デニス・シャポバロフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
デニス・シャポバロフ
Denis Shapovalov
Tennis pictogram.svg
Shapovalov WM19 (26) (48521748796).jpg
2019年ウィンブルドンでのデニス・シャポバロフ
基本情報
フルネーム Denis Shapovalov
愛称 シャポ(Shapo)
国籍 カナダの旗 カナダ
出身地 イスラエルの旗 イスラエルテルアビブ
居住地 バハマの旗 バハマナッソー
生年月日 (1999-04-15) 1999年4月15日(22歳)
身長 185cm
体重 75kg
利き手
バックハンド 片手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2016年
ツアー通算 1勝
シングルス 1勝
ダブルス 0勝
生涯獲得賞金 7,084,969 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 3回戦(2019)
全仏 2回戦(2018)
全英 ベスト4(2021)
全米 ベスト8(2020)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 2回戦(2021)
全仏 1回戦(2020)
全英 不参加
全米 ベスト8(2020)
国別対抗戦最高成績
デビス杯 準優勝(2019)
ATP杯 ベスト8(2020)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 10位(2020年9月21日)
ダブルス 44位(2020年2月24日)
2020年9月22日現在

デニス・シャポバロフDenis Shapovalov,[2] ヘブライ語דניס שפובלוב, ロシア語: Денис Викторович Шаповалов[3], 1999年4月15日 - )は、カナダの男子プロテニス選手。イスラエルテルアビブ出身。ATPツアーでシングルス1勝を挙げている。身長185cm。左利き、バックハンド・ストロークは片手打ち。自己最高ランキングはシングルス10位。ダブルス44位。

選手経歴[編集]

ジュニア時代[編集]

5歳からテニスを始める。ジュニア時代、2014年全米オープン男子ジュニアダブルスでは同胞のフェリックス・オジェ=アリアシムと組んで優勝した。

2016年 プロ転向[編集]

2016年ウィンブルドン選手権男子ジュニアシングルスで優勝し、同年にプロに転向する。7月のシティ・オープンでツアーデビューした。ロジャーズ・カップワイルドカードで出場すると、1回戦でニック・キリオスを7-6(2), 3-6, 6-3で破り、ツアー初白星を挙げた[4]

2017年 トップ50位入り[編集]

2月のデビスカップ2017イギリス戦では2勝2敗で迎えた最終試合に出場したが、カイル・エドマンドとの試合中にフラストレーションを溜めて観客席に打ち込んだボールが審判の左目を直撃して失格となった[5][6]カナダはイギリスに通算2勝3敗で敗れ[7]、シャポバロフは7000ドルの罰金処分を受けた[8]

3月のガティノーのフューチャーズで優勝すると、2週間後のドラモンビル・チャレンジャーではチャレンジャーツアー初優勝を果たした。7月のウィンブルドン選手権でグランドスラムに初出場し、1回戦でイェジ・ヤノヴィッツに4-6, 6-3, 3-6, 6-7(2)で敗れた。8月のロジャーズ・カップでは、2回戦で元世界ランキング4位のフアン・マルティン・デル・ポトロを下す金星。3回戦では、第1シードのラファエル・ナダルを3-6, 6-4, 7-6(4)で破る大金星を挙げ、準々決勝ではアドリアン・マナリノに勝利し、ATPツアーおよびマスターズ1000で自身初のベスト4に躍り出た。準決勝では同じく若手のアレクサンダー・ズベレフにストレートで敗れた。全米オープンでは予選を突破し、本戦2回戦で第8シードのジョー=ウィルフリード・ツォンガを6-4, 6-4, 7-6で破り4回戦進出。4回戦で第12シードのパブロ・カレーニョ・ブスタに6-7(3), 6-7(4), 6-7(2)で敗れた。10月23日には49位になり、トップ50入りを果たした。11月に、2017年から新設されたネクストジェネレーション・ATPファイナルに21歳以下のレースランキング4位で出場したが、ラウンドロビンで1勝2敗で敗退した。年始に250位だった世界ランキングは最終的に51位で終えた。2017年のATPワールドツアー・アワードで、最優秀新人賞と最も上達した選手賞に選ばれた[9]

