ダニエル太郎
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![]() 2017年ウィンブルドンでのダニエル太郎 | ||||
基本情報 | ||||
フルネーム | Taro Charles Daniel | |||
国籍 |
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出身地 |
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生年月日 | 1993年1月27日(30歳) | |||
身長 | 190cm | |||
体重 | 76kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2010年 | |||
ツアー通算 | 1勝 | |||
シングルス | 1勝 | |||
ダブルス | 0勝 | |||
生涯獲得賞金 | 3,238,174 アメリカ合衆国ドル | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 3回戦(2022) | |||
全仏 | 2回戦(2016・17) | |||
全英 | 1回戦(2016-18・22) | |||
全米 | 2回戦(2017) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | 1回戦(2019) | |||
全英 | 1回戦(2018) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 64位(2018年8月27日) | |||
ダブルス | 351位(2019年5月27日) | |||
2023年3月25日現在 |
ダニエル 太郎(ダニエル たろう、1993年1月27日 - )は日本の男子プロテニス選手。アメリカ合衆国ニューヨーク出身。ATPツアーでシングルス1勝を挙げている。ランキング自己最高位はシングルス64位、ダブルス351位。身長190cm。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。エイブル所属。
日本男子史上4人目のATPツアーシングルス優勝者。トリリンガルで国際色豊かな選手。日本語だけではなく、英語、スペイン語も話すことができる。
選手経歴[編集]
ジュニア時代[編集]
父親の勧めで7歳からクレーコートでテニスを始める。父親ポールはアメリカ人で大学レベルのテニス選手であった。母ヤスエは日本人でバスケットボールをしていた。憧れていた選手はロジャー・フェデラーとアンディ・ロディックであった。14歳の時に名古屋市からスペインに移住し、ダビド・フェレールが所属するバレンシアのアカデミーで練習をしている。[1]。幼少期から国際的な環境で育ったため日本語、英語、スペイン語を話せるトリリンガルである。
2010年 プロ転向[編集]
2010年にプロに転向。年間最終ランキングは978位。
2012年 フューチャーズ初優勝[編集]
2012年6月、スペインF15フューチャーズ優勝。7月、スペインF20フューチャーズ優勝。年間最終ランキングは280位。
2013年 フューチャーズ4勝目[編集]
2013年5月、スペインF14フューチャーズ優勝。10月、ポルトガルF9フューチャーズ優勝。年間最終ランキングは241位。
2014年 デビス杯ベスト8[編集]
全豪オープンで4大大会の予選に初挑戦した。2試合を勝ち予選決勝に進出したが、トマス・ベルッシに5-7, 2-6で敗れた[2]。2月のチリ・オープンでは予選を勝ち上がり、ATPツアー大会に初めて出場を果たすと、1回戦では全豪予選で敗れたトマス・ベルッシを6-3, 6-3で、2回戦ではフェデリコ・デルボニスを1-6, 7-6(5), 7-6(7)で破りベスト8に進出した。準々決勝ではニコラス・アルマグロに2-6, 5-7で敗れた[3]。
4月のデビスカップワールドグループ準々決勝のチェコ戦で日本代表入りを果たした。第2試合でルカシュ・ロソルと対戦し、4-6, 4-6, 6-3, 6-4, 6-2のフルセットで敗れ、日本代表も0-5で敗れた。
全仏オープンでは予選1回戦でマキシモ・ゴンサレスに敗退、ウィンブルドンでも予選1回戦でライアン・ハリソンに敗退したが、全米オープンでは予選でアレックス・クズネツォフ、トニ・アンドロイッチ、ピーター・ポランスキーにそれぞれ勝利し、初の四大大会本戦出場を果たした。本戦1回戦では第5シードのミロシュ・ラオニッチと対戦し、3-6, 2-6, 6-7(1)で破れた。年間最終ランキングは177位。
