ダニール・メドベージェフ

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  • ダニール・メドベデフ
ダニール・メドベージェフ
Daniil Medvedev
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ダニール・メドベージェフ
基本情報
フルネーム Daniil Sergeyevich Medvedev
国籍 ロシアの旗 ロシア
出身地 同・モスクワ
居住地 フランスの旗 フランスアンティーブ
生年月日 (1996-02-11) 1996年2月11日(23歳)
身長 198cm
体重 81kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2015年
ツアー通算 7勝
シングルス 7勝
ダブルス 0勝
生涯獲得賞金 8,171,483 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 4回戦(2019)
全仏 1回戦(2017-19)
全英 3回戦(2018・19)
全米 準優勝(2019)
4大大会最高成績・ダブルス
全仏 1回戦(2017)
全米 2回戦(2017)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 4位(2019年9月9日)
ダブルス 170位(2019年8月19日)
2019年11月16日現在

ダニール・セルゲーエヴィチ・メドヴェージェフDaniil Medvedev, ロシア語: Дании́л Серге́евич Медве́дев, 1996年2月11日 - )は、ロシアモスクワ出身の男子プロテニス選手。ATPツアーでシングルス7勝。自己最高ランキングはシングルス4位。身長198cm。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。「メドベデフ」の表記揺れも多い。

来歴[編集]

6歳からテニスを始める。2015年にプロに転向。

2016年のニース・オープンでシングルス本戦初出場。サバンナ・チャレンジャーの2回戦でドナルド・ヤングと対戦したが、審判も黒人であるがために「友人」のヤングに有利な判定をしたと暴言を吐き、この差別的な言動により失格となった[1]

2017年 ツアー決勝進出、トップ50入り[編集]

1月のチェンナイ・オープンでATPツアー初の決勝に進出した。決勝でロベルト・バウティスタ・アグートに 3-6, 4-6 で敗れ準優勝となった。

4大大会では全豪オープンで初出場。ウィンブルドン選手権では1回戦で第5シードのスタン・ワウリンカを 6–4, 3–6, 6–4, 6–1 で破る殊勲を挙げた[2]。しかし2回戦では主審に不満を露わにし、試合後には審判台に向かって小銭を投げつけた[3]

2017年7月24日付のランキングで48位となりトップ50入り。11月の21歳以下限定のネクストジェネレーション・ATPファイナルにも出場し、ラウンドロビンを突破するも準決勝で鄭現に敗れた。

2018年 ツアー初優勝[編集]

年始のシドニー国際でツアー2回目の決勝進出。決勝で地元オーストラリアのアレックス・デ・ミノーに1-6, 6-4, 7-5で勝利し、ATPツアー初優勝を果たした[4]。8月のウィンストン・セーラム・オープンでツアー2勝目を挙げる。10月の楽天ジャパン・オープンでは予選から勝ち上がり、決勝で第3シードの錦織圭を 6–2, 6–4 で破り、500シリーズ初優勝。

2019年 マスターズ初優勝、全米準優勝、トップ10入り[編集]

全豪オープンで4回戦進出。2月のソフィア・オープンで優勝しツアー4勝目を挙げる。バルセロナ・オープンでも決勝に進むも、ドミニク・ティエムに敗れた。モンテカルロ・マスターズではノバク・ジョコビッチを破りベスト4入りしている。ウィンブルドン選手権は3回戦で敗退したが、7月15日付のランキングで10位となりトップ10入りを果たした。シティ・オープンロジャーズ・カップで2週連続決勝進出したが、それぞれニック・キリオスラファエル・ナダルに敗れた。続くウエスタン・アンド・サザン・オープンでも準決勝でジョコビッチを下して3週連続となる決勝進出を決め、決勝ではダビド・ゴフィンに7-6(3), 6-4で勝利して、見事マスターズ初優勝を果たした[5]。大会終了後の世界ランキングで5位を記録。

