西岡良仁

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西岡良仁 Tennis pictogram.svg
Nishioka WMQ16 (10) (28211006115).jpg
西岡良仁
基本情報
ラテン文字名 Yoshihito Nishioka
国籍 日本の旗 日本
出身地 三重県津市
居住地 東京都
生年月日 (1995-09-27) 1995年9月27日(21歳)
身長 171cm
体重 63kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2014年
ツアー通算 0勝
シングルス 0勝
ダブルス 0勝
4大大会最高成績・シングルス
全豪 2回戦(2017)
全仏 1回戦(2015)
全英 1回戦(2016)
全米 2回戦(2015)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 58位(2017年3月20日)
ダブルス 405位(2016年6月27日)
獲得メダル
男子 テニス
アジア競技大会
2014 仁川 シングルス
2014 仁川 団体
2017年3月20日現在

西岡 良仁(にしおか よしひと、1995年9月27日 - )は、三重県津市出身の男子プロテニス選手。ミキハウス所属。養正小学校橋北中学校青森山田高等学校卒業生。身長171cm、体重63kg。左利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。 ATPランキング自己最高位はシングルス58位、ダブルス405位。

選手経歴[編集]

ジュニア時代[編集]

4歳でテニスを始めて中3の秋に錦織圭と同じアメリカIMGニック・ボロテリー・テニスアカデミーに留学。ジュニアナショナルチームでは、日本代表としてジュニアデビスカップ等で活躍。2012年世界スーパージュニアテニス選手権大会で単複両ベスト4。2013年にメキシコでのフューチャーズでプロ大会初優勝。2013年11月に全日本テニス選手権大会で、自身初の決勝進出をしたが伊藤竜馬に敗れ準優勝。

2014年 アジア大会金メダル[編集]

2014年1月よりプロ転向。同月にジュニア時代からラケット、ウェア等を使用していたヨネックスと所属契約を結ぶ[1]

6月、国内初の札幌フューチャーズに参加。決勝では地元の内山靖崇と対戦し、6-4, 6-3で勝利してフューチャーズ大会通算5勝目を挙げた。8月、4大大会予選初挑戦となった全米オープンでは予選を突破[2]。本戦初出場となった1回戦はパオロ・ロレンツィと対戦したが、1-6, 2-6, 1-2で途中棄権をして敗れた[3]

9月上海チャレンジャーATPチャレンジャーツアー初優勝を果たす[4]。同月、仁川アジア大会では決勝まで勝ち進み、第1シードで世界ランク37位の盧彦勲を6-2, 6-2のストレートで下して、日本人では1974年テヘラン大会坂井利郎以来40年ぶりとなる、男子シングルスでのアジア大会優勝を果たした[5]

2015年 グランドスラム本戦初勝利[編集]

2月、デルレイビーチ国際テニス選手権では予選を突破し、グランドスラム以外では自身初のATPツアー本戦出場を果たすと[6]1回戦はイゴール・セイスリングに7-5, 6-1で、2回戦もマリンコ・マトセビッチに6-1, 6-3で勝利し、日本人では2008年の錦織圭以来のベスト8入り。準々決勝はバーナード・トミックに敗れた。5月、全仏オープン予選を突破し、全仏初、グランドスラム2度目の本戦出場を果たした。1回戦で世界ランク4位のトマーシュ・ベルディハと対戦し、0-6, 5-7, 3-6のストレートで敗れた[7]

8月、米国ワシントンで行われたシティ・オープンで、初めて500シリーズの予選を突破。1回戦でアレクサンダー・ズベレフに6-7(1), 3-6で敗れるも、試合で放ったロブショットがATP公式サイトにHOT SHOTとして紹介される[8]。また、続いて出場したコメリカバンク・チャレンジャーでも、2回戦で見せた背面でのパッシングショットが、再びATP公式サイトで取り上げられるなど話題を呼んだ[9]。なお、このショットは最終的に2015年度のチャレンジャーツアーHOT SHOT年間Best1に選ばれた[10]

9月、全米オープンでは予選第23シードから2年連続で予選を通過。日本人の予選通過者は西岡だけであった。1回戦でポール=アンリ・マチューと対戦し、3時間22分に及ぶフルセットの末、6-4, 2-6, 6-7(7), 6-1, 6-2で勝利しグランドスラム本戦初勝利をあげた。2回戦ではトマス・ベルッチに0-6, 3-6, 4-6で敗れた[11]。同月、デビスカップ日本代表に初招集され、コロンビア戦のダブルスで内山靖崇と組み初出場を果たす。ダブルスはフアン・セバスティアン・カバルロベルト・ファラ組に7-6, 2-6, 3-6, 2-6で敗れたが、日本チームは錦織の2勝とダニエル太郎の1勝で通算3勝2敗とし、ワールドグループ残留を決めた[12]