2015年 チャレンジャー初優勝 トップ100入り[編集]
4月、ヴェルチェッリ・チャレンジャー決勝にてフィリッポ・ボランドリに6-3, 1-6, 6-4で勝利しATPチャレンジャーツアー初優勝。5月、全仏オープン予選を突破し、同大会自身初・グランドスラム2度目の本戦出場を果たした。第32シードのフェルナンド・ベルダスコと対戦し、3-6, 4-6, 2-6で敗れた。
9月、デビスカップワールドグループ・プレーオフのコロンビア戦では日本代表の2番手として出場。初戦のサンティアゴ・ヒラルド戦ではフルセットに持ち込むも4-6, 3-6, 6-3, 6-1, 4-6で敗れた。その後2勝2敗で迎えた第5戦ではアレハンドロ・ファジャに7-6(3), 6-3, 6-2で勝利し、日本のワールドグループ残留を決めた[4]。10月、バレンシア・オープンに参加して今季4度目の予選突破。本戦の1回戦ではミハル・プシシェズニと対戦、4-6, 7-6, 6-3で勝利し今シーズン初のATPワールドツアーでの本戦勝利を飾る。
11月、日本のチャレンジャー大会に出場し2大会連続の決勝進出。兵庫ノアチャレンジャー大会では、ジョン・ミルマンに1-6, 3-6で敗れ準優勝に終わるも、翌週の慶應チャレンジャー国際テニストーナメントでは、決勝で添田豪を4-6, 6-3, 6-3で破りチャレンジャーツアー3勝目を挙げる。翌週のランキングでは自己最高位となる93位を記録し、キャリア初のATPランキングトップ100入りを果たした[5]。年間最終ランキングは96位。
2016年 オリンピック3回戦進出[編集]
年初のチェンナイ・オープンでは1回戦で第5シードのギジェルモ・ガルシア=ロペスから第1セットを取るも6-4, 5-7, 2-6で逆転負けした。全豪オープンでは初めて本戦出場。1回戦でルカシュ・ロソルに6-7(2), 5-7, 7-5, 7-6(5), 1-6のフルセットで敗れた。
2月、南フランス・オープンでデニス・イストミンを破り、今季初勝利を飾る。その後リオ・オープンとブラジル・オープンでは初戦敗退を喫する。
3月のデビスカップ1回戦イギリス戦では第1試合で世界ランク2位のアンディ・マリーと対戦し1-6, 3-6, 1-6敗れた。その後のチャレンジャー2大会は初戦で敗れた。
4月、モンテカルロ・マスターズで、予選を通過し、マスターズ1000本戦初出場を果たすと、1回戦でアドリアン・マナリノを6-3, 6-4で破り、マスターズ初勝利を挙げた。2回戦では第12シードのドミニク・ティームと対戦し、第1セットを獲るも、6-4, 2-6, 0-6で敗れた。大会後の世界ランキングで自己最高の85位となった。
5月、全仏オープンでは1回戦でマルティン・クリザンに3-6, 4-6, 7-5, 6-4, 3-0とし、第4ゲーム途中でクリザンが棄権し、グランドスラム初勝利を挙げた。2回戦では前回優勝のスタン・ワウリンカと対戦し、7-6(7), 6-3, 6-4で敗れるも、ブレークポイントを13本セーブするなど、喰らいついた。ウィンブルドン選手権では1回戦でフアン・モナコに敗れた。
8月、リオ五輪出場の基準となる6月6日のランキングは108位で、上位56人には入れなかったが、その後辞退者が相次いだ為ITF推薦枠で出場を果たす。シングルス1回戦で第14シードのジャック・ソックに6-4, 6-4で勝利。2回戦でもカイル・エドマンドに6-4, 7-5で勝利。3回戦でフアン・マルティン・デル・ポトロに7-6(4), 1-6, 2-6で敗れた。
デビスカップワールドグループ・プレーオフのウクライナ戦では第1試合でセルジー・スタホフスキーに7-6(4), 7-6(1), 6-1で勝利した。第4試合も勝利をあげ、日本は5-0で勝利し、ワールドグループ残留を果たした。年間最終ランキングは127位。
2017年 チャレンジャー5勝目[編集]
全豪オープンでは予選敗退。1月末のマウイ・チャレンジャーでは決勝で鄭現に敗れ、準優勝。しかし3月のATPチャレンジャーのコパ・シティ・ティグレではレオナルド・マイエルに5-7, 6-3, 6-4で勝利し、チャレンジャー5勝目を挙げた。
全仏オープンでは予選通過し、1回戦でイェジ・ヤノヴィッツを6-4, 6-4, 6-4のストレートで下す。2回戦では第20シードのパブロ・カレーニョ・ブスタに5-7, 4-6, 6-4, 0-6で敗れた。6月中旬のリスボン・チャレンジャーでは決勝でオスカー・オッテに6-4, 1-6, 3-6で敗れて、準優勝。ウィンブルドン選手権ではミハイル・ククシュキンに初戦敗退。
