アンドレイ・ルブレフ

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アンドレイ・ルブレフ
Andrey Rublev
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アンドレイ・ルブレフ
基本情報
フルネーム Andrey Andreyevich Rublev
国籍 ロシアの旗 ロシア
出身地 同・モスクワ
生年月日 (1997-10-20) 1997年10月20日(23歳)
身長 188cm
体重 75kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2014年
ツアー通算 10勝
シングルス 8勝
ダブルス 2勝
生涯獲得賞金 8,042,395 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 ベスト8(2021)
全仏 ベスト8(2020)
全英 2回戦(2017・19)
全米 ベスト8(2017・20)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 2回戦(2019)
全米 3回戦(2017)
国別対抗戦最高成績
デビス杯 優勝(2021)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 7位(2021年4月19日)
ダブルス 68位(2021年5月10日)
2021年5月10日現在

アンドレイ・アンドレーエヴィチ・ルブレフAndrey Rublev, ロシア語: Андрей Андреевич Рублёв, 発音 [ɐnˈdrʲej rʊˈblʲɵf]; 1997年10月20日 - )は、ロシアモスクワ出身の男子プロテニス選手。これまでにATPツアーでシングルス8勝、ダブルス2勝を挙げている。ATPランキング自己最高位はシングルス7位、ダブルス68位。身長188cm。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

来歴[編集]

ボクサーの父とテニスコーチの母のもとに生まれ[1]、3歳からテニスを始める。ジュニア時代は2014年全仏オープン男子ジュニアシングルスで優勝し、同年にプロに転向する。

2015年- ダブルス初優勝[編集]

2015年10月の地元クレムリン・カップのダブルスでドミトリー・トゥルスノフと組み優勝。

2017年 シングルス初優勝[編集]

2017年前半はチャレンジャーツアーで結果を残し、6月末にトップ100入り。7月のクロアチア・オープンでは予選決勝で敗れたが、欠場者が出たことによりラッキールーザーとして出場し、前年覇者のファビオ・フォニーニらを下し決勝に進出した。決勝ではパオロ・ロレンツィを6–4, 6–2で破りATPシングルスツアー初優勝を果たした[2]全米オープンでは2回戦で第7シードのグリゴール・ディミトロフに7–5, 7–6(3), 6–3で、4回戦で第9シードのダビド・ゴファンに7–5, 7–6(5), 6–3で勝利し、ノーシードから自身初のベスト8進出を果たす。準々決勝で第1シードのラファエル・ナダルに1–6, 2–6, 2–6で敗れた。新設されたネクストジェネレーション・ATPファイナルに出場すると決勝進出を果たしたが、鄭現に敗れた。

2018-2019年 怪我と上昇[編集]

2018年は1月のカタール・エクソンモービル・オープンで準優勝。マイアミ・オープンのダブルスで準優勝。 しかし、モンテカルロ・マスターズの2回戦で敗退後に腰の故障で離脱し、全仏オープンウィンブルドンは欠場した。7月のクロアチア・オープンで復帰[3]

2019年はウエスタン・アンド・サザン・オープンロジャー・フェデラーを、全米オープンではステファノス・チチパスを破るなどトップ10から3勝を挙げた。10月、地元開催のクレムリン・カップでは誕生日に優勝し、ツアー2勝目を挙げた[4]

2020年 飛躍[編集]

2020年は年始のカタール・エクソンモービル・オープンで決勝に進み、予選から勝ち上がったコレンティン・ムテ英語版を破りツアー3勝目を挙げ、同時に自身初のトップ20入り[5]。また、次週のアデレード国際でも決勝でロイド・ハリス英語版をストレートで破り、2週連続優勝を果たす[6]全豪オープンでも3回戦で第11シードのダビド・ゴファンを下すように好調ぶりを見せたが、4回戦でアレクサンダー・ズベレフに敗れ、開幕からの連勝は11で止まった。3月から新型コロナウイルス感染症の流行でツアーが中断したのち、全米オープンでベスト8入り。ドイツ国際オープンでは2年連続で決勝進出し、ステファノス・チチパスを下して前年の雪辱を果たす。続く全仏オープンもベスト8入りしたが、準々決勝ではチチパスにリベンジされた。大会後のランキングで10位となりトップ10入りを果たす。サンクトペテルブルク・オープンエルステ・バンク・オープンでも優勝し、シーズン5勝をあげる活躍を見せた[7]ATPファイナルズに初出場したが、1勝2敗で敗退となった。シーズン後には「最も上達した選手」に選出された。

2021年 マスターズ1000決勝進出[編集]

