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中央公論文芸賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中央公論文芸賞
受賞対象第一線で活躍する作家の優れたエンターテインメント文学
会場パレスホテル東京
日本の旗 日本
主催中央公論新社
報酬正賞として記念品、副賞100万円
初回2006年
最新回2026年
最新受賞者月村了衛
公式サイトhttps://www.chuko.co.jp/aword/chukou/

中央公論文芸賞(ちゅうおうこうろんぶんげいしょう)は、中央公論新社が創業120周年を記念して2006年に創設した文学賞である。受賞者には正賞として記念品、副賞100万円が授与される[1]

2001年に創設された婦人公論文芸賞を発展させた形の賞で、第一線で活躍する中堅以上の作家のエンターテインメント作品を対象としている[1][2]。また、選考各年度に各出版社から上梓された作品を対象としており、対象期間は前年7月から当年6月までとなっている。

第1回の選考会が東京都内で開かれ、2006年8月28日浅田次郎の短編集『お腹召しませ』が第1回受賞作品に決定したと発表された。第1回以来、8月下旬に選考結果が発表され、約2か月後の10月20日頃に東京都千代田区丸の内パレスホテル東京で贈呈式が行われている[注 1]。第1回から第5回までの選考委員は渡辺淳一林真理子鹿島茂の3名で、第6回から浅田次郎が加わり4名となった[3]。渡辺淳一の死去に伴い、第9回の選考は浅田、鹿島、林の3名で行われた。翌年の第10回から村山由佳が加わり、第19回まで継続している[4]。受賞作の選評は当初、『婦人公論』(月2回刊)10月の第4火曜日発行号に掲載された。2022年に同誌が月刊誌となったため、以降は11月号に掲載される。

受賞作一覧

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回(年)受賞・候補作著者初刊
第1回(2006年)受賞お腹召しませ浅田次郎中央公論新社 2006年2月
第2回(2007年)受賞八日目の蝉角田光代中央公論新社 2007年3月
第3回(2008年)受賞荒地の恋ねじめ正一文藝春秋 2007年9月
第4回(2009年)受賞ダブル・ファンタジー村山由佳文藝春秋 2009年1月
第5回(2010年)受賞『真昼なのに昏い部屋』江國香織講談社 2010年3月
第6回(2011年)受賞『そこへ行くな』井上荒野集英社 2011年6月
地のはてから』(上・下)乃南アサ講談社 2010年11月
第7回(2012年)受賞ナミヤ雑貨店の奇蹟東野圭吾角川書店 2012年3月
第8回(2013年)受賞北斗 ある殺人者の回心石田衣良集英社 2012年10月
第9回(2014年)受賞『櫛挽道守』[5]木内昇集英社 2013年12月
第10回(2015年)受賞『インドクリスタル』[6]篠田節子KADOKAWA 2014年12月
長いお別れ[7]中島京子文藝春秋 2015年5月
第11回(2016年)受賞『罪の終わり』[8]東山彰良新潮社 2016年5月
第12回(2017年)受賞みかづき[9]森絵都集英社 2016年9月
第13回(2018年)受賞『雲上雲下』[10]朝井まかて徳間書店 2018年2月
第14回(2019年)受賞国宝[11]吉田修一朝日新聞出版 2018年9月
第15回(2020年)受賞『家族じまい』[12]桜木紫乃集英社 2020年6月
第16回(2021年)受賞自転しながら公転する[13]山本文緒新潮社 2020年9月
第17回(2022年)受賞『底惚れ』青山文平徳間書店 2021年11月
第18回(2023年)受賞『パシヨン』川越宗一PHP研究所 2023年6月
『チャンバラ』佐藤賢一中央公論新社 2023年5月
第19回(2024年)受賞 『笑う森』[14]荻原浩新潮社 2024年5月
第20回(2025年) 受賞 『熟柿』 佐藤正午 KADOKAWA 2025年3月
第21回(2026年) 受賞 『地上の楽園』[15] 月村了衛 中央公論新社 2025年10月

脚注

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注釈

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  1. 第4回から第6回までの贈呈式はパレスホテル改築工事のため、丸の内の東京會舘で開かれた。

出典

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  1. 1 2 “中央公論文芸賞に浅田次郎作「お腹召しませ」”. asahi.com. 朝日新聞社. 2006年8月28日. 2006年9月2日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2019年8月28日閲覧.
  2. “第1回中央公論文芸賞に浅田次郎さん「お腹召しませ」”. ZAKZAK. 産経デジタル. 2006年8月29日. 2006年9月1日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2019年8月28日閲覧.
  3. 第6回「中央公論文芸賞」は井上荒野さんと乃南アサさんがW受賞”. 中央公論新社 (2011年8月26日). 2013年5月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年8月28日閲覧。
  4. "中央公論文芸賞."文学賞の世界. 2024年8月20日閲覧。
  5. “中公文芸賞に木内昇さんの「櫛挽道守」”. 日本経済新聞. 日本経済新聞社. 2014年8月25日. 2019年8月28日閲覧.
  6. “「谷崎潤一郎賞」に江國香織! 「中央公論文芸賞」は篠田節子・中島京子が受賞”. ダ・ヴィンチニュース. KADOKAWA. 2015年8月28日. 2019年8月28日閲覧.
  7. “「長いお別れ」 中島京子さん : ライフ”. YOMIURI ONLINE. 読売新聞. 2015年10月14日. 2015年11月18日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2019年8月28日閲覧.
  8. “中央公論文芸賞に東山彰良さん「罪の終わり」”. 産経ニュース. 産経デジタル. 2016年8月25日. 2019年8月28日閲覧.
  9. “中公文芸賞に森絵都さん”. 日本経済新聞. 日本経済新聞社. 2017年8月25日. 2019年8月28日閲覧.
  10. 第13回「中央公論文芸賞」は、朝井まかてさんの『雲上雲下 (うんじょううんげ)』”. 中央公論新社 (2018年8月29日). 2019年8月28日閲覧。
  11. “中公文芸賞に吉田さん”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2019年8月23日. 2019年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2019年8月28日閲覧.
  12. “中央公論文芸賞に桜木紫乃さん「家族じまい」”. 読売新聞オンライン. 読売新聞. 2020年8月25日. 2020年10月16日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2021年2月7日閲覧.
  13. “中央公論文芸賞、山本文緒さんの「自転しながら公転する」”. 読売新聞オンライン. 読売新聞. 2021年8月20日. 2021年8月21日閲覧.
  14. "中央公論文芸賞に荻原浩さん."朝日新聞デジタル(朝日新聞社)2024年8月20日. 2024年8月20日閲覧。
  15. 第21回中央公論文芸賞に月村了衛さんの『地上の楽園』 10月20日贈賞式へ”. 産経ニュース. 産経新聞 (2026年8月20日). 2026年8月21日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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