全米オープンでは1回戦でトミー・ポールに6-1, 4-6, 4-6, 6-2, 6-2の逆転勝ちで、全米オープン初勝利を挙げる。2回戦では第1シードのラファエル・ナダルに敗れるも第1セットを奪う健闘を見せた[6]。結果は6-4, 3-6, 2-6, 2-6で2回戦敗退。
9月には拠点をこれまでのスペイン・バレンシアから日本へと移した。10月末の寧波チャレンジャーでは決勝でミハイル・ユージニーに1-6, 1-6のストレートで敗れ、準優勝。11月上旬のAPISチャレンジャーでも決勝でマシュー・エブデンに敗れ、今季チャレンジャー3度目の準優勝を飾った。年間最終ランキングは99位。
2018年 ツアー初優勝[編集]
全豪オープンではジュリアン・ベネトーに初戦敗退。BNPパリバ・オープンでは予選と本戦1回戦を突破し、2回戦に進出。第10シードで元世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチを7-6(3), 4-6, 6-1で破る金星を挙げ、マスターズ1000で初の3回戦進出。マイアミ・オープンでは予選敗退。
5月のイスタンブール・オープンでは1回戦でマッテオ・ベレッティーニを7-5, 6-3、2回戦で第4シードのアルヤズ・ベデネを6-2, 6-2、準々決勝でロヘリオ・ドゥトラ・シルバを1-6, 6-1, 6-4、準決勝でジェレミー・シャルディーを6-3, 4-6, 6-4で勝利し、ATPツアーで初の決勝進出を果たす。決勝で同じくツアー初優勝が懸かったマレク・ジャジリに7-6(4), 6-4で勝利し、ツアー初優勝を果たした[7]。
全仏オープンでは予選2回戦敗退。6月のポズナン・チャレンジャーでは決勝でホベルト・ホルカシュに1-6, 1-6のストレートで敗れ、準優勝。ウィンブルドン選手権では第19シードのファビオ・フォニーニに6-3, 3-6, 3-6, 3-6で初戦敗退。
スイス・オープンとオーストリア・オープンではベスト8入り。ウエスタン・アンド・サザン・オープンでは予選敗退。ウィンストン・セーラム・オープンではベスト4入り。準決勝でダニール・メドベージェフに1-6, 1-6のストレートで敗れたが、大会後には自己最高世界ランキング64位を更新し、トップ65入りをする。全米オープンではアレックス・デミノーに0-6, 1-6, 2-6のストレートで初戦敗退。上海マスターズとパリ・マスターズでは予選敗退。年間最終ランキングは77位。
2019年 トップ100圏外[編集]
全豪オープンでのタナシ・コキナキス戦では5-7, 4-2時点で相手の途中棄権により、初戦突破。2回戦では第25シードのデニス・シャポバロフにストレートで敗れた。BNPパリバ・オープンではドゥシャン・ラヨビッチにストレートで初戦敗退。マイアミ・オープンではアンドレイ・ルブレフに6-3, 3-6, 4-6の逆転で初戦敗退。
ハサン2世グランプリではベスト8入り。準々決勝でジル・シモンに4-6, 5-7のストレートで敗退。モンテカルロ・マスターズでは予選突破するも、フィリップ・コールシュライバーに1-6, 3-6のストレートで初戦敗退。マドリード・オープンとローマ・マスターズでは予選敗退。ジュネーブ・オープンではベスト8入り。準々決勝でニコラス・ジャリーに1-6, 5-7のストレートで敗れた。全仏オープンでは1回戦で第14シードのガエル・モンフィスに0-6, 4-6, 1-6のストレートで完敗した。
全米オープンでは予選敗退するも、ジャパン・オープンでは1回戦でボルナ・コリッチ、2回戦でジョーダン・トンプソンを下してベスト8入り。準々決勝ではジョン・ミルマンに4-6, 0-6のストレートで敗れた。その他ではATPチャレンジャーツアーで7度も準々決勝進出をする活躍を見せた。年間最終ランキングは111位。
2020年 チャレンジャー7勝目[編集]
全豪オープンでは予選敗退。メキシコ・オープンでは予選突破するも、權順宇に2-6, 6-2, 3-6で初戦敗退。新型コロナウイルス感染症の世界的流行によりツアー中断。ツアー再会後のウエスタン・アンド・サザン・オープンではジル・シモンに予選敗退。迎えた全米オープンでは1回戦でグレゴワール・バレールに3-6, 4-6, 6-3, 1-6で初戦敗退。ローマ・マスターズでは予選2回戦敗退。全仏オープンでは予選2回戦敗退。ソフィア・オープンでは予選突破するも、1回戦でアスラン・カラツェフに敗れた。
