ダニール・メドベージェフ

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ダニール・メドベージェフ
Daniil Medvedev
2023年モンテカルロ・マスターズでのダニール・メドベージェフ
基本情報
フルネーム Daniil Sergeyevich Medvedev
愛称 メド(Med)
国籍 ロシア
出身地 ロシアモスクワ
生年月日 (1996-02-11) 1996年2月11日(28歳)
身長 198cm
体重 83kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2015年
ツアー通算 20勝
シングルス 20勝
ダブルス 0勝
生涯獲得賞金 40,463,620 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 準優勝(2021・22・24)
全仏 ベスト8(2021)
全英 ベスト4(2023)
全米 優勝(2021)
優勝回数 1(米1)
4大大会最高成績・ダブルス
全仏 1回戦(2017)
全米 2回戦(2017)
国別対抗戦最高成績
デビス杯 優勝(2021)
ATP杯 優勝(2021)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 1位(2022年2月28日)
ダブルス 170位(2019年8月19日)
2023年6月9日現在

ダニール・セルゲーエヴィチ・メドヴェージェフDaniil Medvedev, ロシア語: Дании́л Серге́евич Медве́дев, 1996年2月11日 - )は、ロシアモスクワ出身の男子プロテニス選手。ATPランキング自己最高位はシングルス1位、ダブルス170位。これまでにATPツアーでシングルス20勝を挙げている。身長198cm、体重83kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。「メドベデフ」の表記揺れも多い。

2021年全米オープン優勝者。2020年ATPファイナルズ優勝者。ATPマスターズ1000で6度の優勝がある。

選手経歴[編集]

ジュニア時代[編集]

メドベージェフはモスクワで生まれて、6歳の頃にテニスを始める。母親がテニススクールとスイミングスクールの広告を見かけてエンジニアの父親に相談して始めたのがきっかけである。スポーツ以外にはチェンバロギターなどの楽器の演奏も習っていた。

物理学数学が得意で、モスクワ国際関係大学に進学して経済学商業学を学んでいたが、テニスに専念するために大学を中退。その後両親と一緒にフランスに移り、現地のテニスアカデミーでトレーニングをするようになる。フランスに移り住んだことで母国語のロシア語英語フランス語が流暢に話せることになった。

2015-2016年 プロ転向[編集]

2015年ニース・オープンでのダニール・メドベージェフ

2015年にプロに転向。2016年のニース・オープンでツアーシングルス本戦初出場。サバンナ・チャレンジャー英語版の2回戦でドナルド・ヤングと対戦した際、審判も黒人であるがために「友人」のヤングに有利な判定をしたと暴言を吐き、この差別的な言動により失格となった[1]

2017年 NextGenファイナルズ3位[編集]

2017年クイーンズ・クラブ選手権でのダニール・メドベージェフ

1月のチェンナイ・オープンでATPツアー初の決勝に進出した。決勝でロベルト・バウティスタ・アグートに 3-6, 4-6 で敗れ準優勝となった。

4大大会では全豪オープンで初出場。ウィンブルドン選手権では1回戦で第5シードのスタン・ワウリンカを 6–4, 3–6, 6–4, 6–1 で破る殊勲を挙げた[2]。しかし2回戦では主審に不満を露わにし、試合後には審判台に向かって小銭を投げつけた[3]

2017年7月24日付のランキングで48位となりトップ50入り。11月の21歳以下限定のネクストジェネレーション・ATPファイナルにも出場し、ラウンドロビンを突破するも準決勝で鄭現に敗れた。

2018年 ツアー初優勝[編集]

2018年ウィンブルドンでのダニール・メドベージェフ

年始のシドニー国際でツアー2回目の決勝進出。決勝で地元オーストラリアのアレックス・デミノーに1-6, 6-4, 7-5で勝利し、ATPツアー初優勝を果たした[4]。8月のウィンストン・セーラム・オープンでツアー2勝目を挙げる。10月の楽天ジャパン・オープンでは予選から勝ち上がり、決勝で第3シードの錦織圭を 6–2, 6–4 で破り、500シリーズ初優勝。

2019年 マスターズ初優勝 全米準優勝 ATPファイナルズ初出場 トップ10入り[編集]

全豪オープンで4回戦進出。2月のソフィア・オープンで優勝しツアー4勝目を挙げる。バルセロナ・オープンでも決勝に進むも、ドミニク・ティームに敗れた。モンテカルロ・マスターズではノバク・ジョコビッチを破りベスト4入りしている。

ウィンブルドン選手権は3回戦で敗退したが、7月15日付のランキングで10位となりトップ10入りを果たした。シティ・オープンロジャーズ・カップで2週連続決勝進出したが、それぞれニック・キリオスラファエル・ナダルに敗れた。

