ディナラ・サフィナ
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ディナラ・サフィナ | ||||||||||
| 基本情報 | ||||||||||
| フルネーム |
Dinara Mubinovna (Mikhailovna) Safina | |||||||||
| 国籍 |
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| 出身地 |
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| 生年月日 | 1986年4月27日(39歳) | |||||||||
| 身長 | 182cm | |||||||||
| 体重 | 70kg | |||||||||
| 利き手 | 右 | |||||||||
| バックハンド | 両手打ち | |||||||||
| デビュー年 | 2000年 | |||||||||
| 引退年 | 2014年 | |||||||||
| 生涯獲得賞金 | $10,585,640 | |||||||||
| ツアー経歴・シングルス | ||||||||||
| ツアー通算 | 12勝 | |||||||||
| 自己最高ランキング | 1位(2009年4月20日) | |||||||||
| 生涯通算成績 | 360勝173敗 | |||||||||
| 4大大会最高成績・シングルス | ||||||||||
| 全豪 | 準優勝(2009) | |||||||||
| 全仏 | 準優勝(2008・09) | |||||||||
| ウィンブルドン | ベスト4(2009) | |||||||||
| 全米 | ベスト4(2008) | |||||||||
| ツアー経歴・ダブルス | ||||||||||
| ツアー通算 | 9勝 | |||||||||
| 自己最高ランキング | 8位(2008年5月12日) | |||||||||
| 生涯通算成績 | 181勝91敗 | |||||||||
| 4大大会最高成績・ダブルス | ||||||||||
| 全豪 | ベスト8(2004・05) | |||||||||
| 全仏 | 3回戦(2006-08) | |||||||||
| ウィンブルドン | 3回戦(2005・08) | |||||||||
| 全米 | 優勝(2007) | |||||||||
| 優勝回数 | 1(米1) | |||||||||
| 国別対抗戦最高成績 | ||||||||||
| BJK杯 | 優勝(2005) | |||||||||
| ホップマン杯 | 準優勝(2009) | |||||||||
| 獲得メダル | ||||||||||
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ディナラ・ミハイロヴナ・サフィナ(Dinara Mikhailovna Safina, ロシア語: Дина́ра Муби́новна Са́фина または Дина́ра Миха́йловна Са́фина, 1986年4月27日 - )は、ロシア・モスクワ出身の女子プロテニス選手。4大大会で2勝を挙げた男子の元世界ランキング1位、マラト・サフィンの妹である。2009年4月20日から世界ランキング1位になり、“兄妹世界1位”を実現させた。
4大大会では2007年の全米オープン女子ダブルスでナタリー・ドシー(フランス)とペアを組んで優勝したが、シングルスで3度の準優勝がある。2008年の北京五輪の女子シングルス銀メダル獲得もある。WTAツアーでシングルス12勝、ダブルスで2007年全米オープンを含む9勝を挙げた。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。身長182cm、体重70kgで、兄とよく似た長身の体格を持つ。
来歴
[編集]ジュニア時代、2001年のウィンブルドン女子ジュニア部門で準優勝がある。兄のマラトは、前年の2000年に全米オープン男子シングルス優勝者となり、ディナラがジュニア準優勝した2001年ウィンブルドン大会ではベスト8に入った。2002年から女子プロテニスツアーに参戦を開始し、同年7月にポーランド・ソポトの大会で早々とツアー初優勝を果たす。同年の全米オープンで4大大会にデビューし、2回戦で第1シードのセリーナ・ウィリアムズに挑戦した。2005年は2月の「パリ・インドア選手権」と5月のチェコ・プラハの大会で年間2勝を挙げた。
