ケビン・アンダーソン

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ケビン・アンダーソン
Kevin Anderson
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ケビン・アンダーソン
基本情報
国籍  南アフリカ共和国
出身地 同・ヨハネスブルグ
生年月日 (1986-05-18) 1986年5月18日(31歳)
身長 203cm
体重 89kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2007年
ツアー通算 4勝
シングルス 3勝
ダブルス 1勝
4大大会最高成績・シングルス
全豪 4回戦(2013-15)
全仏 4回戦(2013・14・17)
全英 4回戦(2014・15・17)
全米 準優勝(2017)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 3回戦(2013)
全英 ベスト8(2008)
全米 2回戦(2010)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 10位(2015年10月12日)
ダブルス 58位(2014年11月17日)
2017年9月15日現在

ケビン・アンダーソンKevin Anderson, 1986年5月18日 - )は、南アフリカヨハネスブルグ出身の男子プロテニス選手。2017年全米オープン男子シングルス準優勝者。ここれまでにATPツアーでシングルス3勝、ダブルス1勝を挙げている。身長203cm、体重89kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。自己最高ランキングはシングルス10位、ダブルス58位。

選手経歴[編集]

2014年まで[編集]

アンダーソンは6歳でテニスを始め、2007年にプロに転向。

4大大会では2008年全豪オープン男子シングルスで予選を勝ち上がり初出場し、1回戦でアレハンドロ・ファジャに7-5, 5-7, 7-6(8), 2-6, 5-7で敗れた。3月のテニス・チャンネル・オープンで予選から勝ち上がり決勝に進出。サム・クエリーに6–4, 3–6, 4–6で敗れ準優勝となった。マイアミ・マスターズでは2回戦で当時3位のノバク・ジョコビッチを7-6(1), 3-6, 6-4で破り初めてトップ10プレイヤーに勝利した[1]。8月の北京五輪にも出場し、シングルス2回戦でニコラス・キーファーに4-6, 7-6(4), 4-6で敗れた。

2010年全米オープン1回戦でソムデブ・デバルマンを6-3, 6-4, 6-3で破り初めて4大大会で初戦を突破し、2回戦でトマス・ベルッシを6-7(4), 6-4, 5-7, 6-4, 7-6(2)で破り3回戦に進出した。リシャール・ガスケに4-6, 6-7(3), 5-7で敗れた。2011年2月の地元のSAテニスオープンで2度目の決勝に進出。ソムデブ・デバルマンを4–6, 6–3, 6–2で破りツアー初優勝を果たした[2]。この優勝でランキングを40位に上げトップ50に定着するようになる。8月のロジャーズ・カップでは2回戦で当時4位のアンディ・マリーを6-3, 6-1で破った[3]。この年の11月に結婚した[4]

2012年2月のデルレイビーチ国際テニス選手権では決勝でマリンコ・マトセビッチを6–4, 7–6(2)で破りツアー2勝目を挙げた[5]2013年全豪オープンの3回戦でフェルナンド・ベルダスコを4-6, 6-3, 4-6, 7-6, 6-2で破り、4大大会のシングルスで初めて4回戦に進出した。トマーシュ・ベルディハに3-6, 2-6, 6-7で敗れた。全仏オープンも4回戦に進出するもダビド・フェレールに3-6, 1-6, 1-6で敗れた。

2015年 全米ベスト8、初のトップ10[編集]

2015年2月に行われたメンフィス・オープンは決勝まで進出し、第1シードの錦織圭に4-6, 4-6で敗れ準優勝。錦織に同大会3連覇を許す形となった。 6月のエイゴン選手権では第2シードのスタン・ワウリンカ、第7シードのジル・シモンなどを破り決勝に進出するも第1シードのアンディ・マリーに敗れ3-6, 4-6で敗れた。 続くウィンブルドン選手権では4回戦で世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ相手に2セットアップするも7-6(6), 7-6(6), 1-6, 4-6, 5-7で逆転負けした。 全米直前のウィンストン・セーラム・オープンでは決勝でピエール=ユーグ・エルベールを破り3年ぶりのツアー優勝を果たした。 全米オープンでは4回戦で第3シードのアンディ・マリーを7-6(5), 6-3, 6-7(2), 7-6(0)で勝利し自身初4大大会のベスト8進出。準々決勝では第5シードのスタン・ワウリンカに4-6, 4-6, 0-6で敗れた。10月12日付の世界ランキングで自己最高の10位を記録し、南アフリカ共和国の選手としてはウェイン・フェレイラ以来となるトップ10入りを果たした。