11月、愛知県豊田市で開催されたダンロップワールドチャレンジテニストーナメントの決勝で、アレクサンドル・クドリャフツェフを6-3, 6-4で破り、チャレンジャー大会二度目の優勝を果たした[13]。シーズン終了後の翌週、中国の深圳で行われた全豪オープン・アジア=パシフィックワイルドカードプレーオフで勝利し、2016年全豪オープンのワイルドカードを獲得した[14]

2016年 トップ100入り デビスカップ初勝利[編集]

1月、年初のブリスベン国際には予選から出場。予選1回戦でルカシュ・クボットを6-2, 6-0の54分で破ると、予選決勝で元世界ランク10位のエルネスツ・グルビスを6-3, 6-4で破り、本戦出場。本戦では1回戦でリュカ・プイユに6-4, 3-6, 5-7で逆転負けした[15]。ワイルドカードにより本戦初出場を果たした全豪オープンでは、1回戦でパブロ・クエバスに6-7(5), 1-6, 4-6のストレートで敗れた。

2月、メンフィス・オープンでは予選から出場して本戦に出場。1回戦では同じく予選上がりのジャレッド・ドナルドソンと対戦し、6-3, 6-4で勝利して今シーズンのATPツアーで初勝利を飾ると、2回戦でイリヤ・マルチェンコに6-1, 6-3で勝利し、ツアー2度目の準々決勝進出を果たす。準々決勝でサム・クエリーに3-6, 4-6で敗れた。

3月、二度目のデビスカップ日本代表となり、ワールドグループ1回戦でイギリスと対戦。内山靖崇と組んで出場したダブルスではアンディ・マリージェイミー・マリー組に3-6, 2-6, 4-6で敗れ、日本チームも1勝3敗で敗退した[16]マイアミ・オープンでは予選決勝でオラシオ・セバジョスを破り、自身初のマスターズ1000本戦出場を果たす。本戦では1回戦でジャレッド・ドナルドソンに6-3, 6-4で勝利し、マスターズ初勝利を飾る。2回戦では世界ランク23位のフェリシアーノ・ロペスを6-4, 6-4で破り3回戦進出。3回戦では世界ランク14位のドミニク・ティームに2-6, 2-6で敗れた。

5月、全仏オープンは予選決勝で元世界ランク8位のラデク・ステパネクに3-6, 2-6で敗れ、2年連続本戦出場はならず。

6月、ウィンブルドンの予選では予選3回戦でカンタン・アリスを7-6, 4-6, 6-2, 6-3で破り初の本戦出場を決めた。本戦の1回戦ではセルジー・スタホフスキーに3-6, 4-6, 4-6で敗れた。ウィンブルドン後のニールセン・プロテニス選手権では決勝でフランシス・ティアフォーに6-3, 6-2で勝利し、チャレンジャー3勝目を挙げる。7月11日付の世界ランキングで100位となりトップ100入りを果たした。8月のアトランタ・テニス選手権では2回戦で第4シードのアレクサンドル・ドルゴポロフに6-3, 2-6, 6-1で勝利。準々決勝でオラシオ・セバジョスに6-4, 6-4で勝利し、自身初のツアーベスト4に進出を果たした。準決勝でニック・キリオスに3-6, 6-3, 3-6で敗れた。大会後のランキングで自己最高の85位となった。全米オープンでは1回戦で第23シードのケビン・アンダーソンに3-6, 5-7, 4-6で敗れた。

全米後のデビスカップ・ワールドグループ・プレーオフウクライナ戦で初めてシングルスに出場した。第2試合でイリヤ・マルチェンコに6-4, 5-7, 6-4, 7-5で勝利し、デビスカップ初勝利を挙げた。第5試合も勝利をあげ、日本は5-0で勝利し、ワールドグループ残留を果たした。11月のキャピタル・カップの決勝でデニス・イストミンを降して優勝し、チャレンジャー4勝目を挙げる。11月28日付の世界ランキングで100位に復帰して2016年シーズンを終えた。

2017年 マスターズ1000ベスト16[編集]

