ヌリア・リャゴステラ・ビベス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の)はリャゴステラ第二姓(母方の)はビベスです。
ヌリア・リャゴステラ・ビベス
Nuria Llagostera Vives
Tennis pictogram.svg
Nuria Llagostera Vives Allianz Cup 1.jpg
ヌリア・リャゴステラ・ビベス
基本情報
国籍 スペインの旗 スペイン
出身地 バレアレス諸島州マヨルカ島
パルマ・デ・マヨルカ
居住地 カタルーニャ州バルセロナ
生年月日 (1980-05-16) 1980年5月16日(37歳)
身長 156cm
体重 53kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 1996年
引退年 2013年
ツアー通算 18勝
シングルス 2勝
ダブルス 16勝
生涯通算成績 662勝482敗
シングルス 364勝282敗
ダブルス 298勝200敗
生涯獲得賞金 $2,636,375
4大大会最高成績・シングルス
全豪 3回戦(2001)
全仏 4回戦(2005)
全英 2回戦(2004)
全米 1回戦(2001・04・05・08-11)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 ベスト8(2009)
全仏 ベスト4(2010・12)
全英 ベスト8(2008・09・11・12)
全米 ベスト4(2012)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 35位(2005年6月5日)
ダブルス 5位(2009年11月2日)

ヌリア・リャゴステラ・ビベスNuria Llagostera Vives, 1980年5月16日 - )は、スペインパルマ・デ・マヨルカ出身の女子プロテニス選手。WTAツアーでシングルス2勝、ダブルス16勝を挙げた。自己最高ランキングはシングルス35位、ダブルス5位。身長156cm、体重53kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

来歴[編集]

1996年にプロに転向。2001年全豪オープンで予選を勝ち上がり4大大会に初出場し、キム・クライシュテルスとの3回戦まで進出した。全仏オープンでも3回戦まで進出したがその後は長く低迷が続いた。

2005年5月のSARラ・プリンセス・ラーラ・メリヤム・グランプリで初めてのツアー決勝に進出し鄭潔を 6–4, 6–2 で破りツアー初優勝を果たす。全仏オープンでは1回戦で第23シードの杉山愛を 6-3, 4-6, 6-4 、3回戦では第13シードのナタリー・ドシーを 7-6 (1), 6-3 で破り4大大会シングルス最高成績の4回戦に進出した。4回戦では第2シードのマリア・シャラポワに 2-6, 3-6 で敗れた。大会終了後のランキングで自己最高のシングルス35位を記録している。

2005年から女子国別対抗戦フェドカップの代表に選ばれ、1回戦でアルゼンチンのヒセラ・ドゥルコを 6-4, 4-6, 6-3 で破り2勝2敗で迎えた最終戦のダブルスでもアナベル・メディナ・ガリゲスと組みヒセラ・ドゥルコ&マリア・エミリア・サレルニ組を 6-4, 6-4 で破り通算成績3勝2敗で勝利した。準決勝のフランス戦ではマリー・ピエルスに 4-6, 4-6、アメリ・モレスモに 3-6, 1-6 で敗れ通算1勝3敗で敗退した。2008年の中国とのフェドカップ準決勝ではシングルスで鄭潔を 6-4, 6-3 、彭帥を 6-4, 6-4 で破りダブルスと合わせて3勝を挙げスペインの勝利に貢献した[1]。決勝でスペインはロシアに0勝4敗で敗れ準優勝に終わった。

2008年からはマリア・ホセ・マルティネス・サンチェスと組みダブルスで活躍する。2008年全仏オープン2008年ウィンブルドン選手権でベスト8、2009年は全仏オープン以外の3大会でベスト8に進出し、最終戦のWTAツアー選手権にも出場し初戦でビーナス・ウィリアムズ&セリーナ・ウィリアムズ組を 2-6, 6-4, [10-8] で破り決勝に進出。決勝ではカーラ・ブラック&リーゼル・フーバー組を 7-6(0), 5-7, [10-7] で破り優勝し初めてのビックタイトルを獲得した。

リャゴステラ・ビベスはオリンピックスペイン代表として、2008年北京五輪2012年ロンドン五輪の2大会に出場している。北京五輪ではシングルス1回戦でチェコのクララ・ザコパロバを 2-6, 6-3, 7-5 で破り初戦を突破し、2回戦で中国の鄭潔に 7-6(7), 1-6, 4-6 で敗れた。マルティネス・サンチェスとのダブルスでは1回戦でロシアのエレーナ・ベスニナ&ベラ・ズボナレワ組に 6-2, 1-6, 3-6 で敗れた。ロンドン五輪ではマルティネス・サンチェスと組んだダブルス1回戦でオーストラリアのケーシー・デラクア&サマンサ・ストーサー組を 6-1, 6-1 で破ったが、2回戦で中国の彭帥&鄭潔組に 2-6, 4-6 で敗れた。

