ペトラ・クビトバ

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ペトラ・クビトバ
Petra Kvitová
Tennis pictogram.svg
Petra Kvitová French Open 2016.jpg
ペトラ・クビトバ
基本情報
国籍  チェコ
出身地 同・ビーロヴェツ
生年月日 (1990-03-08) 1990年3月8日(27歳)
身長 182cm
体重 70kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2006年
ツアー通算 20勝
シングルス 20勝
ダブルス 0勝
生涯獲得賞金 23,192,717 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 ベスト4(2012)
全仏 ベスト4(2012)
全英 優勝(2011・14)
全米 ベスト8(2015・17)
優勝回数 2(英2)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 2回戦(2011)
全仏 2回戦(2010)
全英 1回戦(2008・10・11)
全米 1回戦(2008-10)
国別対抗戦最高成績
フェド杯 優勝(2011・12・14-16)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 2位(2011年10月31日)
ダブルス 196位(2011年2月28日)
獲得メダル
女子 テニス
オリンピック
2016 リオデジャネイロ 女子シングルス
2017年9月11日現在

ペトラ・クビトバPetra Kvitová, チェコ語発音: [ˈpɛtra ˈkvɪtovaː] , 1990年3月8日 - )は、チェコビーロヴェツ出身の女子プロテニス選手。これまでにWTAツアーでシングルス20勝を挙げている(ダブルス優勝はない)。身長182cm、体重70kg、左利き。バックハンド・ストロークは両手打ち。自己最高ランキングはシングルス2位、ダブルス196位。

ウィンブルドン選手権優勝2回。2011年WTAツアー選手権優勝。マドリード・オープン優勝2回。

来歴[編集]

プロ転向-2008年[編集]

クビトバは3歳から父親の手ほどきでテニスを始め、2006年にプロ転向。2008年全仏オープン4大大会に初出場。1回戦で森上亜希子を 6-4, 6-2 で破り、3回戦では第12シードのアグネシュ・サバイに 7-6, 4-6, 6-3 で勝利して4回戦まで進出している。8月の北京五輪ではルーシー・サファロバと組んでダブルスに出場。1回戦でオーストラリア代表のサマンサ・ストーサー&レネ・スタブス組に 1-6, 0-6 で完敗している。

2009年[編集]

1月のモーリラ・ホバート国際で、仲のいいチェコの先輩のイベタ・ベネソバを決勝で 7-5, 6-1 で破りツアー初優勝を果たす[1]全米オープンでは3回戦で第1シードのディナラ・サフィナを 6-4, 2-6, 7-6 で破る番狂わせを起こした。4回戦でヤニナ・ウィックマイヤーに 6-4, 4-6, 5-7 で逆転負けをしてベスト8進出はならなかった。ウィックマイヤーとは10月のジェネラーリ・レディース・リンツでも決勝で対戦し、 3-6, 4-6 で敗れている。

2010年[編集]

ウィンブルドンで2回戦で鄭潔、3回戦でビクトリア・アザレンカ、4回戦でキャロライン・ウォズニアッキとシード選手を破り4大大会初のベスト8に進出する。準々決勝では、カイア・カネピに 4-6, 7-6, 8-6 で競り勝ちノーシードからベスト4進出の快挙となった。準決勝ではで第1シードのセリーナ・ウィリアムズに 6-7, 2-6 で敗れ、決勝進出はならなかった。クビトバは2010年度の年間最優秀新人賞(WTA Newcomer of the Year)を受賞している。

2011年[編集]

開幕戦のブリスベン国際の決勝でアンドレア・ペトコビッチを 6–1, 6–3 で破りツアー2勝目を挙げる。全豪オープンでは3回戦でサマンサ・ストーサー、4回戦でフラビア・ペンネッタを破りベスト8に進出する。準々決勝ではベラ・ズボナレワに 2–6, 4–6 で敗れた。2月のGDFスエズ・オープンではキム・クライシュテルスを 6–4, 6–3 で破り3勝目、5月のマドリード・マスターズではビクトリア・アザレンカを 7–6(3), 6–4 で勝利し4勝目を挙げるとともに初めてのトップ10入りを果たした。

