グランド・セフト・オートシリーズ

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グランド・セフト・オートシリーズ
Grand Theft Auto Series
Grand Theft Auto logo series.svg
ジャンル オープンワールド
アクションアドベンチャー
クライムアクションゲーム
アドベンチャー
ファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS)
サードパーソン・シューティングゲーム(TPS)
カーレース
ストリートレース
開発元 Rockstar Games
Rockstar North(formerly DMA Design)
Rockstar Leeds
Rockstar Toronto
Rockstar Lincoln
発売元 Rockstar Games
カプコン
テイクツー・インタラクティブ
サイバーフロント
ズー
1作目 グランド・セフト・オート
世界の旗1997年10月21日
最新作 グランド・セフト・オートV
世界の旗2013年9月17日
スピンオフ作品

グランド・セフト・オート・アドバンス(2004年 日本未発売)

グランド・セフト・オート・リバティーシティストーリーズ(2006年)

グランド・セフト・オート・バイスシティストーリーズ(2007年)

グランド・セフト・オートIV・ザ・ロスト・アンド・ダムド(2009年GTAIVの有料サブストーリー1)

グランド・セフト・オート・ザ・バラッド・オブ・ゲイ・トニー(2009年 GTAIVの有料サブストーリー2)

グランド・セフト・オート・チャイナタウンウォーズ(2009年)
公式サイト http://www.rockstargames.com/V/
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『グランド・セフト・オート』(英名:Grand Theft Auto、略称:GTA、日本ではグラセフ[1])は、アメリカニューヨークにあるゲーム制作会社、Rockstar Gamesが発売したコンピューターゲームのシリーズ。街中で突然に人を殺害したり、車両を盗んで走り回るなどの犯罪を中心にした内容が特徴で架空又は、実在する部隊、又は人物などが登場する事が大きな特徴。またPCからPSシリーズ、XBOXシリーズなど、幅広く発売している。メインはストーリーモード(オフライン)であるが、最近ではオンライン(マルチモード)にも力を入れている。2015年8月時点で、全世界でシリーズ累計2億2,000万本以上の売り上げを記録[2]している世界的に大ヒット作品であり、全11作品が発売している。

またGTA内の作品中に出てくる舞台は、ニューヨークがモデルの『リバティーシティ』、ロサンゼルスラスベガスなどがモデルの『ロスサントス』、マイアミがモデルの『バイスシティ』などがGTAに存在する架空の都市である。

概要[編集]

ゲームタイトルは直訳すれば「自動車重窃盗」といった意味("Grand Theft"は重窃盗、"Auto"は自動車)であるが、シリーズでは車に限らず一部の作品には陸海空の様々な「乗り物」が登場する。非常に自由度が高いがその内容が生き残るためなら誰彼構わず巻き添えにする事も可能であり、暴力的過ぎるという批判も強い。

ほかのクライムアクションゲームに比べてNPCの行動やしぐさが人間的である。例えば『MAFIA』や『DRIV3R』といったクライムアクションゲームのNPCはただひたすら歩道を歩く人形のようなものだが、『GTA:SA』では主人公が魅力ある服装だとNPCから通りがかりに話しかけられたり誉めてくれたり逆にからかわれたりする。それ以外にもNPC同士が会話していたり、警官に反抗的なものがいたりとさまざまで、ほかのクライムアクションゲームには無いNPCの人間描写がある。なお、暴力的描写が含まれるため、子供のNPCは一切見られず、ストーリーにおいても『GTA:VCS』に少し登場するだけである。

シリーズの多くは序盤(またはオープニングシーンまで)仲間だったキャラクターが後々裏切り、プレイヤーと敵対する関係になるといった、モチーフとしているマフィア・ギャング映画に近いストーリーとなっている。また、いずれの作品もゲームの性質上、主人公が人生のどん底から再起し這い上がって頂点に立つといったストーリー展開が多い。プレイヤーは決められたミッションをこなしてゲームを進めることになるが、ミッションは失敗してもそのまま最初からやり直せる。