ATPチャレンジャーツアーでは2月上旬のバナー・オープン決勝でヤニック・ハンフマンを6-2, 6-2のストレートで破り、チャレンジャー6勝目。さらに11月上旬のハンブルク・チャレンジャーではゼバスティアン・オフナーを6-1, 6-2で下してチャレンジャー7勝目を挙げた。年間最終ランキングは117位。
2021年 東京五輪出場[編集]
全豪オープンでは予選決勝でエリアス・イマーに1-6, 2-6のストレートで敗れた。その後は2月下旬のシンガポール・オープンでは1回戦を突破し、2回戦でマリン・チリッチに5-7, 4-6のストレートで敗れた。
ATPチャレンジャーツアーのヌルヌルタン2・チャレンジャーではベスト4入り。その後もチャレンジャーでベスト8入りを2度果たす。そしてセルビア・オープンでは1回戦でジョン・ミルマンを3-6, 6-2, 6-3、2回戦でフェデリコ・デルボニスを4-6, 6-1, 7-5でそれぞれ下してATPツアー・500シリーズベスト4入り。準決勝でマッテオ・ベレッティーニに敗れた。全仏オープンでは予選突破するも、第9シードのベレッティーニと再戦し、0-6, 4-6, 6-4, 4-6で初戦敗退。
2020年東京オリンピックでは相次ぐ上位選手の欠場によりオリンピック2度目の出場をする。男子シングルス1回戦では第13シードのロレンツォ・ソネゴを相手にマッチポイントまで迫るも、逆転負けを喫した。スコアは6-4, 6-7(6), 6-7(3)。また、男子ダブルスでは西岡良仁と組み、クロアチアのマリン・チリッチ/イワン・ドディグ組と対戦したが敗れた[8]。
全米オープンではファクンド・バグニスに3-6, 3-6, 3-6のストレートで初戦敗退。BNPパリバ・オープンでは1回戦でフィリップ・コールシュライバーに2-6, 4-6のストレートで下した。2回戦ではライリー・オペルカに5-7, 3-6のストレートで敗れた。年間最終ランキングは126位。
2022年 グランドスラム3回戦進出[編集]
年初のアデレード国際では予選1回戦でエドワード・ウィンターに、決勝では予選第1シードのオスカー・オッテに勝利して、本戦出場を果たした。本戦では1回戦でロレンツォ・ムゼッティにフルセットで勝利した。スコアは6-4,6-7(5),6-3。2回戦では第6シードのトミー・ポールにフルセットで惜敗した。(4-6,7-6(1),4-6)。
全豪オープンの予選では、1回戦でアンデラ・アルナボルディに、2回戦でジャン・マルコ・モローニに勝利し、3回戦では、サルバトーレ・カルーソに勝利して、本戦出場を決めた。この予選では結果的にイタリア人選手に3連勝することとなった。続く本戦1回戦では、同じく予選勝者の、トマス・バリオスに勝利。2回戦では元世界ランキング1位のアンディ・マリーを6-4, 6-4, 6-4のストレートで破り、2018年のノバク・ジョコビッチに続くBIG4の2人目を倒す金星を上げた。同時にグランドスラム初の3回戦進出を果たした。3回戦では、世界ランキング10位のヤニック・シナーと対戦。それまで全てストレート勝ちだったシナーから1セット奪うも、4-6,6-1,3-6,1-6で敗れた。
2月上旬のカタール・エクソンモービル・オープンでは全豪オープン2回戦の再戦となるマリーに2-6, 2-6のストレートで初戦敗退。ドバイ・テニス選手権では予選突破し、1回戦でダビド・ゴファンをストレートで下した。2回戦ではデニス・シャポバロフに4-6, 3-6のストレートで敗れた。3月中旬のBNPパリバ・オープンでは予選3試合を突破するも、またしてもマリーに6-1, 2-6, 4-6で初戦敗退。マイアミ・オープンではハウメ・ムナルに3-6, 4-6のストレートで下し、2回戦ではファビオ・フォニーニに接戦の末に敗退した。
モンテカルロ・マスターズでは予選敗退。セルビア・オープンではATPツアー・500シリーズでベスト8入り。準々決勝でアンドレイ・ルブレフに3-6, 3-6のストレートで敗れた。全仏オープンでは1回戦でグレゴワール・バレールに6-3, 2-6, 6-0, 3-6, 4-6のフルセットの末に初戦敗退。ウィンブルドン選手権では第31シードのセバスティアン・バエスに4-6, 4-6, 5-7のストレートで初戦敗退。