ウエスタン・アンド・サザン・オープンでも準決勝でジョコビッチを下して3週連続となる決勝進出を決め、決勝ではダビド・ゴファンに7-6(3), 6-4で勝利して、見事マスターズ初優勝を果たした[5]。大会終了後の世界ランキングで5位を記録。

そしてこの夏絶好調の勢いで臨んだ全米オープンでは、準々決勝で2016年の同大会王者スタン・ワウリンカを7-6(6), 6-3, 3-6, 6-1で破り、グランドスラムで初めてベスト4に駒を進めた。また、これにより自己最高位を更新する世界4位に浮上することが決まった。さらに準決勝ではグリゴール・ディミトロフを7-6(5), 6-4, 6-3で下し、ロシア勢では2000年のマラト・サフィン以来となる同大会の決勝進出。ロジャーズ・カップからの3大会連続決勝は、イワン・レンドル(1982年)、アンドレ・アガシ(1995年)、ラファエル・ナダル(2013年)に次いで3人目である[6]。そして決勝、ラファエル・ナダル戦。最初の2セットを5-7, 3-6で落としたものの、そこから7-5, 6-4で挽回し、2セットオールに戻す。迎えたファイナルセット、メドベージェフは第5ゲームを40-0から失ってしまうと、第7ゲームも30-0からブレークを喫する。直後に1つブレークを返したものの、最後追いつくことは叶わず4-6で敗退。全米の決勝戦での最長を更新する4時間50分の死闘の末、準優勝に終わった[7]

サンクトペテルブルク・オープンで今季3勝目を挙げた。上海マスターズでもファビオ・フォニーニステファノス・シチパスを下して6大会連続決勝進出を果たすと、決勝でアレクサンダー・ズベレフを6-4, 6-1で破りツアー7勝目[8]。しかし、続くパリ・マスターズは初戦敗退に終わり、連続決勝進出記録は途絶えてしまった[9]

初出場のATPファイナルズは全敗でラウンドロビン敗退だったが、年間最多勝の活躍で飛躍の年を終えた[10]

2020年 マスターズ3勝目 ATPファイナルズ初優勝[編集]

2020年全豪オープンでのダニール・メドベージェフ

ATPカップではロシア代表のエースとして出場。グループステージでイタリアファビオ・フォニーニアメリカジョン・イズナーノルウェーキャスパー・ルードらを破り、ベスト8入り。準々決勝のアルゼンチン戦でディエゴ・シュワルツマンを下すなど単複ともに奮闘を見せ、チームはベスト4入りした[11]。準決勝ではセルビアノバク・ジョコビッチに敗れた。

全豪オープンでは第4シードとして出場して2年連続の4回戦進出。4回戦では第15シードのスタン・ワウリンカに2-6, 6-2, 6-4, 6-7(2), 2-6のフルセットで敗れた。オープン13では準々決勝でジル・シモンに敗れた。その後は新型コロナウイルス感染症の世界的流行によりツアーが中断された。

ツアー再開後のウエスタン・アンド・サザン・オープンでは準々決勝でロベルト・バウティスタ・アグートに敗れた。全米オープンには第3シードとして出場して無失セットでベスト4入りする昨年度準優勝者の威厳を見せる。準決勝では第2シードのドミニク・ティエムに2-6, 6-7(7), 6-7(5)のストレートで敗れた。

ドイツ国際オープンではウゴ・アンベールに初戦敗退。第4シードで迎えた全仏オープンでは4年連続で1回戦敗退。その後のサンクトペテルブルク・オープンでは2回戦でライリー・オペルカに敗退。エルステ・バンク・オープンでは準々決勝でケビン・アンダーソンに敗退。しかしパリ・マスターズでは決勝でアレクサンダー・ズベレフに5-7, 6-4, 6-1で逆転勝利。同大会初優勝を果たすとともに、マスターズ10003勝目を挙げた[12]

ATPファイナルズは3戦全勝でラウンドロビンを突破し、準決勝ではラファエル・ナダルを破る。決勝ではドミニク・ティエムに第1セットを4-6で先取されるも、第2セットをタイブレークの末取り、最終セットも勢いに乗った状態で勝ち取り最終戦初優勝を果たした[13]。年間最終ランキングは4位。

2021年 全米初優勝 全豪準優勝 ATP杯初優勝 デビス杯初優勝 世界2位[編集]

ATPカップではロシア代表のエースとして出場。グループステージではアルゼンチン戦ではディエゴ・シュワルツマンを、日本戦では錦織圭を倒して、準決勝のドイツ戦ではアレクサンダー・ズベレフを破り、決勝のイタリア戦ではマッテオ・ベレッティーニに勝利し、ロシアの優勝に大きく貢献した[14]