1月1日よりミキハウスと所属契約を結ぶ[17]。年初のブリスベン国際は2年連続で予選通過するも、1回戦でビクトル・トロイツキに敗れた。全豪オープンでは1回戦で地元オーストラリアアレックス・ボルトを6-4, 1-6, 6-2, 6-4で破り全豪初勝利をあげた。2回戦では第13シードのロベルト・バウティスタ・アグートに2-6, 3-6, 3-6で敗れた。続いてデビスカップ・ワールドグループ1回戦のフランス戦にシングルス2試合に出場、第2試合はジル・シモンに3-6, 3-6, 4-6で敗れ、消化試合となった第4試合はニコラ・マユに1-6, 1-1となった第2セット途中で、左腕負傷の為棄権した。2月6日付の世界ランキングで自己最高の82位を記録した。

2月のメンフィス・オープンデルレイビーチ・オープンでは2回戦まで進出。メキシコ・オープンでは1回戦で世界ランク18位のジャック・ソックを3-6, 6-2, 6-1で破り、2回戦でジョーダン・トンプソンを6-4, 3-6, 6-0で破り、500シリーズで初めてベスト8に進出した[18]。準々決勝では世界ランク6位のラファエル・ナダルに善戦するも6-7(2), 3-6で敗れた。大会後に世界ランキングで自己最高の70位を記録。

3月のBNPパリバ・オープンでは予選決勝でエリアス・イメルに敗れたが、ラッキールーザーで本戦に出場。1回戦で再びイメルと対戦し勝利した。2回戦では世界ランク21位のイボ・カルロビッチを6-4, 6-3で、3回戦で世界ランク14位のトマーシュ・ベルディハに第2セットにマッチポイントを握られながらも1-6, 7-6(5), 6-4で逆転勝ちし4回戦進出。4回戦で世界ランク3位のスタン・ワウリンカに6-3, 3-6, 6-7(4)で惜敗した。大会後の世界ランキングで自己最高の58位を記録した。 ところが、続くマイアミ・オープン2回戦のジャック・ソック戦で左膝を負傷し途中棄権。検査の結果左膝前十字靭帯断裂と診断され手術、ツアー離脱を余儀無くされた。

タイトル[編集]

フューチャーズ(5)
チャレンジャー(4)

シングルス[編集]

No. 年月日 大会 サーフェス 対戦相手 試合結果
1. 2013年2月10日 メキシコの旗 メキシコF3フューチャーズ ハード ホンジュラスの旗 マルセロ・アレバロ 6-2, 7-6
2. 2013年12月15日 チリの旗 チリF11フューチャーズ クレー アルゼンチンの旗 アンドレ・モルテーニ 7-5, 6-2
3. 2013年12月21日 チリの旗 チリF12フューチャーズ クレー チリの旗 ホルヘ・アギラール 6-4, 6-2
4. 2014年2月16日 アメリカ合衆国の旗 アメリカF5フューチャーズ クレー ブラジルの旗 チアゴ・ロペス 6-2, 6-3
5. 2014年6月29日 日本の旗 札幌F8フューチャーズ クレー 日本の旗 内山靖崇 6-4, 6-3
1. 2014年9月7日 中華人民共和国の旗 上海チャレンジャー ハード インドの旗 ソムデブ・デバルマン 6-4, 6-7(5), 7-6(3)
2. 2015年11月29日 日本の旗 豊田チャレンジャー カーペット(室内) ロシアの旗 アレクサンドル・クドリャフツェフ 6-3, 6-4
3. 2016年7月9日 アメリカ合衆国の旗 ウィネットカ・チャレンジャー ハード アメリカ合衆国の旗 フランシス・ティアフォー 6-3, 6-4
4. 2016年11月26日 カザフスタンの旗 アスタナ・チャレンジャー ハード ウズベキスタンの旗 デニス・イストミン 6-4, 6-7(4), 7-6(3)

アジア競技大会[編集]

No. 年月日 大会 サーフェス 対戦相手 試合結果
3. 2014年9月30日 大韓民国の旗 仁川アジア大会 ハード チャイニーズタイペイの旗 盧彦勲 6-2, 6-2

ダブルス[編集]

No. 年月日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 試合結果
1. 2013年9月28日 アメリカ合衆国の旗 アメリカF25フューチャーズ ハード メキシコの旗 アラン・ヌネス・アギレア 南アフリカ共和国の旗 キース=パトリック・クロウリー
インドの旗 アシュウィン・ヴィジャイラガヴァン
6-4, 6-2

4大大会シングルス成績[編集]

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A WG Z# PO SF-B S G NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, SF-B=オリンピック銅メダル, S=オリンピック銀メダル, G=オリンピック金メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

大会 2014 2015 2016 2017 通算成績
全豪オープン A Q2 1R 2R 1–2
全仏オープン A 1R Q3 A 0–1
ウィンブルドン A Q2 1R 0–1
全米オープン 1R 2R 1R 1–3