リャゴステラ・ビベスは2012年からダブルスに専念している。2013年7月の大会でのドーピング検査で禁止薬物のメタンフェタミンが検出され2年間の出場停止処分を受け[2]、現役引退を発表した[3]

WTAツアー決勝進出結果[編集]

シングルス: 3回 (2勝1敗)[編集]

大会グレード
グランドスラム (0–0)
ティア I (0–0)
ティア II (0–0)
ティア III (1–1)
ティア IV & V (1–0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2005年5月8日 モロッコの旗 ラバト クレー 中華人民共和国の旗 鄭潔 6–4, 6–2
準優勝 1. 2005年9月26日 中華人民共和国の旗 広州 ハード 中華人民共和国の旗 晏紫 4–6, 0–4 途中棄権
優勝 2. 2008年2月24日 コロンビアの旗 ボゴタ クレー アルゼンチンの旗 マリア・エミリア・サレルニ 6–0, 6–4

ダブルス: 27回 (16勝11敗)[編集]

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
優勝 1. 2004年8月14日 ポーランドの旗 ソポト クレー スペインの旗 マルタ・マレーロ ポーランドの旗 クラウディア・ヤンス
ポーランドの旗 アリシア・ロソルスカ
6–4, 6–3
準優勝 1. 2004年10月3日 ベルギーの旗 ハッセルト ハード
(室内)
スペインの旗 マルタ・マレーロ イタリアの旗 マラ・サンタンジェロ
アメリカ合衆国の旗 ジェニファー・ラッセル
3–6, 5–7
準優勝 2. 2005年5月8日 モロッコの旗 ラバト クレー スペインの旗 ルルド・ドミンゲス・リノ フランスの旗 エミリー・ロワ
チェコの旗 バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ
6–3, 6–7(6), 5–7
準優勝 3. 2005年6月18日 オランダの旗 スヘルトーヘンボス チェコの旗 イベタ・ベネソバ ロシアの旗 ディナラ・サフィナ
スペインの旗 アナベル・メディナ・ガリゲス
4–6, 6–2, 6–7(11)
優勝 2. 2005年9月25日 中華人民共和国の旗 北京 クレー ベネズエラの旗 マリア・ベント=カブチ 中華人民共和国の旗 晏紫
中華人民共和国の旗 鄭潔
6–2, 6–4
優勝 3. 2007年6月14日 スペインの旗 バルセロナ クレー スペインの旗 アランチャ・パラ・サントンハ スペインの旗 ルルド・ドミンゲス・リノ
イタリアの旗 フラビア・ペンネッタ
7–6(3), 2–6, [12–10]
優勝 4. 2008年3月1日 メキシコの旗 アカプルコ クレー スペインの旗 マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス チェコの旗 イベタ・ベネソバ
チェコの旗 ペトラ・チェトコフスカ
6–2, 6–4
準優勝 4. 2008年5月11日 ドイツの旗 ベルリン クレー スペインの旗 マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス ジンバブエの旗 カーラ・ブラック
アメリカ合衆国の旗 リーゼル・フーバー
6–3, 2–6, [2–10]
準優勝 5. 2008年6月14日 スペインの旗 バルセロナ クレー スペインの旗 マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス スペインの旗 ルルド・ドミンゲス・リノ
スペインの旗 アランチャ・パラ・サントンハ
6–4, 5–7, [4–10]
優勝 5. 2008年7月13日 イタリアの旗 パレルモ クレー イタリアの旗 サラ・エラニ ロシアの旗 アーラ・クドゥリャフツェワ
ロシアの旗 アナスタシア・パブリュチェンコワ
2–6, 7–6(1), [10–4]
準優勝 6. 2009年1月5日 ニュージーランドの旗 オークランド ハード スペインの旗 アランチャ・パラ・サントンハ フランスの旗 ナタリー・ドシー
イタリアの旗 マラ・サンタンジェロ
6–4, 6–7(3), [10–12]
優勝 6. 2009年2月22日 コロンビアの旗 ボゴタ クレー スペインの旗 マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス イタリアの旗 フラビア・ペンネッタ
アルゼンチンの旗 ヒセラ・ドゥルコ
7–5, 3–6, [10–7]
優勝 7. 2009年2月28日 メキシコの旗 アカプルコ クレー スペインの旗 マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス スペインの旗 ルルド・ドミンゲス・リノ
スペインの旗 アランチャ・パラ・サントンハ
6–4, 6–2
優勝 8. 2009年4月19日 スペインの旗 バルセロナ クレー スペインの旗 マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス ルーマニアの旗 ソラナ・チルステア
スロベニアの旗 アンドレヤ・クレパーチ
3–6, 6–2, [10–8]
