ルーラーシップ

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ルーラーシップ
Rulership20110528(1).jpg
2011年金鯱賞
欧字表記 Rulership
香港表記 統治地位
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2007年5月15日(10歳)
登録日 2009年7月8日
抹消日 2012年12月26日
キングカメハメハ
エアグルーヴ
母の父 トニービン
生国 日本の旗 日本北海道勇払郡
生産 ノーザンファーム
馬主 サンデーレーシング
調教師 角居勝彦栗東
競走成績
生涯成績 20戦8勝
中央競馬)18戦7勝
(日本国外)2戦1勝
獲得賞金 5億4976万4000
798万香港ドル
WTRR 115L / 2010年[注 1]
118L / 2011年[注 2]
123I / 2012年[注 3]
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ルーラーシップ: Rulership 統治地位)は日本競走馬。おもな勝ち鞍は2012年クイーンエリザベス2世カップ。馬名の意味は「支配者の位、統治者の支配権」。

経歴[編集]

一口馬主クラブ法人であるサンデーレーシングの所有馬で、450万円×40口の総額1億8000万円で募集された。1歳9月時の馬体重は470キログラムだった。8月初旬にノーザンファームへ移動し、初期馴致から乗り運動へと順調に調教を消化していったが、2009年の2月に右飛節後腫を発症している。

2歳[編集]

2009年12月27日阪神競馬場の新馬戦(芝2000m)でデビュー。鞍上は岩田康誠。単勝1.5倍の圧倒的1番人気に支持され、レースでも2着馬に3馬身半差を付ける圧勝で初陣を飾った。

3歳[編集]

2010年鳴尾記念

この年の初戦は1月23日若駒ステークス。デビュー戦の圧勝が評価され、単勝1.7倍の1番人気に推された。レースでは最後の直線で前を捌くのに手間取ったことが影響し、内からロスなく抜け出したヒルノダムールに1馬身半差及ばず2着に敗れた。

続く3戦目にはセントポーリア賞を予定していたが、熱発のため回避。やむを得ず次週のすみれステークスに目標変更したが、今度はフレグモーネを発症しこれも回避。結局、当初の予定から2週間後の3月7日のアルメリア賞にまでずれ込んだ。単勝1.4倍の1番人気の支持を得た。レースでは中団から第4コーナーで外を周す競馬を展開したが、更に外から捲ってきたタムロスカイが直線で急激に内側に斜行し[注 4]、馬体をぶつけられ大きくバランスを崩す不利を受けたものの、そこから盛り返して2着馬に1馬身1/2差を付けての1着となった。

4戦目となったのは毎日杯。1番人気に支持されるがスタートで出遅れ、更には隣を走っていたザタイキの故障・落馬の影響もあってダノンシャンティの5着に敗れた。この敗戦により皐月賞への出走を断念した。

短期放牧を挟み、東京優駿へのステップレースとして5月8日プリンシパルステークスに単勝1.9倍の1番人気で出走した。主戦の岩田が同日の京都新聞杯に騎乗したため、鞍上は横山典弘に乗り替わった。勝負所で外から早めに進出すると、直線ではメンバー最速タイの上がり3F33秒7を記録し4馬身差をつけて勝利。東京優駿の出走権を獲得した。

迎えた第77回東京優駿では主戦の岩田がヴィクトワールピサに騎乗したため四位洋文に手綱を委ねた。道中好位を追走するも勝負所で仕掛けが遅れ、直線でゲシュタルトに前をカットされた影響もあり、脚を余しての5着に敗れた。

東京優駿後は休養に入り、年末の鳴尾記念に岩田康誠騎乗で復帰。2番人気に支持され、レースではヒルノダムールに半馬身差をつけて勝利。待望の重賞初制覇となった。続けて出走した有馬記念ではクリストフ・ルメールに騎乗を依頼。6着に健闘した。

4歳[編集]

2011年日経新春杯
2011年金鯱賞

古馬になり初戦は1月16日日経新春杯ウンベルト・リスポリ騎乗で出走。当初、日経新春杯は同じ馬主のローズキングダムとの兼ね合いから出走回避も考え、翌週のアメリカジョッキークラブカップに出走することも検討されていたが、結局出走することになった。2番人気に支持され、4角手前で進出開始し、直線で先頭に立つと、断然人気のローズキングダム、3番人気ヒルノダムールといった同期を寄せ付けず2馬身差で完勝、鳴尾記念に続く重賞2勝目をあげた。