デビスカップ[編集]

ステージ オーダー 対戦国 対戦相手  スコア
2015 ワールドグループ・プレーオフ ダブルス (内山靖崇)  コロンビア フアン・セバスティアン・カバル
ロベルト・ファラ
7-6, 2-6, 3-6, 2-6
2016 ワールドグループ・1回戦 ダブルス (内山靖崇)  イギリス アンディ・マリー
ジェイミー・マリー
3-6, 2-6, 4-6
ワールドグループ・プレーオフ シングルス2  ウクライナ イリヤ・マルチェンコ  6-4, 5-7, 6-4, 7-5
シングルス5 (デッドラバー) ダニロ・カレニチェンコ 6-2, 6-2
2017 ワールドグループ・1回戦 シングルス2  フランス ジル・シモン  3-6, 3-6, 4-6
シングルス4 (デッドラバー) ニコラ・マユ 1-6, 1-1 途中棄権

脚注[編集]

  1. ^ “全日本テニス選手権大会準優勝の西岡良仁プロと所属契約締結”. YONEX. (2014年1月30日). http://www.yonex.co.jp/tennis/news/2014/01/1401301400.html 
  2. ^ “18歳西岡良仁 初のGS本戦入り”. tennis365.net. (2014年8月23日). http://news.tennis365.net/news/today/201408/101536.html 
  3. ^ “18歳西岡良仁 無念の棄権”. tennis365.net. (2014年8月27日). http://news.tennis365.net/news/today/201408/101584.html 
  4. ^ “18歳の西岡良仁がチャレンジャー大会初優勝 [上海チャレンジャー”]. テニスデイリー/テニスマガジン. (2014年9月7日). http://www.thetennisdaily.jp/news_detail.asp?idx=106882 
  5. ^ “19歳西岡が40年ぶりの金 アジア大会テニス”. 日本オリンピック委員会. (2014年9月30日). http://www.joc.or.jp/games/asia/2014/news/detail.html?id=6003 
  6. ^ 西岡 ATPツアー初本戦入りtennis365.net2015年2月17日
  7. ^ 全豪4強のベルディハ、西岡に余裕の完勝「彼は才能ある選手」/全仏テニス SANSPO.COM(サンスポ) 2015年5月25日
  8. ^ “西岡のショットがATPで紹介”. tennis365.net. (2015年8月5日). http://news.tennis365.net/news/today/201508/105693.html 
  9. ^ “ATP公式が西岡良仁を紹介「今年の驚くべきショット」”. CYCLE. (2015年8月16日). http://cyclestyle.net/article/2015/08/16/26495.html 
  10. ^ “1位はあの日本人選手のあのプレー!チャレンジャー大会年間ベストショット!”. HOT SHOT. (2015年12月10日). http://hotshot.jp/enjoy/12050 
  11. ^ “西岡良仁 2回戦で力尽きる”. tennis365.net. (2015年9月4日). http://news.tennis365.net/news/today/201509/106135.html 
  12. ^ “日本逆転勝ちでWG残留 デ杯ワールドグループPO”. 日刊スポーツ. (2015年9月21日). http://www.nikkansports.com/sports/news/1539976.html 
  13. ^ “西岡良仁が2度目のチャレンジャー大会制覇”. テニスデイリー. (2015年11月29日). http://www.thetennisdaily.jp/news_detail.asp?idx=113743 
  14. ^ “男子テニスの西岡、全豪オープンの出場権獲得”. 日本経済新聞. (2015年12月8日). http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLSSXK20340_Y5A201C1000000/ 
  15. ^ “西岡良仁はプイユとの接戦に敗れる [ブリスベン国際”]. テニスデイリー. (2016年1月5日). http://www.thetennisdaily.jp/news_detail.asp?idx=114031 
  16. ^ “エース対決で錦織がマリーに敗れ、日本の初戦敗退が決定”. テニスデイリー. (2016年3月7日). http://www.thetennisdaily.jp/news_detail.asp?idx=114873 
  17. ^ “【ミキハウス所属契約発表】”. 西岡良仁公式ウェブサイト. (2016年1月11日). http://yoshihito-nishioka.com/topics/%E3%80%90%E3%83%9F%E3%82%AD%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E6%89%80%E5%B1%9E%E5%A5%91%E7%B4%84%E7%99%BA%E8%A1%A8%E3%80%91/ 
  18. ^ “西岡良仁 ATP500初8強”. tennis365.net. (2017年3月2日). http://news.tennis365.net/news/today/201703/113514.html 

外部リンク[編集]