エルネスツ・ガルビス

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エルネスツ・ガルビス
Ernests Gulbis.jpg
エルネスツ・ガルビス
基本情報
ラテン文字名 Ernests Gulbis
国籍 ラトビアの旗 ラトビア
出身地 リガ
生年月日 1988年8月30日(25歳)
身長 190cm
体重 77kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2004年
ツアー通算 7勝
シングルス 5勝
ダブルス 2勝
4大大会最高成績・シングルス
全豪 2回戦(2009)
全仏 ベスト8(2008)
全英 3回戦(2013)
全米 4回戦(2007)
4大大会最高成績・ダブルス
全英 1回戦(2007)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 21位(2011年2月7日)
ダブルス 130位(2009年11月23日)
2014年3月7日現在

エルネスツ・ガルビスErnests Gulbis, 1988年8月30日 - )は、ラトビアリガ出身の男子プロテニス選手。2008年全仏オープン男子シングルスでベスト8に入った選手である。これまでにATPツアーでシングルス5勝、ダブルスで2勝を挙げる。自己最高ランキングはシングルス21位、ダブルス130位。身長190cm、体重77kgの長身選手。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。サービス、グラウンドストロークともに強打を持ち味にするタイプである。「エルネスツ・ルビス」とも表記される[1]

来歴[編集]

ソ連崩壊にともなって、1991年ラトビアが独立した時、ガルビスは3歳であった。彼の家族は、祖父はソ連時代のバスケットボールの名選手であり、父親も元バスケットボール選手、母親は劇場女優で、エルネスツは5人きょうだいの2番目の子供として生まれた。彼がテニスを始めたのは、ソ連崩壊の2年後、5歳の時に祖母と一緒にテニスコートへ行ったことがきっかけだったという。ガルビスは12歳の時からドイツミュンヘンにある名門テニスアカデミーとして知られる「ニキ・ピリッチ・テニスアカデミー」に留学し、現在もピリッチの指導を受けている。2004年にプロ入りし、2005年から男子テニス国別対抗戦・デビスカップのラトビア代表選手に抜擢された。

ガルビスは2007年から男子ツアーで急成長を始め、同年の全仏オープン4大大会にデビューした。全仏オープンの1回戦で、彼はイギリスティム・ヘンマンにストレート勝ちしたが、次の2回戦で敗退した。ウィンブルドンでは1回戦でマルコス・バグダティスキプロス)に敗れたが、全米オープンで4回戦に進出し、世界的な注目を集める。3回戦で第8シードのトミー・ロブレドスペイン)を破ったガルビスは、続く4回戦でカルロス・モヤに 5-7, 2-6, 7-6, 4-6 で敗れた。ラトビア出身の男子テニス選手がこのような好成績を出したのは史上初の出来事であった。

2008年4月第2週にアメリカ・テキサス州ヒューストンの大会ライナー・シュットラードイツ)と組み、男子ツアーでダブルス初優勝を達成する。ヒューストン大会ダブルス優勝の2週間後には、バミューダ諸島開催のチャレンジャー大会(ATPツアーよりも下位の大会群)のシングルス準々決勝で日本錦織圭に敗れた。全仏オープンで、ガルビスは初めてベスト8入りを決め、前年の2007年全米オープンを上回る成績を出した。準々決勝では第3シードのノバク・ジョコビッチセルビア)に 5-7, 6-7, 5-7 で敗れ、ガルビスの快進撃はここで止まった。

2010年のデルレイビーチ国際テニス選手権決勝でガルビスはイボ・カロビッチクロアチア)を 6-2, 6-3 で破りツアー初優勝を果たした。ラトビア人としても初めてのタイトル獲得となった。BNLイタリア国際では2回戦で当時世界ランキング1位のロジャー・フェデラースイス)を 2-6, 6-1, 7-5 で破りベスト4に進出している。

2011年7月のロサンゼルス大会ではシングルス決勝でマーディ・フィッシュアメリカ)を 5-7, 6-4, 6-4 で破り優勝。シングルスツアー2勝目を挙げた。2013年には、2月のデルレイビーチ大会と9月のサンクトペテルブルク・オープンに優勝し、通算シングルスタイトルは4勝となった。

2014年は2月のフランス・マルセイユの大会で決勝に進出しジョー=ウィルフリード・ツォンガフランス)を 7-6(5), 6-4 で破ってツアー通算5勝目を挙げた。ガルビスはダブルスも含めてここまでATPツアーで決勝に進出した7試合全てに勝利している。

ATPツアー決勝進出結果[編集]

シングルス: 5回 (5勝0敗)[編集]

大会グレード
グランドスラム (0-0)
ATPワールドツアー・ファイナル (0-0)
ATPワールドツアー・マスターズ1000 (0-0)
ATPワールドツアー・500シリーズ (0-0)
ATPワールドツアー・250シリーズ (5–0)
サーフェス別タイトル
ハード (5–0)
クレー (0-0)
芝 (0-0)
カーペット (0-0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2010年2月28日 アメリカ合衆国の旗 デルレイビーチ ハード クロアチアの旗 イボ・カロビッチ 6–2, 6–3
優勝 2. 2011年7月31日 アメリカ合衆国の旗 ロサンゼルス ハード アメリカ合衆国の旗 マーディ・フィッシュ 5–7, 6–4, 6–4
優勝 3. 2013年3月3日 アメリカ合衆国の旗 デルレイビーチ ハード フランスの旗 エドゥアール・ロジェ=バセラン 7-6(3), 6-3
優勝 4. 2013年9月22日 ロシアの旗 サンクトペテルブルク ハード スペインの旗 ギリェルモ・ガルシア=ロペス 3–6, 6–4, 6–0
優勝 5. 2014年2月23日 フランスの旗 マルセイユ ハード(室内) フランスの旗 ジョー=ウィルフリード・ツォンガ 7–6(5), 6–4

ダブルス: 2回 (2勝0敗)[編集]

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
優勝 1. 2008年4月14日 アメリカ合衆国の旗 ヒューストン クレー ドイツの旗 ライナー・シュットラー ウルグアイの旗 パブロ・クエバス
スペインの旗 マルセル・グラノリェルス
7–5, 7–6(3)
優勝 2. 2009年7月18日 アメリカ合衆国の旗 インディアナポリス ハード ロシアの旗 ドミトリー・トゥルスノフ オーストラリアの旗 アシュリー・フィッシャー
オーストラリアの旗 ジョーダン・カー
6–4, 3–6, [11-9]

4大大会シングルス成績[編集]

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A WG Z# PO SF-B S G NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, SF-B=オリンピック銅メダル, S=オリンピック銀メダル, G=オリンピック金メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

大会 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 通算成績
全豪オープン A LQ 1R 2R 1R 1R 1R A 2R 2–6
全仏オープン A 2R QF 2R 1R 1R 1R 2R 7–7
ウィンブルドン A 1R 2R 2R A 1R 2R 3R 5–6
全米オープン LQ 4R 2R 1R 1R 2R 2R 1R 6–7

脚注[編集]

  1. ^ デルレイビーチ国際、グルビスが優勝 錦織は1回戦で棄権.”. WOWOW TENNIS ONLINE (2013年3月4日). 2013年7月19日閲覧。

外部リンク[編集]