ブノワ・ペール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。
  • ブノワ・ペア
ブノワ・ペール
Benoît Paire
Tennis pictogram.svg
Paire RG18 (52) (42077295625).jpg
2018年全仏オープンでのブノワ・ペール
基本情報
国籍 フランスの旗 フランス
出身地 同・アヴィニョン
居住地 スイスの旗 スイスジュネーヴ
生年月日 (1989-05-08) 1989年5月8日(32歳)
身長 196cm
体重 80kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2007年
ツアー通算 4勝
シングルス 3勝
ダブルス 1勝
生涯獲得賞金 8,689,897 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 3回戦(2014・17)
全仏 4回戦(2019)
全英 4回戦(2017・19)
全米 4回戦(2015)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 ベスト8(2013)
全仏 3回戦(2021)
全英 1回戦(2012-16・18)
全米 3回戦(2021)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 18位(2016年1月11日)
ダブルス 78位(2021年6月14日)
2021年8月22日現在

ブノワ・ペールBenoît Paire1989年5月8日 - )は、フランスアヴィニョン出身の男子プロテニス選手。英語読みのブノワ・ペア表記もある。ATP自己最高ランクはシングルス18位、ダブルス78位。これまでにATPツアーではシングルス3勝、ダブルスで1勝を挙げている。身長196cm、体重80kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。

選手経歴[編集]

2013年 マスターズベスト4[編集]

2013年全豪オープン男子ダブルストマス・ベルッシと組み出場。グランドスラム初のベスト8に進出を果たした。2013年BNLイタリア国際ではフアン・モナコジュリアン・ベネトー、第7シードのフアン・マルティン・デル・ポトロマルセル・グラノリェルスを破り自身マスターズ1000初のベスト4に進出を果たした。

2014年 怪我による故障[編集]

2014年は右膝の故障に苦しみ、トップ100から陥落してしまった。

2015年 ツアー初優勝 全米4回戦進出[編集]

2015年7月のスウェーデン・オープンでは決勝でトミー・ロブレドを7-6(7), 6-3で勝利し、キャリア8年で漸くツアー初優勝を果たした。2015年全米オープンでは1回戦で第4シードの錦織圭に6-4, 3-6, 4-6, 7-6(6), 6-4で勝利。2回戦でマルセル・イルハン、3回戦で第26シードのトミー・ロブレドを破り、グランドスラムのシングルスで初めて4回戦に進出するも、第19シードのジョー=ウィルフリード・ツォンガに敗れた。 楽天ジャパン・オープンでは準決勝で再び錦織圭に1-6, 6-4, 6-2で勝利しATP500では初の決勝進出。決勝で親友のスタン・ワウリンカに2-6, 4-6で敗れ準優勝となった。年間最終ランキングで自己最高の19位となり、カムバック賞を受賞した。

2016年 トップ20位入り[編集]

2016年、世界ランキングで自己最高の18位となって臨んだ全豪オープンでは、初戦で世界ランキング328位のノア・ルービンに6-7(4), 6-7(6), 6-7(5)で敗れた。リオ五輪に、背中の故障で棄権したリシャール・ガスケの代わりにシングルスに出場した[1]。2回戦のファビオ・フォニーニ戦で2度のマッチポイントを握ったにもかかわらず敗れた。試合後、フランス代表チーム内のルールを守らなかったという理由でフランステニス協会から代表除外され、選手村を去る羽目になった[2]

2017年 ウィンブルドン4回戦進出[編集]

2017年は前半戦の4大会でベスト4になった。ウィンブルドンで4回戦進出。9月のモゼール・オープンでは決勝に進出したが、ペーター・ゴヨフチクに敗れた。

2018年[編集]

2018年は良い結果を残せず、予選からの出場もしばしばあった。シティ・オープンの1回戦でラケットを7度地面に叩きつけ、16,500ドルの罰金をATPから科された[3]。これにより、米テニスメディアが選ぶ「ラケット破壊ランキング」の1位になった[4]

2019年 ツアー3勝目 全仏4回戦進出[編集]

2019年、3月のマルベーリャ・チャレンジャーで決勝に進出したが、パブロ・アンドゥハルに敗れ準優勝に終わった。4月のハサン2世グランプリでも決勝に進出し、決勝では先のパブロ・アンドゥハルを6-2, 6-3で下し、リベンジを果たすとともに4年ぶりのツアー優勝を飾った[5]リヨン・オープンでも決勝でフェリックス・オジェ=アリアシムに6-4, 6-3勝利し、ツアー3勝目を挙げた。

好調で迎えた全仏オープンは自身初のベスト16入り。4回戦では錦織圭に2-6, 7-6(8), 2-6, 7-6(8), 5-7の日を跨ぐ接戦の末敗れた。ウィンブルドン選手権は4回戦進出。8月のウィンストン・セーラム・オープンでは準優勝だった。

2020年 ATPカップ出場[編集]

2020年から新設されたATPカップではフランス代表として出場し、フランス代表のエースのガエル・モンフィスと共にシングルスで奮闘を見せた。

年始のハイネケン・オープンで準優勝したが、その後は早期敗退が続き、さらにCOVID-19の影響でツアーが中断した後はわずか1勝しかできなかった。世界ランキングも2月の19位から、年末には51位まで下がった。

2021年 マスターズベスト8[編集]