全豪オープンでも勢いは続き、準々決勝で同胞アンドレイ・ルブレフを、準決勝でステファノス・チチパスをストレートで下し、連勝記録を20まで伸ばすとともに決勝進出を果たした。しかし、決勝では第1シード兼前年度覇者ノバク・ジョコビッチを前に5-7, 2-6, 2-6で敗れ、準優勝だった[15]

その後3月15日付の世界ランキング2位となることが確定。BIG4以外では2005年7月18日付のランキング以来の15年7ヶ月ぶりの2位となった[16]。また、前夜のオープン13で優勝し、記録に花を添えた。

マイアミ・マスターズでは初のベスト8まで進出したがロベルト・バウティスタ・アグートに破れた。その後は苦手なクレーシーズンに突入し、マドリード・マスターズローマ・マスターズでは早期敗退。ローマでは、試合中に「クレーコートではもうプレーしたくない!」と叫び、スーパーバイザーに「頼むから失格にしてくれ。」と懇願する奇行をとった[17]。そのまま全仏オープンを迎える。期待値が低い中で第2シードとして出場し、自身初の準々決勝まで進出した。「例年より速い」と言われるコート[18] で「ハードコートのようにプレーできる」ことが好成績に繋がった[19]。準々決勝ではステファノス・チチパスに3-6, 6-7(3), 5-7のストレートで敗退したが、1回戦を突破したことのなかった全仏オープンでベスト8入りを果たした。

ウィンブルドン選手権前哨戦であるマヨルカ選手権を優勝。芝のサーフェスで初優勝を遂げると同時にツアー11勝目を達成した。ウィンブルドン選手権では3回戦で2017年ウィンブルドン選手権で準優勝したマリン・チリッチを6-7(3), 3-6, 6-3, 6-3, 6-2のフルセットで破り、自身初の4回戦に駒を進めた。4回戦では日を跨いでの死闘の結果、ホベルト・ホルカシュに6-2, 6-7(2), 6-3, 3-6, 3-6で敗退し、ベスト8入りを逃した。

2021年に開催された東京2020オリンピックロシアオリンピック委員会として出場。オリンピック初出場し、ベスト8まで進出。準々決勝ではパブロ・カレーニョ・ブスタに敗退。ダブルスでは初戦敗退。

ナショナル・バンク・オープンではホベルト・ホルカシュジョン・イズナーらを破ったのち、決勝でライリー・オペルカをストレートで快勝し、マスターズ10004勝目を挙げた。ウエスタン・アンド・サザン・オープンではマッケンジー・マクドナルドグリゴール・ディミトロフパブロ・カレーニョ・ブスタらを破り、ベスト4入り。準決勝ではアンドレイ・ルブレフに敗れた。

2021年全米オープンでは第2シードとして出場して決勝まで失セット1で危なげなく決勝に進出。第1シードのノバク・ジョコビッチと対戦。6-4, 6-4, 6-4のストレートで勝利を収め、悲願のグランドスラム初制覇を果たした。

チーム・ヨーロッパ(欧州選抜)として迎えたレーバーカップではシングルスでデニス・シャポバロフに勝利してチームの優勝に貢献した。BNPパリバ・オープンでは4回戦でグリゴール・ディミトロフに敗れた。パリ・マスターズではセバスチャン・コルダユーゴ・ガストンアレクサンダー・ズベレフらを下して決勝進出。全米オープン決勝の相手ノバク・ジョコビッチにリベンジされて準優勝。

昨年初優勝を果たしたATPファイナルズには「レッド・グループ」に割り振られ、フベルト・フルカチュアレクサンダー・ズベレフヤニック・シナーを下してグループ1位で準決勝進出。キャスパー・ルードを破り、2連覇をかけて決勝に進出。決勝ではズベレフと再び対戦し、4-6, 4-6で敗れて、2連覇は果たせなかった。

デビスカップ・ファイナルズ2021ロシアテニス連盟として出場。決勝でクロアチアマリン・チリッチを破り、優勝に貢献。年間最終ランキングは2位。

2022年 全豪2度目の準優勝 世界1位[編集]

全豪オープンでは2回戦でニック・キリオスを下して、準々決勝でフェリックス・オジェ=アリアシム、準決勝でステファノス・チチパスを破り、昨年と同じく決勝進出。決勝ではラファエル・ナダルに6-2, 7-6(5), 4-6, 4-6, 5-7のフルセットの末に敗れて準優勝。

