テイラー・フリッツ

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テイラー・フリッツ
Taylor Fritz
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Fritz WM19 (3) (48521988302).jpg
2019年ウィンブルドンでのテイラー・フリッツ
基本情報
フルネーム Taylar Harry Fritz
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 同・カリフォルニア州
居住地 同・カリフォルニア州
生年月日 (1997-10-28) 1997年10月28日(23歳)
身長 193cm
体重 86kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2015年
ツアー通算 1勝
シングルス 1勝
ダブルス 0勝
生涯獲得賞金 4,802,169 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 3回戦(2019-21)
全仏 3回戦(2020)
全英 3回戦(2021)
全米 3回戦(2018・20)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 2回戦(2019)
全仏 1回戦(2018・21)
全英 2回戦(2018)
全米 2回戦(2016・17)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 24位(2020年3月2日)
ダブルス 115位(2021年3月1日)
2021年9月1日現在

テイラー・ハリー・フリッツTaylor Harry Fritz, 1997年10月28日 - )は、アメリカカリフォルニア州ランチョ・サンタフェ出身の男子プロテニス選手。ATPツアーでシングルス1勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス24位。ダブルス115位。身長193cm、体重86kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

選手経歴[編集]

ジュニア時代[編集]

母親もテニス選手で3度のグランドスラム準々決勝進出経験のあるキャシー・メイ英語版である。

2015年 プロ転向[編集]

全仏オープンの男子ジュニアシングルスで決勝に進出、トミー・ポールに敗れ、準優勝。6月のノッティンガム・オープンツアー初出場を果たすと、1回戦でパブロ・カレーニョ・ブスタを破る。全米オープンの男子ジュニアシングルスで決勝に進出し、全仏で敗れたトミー・ポールを今度は破り、優勝した。9月にプロ転向するとチャレンジャー大会で優勝2回、準優勝1回を飾る。年間最終174位。

ジュニアグランドスラム決勝進出結果
結果 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 2015年 全仏オープン クレー アメリカ合衆国の旗 トミー・ポール 6–7(4–7), 6–2, 2–6
優勝 2015年 全米オープン ハード アメリカ合衆国の旗 トミー・ポール 6–2, 6–7(4–7), 6–2

2016年 年間最優秀新人賞[編集]

全豪前のハッピーバレー・チャレンジャーで優勝すると、全豪オープングランドスラム初出場。1回戦でジャック・ソックに4-6, 6-3, 6-0, 3-4, 4-6で敗れた。 2月のメンフィス・オープンでは2回戦で第2シードのスティーブ・ジョンソンに7-6(5), 7-6(8)で勝利すると、準々決勝でベンヤミン・ベッカーを破り、アメリカ人としてはマイケル・チャン以来の若さでの準決勝進出。さらに準決勝でリシャルダス・ベランキスを破り、ツアー3大会目にして決勝進出。決勝で世界ランク7位の錦織圭と対戦し、4-6, 4-6で敗れ、準優勝。自己最高ランクを更新する102位となった。翌々週のメキシコ・オープンでも予選を突破し、本戦では1回戦、当時世界ランク30位のジェレミー・シャルディーを6-4, 3-6, 6-3で破り、ベスト8進出。自己最高ランク81位となり、トップ100入りを果たす。 全仏オープンでは1回戦で同じく若手のボルナ・チョリッチに3-6, 1-6, 3-6で敗れた。 ウィンブルドン選手権は初戦で世界ランク5位のスタン・ワウリンカに6-7(4), 1-6, 7-6(2), 4-6で敗れた。 全米オープン前の世界ランキングで53位となる。 全米オープンでは1回戦で再びジャック・ソックに6-7(3), 5-7, 6-3, 6-1, 4-6で敗れた。

フリッツはトップ100の最も若い選手に贈られる新人賞を受賞した。

2017 グランドスラム初勝利[編集]

全豪オープンでは1回戦でジル・ミュラーに敗れた。3月のBNPパリバ・オープンでは2回戦で世界ランク7位のマリン・チリッチに4–6, 7–5, 6–4で勝利した。しかし前半戦は故障に悩まされ、クレーコートシーズンはスキップした。全米オープンの1回戦でマルコス・バグダティスに勝利し、グランドスラム初白星をあげた。年間最終ランキングは104位。

2018年 NextGenファイナルズ初出場[編集]

全豪オープンは予選敗退に終わったが、チャレンジャーでは優勝するなど活躍を見せた。BNPパリバ・オープンでベスト16入りした。全米男子クレーコート選手権ではジャック・ソックを破りベスト4。8月のアビエルト・メキシコ・ロス・カボスではタナシ・コキナキスと組んだダブルスで初の決勝進出を果たした。全米オープンは3回戦でドミニク・ティームに敗れた。ネクストジェネレーション・ATPファイナルにも出場したが、1勝2敗でラウンドロビン敗退。年間最終ランキングは49位まで上がった。

2019年 ツアー初優勝[編集]