街で暴動を起こすと手配度(星、又は警察バッチのマーク)が増え、警察が主人公を追跡する。手配度が上がるにつれ、より精強な部隊に追われることになる(部隊には戦車隊やヘリコプター隊などが含まれているが、シリーズによっては出ないこともある)。部隊の追跡を免れるためには手配度を何らかの方法で消す必要があり、手配度が高い程消すのも難しくなる[3]

ライフがなくなって意識を失ったり警察に捕まったりすると、武器防弾チョッキを没収され、最寄りの警察署や医療施設から再スタートしなければならない(『GTAIV』においては逮捕された場合のみ武器が没収され、『GTAV』では逮捕された場合弾薬のみが没収される)。病院に入院すると治療費をとられる。

また、ほとんどの作品に日本語日本文化(特に日本刀)、ヤクザなどが登場する。日本語を話すNPCがいたり、街中に落ちている新聞紙や段ボールをよく見ると日本語が書かれていたりする。『GTA:VCS』のミッション名には「Domo Arigato Domestoboto」(元ネタはStyxの「ミスター・ロボット」)というものがある。

シリーズにおいて登場人物が複数の作品において共通することがある(『GTAIII』系統に登場するフィル・キャシディは『GTAIII』『GTA:VC』『GTA:LCS』『GTA:VCS』の4作品に登場しており、GTAシリーズの登場人物で最も登場回数が多い)。

本作のパロディとして、GTAのゲーム画面風なCGアニメによるコカコーラのCMが流された。CMはGTAの暴力的なイメージをまるっきり逆にしたピースフルな内容である。

歴代GTAシリーズ一覧表[編集]

グランド・セフト・オート[編集]

第1作目。1997年10月21日、欧州で発売。略称は『GTA』。日本ではPC版、1998年8月にプレイステーション版が発売された。従来にはないその暴力性が一部で問題視された。
見下ろし型オープンワールドクライムアクションドライブゲームの形態を持つゲーム。ストーリーは、ギャング組織のチンピラ(ストリートギャング)がボスに指示をもらい、ミッション(犯罪)を実行するという内容。
舞台は1997年で、リゾート地の『バイスシティ』、坂が多い『サンアンドレアス』、都市の『リバティーシティ』などと現在のGTAシリーズと同じ名前(舞台)となっている。この3つ舞台は今後どんどん構成されていき、後に、今の旧・新共にGTAシリーズの舞台となった。
『グランド・セフト・オート』のパッケージの背景の巨大タワーは現在のドナルドトランプ大統領のトランプタワーである。
売上本数は、100万本。
グランド・セフト・オート・ミッションパック#1 ロンドン 1969
1作目の追加パック。舞台を1969年ロンドンとし、当時の欧州車が登場する。
当時のロンドンの雰囲気をほぼ再現しており、また、前作同様、個性的なキャラクターがおり、その中の1人であるロドニーは唯一イラストが2種類存在しており、うち1種類がロックスター・ソーシャルクラブでアイコンとして設定できる。
なお、テーマ曲はラウラ・アントネッリ主演の映画『毛皮のヴィーナス』の楽曲のひとつが使用されており、これらの曲はゲーム内のラジオ「ウェストミンスター・ワイヤレス」で聴くことができる。[4][5]
グランド・セフト・オート・ミッションパック#2 ロンドン 1961
1作目の追加パック第2弾。舞台は1961年のロンドン。

グランド・セフト・オート2[編集]