2月のメキシコ・オープンに参戦中、同時に行われていたドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権に出場していたノバク・ジョコビッチが敗退した時点で、翌週発表のランキングにおいてメドベージェフのポイントがジョコビッチを逆転することが確定し、ATP史上27人目の世界ランク1位につくことになった[20]。ATPにおいてBIG4以外の選手がトップに立つのは2004年以来で、ロシア人選手が世界ランキング1位になるのはエフゲニー・カフェルニコフマラト・サフィンに続いて史上3人目のことであった。メキシコ・オープンは準決勝でまたナダルに敗れて、ベスト4入り。その後3週間でジョコビッチに抜き返されてしまい、ベスト4以上で1位復帰のマイアミ・オープンではベスト8に終わった。その敗退後、数か月間悩まされてきたヘルニアの手術を受けることを発表[21]。5月中旬に復帰し、復帰2大会目の全仏オープンは4回戦進出。4回戦ではマリン・チリッチに2-6, 3-6, 2-6のストレートで敗れた。

グラスシーズンではリベマ・オープンハレ・オープンで2週連続決勝進出(ともに準優勝)して1位に返り咲く充実ぶりを見せるも、ウクライナ侵攻の影響でAELTCがロシア人・ベラルーシ人選手の参加を拒否したため、ウィンブルドン選手権は出場できなかった。しかし、この排除行為を差別として容認しないATPがポイント不付与にしたことで、大会結果に関係なく2位と差が開くメドベージェフに優位な皮肉となった[22]。なお、大会期間中は元サッカードイツ代表バスティアン・シュヴァインシュタイガーゴルフを楽しんでいた[23]

ウエスタン・アンド・サザン・オープンではベスト4。ディフェンディングチャンピオンかつ第1シードとして迎えた全米オープンでは4回戦で第23シードのキリオスに敗れ、準々決勝進出を逃した。10月のエルステ・バンク・オープン決勝でデニス・シャポバロフを破り、今季初優勝。しかし、ATPファイナルズは全敗で敗退するなどし、年末順位は7位に留まった。

2023年 マスターズ6勝目[編集]

1月、アデレード国際1ではベスト4進出。準決勝ではノバク・ジョコビッチに3-6, 4-6で敗れた。全豪オープンでは3回戦で第29シードのセバスチャン・コルダに6-7(7), 3-6, 6-7(4)のストレートで敗れた。ATPランキングは12位に下がった。

2月中旬からのABNアムロ・オープンカタール・エクソンモービル・オープンドバイ・テニス選手権で3週連続優勝を果たす[24]。この中には、BIG4アンディ・マリーや同じくBIG4でATPランキング1位で20連勝中だったジョコビッチ撃破も含む[25]。3月のBNPパリバ・オープンは決勝に進出したが、カルロス・アルカラスに3-6, 2-3のストレートで敗れ、連勝は19で止まった[26]。続くマイアミ・オープンも決勝に進出すると、ヤニック・シナーを7-5, 6-3のストレートで破り、同大会初優勝、ATPマスターズ1000では5勝目をあげた[27]。ATPランキングは4位に回復させた。

2023年モンテカルロ・マスターズでのダニール・メドベージェフ

4月、クレーシーズンに入ると、モンテカルロ・マスターズではベスト8。マドリード・オープンでは4回戦で敗退したが、この大会中にツアー300勝目を達成。5月、BNLイタリア国際では、4度目の出場で初勝利、クレー大会初優勝を果たした[28]全仏オープンは1回戦でチアゴ・ザイボチ・ヴィウチにフルセットの末に敗れ、3年ぶり5度目の初戦敗退を喫した。ウィンブルドンは準決勝でカルロス・アルカラスにストレート負け。全米オープンでは2021年以来の2度目の決勝進出を果たしたがノバク・ジョコビッチに3-6, 6-7, 3-6のストレートで敗れ、再び準優勝に終わった。年間最終ランキングは3位。

2024年 全豪3度目の準優勝[編集]

全豪オープンには前哨戦を挟まず直行。2回戦のエーミル・ルースブオリ戦、準決勝のアレクサンダー・ズベレフ戦と2度の2セットダウンを跳ね除け3度目の決勝進出を果たす。しかし決勝でヤニック・シナーに3-6, 3-6, 6-4, 6-4, 6-3で敗戦。一昨年と同じように2セットアップからの逆転をやられ、またしても栄冠を掴めなかった[29]

プレースタイル[編集]

フラットドライブのストロークを軸に戦うベースライナー。長身ながらスピードと体力による高いコートカバーリング能力を有しており、低い位置で卓越した能力を発揮する。その非常に広いコートカバーから「オクトパス」とも称される[30]。武器はバックハンドストロークで、正確な深い球のダウンザラインでウィナーを奪う。サーブも強力で、212 km/hに達するフラットサーブとキックやスライスのセカンドサーブを駆使し、81.5%をキープしている[31]