2016年 怪我との闘い[編集]

2016年は怪我のため、全豪オープンの1回戦を途中棄権。2月のデルレイビーチ・オープンでも途中棄権し、結局5月までツアーを離脱した。その後も早期敗退が続き、全仏オープンではステファン・ロベールウィンブルドンではデニス・イストミンにそれぞれ初戦敗退を喫した。ロジャーズ・カップでは準々決勝進出を果たしたものの、昨年ベスト8に入った全米オープンではジョー=ウィルフリード・ツォンガに敗れ3回戦止まりとなった。そのポイント失効の影響もあり、年間最終ランクは67位まで下落した。

2017年 怪我からの復活、全米準優勝[編集]

2017年、全仏オープンではノーシードでの出場だったが2回戦でニック・キリオスに逆転勝利し、3回戦も勝ち進む。4回戦はマリン・チリッチに1セットを握られ、その後途中棄権したものの、四大大会では2年近く遠ざかっていたベスト16という結果を残す。ウィンブルドン選手権でも3回戦を勝ち上がり4回戦へ進出。4回戦では今大会セミファイナリストサム・クエリーとの試合となり、フルセットまで縺れ込む熱戦となったものの敗退した。

シティ・オープンでは3回戦でTOP10の一員である第1シードドミニク・ティエムを破る。準々決勝ではユキ・バンブリに勝利。準決勝では第8シードのジャック・ソックに勝利。決勝では第5シードアレクサンダー・ズベレフに敗退したもののこの大会を準優勝で終える。ロジャーズ・カップでは2回戦でパブロ・カレーニョ・ブスタに勝利。3回戦ではサム・クエリーに勝利。しかし準々決勝ではまたもズベレフとの対戦、ストレートで敗退しベスト8となった。

迎えた全米オープンでは、第28シードとして出場。3回戦までを全てストレートで勝利し4回戦でパオロ・ロレンツィに勝利し、2015年以来の四大大会並びに全米オープン準々決勝へ駒を進める。準々決勝では地元アメリカのサム・クエリーとの対決を制す。準決勝ではパブロ・カレーニョ・ブスタに1セットを握られるものの、4-6, 7-5, 6-3, 6-4で逆転勝利し四大大会では初の決勝進出。決勝では世界ランキング1位、第1シードのラファエル・ナダル相手に3-6, 3-6, 4-6のストレートで敗退したが四大大会初の準優勝という成績を残した。

プレースタイル[編集]

203cmの高身長から打たれる高速サーブと全てにおいてソツのないプレーが特徴[6]

ATPツアー決勝進出結果[編集]

シングルス: 13回 (3勝10敗)[編集]