2021年に入ってもほとんど勝てず、3月のアルゼンチン・オープンでは唾吐きや無気力プレーで非難を浴びた[6]。ペールは観客数の制限に不満を爆発させた。このこともあり、東京五輪の代表から外された[7]。しかし、7月半ばのハンブルク・ヨーロピアン・オープンで547日ぶりの連勝を飾ってベスト8まで勝ち進むと、続くスイス・オープン・グスタードでも準々決勝に進出。そしてウエスタン・アンド・サザン・オープンでは、2回戦で第6シードのデニス・シャポバロフをフルセットの末に破ると、3回戦ではジョン・イズナーを退けて準々決勝に進出した。準々決勝ではアンドレイ・ルブレフに1-2で敗れたが、マスターズ1000で8年ぶり2度目のベスト8入りとなった[8]。コロナ禍から日常が戻ってきたことが要因だと上機嫌だった。

選手としての特徴[編集]

強打のバックハンドとドロップショットが特徴的なアグレッシブベースライナー。

ラケットを破壊したり、レストタイムにベンチで寝たりなど問題行動でも知られる[4]リオ五輪ではフランス代表チーム内のルールを守らなかったという理由でフランステニス協会から代表除外され、選手村を去る羽目になった[2]。その後も相変わらずの問題行動で東京五輪の代表選考からも外された。

ATPツアー決勝進出結果[編集]

シングルス: 9回 (3勝6敗)[編集]

大会グレード
グランドスラム (0–0)
ATPファイナルズ (0–0)
ATPツアー・マスターズ1000 (0–0)
ATPツアー・500シリーズ (0–1)
ATPツアー・250シリーズ (3–5)
サーフェス別タイトル
ハード (0–5)
クレー (3–1)
芝 (0–0)
カーペット (0–0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2012年5月6日 セルビアの旗 ベオグラード クレー イタリアの旗 アンドレアス・セッピ 3–6, 2–6
準優勝 2. 2013年2月10日 フランスの旗 モンペリエ ハード(室内) フランスの旗 リシャール・ガスケ 2–6, 3–6
優勝 1. 2015年7月26日 スウェーデンの旗 ボースタード クレー スペインの旗 トミー・ロブレド 7–6(9–7), 6–3
準優勝 3. 2015年10月12日 日本の旗 東京 ハード スイスの旗 スタン・ワウリンカ 2–6, 4–6
準優勝 4. 2017年9月24日 フランスの旗 メス ハード(室内) ドイツの旗 ペーター・ゴヨフチク 5–7, 2–6
優勝 2. 2019年4月14日 モロッコの旗 マラケシュ クレー スペインの旗 パブロ・アンドゥハル 6–2, 6–3
優勝 3. 2019年5月25日 フランスの旗 リヨン クレー カナダの旗 フェリックス・オジェ=アリアシム 6–4, 6–3
準優勝 5. 2019年8月24日 アメリカ合衆国の旗 ウィンストン・セーラム ハード ポーランドの旗 フベルト・フルカチュ 3–6, 6–3, 3–6
準優勝 6. 2020年1月18日 ニュージーランドの旗 オークランド ハード フランスの旗 ウゴ・アンベール 6–7(2–7), 6–3, 6–7(5–7)

ダブルス: 3回 (1勝2敗)[編集]

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
優勝 1. 2013年1月6日 インドの旗 チェンナイ ハード スイスの旗 スタニスラス・ワウリンカ ドイツの旗 アンドレ・ベゲマン
ドイツの旗 マルティン・エメリッヒ
6–2, 6–1
準優勝 1. 2016年1月10日 インドの旗 チェンナイ ハード アメリカ合衆国の旗 オースティン・クライチェク オーストリアの旗 オリバー・マラチ
フランスの旗 ファブリス・マルタン
3–6, 5–7
準優勝 2. 2018年4月15日 モロッコの旗 マラケシュ クレー フランスの旗 エドゥアール・ロジェ=バセラン クロアチアの旗 ニコラ・メクティッチ
オーストリアの旗 アレクサンダー・ペヤ
5–7, 6–3, [7–10]

シングルス成績[編集]

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A P WG Z# PO G S SF-B NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, P=開催延期
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, SF-B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

大会 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 通算成績
全豪オープン A A 2R 1R 1R 3R LQ 1R 3R 1R 1R 2R 6–9
全仏オープン LQ 1R 1R 2R 3R 2R 3R 2R 1R 2R 4R 11–10
ウィンブルドン A LQ 1R 3R 3R 1R 2R 2R 4R 3R 4R NH 14–9
全米オープン A 2R LQ 2R 1R 2R 4R 2R 2R 2R 2R A 10–9

大会最高成績[編集]

大会 成績
ATPファイナルズ A 出場なし
インディアンウェルズ 3R 2013
マイアミ 3R 2016-2018
モンテカルロ 3R 2016
マドリード 3R 2017
ローマ SF 2013
カナダ 3R 2013
シンシナティ QF 2021
上海 2R 2012, 2013, 2016, 2018, 2019
パリ 2R 2012, 2015, 2019
オリンピック 2R 2016
デビスカップ RR 2019
ATPカップ RR 2020, 2021

脚注[編集]

[脚注の使い方]

外部リンク[編集]

受賞
先代:
ベルギーの旗 ダビド・ゴファン
ATPカムバック賞
2015
次代:
アルゼンチンの旗 フアン・マルティン・デル・ポトロ