ステファノス・チチパスは「奇妙」で「どうしてミスしたのか分からないようなミスショットを打たされてしまう」と評し、錦織圭は「他の選手の戦い方をよくわかっていて、どのようなタイプの選手に対しても、とてもうまく対応していると思います」とコメントしている[32]

2017年ウィンブルドン選手権で主審にコインを投げつけたり、2019年全米オープンでは中指を立てたりと、問題行動を時折見せることもある[33]

主要大会決勝[編集]

グランドスラム[編集]

シングルス:6(優勝1回、準優勝5回)[編集]

結果 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 2019年 アメリカ合衆国の旗 全米オープン ハード スペインの旗 ラファエル・ナダル 5-7, 3-6, 7-5, 6-4, 4-6
準優勝 2021年 オーストラリアの旗 全豪オープン ハード セルビアの旗 ノバク・ジョコビッチ 5-7, 2-6, 2-6
優勝 2021年 アメリカ合衆国の旗 全米オープン ハード セルビアの旗 ノバク・ジョコビッチ 6-4, 6-4, 6-4
準優勝 2022年 オーストラリアの旗 全豪オープン ハード スペインの旗 ラファエル・ナダル 6-2, 7-6(7-5), 4-6, 4-6, 5-7
準優勝 2023年 アメリカ合衆国の旗 全米オープン ハード セルビアの旗 ノバク・ジョコビッチ 3-6, 6-7(5–7), 3-6
準優勝 2024年 オーストラリアの旗 全豪オープン ハード イタリアの旗 ヤニック・シナー 6-3, 6-3, 4-6, 4-6, 3-6

ATPファイナルズ[編集]

シングルス:2(優勝1回、準優勝1回)[編集]

結果 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 2020年 イギリスの旗 ロンドン ハード (室内) オーストリアの旗 ドミニク・ティーム 4-6, 7-6(7-2), 6-4
準優勝 2021年 イタリアの旗 トリノ ハード (室内) ドイツの旗 アレクサンダー・ズベレフ 4-6, 4-6

ATPマスターズ1000[編集]

シングルス:10(優勝6回、準優勝4回)[編集]

結果 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 2019年 カナダの旗 モントリオール ハード スペインの旗 ラファエル・ナダル 3-6, 0-6
優勝 2019年 アメリカ合衆国の旗 シンシナティ ハード ベルギーの旗 ダビド・ゴファン 7-6(7-3), 6-4
優勝 2019年 中華人民共和国の旗 上海 ハード ドイツの旗 アレクサンダー・ズベレフ 6-4, 6-1
優勝 2020年 フランスの旗 パリ ハード (室内) ドイツの旗 アレクサンダー・ズベレフ 5-7, 6-4, 6-1
優勝 2021年 カナダの旗 トロント ハード アメリカ合衆国の旗 ライリー・オペルカ 6-4, 6-3
準優勝 2021年 フランスの旗 パリ ハード (室内) セルビアの旗 ノバク・ジョコビッチ 6-4, 3-6, 3-6
準優勝 2023年 アメリカ合衆国の旗 インディアンウェルズ ハード スペインの旗 カルロス・アルカラス 3-6, 2-6
優勝 2023年 アメリカ合衆国の旗 マイアミ ハード イタリアの旗 ヤニック・シナー 7-5, 6-3
優勝 2023年 イタリアの旗 ローマ クレー デンマークの旗 ホルガ・ルーネ 7-5, 7-5
準優勝 2024年 アメリカ合衆国の旗 インディアンウェルズ ハード スペインの旗 カルロス・アルカラス 6-7(5-7), 1-6

ATPツアー決勝進出結果[編集]

シングルス:38回(20勝18敗)[編集]