大会グレード
グランドスラム (0-1)
ATPワールドツアー・ファイナル (0-0)
ATPワールドツアー・マスターズ1000 (0-0)
ATPワールドツアー・500シリーズ (0-3)
ATPワールドツアー・250シリーズ (3–6)
サーフェス別タイトル
ハード (3-8)
クレー (0-1)
芝 (0-1)
カーペット (0-0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2008年3月9日 アメリカ合衆国の旗 ラスベガス ハード アメリカ合衆国の旗 サム・クエリー 6–4, 3–6, 4–6
優勝 1. 2011年2月6日 南アフリカ共和国の旗 ヨハネスブルグ ハード インドの旗 ソムデブ・デバルマン 4–6, 6–3, 6–2
優勝 2. 2012年3月4日 アメリカ合衆国の旗 デルレイビーチ ハード オーストラリアの旗 マリンコ・マトセビッチ 6–4, 7–6(2)
準優勝 2. 2013年1月12日 オーストラリアの旗 シドニー ハード オーストラリアの旗 バーナード・トミック 3–6, 7–6(2), 3–6
準優勝 3. 2013年4月14日 モロッコの旗 カサブランカ クレー スペインの旗 トミー・ロブレド 6–7(6), 6–4, 3–6
準優勝 4. 2013年7月28日 アメリカ合衆国の旗 アトランタ ハード アメリカ合衆国の旗 ジョン・イズナー 7–6(3), 6–7(2), 6–7(2)
準優勝 5. 2014年2月23日 アメリカ合衆国の旗 デルレイビーチ ハード クロアチアの旗 マリン・チリッチ 6–7(6), 7–6(7), 4–6
準優勝 6. 2014年3月1日 メキシコの旗 アカプルコ ハード ブルガリアの旗 グリゴール・ディミトロフ 6–7(1), 6–3, 6–7(5)
準優勝 7. 2015年2月16日 アメリカ合衆国の旗 メンフィス ハード(室内) 日本の旗 錦織圭 4-6, 4-6
準優勝 8. 2015年6月21日 イギリスの旗 ロンドン イギリスの旗 アンディ・マリー 3-6, 4-6
優勝 3. 2015年8月29日 アメリカ合衆国の旗 ウィンストン・セーラム ハード フランスの旗 ピエール=ユーグ・エルベール 6–4, 7–5
準優勝 9. 2017年8月6日 アメリカ合衆国の旗 ワシントン ハード ドイツの旗 アレクサンダー・ズベレフ 4–6, 4–6
準優勝 10. 2017年9月10日 アメリカ合衆国の旗 全米オープン ハード スペインの旗 ラファエル・ナダル 3-6, 3-6, 4-6

ダブルス: 4回 (1勝3敗)[編集]

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2012年2月19日 アメリカ合衆国の旗 サンノゼ ハード
(室内)
ドイツの旗 フランク・モーサー バハマの旗 マーク・ノールズ
ベルギーの旗 グザビエ・マリス
4–6, 6–1, [5–10]
準優勝 2. 2012年8月5日 アメリカ合衆国の旗 ワシントンD.C. ハード アメリカ合衆国の旗 サム・クエリー イギリスの旗 ドミニク・イングロット
フィリピンの旗 トレト・ユーイ
6–7(5), 7–6(7), [5–10]
優勝 1. 2014年3月1日 メキシコの旗 アカプルコ ハード オーストラリアの旗 マシュー・エブデン スペインの旗 フェリシアーノ・ロペス
ベラルーシの旗 マックス・ミルヌイ
6–3, 6–3
準優勝 3. 2014年10月26日 スペインの旗 バレンシア ハード
(室内)
フランスの旗 ジェレミー・シャルディー オランダの旗 ジャン=ジュリアン・ロジェ
ルーマニアの旗 ホリア・テカウ
4–6, 2–6

シングルス成績[編集]

4大大会[編集]

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A WG Z# PO SF-B S G NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, SF-B=オリンピック銅メダル, S=オリンピック銀メダル, G=オリンピック金メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

大会 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 通算成績
全豪オープン 1R 1R 1R 1R 3R 4R 4R 4R 1R A 11–9
全仏オープン LQ LQ 1R 2R 3R 4R 4R 3R 1R 4R 14–8
ウィンブルドン 1R LQ 1R 2R 1R 3R 4R 4R 1R 4R 12–9
全米オープン LQ LQ 3R 3R 1R 2R 3R QF 3R F 19–8

大会最高成績[編集]

大会 成績
インディアンウェルズ QF 2013, 2014
マイアミ QF 2011
モンテカルロ 2R 2013
マドリード 3R 2013
ローマ 3R 2013, 2015
カナダ QF 2014, 2016, 2017
シンシナティ 3R 2014
上海 QF 2015
パリ QF 2014
オリンピック 2R 2008
デビスカップ PO 2011

脚注[編集]

外部リンク[編集]