1999年10月発売。略称は『GTA2』。
PC向けの製作で2D(x,y軸)。前作からの大きな変更点は「信頼度」の導入であり、これは各面ごとに3つの犯罪組織が対立しており、ある組織に気に入られるとより報酬の高い仕事をもらえるが、その代わり敵対する別の組織から報復を受けるというものである。このため高い自由度に加えて、常に各組織の顔色をうかがいながらゲームを進めていくという戦略性が加わった。なお、視点は前作と同様、見下ろし型。
また、アメリカ合衆国が舞台だった前作に比べて「ザイバツ」や「ヤクザ」という組織名や「アサクサ」「ヒロシマ」のような地名、日本語が流れるラジオ(DJ名は、テリヤキチャン)など、所々に日本を意識した作りが見られる。
さらに、最大手配レベルが4から6になり、犯罪を起こしすぎると厳しいペナルティがさらに厳しくなった、グラフィックも『グランド・セフト・オート』から少し進化しており、街灯信号機などの光が強化されている。
シリーズで唯一ドリームキャスト版が発売された作品でもある。
なお、Rockstar Gamesの英語版サイトでこのゲーム(英語表記)がフリーソフトでダウンロード可能である。
売上本数は、200万本。
主人公は『GTAIII』と関わりがないが、男性の「クロード・スピード」。

グランド・セフト・オートIIIシリーズ[編集]

GTAIIIシリーズとは主に過去の世界が舞台のシリーズ。

GTA:VCS(1984)→GTA:VC(1986)→GTA:SA(1992)→GTA:LCS(1998)→GTA:AD(2000)→GTAIII(2001)

まで繋がっているGTA旧シリーズである。また、発売頻度は1~2年と比較的に短い。

グランド・セフト・オートIII[編集]

当初PS2で発売され、後にPCXboxに移植された。日本でも2003年秋にカプコンよりCEROレイティング18歳以上対象ソフトとしてPS2版が発売され、海外ゲームとしては異例の30万本ヒット(当時)を記録した。略称は『GTAIII』。
2001年が、モデルの架空の街「リバティーシティ」が舞台となり、完全3D化による自由度の高さが人気を果たし、世界中で800万本規模の大ヒットを遂げる(現在は1,500万本以上)(リバティーシティの別名は「アメリカ史上最悪の街」)。
世界中で人気と同時に暴力描写、特にチートを使用することで体がバラバラになる描写が話題となり、青少年による暴力や無差別殺人事件を誘発したとして批判され(後述)、神奈川県有害図書に認定される。
2004年12月16日にカプコンから廉価版がPS2用として発売された。本作の主人公の名前は『GTA III』作品内では一切明かされなかったが、2004年の『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』で「クロード」であることが判明した。
本作から、ナンバリングタイトルの表記がローマ数字に変更されている。

グランド・セフト・オート・バイスシティ[編集]

GTA IIIシリーズ第2弾。2002年10月にPS2で発売、日本では2004年5月にPS2日本版が発売された。その後、PC版にも移植された。略称は『GTA:VC』。
また、前作『グランド・セフト・オートIII』と今作『グランド・セフト・オート・バイスシティ』をカップリングした徳用パック『グランド・セフト・オート ダブルパック』がXboxとPS2向けに発売された。
今作の舞台は1986年アメリカ東海岸の架空のリゾート都市「バイスシティ」。そのためか、前作とは逆に明るい雰囲気になっている。
アル・パチーノ主演のバイオレンス映画『スカーフェイス』および80年代を代表するマイアミが舞台のドラマ『マイアミバイス』の強い影響を受けて作られた両作のオマージュが各所にちりばめられている。
本作からバイクヘリコプターに乗れるようになったほか、服装を変更することができるようになった。また物件を購入して、特定のミッションをクリアすると収入が得られるようになるなどの要素も追加されている。
売上本数は、『GTA III』を超す大ヒットを起こし、全世界で1,750万本以上を売り上げた。本作の主人公は男性の「トミー・ベルセッティ」。

グランド・セフト・オート・サンアンドレアス[編集]