準優勝 7. 2009年7月11日 スウェーデンの旗 ボースタード クレー スペインの旗 マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス イタリアの旗 フラビア・ペンネッタ
アルゼンチンの旗 ヒセラ・ドゥルコ
2–6, 6–0, [5–10]
優勝 9. 2009年7月17日 イタリアの旗 パレルモ クレー スペインの旗 マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス ウクライナの旗 マリヤ・コリツェワ
ベラルーシの旗 ダリヤ・クツォワ
6–1, 6–2
準優勝 8. 2009年8月16日 アメリカ合衆国の旗 シンシナティ ハード スペインの旗 マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス ジンバブエの旗 カーラ・ブラック
アメリカ合衆国の旗 リーゼル・フーバー
3–6, 6–0, [2–10]
優勝 10. 2009年8月23日 カナダの旗 トロント ハード スペインの旗 マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス オーストラリアの旗 サマンサ・ストーサー
オーストラリアの旗 レネ・スタブス
2–6, 7–5, [11–9]
優勝 11. 2009年8月29日 アメリカ合衆国の旗 ニューヘイブン ハード スペインの旗 マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス チェコの旗 イベタ・ベネソバ
チェコの旗 ルーシー・ハラデツカ
6–2, 7–5
優勝 12. 2009年11月1日 カタールの旗 ドーハ ハード スペインの旗 マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス ジンバブエの旗 カーラ・ブラック
アメリカ合衆国の旗 リーゼル・フーバー
7–6(0), 5–7, [10–7]
優勝 13. 2010年2月20日 アラブ首長国連邦の旗 ドバイ ハード スペインの旗 マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス チェコの旗 クベタ・ペシュケ
スロベニアの旗 カタリナ・スレボトニク
7–6(5), 6–4
準優勝 9. 2010年5月8日 イタリアの旗 ローマ クレー スペインの旗 マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス イタリアの旗 フラビア・ペンネッタ
アルゼンチンの旗 ヒセラ・ドゥルコ
4–6, 2–6
優勝 14. 2011年4月9日 スペインの旗 マルベーリャ クレー スペインの旗 アランチャ・パラ・サントンハ イタリアの旗 サラ・エラニ
イタリアの旗 ロベルタ・ビンチ
3–6, 6–4, [10–5]
準優勝 10. 2011年7月9日 スウェーデンの旗 ボースタード クレー スペインの旗 アランチャ・パラ・サントンハ スペインの旗 ルルド・ドミンゲス・リノ
スペインの旗 マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス
3–6, 3–6
優勝 15. 2012年1月7日 オーストラリアの旗 ブリスベン ハード スペインの旗 アランチャ・パラ・サントンハ アメリカ合衆国の旗 ラケル・コップス=ジョーンズ
アメリカ合衆国の旗 アビゲイル・スピアーズ
7–6(2), 7–6(2)
優勝 16. 2012年6月23日 イギリスの旗 イーストボーン スペインの旗 マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス アメリカ合衆国の旗 リーゼル・フーバー
アメリカ合衆国の旗 リサ・レイモンド
6–4, 途中棄権
準優勝 11. 2012年10月6日 中華人民共和国の旗 北京 ハード インドの旗 サニア・ミルザ ロシアの旗 エカテリーナ・マカロワ
ロシアの旗 エレーナ・ベスニナ
5–7, 5–7

4大大会シングルス成績[編集]

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A WG Z# PO SF-B S G NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, SF-B=オリンピック銅メダル, S=オリンピック銀メダル, G=オリンピック金メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

大会 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 通算成績
全豪オープン LQ 3R 2R 1R LQ 1R 1R A LQ 1R LQ LQ 3–6
全仏オープン LQ 3R 1R A LQ 4R A 2R 1R 1R 1R 3R 8–8
ウィンブルドン A 1R A A 2R 1R A A 1R 1R 1R LQ 1–6
全米オープン LQ 1R LQ LQ 1R 1R A LQ 1R 1R 1R 1R 0–7

脚注[編集]

外部リンク[編集]