ブノワ・ペール
この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。
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![]() ブノワ・ペール | ||||
基本情報 | ||||
国籍 |
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出身地 |
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居住地 |
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生年月日 | 1989年5月8日(31歳) | |||
身長 | 196cm | |||
体重 | 80kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2007年 | |||
ツアー通算 | 4勝 | |||
シングルス | 3勝 | |||
ダブルス | 1勝 | |||
生涯獲得賞金 | 8,375,806 アメリカ合衆国ドル | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 3回戦(2014・17) | |||
全仏 | 4回戦(2019) | |||
全英 | 4回戦(2017・19) | |||
全米 | 4回戦(2015) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | ベスト8(2013) | |||
全仏 | 2回戦(2018) | |||
全英 | 1回戦(2012-16・18) | |||
全米 | 2回戦(2012) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 18位(2016年1月11日) | |||
ダブルス | 78位(2020年2月3日) | |||
2020年2月3日現在 |
ブノワ・ペール(Benoît Paire、 1989年5月8日 - )は、フランス・アヴィニョン出身の男子プロテニス選手。英語読みのブノワ・ペア表記もある。ATP自己最高ランクはシングルス18位、ダブルス84位。これまでにATPツアーではシングルス3勝、ダブルスで1勝を挙げている。身長196cm、体重80kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。
2013年BNLイタリア国際ベスト4。2013年全豪オープン男子ダブルスベスト8。
来歴[編集]
2013年全豪オープン男子ダブルスにトマス・ベルッシと組み出場。グランドスラム初のベスト8に進出を果たした。2013年BNLイタリア国際ではフアン・モナコ、ジュリアン・ベネトー、第7シードのフアン・マルティン・デル・ポトロ、マルセル・グラノリェルスを破り自身マスターズ1000初のベスト4に進出を果たした。
2014年は右膝の故障に苦しみ、トップ100から陥落してしまった。
2015年7月のスウェーデン・オープンでは決勝でトミー・ロブレドを7-6(7), 6-3で勝利し、キャリア8年で漸くツアー初優勝を果たした。2015年全米オープンでは1回戦で第4シードの錦織圭に6-4, 3-6, 4-6, 7-6(6), 6-4で勝利。2回戦でマルセル・イルハン、3回戦で第26シードのトミー・ロブレドを破り、グランドスラムのシングルスで初めて4回戦に進出するも、第19シードのジョー=ウィルフリード・ツォンガに敗れた。 楽天ジャパン・オープンでは準決勝で再び錦織圭に1-6, 6-4, 6-2で勝利しATP500では初の決勝進出。決勝で親友のスタン・ワウリンカに2-6, 4-6で敗れ準優勝となった。年間最終ランキングで自己最高の19位となり、カムバック賞を受賞した。
2016年、世界ランキングで自己最高の18位となって臨んだ全豪オープンでは、初戦で世界ランキング328位のノア・ルービンに6-7(4), 6-7(6), 6-7(5)で敗れた。リオ五輪に、背中の故障で棄権したリシャール・ガスケの代わりにシングルスに出場した[1]。2回戦のファビオ・フォニーニ戦で2度のマッチポイントを握ったにもかかわらず敗れた。試合後、フランス代表チーム内のルールを守らなかったという理由でフランステニス協会から代表除外され、選手村を去る羽目になった[2]。
2017年は前半戦の4大会でベスト4になった。ウィンブルドンで4回戦進出。9月のモゼール・オープンでは決勝に進出したが、ペーター・ゴヨフチクに敗れた。
2018年は良い結果を残せず、予選からの出場もしばしばあった。シティ・オープンの1回戦でラケットを7度地面に叩きつけ、16,500ドルの罰金をATPから科された[3]。これにより、米テニスメディアが選ぶ「ラケット破壊ランキング」の1位になった[4]。
2019年、3月のマルベーリャ・チャレンジャーで決勝に進出したが、パブロ・アンドゥハルに敗れ準優勝に終わった。4月のハサン2世グランプリでも決勝に進出し、決勝では先のパブロ・アンドゥハルを6-2, 6-3で下し、リベンジを果たすとともに4年ぶりのツアー優勝を飾った[5]。リヨン・オープンでも決勝でフェリックス・オジェ=アリアシムに6-4, 6-3勝利し、ツアー3勝目を挙げた。
好調で迎えた全仏オープンは自身初のベスト16入り。4回戦では錦織圭に2-6, 7-6(8), 2-6, 7-6(8), 5-7の日を跨ぐ接戦の末敗れた。ウィンブルドン選手権は4回戦進出。8月のウィンストン・セーラム・オープンでは準優勝だった。
選手としての特徴[編集]
強打のバックハンドとドロップショットが特徴的なアグレッシブベースライナー。