2006年の全豪オープンでは2回戦敗退に終わったが、女子ツアー大会での上位進出が大幅に増えた。5月にイタリア・ローマで行われた「イタリア国際選手権」決勝では、当年度からの現役復帰を果たしたマルチナ・ヒンギスに 2-6, 5-7 で敗れた。続く全仏オープンでは4回戦で第4シードのマリア・シャラポワを 7-5, 2-6, 7-5 で破り、初めて4大大会に8強進出を決めたが、準々決勝でスベトラーナ・クズネツォワ(同じくロシアの選手)に 6-7, 0-6 で敗れた。全米オープンではシングルス準々決勝でアメリ・モレスモに 2-6, 3-6 で敗れた後、初めて4大大会ダブルス決勝に勝ち進む。サフィナはカタリナ・スレボトニク(スロベニア)とペアを組み、ナタリー・ドシー(フランス)&ベラ・ズボナレワ(ロシア)組に 6-7, 5-7 で敗れて準優勝になった。
2007年、サフィナは全米オープンの女子ダブルスで(前年度は決勝でネット越しに戦っていた)ドシーとペアを組み、決勝で台湾ペアの詹詠然&荘佳容組を 6-4, 6-2 で破って優勝した。こうして、ディナラも初めての4大大会タイトルを獲得した。
2008年5月の「カタール・テレコム・ドイツ・オープン」で、サフィナは3回戦でジュスティーヌ・エナンを 5-7, 6-3, 6-1 で破って勝ち進み、決勝で同じロシアのエレーナ・デメンチェワを破って優勝した。全仏オープン4回戦で、サフィナは第1シードのマリア・シャラポワを 6-7, 7-6, 6-2 で破ると、準々決勝でデメンチェワ、準決勝でクズネツォワに勝ち、初めての4大大会シングルス決勝進出を決めた。決勝戦では第2シードのアナ・イバノビッチ(セルビア)に 4-6, 3-6 で敗れた。8月の北京五輪では第6シードから決勝に進み、デメンチェワに 6-3, 5-7, 3-6 の逆転で敗れて銀メダリストになった。このオリンピック女子シングルスでは、デメンチェワが金メダル、サフィナが銀メダル、ベラ・ズボナレワが銅メダルを獲得したため、3つのメダルをすべてロシア勢が独占した。全米オープンでは、初進出の準決勝でセリーナ・ウィリアムズに敗れた。全米オープン終了後、日本の東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメントで初優勝を挙げた。
2009年の全豪オープンで、サフィナは2度目の4大大会女子シングルス決勝進出を決めた。決勝戦ではセリーナ・ウィリアムズに 0-6, 3-6 のストレートで完敗し、ここでも準優勝に終わった。4月20日付の女子テニス世界ランキングで、サフィナはS・ウィリアムズを抜き、初めて1位になった。兄のマラトも2000年秋に男子世界ランキング1位になったことがあり、“兄妹世界1位”を実現させたことになる。全仏オープンでは2年連続2度目の決勝戦に進出したが、同じロシアのスベトラーナ・クズネツォワに 4-6, 2-6 のストレートで敗れ、サフィナは全仏で2年連続・グランドスラムで2大会連続3度目の準優勝に終わった。ウィンブルドンの準決勝では、過去に5度の優勝を誇るビーナス・ウィリアムズに 1-6, 0-6 で完敗した。
2010年は全仏オープンでクルム伊達公子に 6-3, 4-6, 5-7 で敗れ1回戦敗退を喫した。2011年全豪オープンでは1回戦でキム・クライシュテルスに 0-6, 0-6 で1ゲームも奪えずに敗れた。4月末のマドリード大会2回戦でユリア・ゲルゲスに敗れた試合が最後の出場となり、3年後の2014年5月に正式に現役引退を発表した。
WTAツアー決勝進出結果
[編集]シングルス: 24回 (12勝12敗)
[編集]| 大会グレード | |
|---|---|
| 2008年以前 | 2009年以後 |
| グランドスラム (0–3) | |
| オリンピック (0-1) | |
| WTAファイナルズ (0–0) | |
| ティア I (3-2) | プレミア・マンダトリー (1-0) |
| プレミア5 (1-1) | |
| ティア II (2–0) | プレミア (0–2) |
| ティア III (2–3) | インターナショナル (1–0) |
| ティア IV & V (2–0) | |
| 結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 優勝 | 1. | 2002年7月27日 | クレー | 6–3, 4–0 途中棄権 | ||
| 優勝 | 2. | 2003年7月13日 | クレー | 6–3, 6–4 | ||
| 準優勝 | 1. | 2004年10月31日 | ハード (室内) | 3–6, 4–6 | ||
| 優勝 | 3. | 2005年2月13日 | カーペット (室内) | 6–4, 2–6, 6–3 | ||
| 優勝 | 4. | 2005年5月15日 | クレー | 7–6(2), 6–3 | ||
| 準優勝 | 2. | 2006年5月21日 | クレー | 2–6, 5–7 | ||
| 準優勝 | 3. | 2006年6月24日 | 芝 | 3–6, 4–6 | ||
| 優勝 | 5. | 2007年1月6日 | ハード | 6–3, 3–6, 7–5 | ||
