ムイトオブリガード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
ムイトオブリガード
Muito Obrigado(JPN) IMG 7004-1 20190331.jpg
第63回大阪杯出走時
(2019年3月31日)
欧字表記 Muito Obrigado[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2014年4月13日(6歳)[1]
ルーラーシップ[1]
ピサノグラフ[1]
母の父 サンデーサイレンス[1]
生国 日本の旗 日本北海道安平町[1]
生産 ノーザンファーム[1]
馬主 市川義美ホールディングス[1]
調教師 角田晃一栗東[1]
競走成績
生涯成績 21戦6勝[1]
獲得賞金 1億5975万3000円
(2019年11月3日現在)[1]
 
勝ち鞍
GII アルゼンチン共和国杯 2019年
テンプレートを表示

ムイトオブリガードMuito Obrigado[1]は、日本競走馬。主な勝ち鞍は2019年アルゼンチン共和国杯(GII)。馬名の意味はポルトガル語で「どうもありがとう」[2]

戦績[編集]

2014年4月13日、北海道安平町ノーザンファームで誕生。育成は後のダービー馬レイデオロなどと同じくノーザンファーム空港牧場のA1厩舎で行われた。育成中から芝向きの軽い走りで動きの良さが目立つ一方、気性の前向きさも目立っていた[3]

栗東角田晃一厩舎に入厩。2016年10月30日の新馬戦京都芝1600m)でデビューし、クビ差の2着となる[4]

ダートに転じた2戦目の未勝利戦で初勝利を挙げると、3歳の1年間は出走した8戦の全てがダート戦であった。当時の状況について、ノーザンファーム空港牧場で騎乗育成を手掛けた大木誠司厩舎長は「この頃は脚元もしっかりとしていなかったので、ダートを使っていたと聞いています」と語っている[3]。しかし、善戦しながらもダートでは500万下を勝ち上がることはできなかった。

4歳になった2018年から芝に再転向する。芝復帰2戦目の500万下を圧勝すると、格上挑戦で阪神大賞典に出走して8着となる。その後、降級を挟んで条件戦を3連勝し、一気にオープン馬となる。迎えたアルゼンチン共和国杯では1番人気に推され、上がり3F32秒5の豪脚で追い込むも、先に抜け出したパフォーマプロミスには届かず2着となった。騎乗した四位洋文は「力をつけているのは間違いないし、タイトルに手が届く馬」と評した[5]

飛躍が期待された2019年は年明けの日経新春杯で6着に敗れ、その後も金鯱賞7着、大阪杯8着、目黒記念5着と上半期は目立った結果を残せなかった。休養を挟み、2年連続の出走となるアルゼンチン共和国杯に2番人気で出走。近走は後方からの競馬が多くなっていたが、スタートから仕掛けて3番手を確保し、直線で空いた内を突いて抜け出して後続を完封。7度目の挑戦で重賞初制覇となった。また、鞍上の横山典弘は同レース史上最多の通算5勝目となった。角田師は「完璧に乗ってくれた。まだゲートで遊んだり気性面に課題はあるが、乗り手が馬のことを分かってくれている」と横山の騎乗を絶賛した[6]。続く第39回ジャパンカップではクリストフ・ルメール曰く「3着はあるかと思ったが、残り250メートルで疲れてしまった」と8着に終わった[7]

競走成績[編集]