アトランタ・オープンでは予選突破し、1回戦でセバスチャン・コーダを6-1, 1-6, 3-6で破るも、2回戦でフランシス・ティアフォーに5-7, 4-6のストレートで敗れた。シティ・オープンでは予選突破するも、ジェフリー ジョン・ウルフに2-6, 3-6のストレートで初戦敗退。ナショナル・バンク・オープンとウエスタン・アンド・サザン・オープンでは予選敗退。全米オープンではリシャール・ガスケに初戦敗退。韓国オープンでは2回戦で西岡良仁に2-6, 4-6のストレートで敗れた。ジャパン・オープンではバーナベ・ザパタ・ミラージェスに5-7, 5-7のストレートで敗退した。年間最終ランキングは93位。
2023年 対世界ランクトップ10初勝利[編集]
全豪オープンでは1回戦でエルネスト・エスコベドに7-5, 6-2, 3-6, 6-3を破るも、2回戦で第20シードのデニス・シャポバロフに3-6, 6-7(3), 5-7のストレートで敗退した。デルレイビーチ・オープンではマッケンジー・マクドナルドに2-6, 2-6のストレートで初戦敗退。
3月のメキシコ・オープンでは予選突破し、2回戦では世界ランキング4位かつ第2シードのキャスパー・ルードを7-5, 2-6, 7-6(5)で下してベスト8入り。この勝利がトップ10選手からの初勝利であった。準々決勝ではアレックス・デミノーに2-6, 2-6のストレートで敗れた。BNPパリバ・オープンでは予選から出場。本戦2回戦で第20シードのマッテオ・ベレッティーニに7-6(5), 0-6, 6-3で勝利し、同大会2度目の3回戦進出を果たした。3回戦では第10シードのキャメロン・ノリーに7-6(5), 5-7, 2-6の逆転で敗れて、初の4回戦進出とはならなかった。マイアミ・オープン1回戦のアーサー・リンダークネッシュ戦では4-1の時点で相手の途中棄権により、2年連続初戦突破を果たした。2回戦では第13シードのアレクサンダー・ズベレフに6-0, 6-4で勝ち、マスターズ2大会連続3回戦進出をする。
ATPツアー決勝進出結果[編集]
シングルス: 1回 (1勝0敗)[編集]
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|
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
---|---|---|---|---|---|---|
優勝 | 1. | 2018年5月6日 | ![]() |
クレー | ![]() |
7-6(7-4), 6-4 |
チャレンジャー・フューチャーズタイトル[編集]
フューチャーズ(4) |
チャレンジャー(5) |
シングルス[編集]
No. | 年月日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | 試合結果 |
---|---|---|---|---|---|
1. | 2012年6月6日 | ![]() |
クレー | Marc GINER | 6-3, 6-4 |
2. | 2012年7月23日 | ![]() |
クレー | Alexander, Lobkov | 7-5, 7-5 |
3. | 2013年5月19日 | ![]() |
クレー | Steven DIEZ | 6-3, 6-2 |
4. | 2013年10月13日 | ![]() |
クレー | Ricardo Ojeda Lara | 6-0, 6-3 |
1. | 2015年4月26日 | ![]() |
クレー | ![]() |
6-3, 1-6, 6-4 |
2. | 2015年6月7日 | ![]() |
クレー | ![]() |
6-3, 6-0 |
3. | 2015年11月22日 | ![]() |
ハード | ![]() |
4-6, 6-3, 6-3 |
4. | 2016年8月21日 | ![]() |
クレー | ![]() |
6-4, 6-3 |
5 | 2017年3月19日 | ![]() |
ハード | ![]() |
5-7, 6-3, 6-4 |
ダブルス[編集]
No. | 年月日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | 試合結果 |
---|---|---|---|---|---|---|
1. | 2013年2月16日 | ![]() |
クレー | D・ソート | ロペス=ジャン/J・マレス=ヴィドリ | 4-6, 7-5 |
成績[編集]
- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
