アリーナ・サバレンカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アリーナ・サバレンカ
Aryna Sabalenka
Tennis pictogram.svg
Sabalenka WM17 (22) (35793486260).jpg
アリーナ・サバレンカ
基本情報
フルネーム Aryna Siarhiejeŭna Sabalenka
国籍  ベラルーシ
出身地 同・ミンスク
生年月日 (1998-05-05) 1998年5月5日(24歳)
身長 182cm
体重 80kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2015年
ツアー通算 15勝
シングルス 10勝
ダブルス 5勝
生涯獲得賞金 10,498,645 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 4回戦(2021)
全仏 3回戦(2021)
全英 ベスト4(2021)
全米 4回戦(2018)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 優勝(2021)
全仏 ベスト4(2019)
全英 ベスト8(2019)
全米 優勝(2019)
優勝回数 2(豪1/米1)
国別対抗戦最高成績
BJK杯 準優勝(2017)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 2位(2021年8月23日)
ダブルス 1位(2021年2月22日)
2021年5月15日現在

アリーナ・サバレンカAryna Sabalenka, ベラルーシ語: Арына Сяргееўна Сабаленка, 1998年5月5日 - )は、ベラルーシミンスク出身の女子プロテニス選手。これまでにWTAツアーでシングル10勝、ダブルス5勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス2位、ダブルス1位。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

エリーズ・メルテンスとのペアで、2019年全米オープン女子ダブルスと2021年全豪オープン女子ダブルスを制している。

来歴[編集]

6歳からテニスを始める。2015年にプロに転向。

4大大会では2017年ウィンブルドン選手権で予選を勝ち上がり初出場した。1回戦でイリーナ・フロマチェワを 6-3, 6-4 で破り、2回戦でカリナ・ビットヘフトに 6-7(5), 6-3, 3-6 で敗れた。

2016年からフェドカップベラルーシ代表に選ばれている。フェドカップ2017では1回戦でオランダ、準決勝でスイスを破り決勝に進出した。決勝ではアメリカに2勝3敗で敗れたが、ベラルーシの準優勝に貢献した。

2018年は8月のコネティカット・オープンの決勝でカルラ・スアレス・ナバロを 6–1, 6–4 で破りWTAツアー初優勝を果たした。2018年全米オープンでは3回戦で第5シードのペトラ・クビトバを 7–5, 6–1 で破り自己最高の4回戦に進出した。4回戦で優勝した大坂なおみに 3–6, 6–2, 4–6 で敗れた。 9月の武漢オープン決勝でアネット・コンタベイトを 6–3, 6–3 で破りツアー2勝目を挙げた[1]。2018年10月8日付のランキングで11位を記録し、2018年のWTA新人賞を受賞している。

2019年は1月の2019年全豪オープンに第11シードで出場し自己最高の3回戦に進出した。これにより大会終了後のランキングで10位を記録し、初めてのTOP10入りを果たした。2月のサンクトペテルブルク・レディース・トロフィーでは準決勝に進出し、2019年2月4日付の世界ランキングで自己最高の9位を記録した。武漢オープンで2連覇を達成。WTAエリート・トロフィーではキキ・ベルテンスを下し初優勝。

ダブルスではエリーズ・メルテンスと組み2019年3月のBNPパリバ・オープンマイアミ・オープンで連続優勝した。9月の全米オープンでもビクトリア・アザレンカ/アシュリー・バーティ組を7–5, 7–5で破り初の4大大会タイトルを獲得した[2]。これにより、ダブルスランキングで2位まで上り詰めた。

2020年、全豪オープンは初戦敗退に終わったが、2月下旬のカタール・トータル・オープンペトラ・クビトバを破り優勝。3月より新型コロナウイルス感染症流行の影響でツアーが中断に。8月に再開後、グランドスラムではあまり振るわなかったが、10月の単複優勝を果たしたオストラヴァ・オープン[3]と11月のオーストリア・レディース・リンツにて2大会連続優勝し、トップ10でシーズンを終えた。

2021年は、幸先よく年始のアブダビ女子オープンで優勝。全豪オープンでは、シングルで自己最高の4回戦に進み、ダブルスではバルボラ・クレイチコバ/カテリナ・シニアコバに勝利して同大会初制覇を成し遂げた[4]。この活躍で、ダブルスランキング1位を達成した。しかし、今後はシングルスに注力するため、ダブルスの出場を減らすと発表した。

3月のマイアミオープンで8強入りしたがアシュリー・バーティに敗れ、翌月のポルシェ・テニス・グランプリでも決勝進出したが、またもバーティの後塵を拝した。それでも、続くムチュア・マドリード・オープンでは決勝で雪辱を果たし、プレミア・マンダトリー(WTA1000に含まれる)初優勝を果たした。これにより世界ランキングが4位になり、初のトップ5入り。

プレースタイル[編集]

強力なサーブとストロークを武器にするアグレッシブベースライナー。特に自身のあるサーブは194 km/hに到達し[5]、サービスエースを量産する。2019年はエース数でWTA3位につけた。しかし、安定性にかけ、ダブルフォルトも多い。[6]ストロークにおいても同様で、ウィナーとアンフォーストエラーが多い。それでも2018年にチェンジオブペースを学び始めたことで改善されつつある[7]

ダブルスでエリーズ・メルテンスと組みグランドスラムを2回制している。

エリーズ・メルテンスとのダブルス

WTAツアー決勝進出結果[編集]