そしてこの夏絶好調の勢いで臨んだ全米オープンでは、準々決勝で2016年の同大会王者スタン・ワウリンカを7-6(6),6-3,3-6,6-1で破り、グランドスラムで初めてベスト4に駒を進めた。また、これにより自己最高位を更新する世界4位に浮上することが決まっている。さらに準決勝ではグリゴール・ディミトロフを7-6(5),6-4,6-3で下し、ロシア勢では2000年のマラト・サフィン以来となる同大会の決勝進出。ロジャーズ・カップからの3大会連続決勝は、イワン・レンドル(1982年),アンドレ・アガシ(1995年),ラファエル・ナダル(2013年)に次いで3人目である[6]。そして決勝、ラファエル・ナダル戦。最初の2セットを5-7,3-6で落としたものの、そこから7-5,6-4で挽回し、2セットオールに戻す。迎えたファイナルセット、メドベージェフは第5ゲームを40-0から失ってしまうと、第7ゲームも30-0からブレークを喫する。直後に1つブレークを返したものの、最後追いつくことは叶わず4-6で敗退。全米の決勝戦での最長を更新する4時間50分の死闘の末、準優勝に終わった[7]

サンクトペテルブルク・オープンで今季3勝目を挙げた。上海マスターズでもファビオ・フォニーニステファノス・シチパスを下して6大会連続決勝進出を果たすと、決勝でアレクサンダー・ズベレフを6-4, 6-1で破りツアー7勝目[8]。しかし、続くパリ・マスターズは初戦敗退に終わり、連続決勝進出記録は途絶えてしまった[9]。初出場のATPファイナルズは全敗でラウンドロビン敗退だったが、年間最多勝の活躍で飛躍の年を終えた[10]

選手としての特徴[編集]

フラットドライブのストロークを軸に戦うベースライナー。ステファノス・シチパスは、「奇妙」で「どうしてミスしたのか分からないようなミスショットを打たされてしまう。」と評し、錦織圭は、「他の選手の戦い方をよくわかっていて、どのようなタイプの選手に対しても、とてもうまく対応していると思います」とコメントしている。[11]

2017年ウィンブルドン選手権で主審にコインを投げつけたり、2019年全米オープンでは中指を立てたりと、時折問題行動を見せることもある[12]

主要大会決勝[編集]

グランドスラム決勝[編集]

シングルス: 1 (1準優勝)[編集]

結果 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 2019年 アメリカ合衆国の旗 全米オープン ハード スペインの旗 ラファエル・ナダル 5-7, 3-6, 7-5, 6-4, 4-6

マスターズ1000決勝[編集]

シングルス:3 (タイトル2回 準優勝1回)[編集]

結果 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 2019年 カナダの旗 モントリオール ハード スペインの旗 ラファエル・ナダル 3-6, 0-6
優勝 2019年 アメリカ合衆国の旗 シンシナティ ハード ベルギーの旗 ダビド・ゴファン 7-6(7-3), 6-4
優勝 2019年 中華人民共和国の旗 上海 ハード ドイツの旗 アレクサンダー・ズベレフ 6-4, 6-1

ATPツアー決勝進出結果[編集]

シングルス: 13回 (7勝6敗)[編集]

大会グレード
グランドスラム (0-1)
ATPワールドツアー・ファイナル (0-0)
ATPワールドツアー・マスターズ1000 (2-1)
ATPワールドツアー・500シリーズ (1-2)
ATPワールドツアー・250シリーズ (4-2)
サーフェス別タイトル
ハード (7–5)
クレー (0-1)
芝 (0-0)
カーペット (0-0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2017年1月8日 インドの旗 チェンナイ ハード スペインの旗 ロベルト・バウティスタ・アグート 3-6, 4-6
優勝 1. 2018年1月13日 オーストラリアの旗 シドニー ハード オーストラリアの旗 アレックス・デミノー 1–6, 6–4, 7–5
優勝 2. 2018年8月25日 アメリカ合衆国の旗 ウィンストン・セーラム ハード アメリカ合衆国の旗 スティーブ・ジョンソン 6–4, 6–4
優勝 3. 2018年10月7日 日本の旗 東京 ハード (室内) 日本の旗 錦織圭 6–2, 6–4
準優勝 2. 2019年1月6日 オーストラリアの旗 ブリスベン ハード 日本の旗 錦織圭 4-6, 6-3, 2-6
優勝 4. 2019年2月10日 ブルガリアの旗 ソフィア ハード (室内) ハンガリーの旗 マートン・フチョビッチ 6-4, 6-3
準優勝 3. 2019年4月28日 スペインの旗 バルセロナ クレー オーストリアの旗 ドミニク・ティーム 4-6, 0-6
準優勝 4. 2019年8月4日 アメリカ合衆国の旗 ワシントンD.C. ハード オーストラリアの旗 ニック・キリオス 6-7(6-8), 6-7(4-7)
準優勝 5. 2019年8月11日 カナダの旗 モントリオール ハード スペインの旗 ラファエル・ナダル 3-6, 0-6
優勝 5. 2019年8月18日 アメリカ合衆国の旗 シンシナティ ハード ベルギーの旗 ダビド・ゴファン 7-6(7-3), 6-4
準優勝 6. 2019年9月8日 アメリカ合衆国の旗 全米オープン ハード スペインの旗 ラファエル・ナダル 5-7, 3-6, 7-5, 6-4, 4-6
優勝 6. 2019年9月22日 ロシアの旗 サンクトペテルブルク ハード (室内) クロアチアの旗 ボルナ・チョリッチ 6-3, 6-1
優勝 7. 2019年10月13日 中華人民共和国の旗 上海 ハード ドイツの旗 アレクサンダー・ズベレフ 6-4, 6-1