大会 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 通算成績 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全豪オープン | Q3 | Q1 | 1R | Q2 | 1R | 2R | Q1 | 1R | 3R | 2R | 4–6 |
全仏オープン | Q1 | 1R | 2R | 2R | Q2 | 1R | Q2 | 1R | 1R | 2–6 | |
ウィンブルドン | Q1 | Q1 | 1R | 1R | 1R | A | A | 1R | 0–4 | ||
全米オープン | 1R | Q3 | A | 2R | 1R | Q1 | 1R | 1R | 1R | 1–6 |
大会最高成績[編集]
大会 | 成績 | 年 |
---|---|---|
ATPファイナルズ | A | 出場なし |
インディアンウェルズ | 3R | 2018, 2023 |
マイアミ | 3R | 2023 |
モンテカルロ | 2R | 2016 |
マドリード | Q1 | 2019 |
ローマ | Q2 | 2019 |
カナダ | Q2 | 2022 |
シンシナティ | Q1 | 2018, 2022 |
上海 | Q2 | 2018 |
パリ | Q1 | 2018 |
オリンピック | 3R | 2016 |
デビスカップ | QF | 2014 |
ATPカップ | A | 出場なし |
デビスカップ[編集]
年 | ステージ | オーダー | 対戦国 | 対戦相手 | スコア |
---|---|---|---|---|---|
2014年 | ワールドグループ・準々決勝 | シングルス2 | ![]() |
ルカシュ・ロソル | 4-6, 4-6, 6-3, 6-4, 6-2 |
シングルス5 | イジー・ベセリー | 4-6, 4-6 | |||
2015年 | ワールドグループ・プレーオフ | シングルス1 | ![]() |
サンティアゴ・ヒラルド | 4-6, 3-6, 6-3, 6-1, 4-6 |
シングルス5 | アレハンドロ・ファジャ | 7-6(7-3), 6-3, 6-2 | |||
2016年 | ワールドグループ・1回戦 | シングルス1 | ![]() |
アンディ・マリー | 1-6, 3-6, 1-6 |
ワールドグループ・プレーオフ | シングルス1 | ![]() |
セルジー・スタホフスキー | 7-6(7-4), 7-6(7-1), 6-1 | |
シングルス4 (デッドラバー) | アルテム・スミルノフ | 3-6, 7-5, 6-1 | |||
2017年 | ワールドグループ・1回戦 | シングルス1 | ![]() |
リシャール・ガスケ | 2-6, 3-6, 2-6 |
2018年 | ワールドグループ・1回戦 | シングルス1 | ![]() |
ファビオ・フォニーニ | 4-6, 6-3, 6-4, 3-6, 2-6 |
ワールドグループ・プレーオフ | シングルス1 | ![]() |
トミスラフ・ブルキッチ | 6-4, 6-2, 7-6(7-3) | |
2019年 | 予選ラウンド | シングルス2 | ![]() |
張擇 | 7-6(7-3), 6-4 |
シングルス5 | 李哲 | 6-3, 6-7(4-7), 6-3 |
脚注[編集]
- ^ “<テニス>ATPツアーで大躍進 ダニエル太郎とは”. THE PAGE. (2014年2月9日)
- ^ “ダニエル太郎は初の本戦出場ならず、元世界21位に阻まれる<全豪オープン>”. tennis365.net. (2014年1月11日)
- ^ “テニス=チリ・オープン、ダニエル太郎はベスト8で敗退”. Reuters. (2014年2月8日)
- ^ “ダニエル太郎が最終試合を制し、日本のワールドグループ残留が決定”. THE TENNIS DAIRY 2015年11月24日閲覧。
- ^ “ダニエル最高位 トップ100入り”. tennis365.net 2015年11月24日閲覧。
- ^ “ダニエル太郎、1セット奪う健闘も及ばず 王者ナダルに逆転負け”. AFP. 2017年9月1日閲覧。
- ^ “ダニエル太郎 急遽出場からツアー初Vで「驚き」 日本男子史上4人目の快挙<テニス>”. tennis365.net (2018年5月7日). 2018年5月7日閲覧。
- ^ “テニス男子ダブルスのダニエル、西岡組敗退”. 佐賀新聞 2021年7月25日閲覧。