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スティーブ・ジョンソン(Steve Johnson、1989年12月24日 - )は、アメリカ・カリフォルニア州オレンジ出身の男子プロテニス選手。ATPツアーではシングルス4勝、ダブルス1勝がある。自己最高ランキングはシングルス21位、ダブルス39位。身長188cm、体重86kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。リオ五輪男子ダブルス銅メダリスト。
選手経歴[編集]
ジュニア時代 [編集]
父親はテニスコーチ、母親は数学の教授で、3歳からテニスを始めた。
2012年 プロ転向 [編集]
大学に進学しNCAAでのプレーを経て、卒業後の2012年にプロ転向。
2015年 全米ダブルスベスト4[編集]
2015年全米オープンではサム・クエリーとペアを組み出場。1回戦で第1シードのブライアン兄弟に7-6, 5-7, 6-3で勝利する。そのまま勝ち進み初の準決勝進出を果たした。
その後、エルステ・バンク・オープンでは自身初のツアー決勝に進出。決勝でダビド・フェレールに6–4, 4–6, 5–7で敗れた。
2016年 ツアー初優勝 リオ五輪ダブルス銅メダル [編集]
2016年のノッティンガム・オープンでは決勝でパブロ・クエバスを7-6(5), 7-5で破り、ツアー初優勝を果たした。
リオ五輪ではダブルスでジャック・ソックと組み、準決勝に進出。準決勝でルーマニアのメルジャ/テカウ組に敗れるも、3位決定戦でカナダのネスター/ポスピシル組に6-2, 6-4で勝利し、銅メダルを獲得した。またシングルスでも準々決勝に進出した。
2017年 ツアー2勝目 [編集]
2017年、メンフィス・オープンでシングルスはベスト8で終えたものの、ダブルスではライアン・ハリソンと組み準優勝。全米男子クレーコート選手権では準々決勝で第5シードフェルナンド・ベルダスコにストレートで勝利。準決勝で第1シードのソックにフルセットの末勝利。決勝ではトマス・ベルッシを下しツアー2勝目を挙げる。
2018年 ツアー4勝目 [編集]
2018年は全米男子クレーコート選手権で2連覇を達成、テニス殿堂オープンでも優勝しツアー4勝目を挙げる。
ATPツアー決勝進出結果[編集]
シングルス: 5回 (4勝1敗)[編集]
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サーフェス別タイトル
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ハード (0–1)
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クレー (2–0)
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芝 (2–0)
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カーペット (0–0)
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サーフェス別タイトル
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屋外 (4–0)
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室内 (0–1)
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ダブルス: 4回 (1勝3敗)[編集]
オリンピックメダル[編集]
ダブルス: 1 (1 銅メダル)[編集]
シングルス成績 [編集]
シングルス[編集]
- 略語の説明
W
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F
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SF
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QF
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#R
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RR
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Q#
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LQ
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A
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Z#
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G
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S
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B
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NMS
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P
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NH
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W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
ダブルス成績 [編集]
ダブルス[編集]
大会 |
2011 |
2012 |
2013 |
2014 |
2015 |
2016 |
2017 |
W–L
|
全豪オープン
|
A
|
A
|
A
|
A
|
1R
|
2R
|
A
|
1–2
|
全仏オープン
|
A
|
A
|
A
|
1R
|
2R
|
A
|
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1–2
|
ウィンブルドン
|
A
|
A
|
1R
|
A
|
2R
|
1R
|
|
1–3
|
全米オープン
|
1R
|
2R
|
1R
|
1R
|
SF
|
1R
|
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5–5
|
外部リンク[編集]