GTA IIIシリーズ第3弾。2004年10月26日PS2北米版が発売された。PS2日本版は不適切なシーンなどを一部カットした上で2007年1月25日発売(CERO区分:Z=18歳未満購入禁止)。2007年7月12日には、カプコンより廉価版が発売された。略称は『GTA:SA』。
舞台は1992年アメリカ西海岸の架空の州「サンアンドレアス州」。サンアンドレアス州の中には「ロスサントス」、「サンフィエロ」、「ラスベンチュラス」の3つの都市がある(一部のミッションでは、「リバティーシティ」に行くことになる)。これまでのシリーズは一つの都市が舞台だったのに対し、本作では一つの州が舞台となり、山丘地帯などが追加されている。本作の主人公は男性の「カール・ジョンソン(略:CJ)」。
今作からGTAシリーズ初、航空機に乗れるようになったほか、食事ができるようになったり、自身の体型を変えたり、海を泳ぐことができるようになった。他にも旧作には存在しなかった様々な要素が追加されている。
売上は前作「GTA:VC」を上回る2,750万本以上を記録し、PS2で最も売れたゲームでもある。反面、性的シーンが問題となり、社会問題までに発展した(ホットコーヒー問題)。
今作を最後にXbox版のシリーズ販売は終了している。

グランド・セフト・オート・アドバンス[編集]

GTA IIIシリーズの第4弾で、GTA初のゲームボーイアドバンス版。また、『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』と同年同日、2004年10月26日に発売された、スピンオフ作品である。略称は『GTA:AD』。
舞台は『GTA III』と同様「リバティーシティ」で、『GTA III』の1年前、『GTA:LCS』2年後の2000年が舞台の話となっている。
今作のゲーム内視点は、『GTA』『GTA:ロンドン シリーズ』および『GTA2』『GTA:CTW』と同じく見下ろし型。何度か発売延期になったあとアメリカ合衆国ヨーロッパで、発売されたが、日本では唯一発売されなかった(本国から輸入する必要があり)。
主人公はイギリス系アメリカ人の男性の「マイク」と呼ばれていた。

グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ[編集]

GTA IIIシリーズ第5弾で、GTAシリーズ初のPSP版。2005年10月25日にPSP北米版が発売され、2006年6月6日PS2北米版が発売された。
2007年7月26日にPSPの日本版が発売され、2007年9月6日にPS2の日本版も発売された、スピンオフ作品のGTAシリーズである。略称は『GTA:LCS』。
今作の舞台は2001年の『GTA III』の約3年前、『GTA:AD』の2年前となる、1998年の「リバティーシティ」である為、『III』の「リバティーシティ」とは異なる建物や『III』では、破壊されていた建物などが存在していたなどがある為、約3年間で「リバティーシティ」が変化した事が分かる。
なお、バイクに乗れる、海の中に入れる、潜れるなどと、『GTAIII』と比べて自由度が劇的に増した作品。
売上本数は、1,100万本。
本作の主人公は同ゲームに登場したレオーネ・ギャングの一員、男性の「トニー・シプリアーニ」。

グランド・セフト・オート・バイスシティ・ストーリーズ[編集]

GTA IIIシリーズ第6弾。2006年10月31日発売。PSP版第2弾として北米にてリリース、PSP同梱版も発売された。日本版はPSP、PS2版ともに2007年12月6日に発売された、スピンオフ作品である。(日本語版限定ではあるものの、GTAシリーズ初のダブルプラットフォームでもある)。略称は『GTA:VCS』。
『GTA:VC』の2年前の「バイスシティ」が舞台となる。『GTA:VC』とは違い、海の中に入れるようになった。また、GTA IIIシリーズ最後の作品となり、時代的にも最も過去の作品(1984年)となっている。
なお、実在する特殊部隊が登場した作品でもあり、GTAシリーズで有名人(フィル・コリンズ)が登場した作品でもある。
売上本数は、600万本。
本作の主人公は過去作『GTA:VC』のオープニングでの薬物取引で登場し、敵ギャングの銃撃戦で、死亡した男性の「ヴィクター・ヴァンス」。

グランド・セフト・オートIVシリーズ[編集]