大会グレード
グランドスラム (1–5)
ATPファイナルズ (1–1)
ATPツアー・マスターズ1000 (6–4)
ATPツアー500 (4–5)
ATPツアー250 (8–3)
サーフェス別タイトル
ハード (18–15)
クレー (1–1)
芝 (1–2)
カーペット (0–0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2017年1月8日 インドの旗 チェンナイ ハード スペインの旗 ロベルト・バウティスタ・アグート 3-6, 4-6
優勝 1. 2018年1月13日 オーストラリアの旗 シドニー ハード オーストラリアの旗 アレックス・デミノー 1-6, 6-4, 7-5
優勝 2. 2018年8月25日 アメリカ合衆国の旗 ウィンストン・セーラム ハード アメリカ合衆国の旗 スティーブ・ジョンソン 6-4, 6-4
優勝 3. 2018年10月7日 日本の旗 東京 ハード (室内) 日本の旗 錦織圭 6-2, 6-4
準優勝 2. 2019年1月6日 オーストラリアの旗 ブリスベン ハード 日本の旗 錦織圭 4-6, 6-3, 2-6
優勝 4. 2019年2月10日 ブルガリアの旗 ソフィア ハード (室内) ハンガリーの旗 マートン・フチョビッチ 6-4, 6-3
準優勝 3. 2019年4月28日 スペインの旗 バルセロナ クレー オーストリアの旗 ドミニク・ティーム 4-6, 0-6
準優勝 4. 2019年8月4日 アメリカ合衆国の旗 ワシントンD.C. ハード オーストラリアの旗 ニック・キリオス 6-7(6-8), 6-7(4-7)
準優勝 5. 2019年8月11日 カナダの旗 モントリオール ハード スペインの旗 ラファエル・ナダル 3-6, 0-6
優勝 5. 2019年8月18日 アメリカ合衆国の旗 シンシナティ ハード ベルギーの旗 ダビド・ゴファン 7-6(7-3), 6-4
準優勝 6. 2019年9月8日 アメリカ合衆国の旗 全米オープン ハード スペインの旗 ラファエル・ナダル 5-7, 3-6, 7-5, 6-4, 4-6
優勝 6. 2019年9月22日 ロシアの旗 サンクトペテルブルク ハード (室内) クロアチアの旗 ボルナ・チョリッチ 6-3, 6-1
優勝 7. 2019年10月13日 中華人民共和国の旗 上海 ハード ドイツの旗 アレクサンダー・ズベレフ 6-4, 6-1
優勝 8. 2020年11月8日 フランスの旗 パリ ハード (室内) ドイツの旗 アレクサンダー・ズベレフ 5-7, 6-4, 6-1
優勝 9. 2020年11月23日 イギリスの旗 ロンドン ハード (室内) オーストリアの旗 ドミニク・ティーム 4-6, 7-6(7-2), 6-4
準優勝 7. 2021年2月21日 オーストラリアの旗 全豪オープン ハード セルビアの旗 ノバク・ジョコビッチ 5-7, 2-6, 2-6
優勝 10. 2021年3月14日 フランスの旗 マルセイユ ハード (室内) フランスの旗 ピエール=ユーグ・エルベール 6-4, 6-7(4-7), 6-4
優勝 11. 2021年6月27日 スペインの旗 マヨルカ アメリカ合衆国の旗 サム・クエリー 6-4, 6-2
優勝 12. 2021年8月15日 カナダの旗 トロント ハード アメリカ合衆国の旗 ライリー・オペルカ 6-4, 6-3
優勝 13. 2021年9月12日 アメリカ合衆国の旗 全米オープン ハード セルビアの旗 ノバク・ジョコビッチ 6-4, 6-4, 6-4
準優勝 8. 2021年11月7日 フランスの旗 パリ ハード (室内) セルビアの旗 ノバク・ジョコビッチ 6-4, 3-6, 3-6
準優勝 9. 2021年11月21日 イタリアの旗 トリノ ハード (室内) ドイツの旗 アレクサンダー・ズベレフ 4-6, 4-6
準優勝 10. 2022年1月30日 オーストラリアの旗 全豪オープン ハード スペインの旗 ラファエル・ナダル 6-2, 7-6(7-5), 4-6, 4-6, 5-7
準優勝 11. 2022年6月12日 オランダの旗 スヘルトーヘンボス オランダの旗 ティム・ファン・ライトホフェン 4-6, 1-6
準優勝 12. 2022年6月19日 ドイツの旗 ハレ ポーランドの旗 フベルト・フルカチュ 1-6, 4-6
優勝 14. 2022年8月7日 メキシコの旗 ロス・カボス ハード イギリスの旗 キャメロン・ノリー 7-5, 6-0
優勝 15. 2022年10月30日 オーストリアの旗 ウィーン ハード (室内) カナダの旗 デニス・シャポバロフ 4-6, 6-3, 6-2
優勝 16. 2023年2月19日 オランダの旗 ロッテルダム ハード (室内) イタリアの旗 ヤニック・シナー 5-7, 6-2, 6-2
優勝 17. 2023年2月26日 カタールの旗 ドーハ ハード イギリスの旗 アンディ・マリー 6-4, 6-4
優勝 18. 2023年3月5日 アラブ首長国連邦の旗 ドバイ ハード ロシアの旗 アンドレイ・ルブレフ 6-2, 6-2
準優勝 13. 2023年3月20日 アメリカ合衆国の旗 インディアンウェルズ ハード スペインの旗 カルロス・アルカラス 3-6, 2-6
優勝 19. 2023年4月2日 アメリカ合衆国の旗 マイアミ ハード イタリアの旗 ヤニック・シナー 7-5, 6-3
優勝 20. 2023年5月21日 イタリアの旗 ローマ クレー デンマークの旗 ホルガ・ルーネ 7-5, 7-5
準優勝 14. 2023年9月10日 アメリカ合衆国の旗 全米オープン ハード セルビアの旗 ノバク・ジョコビッチ 3-6, 6-7(5-7), 3-6
準優勝 15. 2023年10月4日 中華人民共和国の旗 北京 ハード イタリアの旗 ヤニック・シナー 6-7(2-7), 6-7(2-7)
準優勝 16. 2023年10月29日 オーストリアの旗 ウィーン ハード (室内) イタリアの旗 ヤニック・シナー 6-7(7-9), 6-4, 3-6
準優勝 17. 2024年1月28日 オーストラリアの旗 全豪オープン ハード イタリアの旗 ヤニック・シナー 6-3, 6-3, 4-6, 4-6, 3-6
準優勝 18. 2024年3月17日 アメリカ合衆国の旗 インディアンウェルズ ハード スペインの旗 カルロス・アルカラス 6-7(5-7), 1-6

