
換算両数 空車 1.6
台車 TR63F
軸距 1,750 mm
台車中心間距離 10,450 mm
最高速度 75 km/h
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国鉄チキ6000形貨車(こくてつチキ6000がたかしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)が1977年(昭和52年)から1981年(昭和56年)にかけて、コキ5500形から改造製作した貨車長物車)である。

概要[編集]

老朽化したチキ1500形チキ3000形チキ4000形などの戦前・戦時製長物車を置き換え、長物車の近代化を図るために完全新製車であるチキ7000形1975年(昭和50年)に製作されたが、登場した時期が当時の国鉄は財政難の時期であり、コスト面の問題から[1]、チキ7000形は単年度に150両が製造されたのみに終り、本格的な置き換えには至らかった。

その一方で、当時はコキ5500形が余剰となっていた。1971年(昭和46年)に登場したコキ50000形と共に2種5t (12ft) コンテナが量産化されると1種5t (10ft) コンテナ5個積で製作されたコキ5500形は2種5t (12ft) コンテナ積載に対応する改造が行われたが、車体長の関係で4個しか積載することができず、積載効率が劣り、速度面においても劣っていたため[2]、余剰化していた。余剰となっていたコキ5500形は経年が浅く、車体長が長いため、長物車へ改造することになった。こうして登場したのがチキ6000形であり、老朽化した長物車を置き換えるために、1977年(昭和52年)から1981年(昭和56年)にかけて422両(チキ6000 - チキ6421)が国鉄工場にて改造製作された。

構造[編集]

チキ7000形に類似した形態を持つ汎用長物車である。改造に際してはコキ5500形のうち、TR63F形台車を装備する車両が選定された。台車連結器と側梁をコキ5500形から流用し[3]、側梁を切り詰め、チキ7000形に準じた車体を新製している。床板は木製である。ブレーキ装置はコキ5500形では手ブレーキ式であったため、側ブレーキ式に変更された。

運用の変遷・現況[編集]

操重車の控車として使われたチキ6000形(チキ6141)

本形式は戦前・戦時製長物車を置き換え、長物車の近代化を進捗させ、チキ7000形とともに汎用長物車として全国各地で使用されたが、国鉄末期になると長物車を使った貨物列車は次第にトラック輸送に置き換えられ、本車も例外でなく約半数が余剰廃車となり、1987年(昭和62年)4月の国鉄分割民営化に際してはJR各社に継承された。

2012年(平成24年)4月の時点では北海道旅客鉄道(JR北海道)に11両、東日本旅客鉄道(JR東日本)に56両、西日本旅客鉄道(JR西日本)に51両、四国旅客鉄道(JR四国)に4両、九州旅客鉄道(JR九州)に30両、日本貨物鉄道(JR貨物)に31両[要出典]が在籍する。

旅客鉄道会社に所属する車両は事業用として、レール輸送などに使用される。かつては操重車控車などに使われた車両もあった。

改造車[編集]

ビレット(鋼片)輸送改造車(6900番台)
ビレット(鋼片)輸送に使われていたチキ2800形・チキ2900形を置き換えるため、ビレット(鋼片)輸送用に1981年(昭和56年)から1982年(昭和57年)にかけて国鉄若松車両センターにてチキ6000 - チキ6021の22両が改造された。改造車は6900番台(現番号+900)に改番されている。
タンクローリーピギーバック輸送試験改造車
タンクローリーピギーバック輸送試験を行うため、1987年(昭和62年)、チキ6358・チキ6316の2両がJR貨物名古屋工場日本車輌製造にて改造された。

脚注[編集]

  1. ^ 車両の新製は割高であるため。
  2. ^ コキ50000形は最高速度が95km/hに対し、コキ5500形は最高速度が85km/h。
  3. ^ 改造内容は種車によって異なり、一部の車両は台車のみ流用した車両もあった。

参考文献[編集]

関連項目[編集]