2018年 トップ30位入り[編集]

2018年全豪オープンでは、前年全米オープンで勝利した第15シードのツォンガに2回戦で敗れた。デルレイビーチ・オープンでは、イボ・カロビッチなどを倒しベスト4の成績を記録した。メキシコ・オープンでは1回戦で錦織圭との初対戦を逆転勝利で制したが、2回戦では第3シードドミニク・ティームにストレートで敗れた。5月のムチュア・マドリード・オープンではマスターズで2度目のベスト4進出を果たしたが、準決勝で優勝したアレクサンダー・ズベレフに敗れた。BNLイタリア国際では3回戦まで進んだが、ラファエル・ナダルに敗れた。全仏オープンは2回戦で敗退した。ロジャーズ・カップとウエスタン・アンド・サザン・オープンはともに3回戦で敗れた。全米オープンフェリックス・オジェ=アリアシムアンドレアス・セッピを下したが、3回戦でケビン・アンダーソンに敗戦した。ジャパン・オープン・テニス選手権ではスタン・ワウリンカらを制して4強入りしたが、準決勝でダニール・メドベージェフに敗れた。この年は優勝こそなかったものの、大きな大会で一定の成績を残して順位を上げた。年間最終ランキングを27位で終えた。

2019年 ツアー初優勝 マスターズ準優勝 デビス杯準優勝[編集]

全豪オープンは3回戦でノバク・ジョコビッチに敗れた。BNPパリバ・オープンでは2回戦でマリン・チリッチに勝利したが、3回戦ではホベルト・ホルカシュに敗れた。マイアミ・オープンではステファノス・シチパスフランシス・ティアフォーを破り4強入りした。準決勝ではロジャー・フェデラーに敗れた。また、ロハン・ボパンナ英語版と組んだダブルスでもベスト8に入った。全仏オープンとウィンブルドン選手権は1回戦敗退。全米オープンではオジェ=アリアシムヘンリ・ラクソネンを破り、3年連続の3回戦進出を果たした。3回戦でガエル・モンフィスと対戦し、7-6(5), 6-7(4), 4-6, 7-6(6), 3-6で敗れた[10]

10月のストックホルム・オープンでツアー初優勝を果たす[11]。ATPマスターズ年間最終戦であるパリ・マスターズではアレクサンダー・ズベレフらを下して決勝に進出、ノバク・ジョコビッチに3-6, 4-6で敗れたが[12]、ランキングは自己ベストを更新する15位となった。

2020年 全米ベスト8 トップ10入り[編集]

全米オープンではグランドスラムで初めてベスト8に進出、準々決勝でパブロ・カレーニョ・ブスタに敗れた。BNLイタリア国際では準決勝でディエゴ・シュワルツマンに敗れるも、大会後のランキングで10位となりトップ10入りを果たす[13]

2021年 ウィンブルドンベスト4[編集]

シャポバロフはウィンブルドンでは準々決勝で同胞のフェリックス・オジェ=アリアシムを破り、自身初のグランドスラムベスト4入りを果たし、トップ10に返り咲いた。

主要大会決勝[編集]

マスターズ1000決勝[編集]

シングルス:1 (準優勝1)[編集]

結果 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 2019 フランスの旗 パリ ハード (室内) セルビアの旗 ノバク・ジョコビッチ 3–6, 4–6

ATPツアー決勝進出結果[編集]

シングルス: 2回 (1勝1敗)[編集]