この後、ドバイシーマクラシックへ出走。鞍上にクリストフ・スミヨンを迎える。レースでは好スタートから3番に付けるも、向正面で折り合いを欠いて逃げる形となり、直線半ばで失速して6着に沈んだ。帰国後、5月28日金鯱賞福永祐一騎乗で出走、1番人気に支持される。スタートで大きく出遅れるも徐々にポジションを上げると、直線で逃げ粘るキャプテントゥーレを捕らえて重賞3勝目をあげた。6月26日宝塚記念は1年ぶりに横山典弘騎乗で2番人気に支持される。レースでは道中後方から徐々にポジションを上げていったが、直線では前走のような末脚は見られず離された5着に終わった。

秋はステップレースを使わず天皇賞(秋)安藤勝己との新コンビで出走することを表明したが、爪の不安から同レースの出走を回避した。12月25日の有馬記念では新たにイオリッツ・メンディザバルを鞍上に迎えて出走。単勝11番人気の低評価であったが、レースでは後方から全馬中最速の上がり33秒2の末脚を繰り出して4着に好走した。

5歳[編集]

2012年日経賞

有馬記念から1ヶ月後のアメリカジョッキークラブカップに出走。前年の金鯱賞以来となる福永祐一とのコンビでの出走で、1番人気に推された。レースでは後方待機から第3コーナー〜第4コーナーで外から捲るように前へ進めると直線では豪快に伸び、ナカヤマナイトに3馬身の差をつけて優勝。重賞4勝目となった。3月24日日経賞では中団やや後方よりでレースを進め、直線追い上げるも大逃げを打ったネコパンチを捕らえられず3着に敗れた。次走は香港に遠征し、4月29日クイーンエリザベス2世カップに出走。レースでは内目の3番手で控えると直線で楽に抜け出し、2着のサムザップに3馬身3/4の差をつけて快勝。GI初制覇を海外で成し遂げた。このレースには、香港勢としては独2000ギニー馬イリアン(移籍馬)、欧州勢としてはオブライエン厩舎から前年の愛ダービーセクレタリアトステークスを制したトレジャービーチなど好メンバーが出走しており、ルーラーシップの強いレースぶりは香港のみならず欧州でも高く評価された[注 5]6月24日の宝塚記念では出遅れ気味のスタートから好位に取り付き、直線では外から早めにスパートしたが内からオルフェーヴルに交わされ、2馬身差の2着に敗れた。10月28日の天皇賞(秋)では前走に続きスタートで出遅れて道中は後方待機、直線では大外からメンバー最速タイの上がり33秒1の脚で追い込んだものの3着に敗れた。続いて出走した11月25日ジャパンカップでも、三冠牝馬ジェンティルドンナを抑え2番人気に支持されるもまたも出遅れ。直線でもメンバー最速の上がり32秒7の豪脚を繰り出すも、ジェンティルドンナ、オルフェーヴルから離された3着止まり。次走、12月23日の有馬記念では、出遅れ癖を解消すべく出遅れ防止用の矯正器具を外すなど万全の態勢で臨んだが、スタートと同時にゲート内で立ち上がってしまい、10馬身近い歴史的な大出遅れとなった。それでも最後の直線では大外から追い込んだものの、勝ったゴールドシップや真ん中を抜けたオーシャンブルーを捕らえられず3着に終わった。12月26日に、現役を引退し、社台スタリオンステーション種牡馬となることが発表された[注 6]

競走成績[編集]