ラケットを破壊したり、レストタイムにベンチで寝たりなど問題行動でも知られる[4]。リオ五輪ではフランス代表チーム内のルールを守らなかったという理由でフランステニス協会から代表除外され、選手村を去る羽目になった[2]。
ATPツアー決勝進出結果[編集]
シングルス: 9回 (3勝6敗)[編集]
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結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 2012年5月6日 | ![]() |
クレー | ![]() |
3–6, 2–6 |
準優勝 | 2. | 2013年2月10日 | ![]() |
ハード(室内) | ![]() |
2–6, 3–6 |
優勝 | 1. | 2015年7月26日 | ![]() |
クレー | ![]() |
7–6(9–7), 6–3 |
準優勝 | 3. | 2015年10月12日 | ![]() |
ハード | ![]() |
2–6, 4–6 |
準優勝 | 4. | 2017年9月24日 | ![]() |
ハード(室内) | ![]() |
5–7, 2–6 |
優勝 | 2. | 2019年4月14日 | ![]() |
クレー | ![]() |
6–2, 6–3 |
優勝 | 3. | 2019年5月25日 | ![]() |
クレー | ![]() |
6–4, 6–3 |
準優勝 | 5. | 2019年8月24日 | ![]() |
ハード | ![]() |
3–6, 6–3, 3–6 |
準優勝 | 6. | 2020年1月18日 | ![]() |
ハード | ![]() |
6–7(2–7), 6–3, 6–7(5–7) |
ダブルス: 3回 (1勝2敗)[編集]
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 1. | 2013年1月6日 | ![]() |
ハード | ![]() |
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6–2, 6–1 |
準優勝 | 1. | 2016年1月10日 | ![]() |
ハード | ![]() |
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3–6, 5–7 |
準優勝 | 2. | 2018年4月15日 | ![]() |
クレー | ![]() |
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5–7, 6–3, [7–10] |
4大大会シングルス成績[編集]
- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | P | WG | Z# | PO | G | S | SF-B | NMS | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, P=開催延期
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, SF-B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.
大会 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 通算成績 |
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全豪オープン | A | A | 2R | 1R | 1R | 3R | LQ | 1R | 3R | 1R | 1R | 2R | 6–9 |
全仏オープン | LQ | 1R | 1R | 2R | 3R | 2R | 3R | 2R | 1R | 2R | 4R | 11–10 | |
ウィンブルドン | A | LQ | 1R | 3R | 3R | 1R | 2R | 2R | 4R | 3R | 4R | NH | 14–9 |
全米オープン | A | 2R | LQ | 2R | 1R | 2R | 4R | 2R | 2R | 2R | 2R | A | 10–9 |
脚注[編集]
- ^ “ガスケが背中の故障でリオ五輪欠場、ペールが繰り上げ出場”. www.afpbb.com. 2019年4月23日閲覧。
- ^ a b “「フランス代表から除外されたブノワ・ペール「協会なんて、いないも同然」」”. www.thetennisdaily.jp. 2019年4月23日閲覧。
- ^ “「ペールに罰金16,500ドル。1回戦でのラケット破壊などで[ATP500 ワシントンD.C.」]”. www.thetennisdaily.jp. 2019年4月23日閲覧。
- ^ a b “「不名誉な「ラケット破壊ランキング」、米テニスメディアが発表」”. www.thetennisdaily.jp. 2019年4月23日閲覧。
- ^ “ペールがアンドゥハルの連覇を阻み、2度目のツアー優勝 [ハッサン2世グランプリ]”. tennismagazine.jp. 2019年4月23日閲覧。
外部リンク[編集]
受賞 | ||
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先代:![]() |
ATPカムバック賞 2015 |
次代:![]() |
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