全仏オープンでは4回戦で優勝した李娜に 6-2, 1-6, 3-6 で敗れたが、ウィンブルドンでは決勝でロシアのマリア・シャラポワを 6-3, 6-4で破り初優勝。左利きの選手の女子シングルス優勝はアン・ヘイドン=ジョーンズマルチナ・ナブラチロワに次ぐ3人目の快挙であった[2]全米オープンでは1回戦で敗退したが、10月のリンツ大会では決勝でドミニカ・チブルコバを 6–4, 6–1 で破りツアー6勝目を挙げた。最終戦のWTAツアー選手権でも決勝でビクトリア・アザレンカに 7–5, 4–6, 6–3 で勝利して、初出場で優勝した[3]。年間最終ランキングでは自己最高の2位を記録した。フェドカップ決勝にも出場し、ロシアのマリア・キリレンコを 6–2, 6–2 、スベトラーナ・クズネツォワを 4–6, 6–2, 6–3 で破りチェコを23年ぶりの優勝に導いた[4]

2012-13年[編集]

全豪オープンではベスト4に進出し、準決勝でマリア・シャラポワに 2–6, 6–3, 4–6 で敗れた。全仏オープンでも準決勝でシャラポワに 3–6, 3–6 で敗れた。連覇を目指したウィンブルドンでは準々決勝でセリーナ・ウィリアムズに 3–6, 4–6 で敗退した。2度目の五輪出場となった7月のロンドン五輪では準々決勝でマリア・キリレンコに 6–7, 3–6 で敗れた。ロジャーズ・カップの決勝で李娜を 7–5, 2–6, 6–3 で破り2012年初のタイトルを獲得しツアー8勝目を挙げた。最終戦のWTAツアー選手権はウイルス性疾患のため棄権したがセルビアとのフェドカップ決勝には出場しチェコの2連覇に貢献した[5]

2014年-[編集]

ウィンブルドンで3年ぶりに決勝進出、決勝でウージニー・ブシャールに勝利し2回目の優勝を果たした。

2016年12月20日、自宅で不法侵入した男に襲撃され、利き手の左手に重傷を負った。損傷した左手の神経を修復する手術を受け、復帰まで約6ヶ月かかる見込みであるとされた[6]

2017年全仏オープンで復帰し、フィリップ・シャトリエのオープニングマッチでジュリア・ボズラップに勝利し、復帰初戦を白星で飾った[7]

WTAツアー決勝進出結果[編集]

シングルス: 27回 (20勝7敗)[編集]