2021年はまずATPカップで全勝し、ロシアの優勝に大きく貢献した[8]全豪オープンではすべてストレート勝利で8強入りしたが、準々決勝で同胞のダニール・メドベージェフに敗れた。続くABNアムロ世界テニス・トーナメントマートン・フチョビッチを下して優勝し、ATP500レベルでは4大会連続優勝となった。カタール・エクソンモービル・オープンのダブルスに同胞のアスラン・カラツェフ英語版と組んで出場し、2勝目をあげた。しかし、ドバイ・テニス選手権ではATP500大会での連勝記録を歴代2位となる23まで伸ばしたが[9]、準決勝でカラツェフに敗れ、記録はストップした。マイアミ・オープンでもすべてストレート勝ちでベスト4入りするも、準決勝でホベルト・ホルカシュに敗れた。続くモンテカルロ・マスターズでは、ラファエル・ナダルらを破りマスターズ1000初の決勝進出。決勝ではステファノス・チチパスに敗れ、準優勝に留まったが、4月19日付のランキングで自己最高の7位に到達した。

プレースタイル[編集]

爆発的なフォアハンドストロークの強打を武器にする攻撃型ベースライナー。股関節が柔らかく、大きなスタンスでフォアを叩く[10]ロジャー・フェデラー同様に頭の上下動が少なく、より良いポジションに動いて、しっかりインパクトし、正しいコースへ打つことで相手の逆を突くショットが多い[11]。攻撃的な故、不調時にはアンフォーストエラーが多くなることが改善点である[1]

人物[編集]

ATPの企画でファンからの質問に答えた。それによると、ラケット重量は340g、グリップサイズは4。襟付きのシャツは嫌いなので着ない。ギターを弾くなど音楽好きで、好きなバンドはメタリカワン・ダイレクションAC/DCなど。バンド活動をしたこともある。猫好き[12][13]

ニックネームは「ルーブル」。幼少期のアイドルはマラト・サフィン。ロシア語のほか、英語とスペイン語も話せる。

ATPツアー決勝進出結果[編集]

シングルス: 11回 (8勝3敗)[編集]

大会グレード
グランドスラム (0–0)
ATPファイナルズ (0–0)
ATPツアー・マスターズ1000 (0–1)
ATPツアー・500シリーズ (4–1)
ATPツアー・250シリーズ (4–1)
サーフェス別タイトル
ハード (6–1)
クレー (2–2)
芝 (0–0)
カーペット (0–0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2017年7月23日 クロアチアの旗 ウマグ クレー イタリアの旗 パオロ・ロレンツィ 6–4, 6–2
準優勝 1. 2018年1月6日 カタールの旗 ドーハ ハード フランスの旗 ガエル・モンフィス 2–6, 3–6
準優勝 2. 2019年7月28日 ドイツの旗 ハンブルク クレー ジョージア (国)の旗 ニコロズ・バシラシビリ 5–7, 6–4, 3–6
優勝 2. 2019年10月20日 ロシアの旗 モスクワ ハード (室内) フランスの旗 アドリアン・マナリノ 6–4, 6–0
優勝 3. 2020年1月12日 カタールの旗 ドーハ ハード フランスの旗 コレンティン・ムテ英語版 6–2, 7–6(7–3)
優勝 4. 2020年1月18日 オーストラリアの旗 アデレード ハード 南アフリカ共和国の旗 ロイド・ハリス英語版 6–3, 6–0
優勝 5. 2020年9月27日 ドイツの旗 ハンブルク クレー ギリシャの旗 ステファノス・チチパス 6–4, 3–6, 7–5
優勝 6. 2020年10月18日 ロシアの旗 サンクトペテルブルク ハード (室内) クロアチアの旗 ボルナ・チョリッチ 7–6(7–5), 6–4
優勝 7. 2020年11月1日 オーストリアの旗 ウィーン ハード (室内) イタリアの旗 ロレンツォ・ソネゴ 6–4, 6–4
優勝 8. 2021年3月7日 オランダの旗 ロッテルダム ハード (室内) ハンガリーの旗 マートン・フチョビッチ 7–6(7–4), 6–4
準優勝 3. 2021年4月18日 モナコの旗 モンテカルロ クレー ギリシャの旗 ステファノス・チチパス 3–6, 3–6

ダブルス: 4回 (2勝2敗)[編集]