シングルス: 15回 (10勝5敗)[編集]

大会グレード
グランドスラム (0–0)
WTAファイナルズ (0–0)
プレミア・マンダトリー (1–0)
プレミア5 (3-0)
WTAエリート・トロフィー (1-0)
プレミア (3-3)
インターナショナル (2-2)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2017年10月15日 中華人民共和国の旗 天津 ハード ロシアの旗 マリア・シャラポワ 5–7, 6–7(8)
準優勝 2. 2018年4月15日 スイスの旗 ルガーノ クレー ベルギーの旗 エリーズ・メルテンス 5–7, 2–6
準優勝 3. 2018年6月30日 イギリスの旗 イーストボーン デンマークの旗 キャロライン・ウォズニアッキ 5–7, 6–7(5)
優勝 1. 2018年8月25日 アメリカ合衆国の旗 ニューヘイブン ハード スペインの旗 カルラ・スアレス・ナバロ 6–1, 6–4
優勝 2. 2018年9月29日 中華人民共和国の旗 武漢 ハード エストニアの旗 アネット・コンタベイト 6–3, 6–3
優勝 3. 2019年1月5日 中華人民共和国の旗 深圳 ハード アメリカ合衆国の旗 アリソン・リスク 4–6, 7–6(2), 6–3
準優勝 4. 2019年8月4日 アメリカ合衆国の旗 サンノゼ ハード 中華人民共和国の旗 鄭賽賽 3−6, 6−7(3)
優勝 4. 2019年9月28日 中華人民共和国の旗 武漢 ハード アメリカ合衆国の旗 アリソン・リスク 6-3, 3-6, 6-1
優勝 5. 2019年10月27日 中華人民共和国の旗 珠海 ハード オランダの旗 キキ・ベルテンス 6-4, 6-2
優勝 6. 2020年2月28日 カタールの旗 ドーハ ハード チェコの旗 ペトラ・クビトバ 6-3, 6-3
優勝 7. 2020年10月25日 チェコの旗 オストラヴァ ハード (室内) ベラルーシの旗 ビクトリア・アザレンカ 6-2, 6−2
優勝 8. 2020年11月15日 オーストリアの旗 リンツ ハード (室内) ベルギーの旗 エリーズ・メルテンス 7–5, 6–2
優勝 9. 2021年1月13日 アラブ首長国連邦の旗 アブダビ ハード ロシアの旗 ベロニカ・クデルメトバ 6-2, 6−2
準優勝 5. 2021年4月25日 ドイツの旗 シュトゥットガルト クレー オーストラリアの旗 アシュリー・バーティ 6-3, 0-6, 3-6
優勝 10. 2021年5月9日 スペインの旗 マドリード クレー オーストラリアの旗 アシュリー・バーティ 6-0, 3-6, 6-4

ダブルス: 7回 (5勝2敗)[編集]

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2018年4月15日 スイスの旗 ルガーノ クレー ベラルーシの旗 ベラ・ラプコ ベルギーの旗 キルステン・フリプケンス
ベルギーの旗 エリーズ・メルテンス
1–6, 3–6
優勝 1. 2019年3月16日 アメリカ合衆国の旗 インディアンウェルズ ハード ベルギーの旗 エリーズ・メルテンス チェコの旗 バルボラ・クレイチコバ
チェコの旗 カテリナ・シニアコバ
6–3, 6–2
優勝 2. 2019年3月31日 アメリカ合衆国の旗 マイアミ ハード ベルギーの旗 エリーズ・メルテンス オーストラリアの旗 サマンサ・ストーサー
中華人民共和国の旗 張帥
7–6(5), 6–2
優勝 3. 2019年9月8日 アメリカ合衆国の旗 全米オープン ハード ベルギーの旗 エリーズ・メルテンス ベラルーシの旗 ビクトリア・アザレンカ
オーストラリアの旗 アシュリー・バーティ
7–5, 7–5
準優勝 2. 2019年9月28日 中華人民共和国の旗 武漢 ハード ベルギーの旗 エリーズ・メルテンス 中華人民共和国の旗 段莹莹
ロシアの旗 ベロニカ・クデルメトバ
6–7(3), 2–6
優勝 4. 2020年10月24日 チェコの旗 オストラヴァ ハード (室内) ベルギーの旗 エリーズ・メルテンス カナダの旗 ガブリエラ・ダブロウスキー
ブラジルの旗 ルイーザ・ステファニー
6-1, 6−3
優勝 5. 2021年2月19日 オーストラリアの旗 全豪オープン ハード ベルギーの旗 エリーズ・メルテンス チェコの旗 バルボラ・クレイチコバ
チェコの旗 カテリナ・シニアコバ
6-2, 6-3

4大大会シングルス成績[編集]

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2016 2017 2018 2019 2020 2021 通算成績
全豪オープン A LQ 1R 3R 1R 4R 5–4
全仏オープン A LQ 1R 2R 3R 3–3
ウィンブルドン A 2R 1R 1R NH 1–3
全米オープン LQ LQ 4R 2R 2R 5–3

脚注[編集]

外部リンク[編集]

受賞
先代:
アメリカ合衆国の旗 キャサリン・ベリス
WTA年間最優秀新人賞
2018
次代:
カナダの旗 ビアンカ・アンドレースク