大会グレード
グランドスラム (2–0)
ツアー選手権 (1–1)
エリート・トロフィー (1–0)
プレミア (13–3)
インターナショナル (3–3)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2009年1月16日 オーストラリアの旗 ホバート ハード チェコの旗 イベタ・ベネソバ 7-5, 6-1
準優勝 1. 2009年10月18日 オーストリアの旗 リンツ ハード (室内) ベルギーの旗 ヤニナ・ウィックマイヤー 3–6, 4–6
優勝 2. 2011年1月8日 オーストラリアの旗 ブリスベン ハード ドイツの旗 アンドレア・ペトコビッチ 6–1, 6–3
優勝 3. 2011年2月13日 フランスの旗 パリ ハード (室内) ベルギーの旗 キム・クライシュテルス 6–4, 6–3
優勝 4. 2011年5月8日 スペインの旗 マドリード クレー ベラルーシの旗 ビクトリア・アザレンカ 7–6(3), 6–4
準優勝 2. 2011年6月18日 イギリスの旗 イーストボーン フランスの旗 マリオン・バルトリ 1–6, 6–4, 5–7
優勝 5. 2011年7月2日 イギリスの旗 ウィンブルドン ロシアの旗 マリア・シャラポワ 6–3, 6–4
優勝 6. 2011年10月16日 オーストリアの旗 リンツ ハード (室内) スロバキアの旗 ドミニカ・チブルコバ 6–4, 6–1
優勝 7. 2011年10月30日 トルコの旗 イスタンブール ハード (室内) ベラルーシの旗 ビクトリア・アザレンカ 7–5, 4–6, 6–3
優勝 8. 2012年8月13日 カナダの旗 モントリオール ハード 中華人民共和国の旗 李娜 7–5, 2–6, 6–3
優勝 9. 2012年8月25日 アメリカ合衆国の旗 ニューヘイブン ハード ロシアの旗 マリア・キリレンコ 7–6(9), 7–5
優勝 10. 2013年2月23日 アラブ首長国連邦の旗 ドバイ ハード イタリアの旗 サラ・エラニ 6–2, 1–6, 6–1
準優勝 3. 2013年4月14日 ポーランドの旗 カトヴィツェ クレー イタリアの旗 ロベルタ・ビンチ 6–7(2), 1–6
準優勝 4. 2013年8月24日 アメリカ合衆国の旗 ニューヘイブン ハード ルーマニアの旗 シモナ・ハレプ 2–6, 2–6
優勝 11. 2013年9月28日 日本の旗 東京 ハード ドイツの旗 アンゲリク・ケルバー 6-2, 0-6, 6-3
優勝 12. 2014年7月5日 イギリスの旗 ウィンブルドン カナダの旗 ウージニー・ブシャール 6–3, 6–0
優勝 13. 2014年8月23日 アメリカ合衆国の旗 ニューヘイブン ハード スロバキアの旗 マグダレナ・リバリコバ 6–4, 6–2
優勝 14. 2014年9月27日 中華人民共和国の旗 武漢 ハード カナダの旗 ウージニー・ブシャール 6–3, 6–4
準優勝 5. 2014年10月5日 中華人民共和国の旗 北京 ハード ロシアの旗 マリア・シャラポワ 4–6, 6–2, 3–6
優勝 15. 2015年1月16日 オーストラリアの旗 シドニー ハード チェコの旗 カロリナ・プリスコバ 7–6(5), 7–6(6)
優勝 16. 2015年5月9日 スペインの旗 マドリード クレー ロシアの旗 スベトラーナ・クズネツォワ 6–1, 6–2
優勝 17. 2015年8月29日 アメリカ合衆国の旗 ニューヘイブン ハード チェコの旗 ルーシー・サファロバ 6–7(6), 6–2, 6–2
準優勝 6. 2015年11月1日 シンガポールの旗 シンガポール ハード (室内) ポーランドの旗 アグニエシュカ・ラドワンスカ 2–6, 6–4, 3–6
優勝 18. 2016年10月1日 中華人民共和国の旗 武漢 ハード スロバキアの旗 ドミニカ・チブルコバ 6–1, 6–1
準優勝 7. 2016年10月22日 ルクセンブルクの旗 ルクセンブルク ハード (室内) ルーマニアの旗 モニカ・ニクレスク 4–6, 0–6
優勝 19. 2016年11月6日 中華人民共和国の旗 珠海 ハード (室内) ウクライナの旗 エリナ・スビトリナ 6–4, 6–2
優勝 20. 2017年6月25日 イギリスの旗 バーミンガム オーストラリアの旗 アシュリー・バーティ 4–6, 6–3, 6–2

4大大会優勝[編集]

大会 対戦相手 試合結果
2011年 ウィンブルドン ロシアの旗 マリア・シャラポワ 6-3, 6-4
2014年 ウィンブルドン カナダの旗 ウージニー・ブシャール 6–3, 6–0

4大大会シングルス成績[編集]

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A WG Z# PO SF-B S G NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, SF-B=オリンピック銅メダル, S=オリンピック銀メダル, G=オリンピック金メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

大会 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 通算成績
全豪オープン A LQ 1R 2R QF SF 2R 1R 3R 2R A 14–8
全仏オープン A 4R A 1R 4R SF 3R 3R 4R 3R 2R 21–9
ウィンブルドン A 1R 1R SF W QF QF W 3R 2R 2R 30–8
全米オープン LQ 1R 4R 3R 1R 4R 3R 3R QF 4R QF 23–10

: 2013年全英2回戦の不戦勝は通算成績に含まない

フェドカップ[編集]

大会 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016
フェドカップ PO PO SF SF W W SF W W W

脚注[編集]

外部リンク[編集]

受賞
先代:
アメリカ合衆国の旗 メラニー・ウダン
WTA年間最優秀新人賞
2010
次代:
ルーマニアの旗 イリーナ=カメリア・ベグ
先代:
ベルギーの旗 キム・クライシュテルス
WTA最優秀選手
2011
次代:
アメリカ合衆国の旗 セリーナ・ウィリアムズ
先代:
イタリアの旗 フランチェスカ・スキアボーネ
WTA最も上達した選手賞
2011
次代:
イタリアの旗 サラ・エラニ