GTAIIIシリーズから時系列や舞台が一新されている。GTAIVシリーズは主に現代の世界が舞台。

GTAIV・TLAD・TBoGT(2008)→GTA:CTW(2010)→GTAV(2013)→次回作

発売頻度は比較的に長い。

グランド・セフト・オートIV[編集]

北米欧州などで2008年4月29日Xbox 360PS3それぞれのハードで発売されている。日本版はPS3版Xbox 360版ともに2008年10月30日に発売。PC版は北米で2008年12月2日に、欧州地域では12月3日にそれぞれ発売され、日本語版も2009年3月20日に発売された。略称は『GTAIV』。
2008年の「リバティーシティ」が舞台。今作も「アメリカ史上最悪の街」と呼ばれているが、一方シリーズ初「チャンスの街」とも言われている。旧ユーゴスラビア軍に所属していたセルビア人男性の「ニコ・ベリック」。
売上は全シリーズで3番目の2,500万本を記録した。
また、「リバティーシティ」内にある自由の女神の顔はヒラリー・クリントンであり、『GTA:SA』のホットコーヒー問題を思い出させるようにホットコーヒーを持っている。GTAシリーズで初のマルチエンディングを採用した作品でもある。なお、本作はそれ以前の作品とは世界観が異なるため、(一部のファンサービスを除き)ストーリーやキャラクター(GTAIIIシリーズ)とは、繋がりは無い。

GTAIV:ストーリーDLC[編集]

グランド・セフト・オートIV・ロスト・アンド・ダムド

Xbox 360DLCとして2009年2月17日に配信された『GTAIV』の外伝作品第1弾(北米では2010年4月13日に、欧州では同年4月16日PS3版も配信されている)。
『GTAIV』本編と同じ時間軸において、別のキャラクターの視点から「リバティーシティ」で起こる物語を描写しているが、「ニコ・ベリック」が登場するなどのシーンもある。今作限定の新しい武器や車などもある。
オンラインモードは『GTAIV』とはサーバー自体が違い、一緒にプレイする事は出来ない。略称は『GTAIV:TLAD』。
主人公は『GTAV』のメインミッション、「ミスター・フィリップス」に殺害された「ジョニー・クレビッツ」。

グランド・セフト・オート・ザ・バラッド・オブ・ゲイ・トニー

Xbox 360DLCとして2009年10月29日に配信された『GTAIV』の外伝作品第2弾(PS3版は北米欧州ともに『GTAIV:TLAD』と同日に配信)。「リバティーシティ」で起こる物語を、また違った人物の視点から描いていく。
主人公はトニー・プリンスのビジネスパートナー兼ボディガードを務める男性の「ルイス・フェルナンド・ロペス」。略称は『GTA:TBoGT』(『GTAIV:TLAD』は「GTAIV」と書いてあるが、『GTA:TBoGT』はGTAIVと書かれていない)。
オンラインモードは『TLAD』と『IV』とはサーバーも違う。グラフィック等も進化している。今作限定の車や武器もある。

後に上記2作品を1枚のディスクに収めた『グランド・セフト・オート・エピソード・フロム・リバティーシティ』(本編無し)。

『GTAIV』『GTAIV:TLAD』『GTA:TBoGT』の3作品を1枚のディスクに収めた『グランド・セフト・オートIV コンプリートエディション』が発売された。

グランド・セフト・オート・チャイナタウンウォーズ[編集]

GTA IVシリーズ第2弾。ニンテンドーDS2009年3月17日北米版が発売され、PSP版も2009年10月20日に発売された。日本語版は2010年3月11日に発売された、新シリーズ初のスピンオフ作品である。略称は『GTA:CTW』『GTA:CW』。
『GTA』『GTA2』『GTA:AD』と同様の見下ろし型の視点である。デフォルメされながらも3DCGで描かれた『リバティーシティ』(『GTAIV』版)が舞台だが、容量の関係上、「オルダニー」が登場しないなどの差異がある。
売上本数は、約120万本。また時系列は『GTAIV』と『GTAV』の間の2010年である(なお直接関わる事はない)。主人公は中国系ギャングのトライアドに所属する男性の「ホァン・リー」(すでに『GTAIV』内のLCPDのデータベースに、「ホァン・リー」という名が存在しているというイースターエッグがある)。
日本語版(ニンテンドーDS版)は2009年10月29日サイバーフロントにて発売された。