成績[編集]

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 通算成績
グランドスラム
全豪オープン A A 1R 2R 4R 4R F F 3R F 27–8
全仏オープン A A 1R 1R 1R 1R QF 4R 1R 7–7
ウィンブルドン A Q3 2R 3R 3R NH 4R A SF 13–5
全米オープン A Q1 1R 3R F SF W 4R F 29–6
勝–敗 0–0 0–0 1–4 5–4 11–4 8–3 20–3 12–3 13–4 6–1 76–26
年間最終戦
ATPファイナルズ Did Not Qualify RR W F RR SF 11–9
ATPツアー・マスターズ1000
インディアンウェルズ A A 1R 3R 3R NH 4R 3R F F 16–7
マイアミ A A A 2R 4R NH QF QF W SF 18–5
モンテカルロ A Q1 1R 2R SF NH A A QF 3R 8–5
マドリード A A A 1R 1R NH 3R A 4R 3–4
ローマ A A A 1R 1R A 2R A W 6–3
カナダ A A 1R 3R F NH W 2R QF 13–5
シンシナティ A A 1R 1R W QF SF SF 3R 15–6
上海 A A 1R 2R W Not Held 3R 7–3
パリ A A Q1 2R 2R W F 2R 2R 10–5
勝–敗 0–0 0–0 0–5 8–9 22–7 7–1 18–6 7–5 23–6 10–3 91–42
国別対抗戦
オリンピック NH A Not Held QF Not Held 3–1
デビスカップ A A 1R Z1 QR NH W A A 8–2
通算成績
2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 通算
出場大会数 0 5 24 26 23 11 17 18 22 5 151
優勝大会数 0 0 0 3 4 2 4 2 5 0 20
決勝進出大会数 0 0 1 3 9 2 7 5 9 2 38
本戦勝–敗 0–0 5–5 24–26 43–24 59–21 28–10 63–13 45–19 66–18 20–5 353–141
年末の順位 329 99 65 16 5 4 2 7 3

大会最高成績[編集]

大会 成績
ATPファイナルズ W 2020
インディアンウェルズ F 2023, 2024
マイアミ W 2023
モンテカルロ SF 2019
マドリード 4R 2023
ローマ W 2023
カナダ W 2021
シンシナティ W 2019
上海 W 2019
パリ W 2020
オリンピック QF 2021
デビスカップ W 2021
ATPカップ W 2021

脚注[編集]