大会グレード
グランドスラム (0–0)
ATPファイナルズ (0–0)
ATPツアー・マスターズ1000 (0–1)
ATPツアー・500シリーズ (0–0)
ATPツアー・250シリーズ (1–0)
サーフェス別タイトル
ハード (1–1)
クレー (0–0)
芝 (0–0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2019年10月20日 スウェーデンの旗 ストックホルム ハード (室内) セルビアの旗 フィリプ・クライノビッチ 6–4, 6–4
準優勝 1. 2019年11月3日 フランスの旗 パリ ハード (室内) セルビアの旗 ノバク・ジョコビッチ 3–6, 4–6

成績[編集]

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A P WG Z# PO G S SF-B NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, P=開催延期
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, SF-B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

4大大会シングルス[編集]

大会 2017 2018 2019 2020 通算成績
全豪オープン A 2R 3R 1R 3–3
全仏オープン Q1 2R 1R 1–2
ウィンブルドン 1R 2R 1R NH 1–3
全米オープン 4R 3R 3R QF 11–4

大会最高成績[編集]

大会 成績
ATPファイナルズ Alt 2020
インディアンウェルズ 4R 2019
マイアミ SF 2019
モンテカルロ 1R 2018, 2019
マドリード SF 2018
ローマ SF 2020
カナダ SF 2017
シンシナティ 3R 2018
上海 2R 2019
パリ F 2019
オリンピック A 出場なし
デビスカップ F 2019
ATPカップ QF 2020

脚注[編集]

  1. ^ The pronunciation by Denis Shapovalov himself”. ATP World Tour. 2020年9月6日閲覧。
  2. ^ 英語発音: /ˈdɛnɪs ˌʃɑpəˈvɑləv/ 末尾の/-ləv//-ləf/とも発音される。[1]
  3. ^ デニース・ヴィクトロヴィチ・シャポバロフ; ラテン文字転写の例: Denis Viktorvich Shapovalov
  4. ^ Shapovalov Downs Kyrgios, Dimitrov Progresses”. ATP Tour. 2019年4月5日閲覧。
  5. ^ 打ち込んだ球が主審の目を直撃、カナダ選手失格で英国がデ杯8強”. www.afpbb.com. 2019年4月5日閲覧。
  6. ^ デビスカップで眼にボールをぶつけられた審判、手術は成功”. www.thetennisdaily.jp. 2019年4月5日閲覧。
  7. ^ “審判が顔面にボールを受ける幕切れで、カナダがイギリスに敗退 デ杯カナダ対イギリス”. THE TENNIS DAILY. (2017年2月6日). https://www.thetennisdaily.jp/news/contents/overseas/itf/20170206_0021712.php 
  8. ^ “テニス=審判にボール当てたカナダ選手、罰金処分に”. THE TENNIS DAILY. (2017年2月7日). https://jp.reuters.com/article/deviscup-idJPKBN15M04F 
  9. ^ 2017シーズン大躍進の18歳シャポバロフが『Most Improved Player of the Year』と『Star of Tomorrow』をW受賞!”. YONEX TENNIS. 2019年4月5日閲覧。
  10. ^ Gael Monfils Outlasts Denis Shapovalov In US Open Five-Set Thriller”. ATP Tour. 2020年1月4日閲覧。
  11. ^ シャポバロフが悲願のツアー初V、ストックホルムOPで完全優勝”. www.afpbb.com. 2019年11月13日閲覧。
  12. ^ まるごと記者会見 シャポバロフ「ジョコビッチのサーブすごい」ATP1000パリ決勝後(前編)”. テニスデイリー. 2019年11月13日閲覧。
  13. ^ Shapovalov Breaks Into Top 10 Of FedEx ATP Rankings”. atptour.com. ATP Tour (2020年9月21日). 2020年9月22日閲覧。

外部リンク[編集]

受賞
先代:
アメリカ合衆国の旗 テイラー・フリッツ
ATP年間最優秀新人賞
2017
次代:
オーストラリアの旗 アレックス・デミノー
受賞
先代:
フランスの旗 リュカ・プイユ
ATP最も上達した選手賞
2017
次代:
ギリシャの旗 ステファノス・チチパス