ダビド・ゴフィン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。
  • ダビド・ゴファン
ダビド・ゴフィン
David Goffin
Tennis pictogram.svg
Goffin RG15 (15) (18687299643).jpg
ダビド・ゴフィン
基本情報
国籍  ベルギー
出身地 同・ロクール
居住地 同・リエージュ
生年月日 (1990-12-07) 1990年12月7日(26歳)
身長 180cm
体重 68kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2009年
ツアー通算 2勝
シングルス 2勝
ダブルス 0勝
4大大会最高成績・シングルス
全豪 ベスト8(2017)
全仏 ベスト8(2016)
全英 4回戦(2015・16)
全米 4回戦(2017)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 1回戦(2013)
全米 1回戦(2012・15)
国別対抗戦最高成績
デビス杯 準優勝(2015)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 10位(2017年2月20日)
ダブルス 249位(2016年5月9日)
2017年9月12日現在

ダビド・ゴフィンDavid Goffin, 1990年12月7日 - )は、ベルギーロクールフランス語版出身の男子プロテニス選手。「ゴファン」表記もある。これまでにATPツアーでシングルス2勝を挙げている。身長180cm。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。自己最高ランキングはシングルス10位。2017年現在、現役の中ではベルギー男子No.1プレイヤーである。

来歴[編集]

-2011年[編集]

6歳でテニスを始め、2009年にプロに転向。4大大会では2011年全豪オープンから予選に挑戦を始める。

2012年 全仏ベスト16[編集]

全仏オープンでは予選決勝で敗退したが、ガエル・モンフィスの直前欠場によりラッキールーザーで4大大会に初出場する。1回戦でラデク・ステパネクを6-2, 4-6, 2-6, 6-4, 6-2で、2回戦でアルノー・クレマンを3-6, 7-6(2), 0-6, 6-2, 6-1で、3回戦でルカシュ・クボットを7-6(4), 7-5, 6-1で破り4回戦に進出した。ラッキールーザーが4大大会の男子シングルスで4回戦に進出したのは1995年ウィンブルドン選手権ディック・ノーマン以来17年ぶりという快挙だった[1][2]。4回戦では憧れのロジャー・フェデラーと対戦し第1セットを先取したが7-5, 5-7, 2-6, 4-6で敗れた[3]

ウィンブルドンでも1回戦で前年ベスト8のバーナード・トミックを3-6, 6-3, 6-4, 6-4で破り3回戦まで進出した。7月のロンドン五輪でオリンピックに初出場した。シングルス1回戦でフアン・モナコに4-6, 1-6で敗れた。チェンナイ・オープンウィンストン・セーラム・オープンバレンシア・オープン500の3大会でベスト8に進出し、2012年年頭の174位から42位までランキングを上げている。

2014年 ツアー初優勝[編集]

その後怪我に苦しみランキングを下げてしまったが、7月のオーストリア・オープンでツアー初の決勝に進出し地元のドミニク・ティームを4–6, 6–1, 6–3で破りツアー初優勝を果たした[4]。9月のモゼール・オープンでは第8シードで出場し、準々決勝で第1シードのジョー=ウィルフリード・ツォンガを1-6, 7-6(5), 7-5で破ると、決勝でジョアン・ソウザに6-4, 6-3で勝利しツアー2勝目をあげる。10月のスイス・インドアに第7シードで出場。準々決勝で世界ランク9位のミロシュ・ラオニッチを6–7(3), 6–3, 6-4で勝利するなど、決勝に進出。決勝でフェデラーに2-6, 2-6で敗れ準優勝。

2015年 世界ランク14位・デビスカップ111年ぶりの準優勝に貢献[編集]

5月のBNLイタリア国際マスターズ1000初のベスト8進出を果たした。全仏オープンでは3回戦でジェレミー・シャルディーに敗れた。その後のトップシェルフ・オープンでは決勝まで進みニコラ・マユに敗れ準優勝にこそなりはしたものの、翌週の世界ランキングでは自身の記録を更新する15位とした。ウィンブルドン選手権においても自身初めての4回戦に進み、第4シードのスタン・ワウリンカに6-7(3), 6-7(7), 4-6と善戦し、敗れたもののグラスコートによる適応力の高さを示した。また、大会後の世界ランキングでも14位とし再び自身の持つ記録を塗り替えた。8月のシンシナティ・マスターズでは世界ランク1位のノバク・ジョコビッチを第3セット第3ゲーム時点で4-6, 6-2, 3-0の2ブレークアップに持ち込むもそのあと6ゲーム連取され敗れた。全米オープンでは3回戦のロベルト・バウティスタ・アグート戦では第4セットで途中棄権した。