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
優勝 1. 2015年10月27日 ロシアの旗 モスクワ ハード
(室内)
ロシアの旗 ドミトリー・トゥルスノフ モルドバの旗 ラドゥ・アルボット
チェコの旗 フランティシェク・チェルマク英語版
2–6, 6–1, [10–6]
準優勝 1. 2018年3月31日 アメリカ合衆国の旗 マイアミ ハード ロシアの旗 カレン・ハチャノフ アメリカ合衆国の旗 ボブ・ブライアン
アメリカ合衆国の旗 マイク・ブライアン
6–4, 6–7(5–7), [4–10]
準優勝 2. 2019年11月3日 フランスの旗 パリ ハード
(室内)
ロシアの旗 カレン・ハチャノフ フランスの旗 ピエール=ユーグ・エルベール
フランスの旗 ニコラ・マユ
4–6, 1–6
優勝 2. 2021年3月13日 カタールの旗 ドーハ ハード ロシアの旗 アスラン・カラツェフ英語版 オーストラリアの旗 マーカス・ダニエル英語版
オーストリアの旗 フィリップ・オズワルド英語版
7–5, 6–4

シングルス成績[編集]

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A P WG Z# PO G S SF-B NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, P=開催延期
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, SF-B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

2021年全仏オープンまで

大会 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 勝-敗
グランドスラム
全豪オープン A A A 2R 3R 1R 4R QF 10–5
全仏オープン A A Q2 1R A A QF 1R 4–3
ウィンブルドン A Q2 Q2 2R A 2R NH 2–2
全米オープン A 1R Q1 QF 1R 4R QF 11–5
勝-敗 0–0 0–1 0–0 6–4 2–2 4–3 11–3 4–2 27–15
年間最終戦
ATPファイナルズ Did Not Qualify RR 1–2
ATPワールドツアー・マスターズ1000
インディアンウェルズ A A Q2 Q1 2R 3R NH 1–2
マイアミ A 2R 1R 2R 2R 3R NH SF 8–6
モンテカルロ A A 1R Q1 2R 1R NH F 5–4
マドリード A A A A A A NH 3R 1–1
ローマ A A Q2 A A A 2R QF 3–2
カナダ A A A A 1R Q1 NH 0–1
シンシナティ A A A Q1 1R QF 1R 3–3
上海 A A A 2R 1R 3R NH 3–3
パリ A A A 1R A 1R 3R 1–3
勝-敗 0–0 1–1 0–2 2–3 1–6 8–6 2–3 11–4 25–25
国別対抗戦
オリンピック Not Held A Not Held 0–0
デビスカップ Z1 PO PO PO Z1 SF NH 8–4
通算成績
2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 通算
大会数 1 11 5 17 21 20 14 10 98
本戦勝-敗 1–1 8–13 3–5 21–18 20–23 38–19 41–10 29–9 161–98
年末の順位 437 185 156 39 68 23 8

脚注[編集]

  1. ^ a b Теннис. Поколение Next: Андрей Рублев”. news.sportbox.ru. 2014年6月9日閲覧。
  2. ^ “19歳ルブレフがツアー初優勝「言葉がない、素晴らしいよ」 クロアチア・オープン・ウマグ”. THE TENNIS DAILY. (2017年7月24日). https://www.thetennisdaily.jp/news/contents/overseas/atp/20170724_0025189.php 
  3. ^ ルブレフが3ヶ月ぶりにツアーにカムバック、第4シードで復帰戦へ”. THE TENNIS DAILY (2018年7月18日). 2018年7月20日閲覧。
  4. ^ 地元ルブレフが22歳の誕生日に優勝「頭が真っ白」、クレムリン杯”. www.afpbb.com. 2021年2月28日閲覧。
  5. ^ ルブレフがカタールOP制し通算3勝目、世界20位以内に浮上へ”. www.afpbb.com (2020年1月12日). 2020年1月13日閲覧。
  6. ^ 絶好調ルブレフ、開幕から2大会連続V アデレード国際制す”. www.afpbb.com. 2020年1月27日閲覧。
  7. ^ ルブレフがジョコビッチを超える今季5度目の優勝。初のツアー最終戦へ!”. テニスデイリー. 2021年2月12日閲覧。
  8. ^ ロシアがATPカップ初優勝、シングルスの二人が圧巻の強さ”. www.afpbb.com. 2021年2月12日閲覧。
  9. ^ ルブレフが世界30位のフリッツにストレートで完勝! ATP500の連勝記録で単独2位に”. tennisclassic.jp. 2021年3月22日閲覧。
  10. ^ 連勝街道まっしぐら!今年負けなしの22歳、ロシアのルブレフは絶対に見ておくべき選手だ”. THE DIGEST. 2021年2月12日閲覧。
  11. ^ "最強選手の系譜"その流れにいるルブレフ。 今後の進化は計り知れない”. Tennis Classic. 2021年2月12日閲覧。
  12. ^ Rublev talks cats, hair, One Direction in Reddit AMA”. Baseline. 2021年2月12日閲覧。
  13. ^ Андрей Рублев: "Что я должен делать?" - спросил меня Макинрой".”. web.archive.org (2014年7月10日). 2021年2月12日閲覧。

外部リンク[編集]