以下の内容は、netkeiba.comの情報[4]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2016.10.30 京都 2歳新馬 芝1800m(良) 11 3 3 004.20(3人) 02着 R1:50.6(34.2) -0.0 0浜中俊 55 アンセム 482
2017.02.19 京都 3歳未勝利 1800m(稍) 16 6 11 002.90(1人) 01着 R1:53.7(37.6) -0.3 0四位洋文 56 (サンライズカラマ) 490
0000.04.09 阪神 3歳500万下 ダ1800m(不) 15 6 10 005.60(3人) 02着 R1:51.6(36.9) -0.6 0四位洋文 56 タガノアンピール 478
0000.07.02 中京 3歳上500万下 ダ1900m(稍) 16 1 1 006.90(3人) 04着 R1:59.9(38.5) -0.9 0武豊 54 カルムパシオン 482
0000.07.16 中京 3歳上500万下 ダ1800m(良) 16 7 13 004.60(2人) 03着 R1:52.4(37.3) -0.7 0松山弘平 54 ディープオーパス 480
0000.08.05 小倉 指宿特別 ダ1700m(良) 16 3 6 003.20(2人) 02着 R1:46.5(37.8) -0.4 0浜中俊 54 ナムラミラクル 476
0000.10.22 京都 3歳上500万下 ダ1900m(不) 12 8 12 003.40(1人) 05着 R1:58.2(37.8) -0.5 0四位洋文 55 メトロポリス 484
0000.11.18 京都 3歳上500万下 ダ1800m(重) 16 2 4 002.90(1人) 11着 R1:51.5(37.4) -1.7 0四位洋文 55 ドライバーズハイ 486
0000.12.10 阪神 3歳上500万下 ダ1800m(良) 10 6 6 002.90(2人) 04着 R1:54.2(36.8) -0.3 0C.ルメール 56 キングジュエリー 488
2018.01.07 京都 4歳上500万下 芝2200m(良) 16 5 9 007.90(4人) 04着 R2:14.1(34.6) -0.2 0北村友一 56 アインザッツ 492
0000.02.25 小倉 4歳上500万下 芝2600m(良) 16 5 10 002.80(1人) 01着 R2:37.8(34.7) -0.7 0藤岡佑介 56 (レレオーネ) 492
0000.03.18 阪神 阪神大賞典 GII 芝3000m(良) 11 7 9 019.30(5人) 08着 R3:04.7(37.5) -1.1 0藤岡佑介 55 レインボーライン 486
0000.05.27 東京 青嵐賞 芝2400m(良) 14 3 4 001.90(1人) 01着 R2:22.9(34.6) -0.0 0C.ルメール 57 (バリンジェネシス) 484
0000.06.17 東京 町田特別 芝2400m(良) 8 2 2 001.50(1人) 01着 R2:24.8(35.0) -0.2 0C.ルメール 57 (フォイヤーヴェルク) 484
0000.10.08 東京 六社S 芝2400m(良) 13 7 10 002.70(2人) 01着 R2:25.6(34.1) -0.2 0横山典弘 56 ルックトゥワイス 484
0000.11.04 東京 アルゼンチン共和国杯 GII 芝2500m(良) 12 6 7 003.50(1人) 02着 R2:33.8(32.5) -0.1 0四位洋文 55 パフォーマプロミス 486
2019.01.13 京都 日経新春杯 GII 芝2400m(良) 16 8 16 005.30(2人) 06着 R2:26.6(37.0) -0.4 0川田将雅 56 グローリーヴェイズ 500
0000.03.10 中京 金鯱賞 GII 芝2000m(稍) 13 6 9 033.60(9人) 07着 R2:01.2(35.3) -1.1 0横山典弘 56 ダノンプレミアム 490
0000.03.31 阪神 大阪杯 GI 芝2000m(良) 14 4 5 218.9(14人) 08着 R2:01.6(35.1) -0.6 0横山典弘 57 アルアイン 490
0000.05.26 東京 目黒記念 GII 芝2500m(良) 13 4 4 004.90(2人) 05着 R2:28.8(35.0) -0.6 0武豊 56 ルックトゥワイス 490
0000.11.03 東京 アルゼンチン共和国杯 GII 芝2500m(良) 13 5 7 004.80(2人) 01着 R2:31.5(33.8) -0.2 0横山典弘 56 (タイセイトレイル) 488
  • タイム欄のRはレコード勝ちを示す
  • 競走成績は2019年11月3日現在

血統表[編集]

ムイトオブリガード血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 キングマンボ系
[§ 2]

ルーラーシップ
2007 鹿毛
父の父
キングカメハメハ
2001 鹿毛
Kingmambo Mr.Prospector
Miesque
*マンファス *ラストタイクーン
Pilot Bird
父の母
エアグルーヴ
1993 鹿毛
*トニービン *カンパラ
Severn Bridge
ダイナカール *ノーザンテースト
シャダイフェザー

ピサノグラフ
2002 鹿毛
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
母の母
*シンコウラブリイ
1989 鹿毛
Caerleon Nijinsky
Foreseer
*ハッピートレイルズ *ポッセ
*ロイコン
母系(F-No.) 4号族(FN:4-d) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer5×5=6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [8]
  2. ^ [9]
  3. ^ [8]
  4. ^ [8][9]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o ムイトオブリガード”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年11月19日閲覧。
  2. ^ 競走馬登録馬名簿・馬名意味”. JRA. 2019年11月19日閲覧。
  3. ^ a b 2019年11月03日 Ar共和国杯 G2”. 競走馬のふるさと案内所. 2019年11月19日閲覧。
  4. ^ a b ムイトオブリガード | 競走馬データ.netkeiba.com. 2019年11月19日閲覧
  5. ^ 1番人気、ムイトオブリガードは2着/AR共和国杯”. 日刊スポーツ (2018年11月5日). 2019年11月20日閲覧。
  6. ^ 【AR共和国杯】“横典劇場”オブリガードV!7度目の挑戦で重賞初”. スポーツニッポン (2019年11月4日). 2019年11月20日閲覧。
  7. ^ 【ジャパンC】戦い終えて”. www.sponichi.co.jp. 2019年11月25日閲覧。
  8. ^ a b c ムイトオブリガード 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年11月19日閲覧。
  9. ^ a b c d e ムイトオブリガードの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年11月19日閲覧。

外部リンク[編集]