序盤は結果を残せなかった。しかし、6月のイーストボーン国際では準決勝でカイル・エドマンドを下すと、決勝ではサム・クエリーに6-3, 6-4で勝利し、ツアー初優勝を果たした[1]。8月にはアトランタ・テニス選手権アビエルト・メキシコ・ロス・カボスの2週連続で決勝進出したが、共に敗れて準優勝に終わった[2]

2020年 ATP500初の準優勝[編集]

年始のATPカップにはアメリカ代表として選出され、エースのジョン・イズナーと共にグループステージを戦い、ラウンドロビン敗退。

全豪オープンではケビン・アンダーソンにフルセットで勝利。その後、ドミニク・ティエムに3回戦で破れた。アカプルコ・オープンでは初のATP500決勝に進出。決勝ではラファエル・ナダルに破れたが、自己最高の24位を記録。その後は新型コロナウィルスの蔓延により、ツアーが中断・減少。ツアー再開後の全米オープンではドミニク・コプファージル・シモンを破り、3回戦進出。3回戦ではデニス・シャポバロフにフルセットで破れた。全仏オープンでは第27シードとして出場。ロレンツォ・ソネゴに3回戦で破れた。グランドスラムでは開催されなかったウィンブルドンを除き、すべて3回戦進出を果たした。

2021年 マスターズベスト4[編集]

全豪オープンでは第27位にシードとして出場。2回戦で同胞の幼馴染ライリー・オペルカにフルセットで勝利。3回戦では第1シードのノバク・ジョコビッチにフルセットの熱戦を演じて敗れた。カタール・エクソンモービル・オープンではロレンツォ・ソネゴダビド・ゴフィンデニス・シャポバロフを下して準決勝進出。ニコロズ・バシラシビリに敗れた。ドバイ・テニス選手権では2回戦でバシラシビリにリベンジを果たした。3回戦では第2シードのアンドレイ・ルブレフに敗れた。マイアミ・オープンで第22位シードとして出場して、マスターズ初の4回戦まで進出。第32位シードのアレクサンダー・ブブリクに敗退。その後はマスターズでも早期敗退。全仏オープンでは第30シードで出場。1回戦でジョアン・ソウザに勝利。2回戦ではドミニク・コプファーに敗れた。その後は手術を受けて、ウィンブルドンに出場するためにリハビリに時間を要した。ウィンブルドン選手権では3回戦進出を果たした。3回戦では第4シードのアレクサンダー・ズベレフに敗れた。全米オープンでは2回戦敗退。しかしその後挑んだBNPパリバ・オープンでは第5シードのマッテオ・ベレッティーニ、第10シードのヤニック・シナー、第3シードのアレクサンダー・ズベレフらを下して、マスターズ1000初の準決勝進出。トップ10選手3人に勝利を収めた。

ATPツアー決勝進出結果[編集]

シングルス: 5回 (1勝4敗)[編集]

大会グレード
グランドスラム (0–0)
ATPファイナルズ (0–0)
ATPツアー・マスターズ1000 (0–0)
ATPツアー・500シリーズ (0–1)
ATPツアー・250シリーズ (1–3)
サーフェス別タイトル
ハード (0–4)
クレー (0–0)
芝 (1–0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2016年2月14日 アメリカ合衆国の旗 メンフィス ハード (室内) 日本の旗 錦織圭 4–6, 4–6
優勝 1. 2019年6月29日 イギリスの旗 イーストボーン アメリカ合衆国の旗 サム・クエリー 6–3, 6–4
準優勝 2. 2019年7月28日 アメリカ合衆国の旗 アトランタ ハード オーストラリアの旗 アレックス・デミノー 3–6, 6–7(2–7)
準優勝 3. 2019年8月3日 メキシコの旗 ロス・カボス ハード アルゼンチンの旗 ディエゴ・シュワルツマン 6–7(6–8), 3–6
準優勝 4. 2020年2月29日 メキシコの旗 アカプルコ ハード スペインの旗 ラファエル・ナダル 3–6, 2–6

成績[編集]

シングルス成績[編集]

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A P WG Z# PO G S SF-B NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, P=開催延期
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, SF-B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

大会 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 通算成績
全豪オープン A A 1R 1R LQ 3R 3R 4–4
全仏オープン A A 1R A 1R 2R 1–3
ウィンブルドン A A 1R 1R 2R 2R NH 2–4
全米オープン Q1 Q1 1R 2R 3R 1R 3R 5–5

大会最高成績[編集]

大会 成績
ツアーファイナル A 出場なし
NextGenATPファイナルズ RR 2018
インディアンウェルズ SF 2021
マイアミ 4R 2021
モンテカルロ 3R 2019
マドリード 2R 2019
ローマ 2R 2019, 2021
カナダ 1R 2016, 2019
シンシナティ 2R 2019
上海 2R 2016, 2018, 2019
パリ 2R 2019
オリンピック A 出場なし
デビスカップ RR 2019
ATPカップ RR 2020

脚注[編集]

[脚注の使い方]

外部リンク[編集]

受賞
先代:
ドイツの旗 アレクサンダー・ズベレフ
ATP年間最優秀新人賞
2016
次代:
カナダの旗 デニス・シャポバロフ