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量 1着馬(2着馬)
2009.12.27 阪神 2歳新馬 芝2000m(良) 11 1 1 01.5(01人) 1着 2:04.70 (34.7) -0.60 岩田康誠 55kg (アイファーライアン)
2010.01.23 京都 若駒S OP 芝2000m(良) 10 2 2 01.7(01人) 2着 2:02.20 (33.6) -0.20 岩田康誠 56kg ヒルノダムール
0000.03.07 阪神 アルメリア賞 芝1800m(稍) 14 8 14 01.4(01人) 1着 1:51.20 (34.2) -0.40 岩田康誠 56kg (ミヤジシェンロン)
0000.03.27 阪神 毎日杯 GIII 芝1800m(良) 11 2 2 02.2(01人) 5着 1:49.80 (33.8) -0.50 岩田康誠 56kg ダノンシャンティ
0000.05.08 東京 プリンシパルS OP 芝2000m(良) 18 3 5 01.9(01人) 1着 1:59.10 (33.7) -0.70 横山典弘 56kg クォークスター
0000.05.30 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 17 2 3 14.5(04人) 5着 2:27.20 (33.3) -0.30 四位洋文 57kg エイシンフラッシュ
0000.12.04 阪神 鳴尾記念 GIII 芝1800m(良) 12 8 11 03.9(02人) 1着 1:44.90 (33.8) -0.10 岩田康誠 55kg (ヒルノダムール)
0000.12.26 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 15 3 5 17.6(06人) 6着 2:33.00 (34.4) -0.40 C.ルメール 55kg ヴィクトワールピサ
2011.01.16 京都 日経新春杯 GII 芝2400m(良) 13 6 8 03.2(02人) 1着 2:24.60 (34.4) -0.30 U.リスポリ 56.5kg (ヒルノダムール)
0000.03.26 メイダン ドバイSC G1 芝2410m(Gd[1] 14 10 10 発売なし 6着 計測不能 6馬身3/4 C.スミヨン 56.5kg Rewilding
0000.05.28 京都 金鯱賞 GII 芝2000m(不) 16 7 13 02.8(01人) 1着 2:02.40 (35.8) -0.10 福永祐一 58kg キャプテントゥーレ
0000.06.26 阪神 宝塚記念 GI 芝2200m(良) 16 2 3 03.7(02人) 5着 2:11.00 (35.3) -0.90 横山典弘 58kg アーネストリー
0000.12.25 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 13 8 14 52.9(11人) 4着 2:36.20 (33.2) -0.20 I.メンディザバル 57kg オルフェーヴル
2012.01.22 中山 AJCC GII 芝2200m(不) 11 3 3 01.4(01人) 1着 2:17.30 (35.6) -0.50 福永祐一 57kg ナカヤマナイト
0000.03.24 中山 日経賞 GII 芝2500m(重) 14 8 13 01.4(01人) 3着 2:38.10 (36.2) -0.70 福永祐一 57kg ネコパンチ
0000.04.29 沙田 QEIIC G1 芝2000m(GY[2] 13 8[3] 4 05.5(02人) 1着 2:02.38 (00.0) -0.60 U.リスポリ 126lbs (Thumbs Up)
0000.06.24 阪神 宝塚記念 GI 芝2200m(良) 16 4 7 04.4(02人) 2着 2:11.20 (35.4) -0.30 C.ウィリアムズ 58kg オルフェーヴル
0000.10.28 東京 天皇賞(秋) GI 芝2000m(良) 18 3 6 04.5(02人) 3着 1:57.60 (33.1) -0.30 I.メンディザバル 58kg エイシンフラッシュ
0000.11.25 東京 ジャパンカップ GI 芝2400m(良) 17 7 13 05.4(02人) 3着 2:23.50 (32.7) -0.40 C.ウィリアムズ 57kg ジェンティルドンナ
0000.12.23 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 16 5 9 03.7(02人) 3着 2:32.20 (35.2) -0.30 C.ウィリアムズ 57kg ゴールドシップ
  1. ^ Good。日本では稍重に相当する。
  2. ^ Good to Yielding。日本では稍重〜重に相当する。
  3. ^ ゲート番号(日本と異なり、欧州・香港競馬ではゲート番号と馬番号は異なる)

種牡馬時代[編集]

新種牡馬として2013年から種付けを行っており、初年度は208頭に種付けを行った。初年度産駒は2016年にデビューし、イブキが産駒初勝利を挙げている。

血統表[編集]

ルーラーシップ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ミスタープロスペクター系

キングカメハメハ
2001 鹿毛
父の父
Kingmambo
1990 鹿毛
Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Miesque Nureyev
Pasadoble
父の母
*マンファス
Manfath
1991 黒鹿毛
*ラストタイクーン
Last Tycoon
*トライマイベスト
Mill Princess
Pilot Bird Blakeney
The Dancer

エアグルーヴ
1993 鹿毛
*トニービン
Tony Bin
1983 鹿毛
*カンパラ
Kampala
Kalamoun
State Pension
Severn Bridge Hornbeam
Priddy Fair
母の母
ダイナカール
1980 鹿毛
*ノーザンテースト
Northern Taste
Northern Dancer
Lady Victoria
シャダイフェザー *ガーサント
*パロクサイド
母系(F-No.) パロクサイド系(FN:8-f)
5代内の近親交配 Northern Dancer 5×5×4 = 12.5%
出典
  1. ^ 血統情報:5代血統表|ルーラーシップ|JBISサーチ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2015年5月15日閲覧。

脚注[編集]

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  1. ^ リンク (PDF)
  2. ^ リンク (PDF)
  3. ^ リンク (PDF)
  4. ^ 2位入線のタムロスカイは14着に降着となった。
  5. ^ 世界を驚かせたルーラーシップの圧勝劇 - 馬三郎タイムズ、2013年2月18日閲覧
  6. ^ “ルーラーシップ現役引退 社台スタリオンステーションで種牡馬入り”. スポニチ. (2012年12月26日). http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2012/12/26/kiji/K20121226004854890.html 2012年12月26日閲覧。 

外部リンク[編集]