  1. ^ Alexander, Harriet (2016年4月22日). “Russian tennis player disqualified from US tournament for saying black umpire is 'friends' with his black opponent”. The Telegraph. ISSN 0307-1235. https://www.telegraph.co.uk/news/2016/04/22/russian-tennis-player-disqualified-from-us-tournament-for-saying/ 
  2. ^ “第5シードのワウリンカが初戦敗退、21歳のメドべデフが金星 ウィンブルドン”. THE TENNIS DAILY. (2017年7月4日). オリジナルの2017年11月29日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/tZExn 
  3. ^ ワウリンカ撃破の若手が暴走、審判台に小銭投げる ウィンブルドン”. www.afpbb.com. 2019年8月19日閲覧。
  4. ^ メドベージェフが快進撃のデミノー下しツアー初制覇、シドニー国際”. www.afpbb.com. 2019年8月19日閲覧。
  5. ^ メドベージェフが三度目の正直、W&Sオープン優勝で世界5位へ”. www.afpbb.com. 2019年8月19日閲覧。
  6. ^ メドベージェフ、ディミトロフ下しGS初の決勝進出 全米OP”. www.afpbb.com. 2019年9月9日閲覧。
  7. ^ 「素晴らしい夏だった」、メドベージェフは惜敗にも充実感 全米OP”. www.afpbb.com. 2019年10月30日閲覧。
  8. ^ “テニス=マスターズ上海、メドベージェフが優勝”. Reuters. (2019年10月14日). https://jp.reuters.com/article/tennis-shanghai-idJPKBN1WT02O 
  9. ^ メドベージェフまさかの2回戦敗退、前年王者も姿消す パリ・マスターズ”. www.afpbb.com. 2019年10月30日閲覧。
  10. ^ Daniil's Destiny: Short-Term Pain Fuels Long-Term Gain”. ATP Tour. 2019年11月16日閲覧。
  11. ^ 血気盛んなメドベージェフがシュワルツマンを倒してロシアがベスト4へ [ATPカップ]”. tennismagazine.jp. 2020年1月27日閲覧。
  12. ^ 好調メドベージェフがパリ・マスターズ初V、ズベレフに逆転勝ち”. 2020年11月11日閲覧。
  13. ^ メドベージェフ、ティエムに逆転勝利でATPファイナルズ制覇”. www.afpbb.com. 2021年2月5日閲覧。
  14. ^ ロシアがATPカップ初優勝、シングルスの二人が圧巻の強さ”. AFP. 2021年2月22日閲覧。
  15. ^ ビッグ3は「テニスサイボーグ」 全豪OP準優勝のメドベージェフも脱帽”. AFP通信. 2021年2月22日閲覧。
  16. ^ メドベージェフが世界2位に、「4強」以外では約16年ぶり”. AFP通信. 2021年3月13日閲覧。
  17. ^ メドベージェフがまさかの申し出「失格にして」”. テニスデイリー. 2021年6月17日閲覧。
  18. ^ 錦織圭、全仏最大のヤマ場。自ら語った世界6位ズベレフとの再戦の展望は?”. web Sportiva. 2021年6月17日閲覧。
  19. ^ 5度目の挑戦でメドベージェフがついにロラン・ギャロス初勝利「ハードコートのようにプレーできる」”. tennismagazine.jp. 2021年6月17日閲覧。
  20. ^ メドベージェフが史上27人目の1位に、 最新世界ランク”. www.afpbb.com. 2022年7月16日閲覧。
  21. ^ 世界2位のメドベージェフがヘルニア手術のため最大2か月の離脱を発表「とてもつらかった」”. THE DIGEST. 2022年7月16日閲覧。
  22. ^ メドベージェフ、世界1位へ闘志 ウィンブルドン除外も返り咲きか―全仏テニス”. 時事ドットコム. 2022年7月16日閲覧。
  23. ^ メドベージェフが元サッカー選手とゴルフ!「ウィンブルドン」の優勝候補も予想”. WOWOWテニスワールド. 2022年7月16日閲覧。
  24. ^ メドベージェフ 3週連続優勝”. tennis365.net. 2023年3月21日閲覧。
  25. ^ メドベージェフが会心のテニスで20連勝中だったジョコビッチを倒して3週連続優勝に王手 [ドバイ選手権]”. テニスマガジンONLINE. 2023年3月21日閲覧。
  26. ^ メド準Vも「ポジティブ」”. tennis365.net. 2023年3月21日閲覧。
  27. ^ メドベージェフがシナーを下して大会初優勝、ここ5大会で4つ目のタイトルを獲得「最後のほうはかなり震えた」 [マイアミ・オープン]”. テニスマガジンONLINE (2023年4月3日). 2023年4月8日閲覧。
  28. ^ メドベージェフがクレーコートで初のツアー優勝「実力を証明できて本当にうれしい」 [イタリア国際]”. テニスマガジンONLINE. 2023年6月21日閲覧。
  29. ^ シナー 全豪OP制しGS初優勝”. テニス365 | tennis365.net. 2024年2月4日閲覧。
  30. ^ Daniil Medvedev: Octopus' is my most common nickname but I prefer 'Bear'” (英語). 2022年2月12日閲覧。
  31. ^ Daniil Medvedevi”. TieBreakTens. 2021年2月20日閲覧。
  32. ^ 錦織、チチパスも舌を巻く!メドベージェフの強さとは?「彼の試合は奇妙!」”. エキサイトニュース. 2019年9月24日閲覧。
  33. ^ 「メドベージェフは新しい悪役」。不適切な行為を重ねたあげく、観客を煽る”. テニスデイリー. 2019年9月24日閲覧。

外部リンク[編集]