成績[編集]

4大大会シングルス[編集]

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A WG Z# PO SF-B S G NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, SF-B=オリンピック銅メダル, S=オリンピック銀メダル, G=オリンピック金メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

大会 2016 2017 2018 2019 通算成績
全豪オープン A 1R 2R 4R 4–3
全仏オープン A 1R 1R 1R 0–3
ウィンブルドン LQ 2R 3R 3R 5–3
全米オープン LQ 1R 3R F 8–3

大会最高成績[編集]

大会 成績
ATPファイナルズ RR 2019
Next Genファイナル 3rd 2017
インディアンウェルズ 3R 2018, 2019
マイアミ 4R 2019
モンテカルロ SF 2019
マドリード 1R 2018, 2019
ローマ 1R 2018, 2019
カナダ F 2019
シンシナティ W 2019
上海 W 2019
パリ 2R 2018, 2019
オリンピック A 出場なし
デビスカップ 1R 2017

脚注[編集]

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  1. ^ Alexander, Harriet (2016年4月22日). “Russian tennis player disqualified from US tournament for saying black umpire is 'friends' with his black opponent”. The Telegraph. ISSN 0307-1235. https://www.telegraph.co.uk/news/2016/04/22/russian-tennis-player-disqualified-from-us-tournament-for-saying/ 
  2. ^ “第5シードのワウリンカが初戦敗退、21歳のメドべデフが金星 ウィンブルドン”. THE TENNIS DAILY. (2017年7月4日). オリジナルの2017年11月29日時点によるアーカイブ。. https://archive.is/tZExn 
  3. ^ ワウリンカ撃破の若手が暴走、審判台に小銭投げる ウィンブルドン”. www.afpbb.com. 2019年8月19日閲覧。
  4. ^ メドベージェフが快進撃のデミノー下しツアー初制覇、シドニー国際”. www.afpbb.com. 2019年8月19日閲覧。
  5. ^ メドベージェフが三度目の正直、W&Sオープン優勝で世界5位へ”. www.afpbb.com. 2019年8月19日閲覧。
  6. ^ メドベージェフ、ディミトロフ下しGS初の決勝進出 全米OP” (日本語). www.afpbb.com. 2019年9月9日閲覧。
  7. ^ 「素晴らしい夏だった」、メドベージェフは惜敗にも充実感 全米OP”. www.afpbb.com. 2019年10月30日閲覧。
  8. ^ “テニス=マスターズ上海、メドベージェフが優勝”. Reuters. (2019年10月14日). https://jp.reuters.com/article/tennis-shanghai-idJPKBN1WT02O 
  9. ^ メドベージェフまさかの2回戦敗退、前年王者も姿消す パリ・マスターズ”. www.afpbb.com. 2019年10月30日閲覧。
  10. ^ Daniil's Destiny: Short-Term Pain Fuels Long-Term Gain”. ATP Tour. 2019年11月16日閲覧。
  11. ^ 錦織、チチパスも舌を巻く!メドベージェフの強さとは?「彼の試合は奇妙!」”. エキサイトニュース. 2019年9月24日閲覧。
  12. ^ 「メドベージェフは新しい悪役」。不適切な行為を重ねたあげく、観客を煽る”. テニスデイリー. 2019年9月24日閲覧。

外部リンク[編集]