グランド・セフト・オートV[編集]

GTA IVシリーズ第3弾。2011年10月25日に公式ホームページでタイトルが発表された。北米では2013年9月17日日本では2013年10月10日Xbox 360PS3でリリース。GTAシリーズでは初めて3人の主人公が登場している。 その後、2014年11月18日PS4およびXbox Oneで、2015年4月14日にはPCでも発売された。略称は『GTAV』『GTAオンライン』。
時系列は『GTAIV』、『GTA:CTW』と世界観を共有していて、2013年が舞台となる。GTAVの舞台はGTAシリーズ最大級の「サンアンドレアス州(ロスサントス)」(サンフィエロ、ラスベンチュラスは出てこない)。
主人公は、「マイケル・デサンタ」、「フランクリン・クリントン」、「トレバー・フィリップス」の男性3人。また『GTAIV』と同じくマルチエンドを採用している、また、PS4版、Xbox One版、PC版のGTAVは、GTAシリーズ初FPS視点を採用や課金制度(オンライン専用)もある。
そのほか『GTA Online(訳:グランド・セフト・オート・オンライン)』という無料オンラインモードもある。時系列は「『GTAV』(本編)の3ヶ月前」であるが、多数のアップデートにより、『GTAV』(本編)の5年後と言われている。
今作のDLCは全て無料となっており、ほとんどが「GTAオンライン」向けのDLCであり、定期的に行っている。無料アップデート終了は未定である。
2017年12月12日の無料DLC「GTAオンライン:強盗:ドュームズデイ」では、GTAシリーズ初の核兵器や『GTA:SA』で登場したジェットパック(同類ではない)空を飛ぶ車などが登場した。
2018年7月24日の無料DLC「GTAオンライン:ナイトナイフ」では、実在のDJが登場する事になった。また前作(GTAIVのDLC『GTA:TBoGT』)の「ゲイ・トニー」も登場した。
2018年6月14日には新規プレイヤーが古参のプレイヤーに追いつける為の「GTAオンライン」向けの『グランド・セフト・オートV プレミアムオンラインエディション』が発売された。
シリーズ最大の9,500万本の出荷を達成した[6]

GTAシリーズによるレアカー[編集]

作品により多少定義が異なるが、各作品には特定のミッションでしか登場しない珍しい車が存在する。どういう点が通常と異なるかは様々だが、大きく分けて次の3種類がある。

レアカラーのもの[編集]

通常ではその色で出現したり、塗り替えたりできない車。ただし、塗装屋で塗り替えると元の色に戻せなくなってしまう。また、その色に塗り替えることはできないが、その色で通常出現する車も存在する(『GTA:VC』の白のインフェルナスなど)。

車種そのものが珍しいもの[編集]

その車自体が該当するミッション以外では現れない。レアカラーのものとは異なり、塗装屋に持っていっても貴重性は失われない。多くの作品には霊柩車がこれとして登場する。

特定の攻撃に対して無敵のもの[編集]

銃で壊せないものや燃えないもの、更には基本的な攻撃全てが効かないものもある。ただし、横転や転覆をさせる、戦車で轢くなど特殊な手段を使えば壊せる。入手方法の大半はプログラムの盲点を利用したものである。

各作品の年代設定[編集]

GTA:サウンドトラック(ラジオ局)[編集]

諸問題[編集]

訴訟[編集]

米国では2003年6月7日、このシリーズをプレイしていた少年が警察署警官など数人に発砲してパトカーを奪うという事件が起き、その後被害者遺族からメーカーと販売店に対して民事訴訟が起こされた。