デビスカップではベルギー代表のエースとして活躍。初戦の前回王者スイス戦では第5戦でアドリアン・ボッセルに勝利し、準々決勝進出を決める。準々決勝カナダ戦では第2戦でフィリップ・ペリウォに勝利し準決勝進出に貢献。準決勝アルゼンチン戦では第1戦で、フェデリコ・デルボニスに、第4戦でディエゴ・シュワルツマンに勝利し、ベルギーを1904年以来の決勝に導いた。決勝イギリス戦では第1戦でカイル・エドマンドに3-6, 1-6, 6-2, 6-1, 6-0で勝利。第3戦のダブルスにもスティーブ・ダルシスと組んで出場するがマリー兄弟に4-6, 6-4, 3-6, 2-6で敗れた。第4戦で世界ランク2位のアンディ・マリーと対戦し3-6, 5-7, 3-6で敗れ、デビスカップ初優勝はならなかった。

2016年 全仏ベスト8・世界ランク11位[編集]

全豪オープンでは初めて4回戦に進出したものの、第3シードのフェデラーに2-6, 1-6, 4-6で敗れた。BNPパリバ・オープンでは4回戦で世界ランク4位のワウリンカを6-3, 5-7, 7-6(5)で破ると、準々決勝でマリン・チリッチを7-6(4), 6-2で勝利し、マスターズ初のベスト4進出。準決勝でミロシュ・ラオニッチに3-6, 6-3, 3-6で敗れた。続くマイアミ・オープンでは準々決勝でジル・シモンに3-6, 6-2, 6-1で勝利しマスターズ2大会連続ベスト4進出。準決勝ではジョコビッチに6-7(5), 4-6で敗れた。大会後の世界ランキングで自己最高の13位に浮上する。BNLイタリア国際では3回戦で世界ランク8位のトマーシュ・ベルディヒを6-0, 6-0のダブルベーグルで勝利し、2年連続のベスト8入りを果たす。準々決勝ではマリーに1-6, 5-7で敗れた。全仏オープンでは4回戦でエルネスツ・グルビスに4-6, 6-2, 6-2, 6-3で勝利し、自身初のグランドスラムでベスト8に進出。準々決勝のドミニク・ティーム戦はお互いに初のベスト4進出とトップ10入りを懸けた一戦となったが、6-4, 6-7(7), 4-6, 1-6で敗れた。全仏後の世界ランキングで自己最高の11位となった。

ウィンブルドン選手権では4回戦でミロシュ・ラオニッチから2セットを先取するも6-4, 6-3, 4-6, 4-6, 4-6で逆転負けした。リオ五輪シングルスでは3回戦でトマス・ベルッシに6-7(10), 4-6で敗れた。全米オープンでは初戦でジャレッド・ドナルドソンに6-4, 5-7, 4-6, 0-6で敗れた。初参戦した10月の楽天ジャパン・オープンでは準決勝で第4シードのチリッチに勝利し決勝進出。決勝で第6シードのニック・キリオスに6-4, 3-6, 5-7で敗れ、ATP500初優勝はならなかった。上海マスターズでもフアン・マルティン・デル・ポトロガエル・モンフィスなどを破り準々決勝進出を果たす。準々決勝でマリーに敗れた。翌週地元ベルギーで今年から開催となるヨーロピアン・オープンに第1シードで出場。準決勝でディエゴ・シュワルツマンに敗れ、地元優勝は果たせなかった。ゴフィンはレースランキングで11位となりATPワールドツアー・ファイナル出場とはならなかったが、交替選手の1番手に選出された。モンフィスが3戦目を怪我で棄権したため、替わりに出場しジョコビッチと対戦。1-6, 2-6で敗れた。

2017年 全豪ベスト8・トップ10[編集]