| 準優勝 | 4. | 2007年4月15日 | クレー | 2–6, 2–6 | ||
| 優勝 | 6. | 2008年5月11日 | クレー | 3–6, 6–2, 6–2 | ||
| 準優勝 | 5. | 2008年6月7日 | クレー | 4–6, 3–6 | ||
| 準優勝 | 6. | 2008年6月21日 | 芝 | 5–7, 3–6 | ||
| 優勝 | 7. | 2008年7月27日 | ハード | 6–4, 6–2 | ||
| 優勝 | 8. | 2008年8月3日 | ハード | 6–2, 6–1 | ||
| 準優勝 | 7. | 2008年8月17日 | ハード | 6–3, 5–7, 3–6 | ||
| 優勝 | 9. | 2008年9月21日 | ハード | 6–1, 6–3 | ||
| 準優勝 | 8. | 2009年1月16日 | ハード | 3–6, 6–2, 1–6 | ||
| 準優勝 | 9. | 2009年1月30日 | ハード | 0–6, 3–6 | ||
| 準優勝 | 10. | 2009年5月3日 | クレー | 4–6, 3–6 | ||
| 優勝 | 10. | 2009年5月9日 | クレー | 6–3, 6–2 | ||
| 優勝 | 11. | 2009年5月17日 | クレー | 6–2, 6–4 | ||
| 準優勝 | 11. | 2009年6月6日 | クレー | 4–6, 2–6 | ||
| 優勝 | 12. | 2009年7月26日 | ハード | 6–7(5), 6–1, 7–5 | ||
| 準優勝 | 12. | 2009年8月16日 | ハード | 4–6, 2–6 |
ダブルス: 16回 (9勝7敗)
[編集]| 結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 準優勝 | 1. | 2003年1月12日 | ハード | 3-6, 6-3, 4-6 | |||
| 優勝 | 1. | 2004年9月26日 | ハード | 6–4, 6–4 | |||
| 準優勝 | 2. | 2004年1月17日 | ハード | 5-7, 6-3, 4-6 | |||
| 準優勝 | 3. | 2005年1月10日 | ハード | 4–6, 5–7 | |||
| 準優勝 | 4. | 2005年2月7日 | カーペット (室内) | 2–6, 6–2, 2–6 | |||
| 準優勝 | 5. | 2005年2月14日 | カーペット (室内) | 6–3, 4–6, 4–6 | |||
| 優勝 | 2. | 2005年6月18日 | 芝 | 6–4, 2–6, 7–6(11) | |||
| 優勝 | 3. | 2006年1月7日 | ハード | 6–2, 6–3 | |||
| 優勝 | 4. | 2006年2月19日 | カーペット (室内) | 6–1, 6–1 | |||
| 準優勝 | 6. | 2006年9月7日 | ハード | 6–7, 5–7 | |||
| 優勝 | 5. | 2007年1月6日 | ハード | 6–3, 6–4 | |||
| 優勝 | 6. | 2007年9月9日 | ハード | 6–4, 6–2 | |||
| 準優勝 | 7. | 2007年10月7日 | ハード | 7-6, 6-7, [2-10] | |||
| 優勝 | 7. | 2008年1月5日 | ハード | 6–1, 6–2 | |||
| 優勝 | 8. | 2008年3月22日 | ハード | 6–1, 1–6, [10-8] | |||
| 優勝 | 9. | 2011年3月6日 | ハード | 7–5, 2–6, [10–5] |
4大大会シングルス成績
[編集]- 略語の説明
| W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
| 大会 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 通算成績 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 全豪オープン | A | 1R | 3R | 2R | 2R | 3R | 1R | F | 4R | 1R | 15–9 |
| 全仏オープン | A | 1R | 2R | 1R | QF | 4R | F | F | 1R | A | 20–8 |
| ウィンブルドン | LQ | 1R | 1R | 3R | 3R | 2R | 3R | SF | A | A | 14–8 |
| 全米オープン | 2R | 4R | 1R | 1R | QF | 4R | SF | 3R | 1R | A | 18–9 |
外部リンク
[編集]| 受賞 | ||
|---|---|---|
| 先代 |
WTA最も上達した選手賞 2008 |
次代 |