ほか、『GTA:VC』ではゲーム中に多く登場するハイチ人のギャングマフィアといったキャラクターが暴力的すぎるとして、ハイチ系移民から訴訟を起こされたこともある。

有害図書とCERO社の対応[編集]

有害図書とCEROへの影響[編集]

神奈川県2005年6月7日、大手ゲームメーカー「カプコン」が販売するPS2版『グランド・セフト・オートIII』(GTAIII)に残虐な内容が含まれているとして神奈川県青少年保護育成条例の「有害図書」に指定した。

5月30日の県児童福祉審議会で、「有害」指定すべきとの答申が出たことを受けて7日付の県公報で告示した[7]

同条例に基づき、このソフトは18歳未満への販売が禁止されるとともに店頭での一般ソフトとの区分陳列が義務づけられるようになり、違反者には30万円の罰金が科せられる。また、神奈川県に続き石川県埼玉県大阪府も有害図書に指定した。

さらに7月14日に開かれた全国知事会議で全都道府県(長野県の一部を除く)で有害図書に指定された。

この有害図書への指定とその原因とされた一連の出来事を機に、コンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)は旧区分で「18歳以上対象」とされていたソフトを「Z(18歳以上のみ対象)」と「D(17歳以上対象)」の2区分へ変更するようレーティング制度を改めるとともに各都道府県の青少年保護育成条例において「CERO:Z」区分と審査されたソフトを全て有害図書へ指定するようになった(GTAIII以降のシリーズも全て「CERO:Z」区分となったため、ほとんどのGTAシリーズが有害図書扱いとされることになった)。

性的シーンの問題[編集]

性的シーンの問題[編集]

暴力的なゲームを非難しているアメリカの団体・NIMF(全米家族メディア研究所)が2004年に発売された『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』にはインターネットでダウンロードできる「HotCoffee(訳:ホットコーヒー)」と呼ばれるMODを導入することで性的なシーンが見られるとして批判声明を発表(このHotCoffeeはSan Andreasに元々からプログラムされていた当該シーンのロックを解除するプログラム)。

Rockstar Games側は「ゲーム製作者側が意図したものでは無い」と反論したものの2005年7月14日、米上院議員(当時)ヒラリー・クリントン連邦取引委員会に調査要求を出した。7月20日には同ゲームのESRBのレーティングを「ESRB:Mature」(M:17歳以上向け)から「ESRB:Adults Only」(AO:18禁のソフト)へと引き上げられることになった[8]

その後性的シーンを無効にする(幾つかのバグフィックスも含む)パッチがリリースされた。また、流通されているソフトは一旦全て回収を行い、レーティングが、「ESRB:AdultsOnly」に該当する要素を削除したバージョンとして現在も、再出荷されている。

脚注・出典[編集]

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  1. ^ iPhone版『GTA(グラセフ)』が過去最安セールを実施中! シリーズ5タイトルが240円からファミ通公式サイト
  2. ^ ミル☆吉村 (2015年8月22日). “GTAシリーズの総販売本数は2億2000万本以上、『GTAV』だけでも5400万本を突破。投資家向け資料から驚きの数字が判明”. ファミ通.com. 3.29.2018閲覧。
  3. ^ 作品や現在の手配度にもよるが、主な方法は警察に見つからないようにしばらく逃げ続ける、塗装屋で自分の乗り物の色を塗り替えるなど。
  4. ^ GTAUK Rockstar Games オフィシャルサイト
  5. ^ GTAUK ズー オフィシャルサイト
  6. ^ https://www.gamespark.jp/article/2018/05/17/80845.html
  7. ^ 「グランド・セフト・オート3」を有害図書類指定へ――神奈川県ITMedia2005年5月30日、2013年10月24日観覧
  8. ^ San Andreas rated AO, Take-Two suspends production”. GameSpot. 2013年8月23日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]