全豪オープンでは4回戦でドミニク・ティームに5-7, 7-6(4), 6-2, 6-2で勝利し、グランドスラムで2度目、全豪で初のベスト8に進出。準々決勝でグリゴール・ディミトロフに3-6, 2-6, 4-6で敗れた。2月のソフィア・オープンでは決勝進出するもディミトロフに敗れ、準優勝。翌週のABNアムロ世界テニス・トーナメントでは準々決勝でディミトロフに6-4, 1-6, 6-3で勝利。準決勝でピエール=ユーグ・エルベールに勝利し決勝進出。決勝ではジョー=ウィルフリード・ツォンガに6-4, 4-6, 1-6で敗れて二週連続の準優勝となった。2月20日付の世界ランキングで10位となりトップ10入りを果たす。4月のモンテカルロ・マスターズでは準々決勝でノバク・ジョコビッチを6-2, 3-6, 7-5のフルセットで降して初勝利を挙げる。準決勝でラファエル・ナダルに3-6, 1-6で敗れた。全仏オープンは3回戦のオラシオ・セバジョス戦で第1セット途中にコートカバーに足を取られ転倒、右足首を負傷し棄権を余儀無くされた[5]ウィンブルドンは欠場し7月のクロアチア・オープンで復帰、全米オープンは4回戦まで進出するもアンドレイ・ルブレフに敗れた。

記録[編集]

※オープン化以降

世界ランクトップ10に6-0, 6-0で勝利
2016年BNLイタリア国際3回戦の世界ランク8位トマーシュ・ベルディヒ

ATPツアー決勝進出結果[編集]

シングルス: 8回 (2勝6敗)[編集]

大会グレード
グランドスラム (0-0)
ATPワールドツアー・ファイナル (0-0)
ATPワールドツアー・マスターズ1000 (0-0)
ATPワールドツアー・500シリーズ (0–3)
ATPワールドツアー・250シリーズ (2–3)
サーフェス別タイトル
ハード (1–4)
クレー (1–1)
芝 (0–1)
カーペット (0-0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2014年8月2日 オーストリアの旗 キッツビュール クレー オーストリアの旗 ドミニク・ティーム 4–6, 6–1, 6–3
優勝 2. 2014年9月21日 フランスの旗 メス ハード (室内) ポルトガルの旗 ジョアン・ソウザ 6–4, 6–3
準優勝 1. 2014年10月26日 スイスの旗 バーゼル ハード (室内) スイスの旗 ロジャー・フェデラー 2–6, 2–6
準優勝 2. 2015年6月14日 オランダの旗 スヘルトーヘンボス フランスの旗 ニコラ・マユ 6–7(1), 1–6
準優勝 3. 2015年8月2日 スイスの旗 グシュタード クレー オーストリアの旗 ドミニク・ティーム 5–7, 2–6
準優勝 4. 2016年10月9日 日本の旗 東京 ハード オーストラリアの旗 ニック・キリオス 6–4, 3–6, 5–7
準優勝 5. 2017年2月12日 ブルガリアの旗 ソフィア ハード (室内) ブルガリアの旗 グリゴール・ディミトロフ 5–7, 4–6
準優勝 6. 2017年2月19日 オランダの旗 ロッテルダム ハード (室内) フランスの旗 ジョー=ウィルフリード・ツォンガ 6–4, 4–6, 1–6

成績[編集]

4大大会シングルス[編集]

略語の説明
W  F  SF QF #R RR Q# LQ A WG Z# PO SF-B S G NMS NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加
WG=デビスカップワールドグループ, Z#=デビスカップ地域ゾーン, PO=デビスカッププレーオフ, SF-B=オリンピック銅メダル, S=オリンピック銀メダル, G=オリンピック金メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, NH=開催なし.

大会 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 通算成績
全豪オープン LQ LQ 1R A 2R 4R QF 8–4
全仏オープン A 4R 1R 1R 3R QF 3R 11–6
ウィンブルドン LQ 3R 1R 1R 4R 4R A 8–5
全米オープン LQ 1R 1R 3R 3R 1R 4R 7–6

大会最高成績[編集]

大会 成績
ツアーファイナル RR 2016
インディアンウェルズ SF 2016
マイアミ SF 2016
モンテカルロ 3R 2016
マドリード 2R 2015
ローマ QF 2015, 2016
カナダ 3R 2015, 2016
シンシナティ 3R 2013, 2015
上海 QF 2016
パリ 3R 2015, 2016
オリンピック 3R 2016
デビスカップ F 2015


脚注[編集]

外部リンク[編集]

受賞
先代:
スペインの旗 ラファエル・ナダル
ATPカムバック賞
2014
次代:
フランスの旗 ブノワ・ペール