城南海

半保護されたページ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Hhaithait (会話 | 投稿記録) による 2016年1月28日 (木) 11:30個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (映画つむぐもの主題歌、参加作品)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

城 南海
出生名 城 南海
生誕 (1989-12-26) 1989年12月26日
出身地 日本の旗 鹿児島県奄美市
ジャンル ポップス
シマ唄
職業 歌手
担当楽器 三味線ピアノ奚琴
活動期間 2009年 -
レーベル ポニーキャニオン
事務所 ポニーキャニオンアーティスツ
公式サイト 城南海 オフィシャルサイト

城 南海(きずき みなみ、1989年12月26日 [1]- )は日本歌手鹿児島県奄美市出身。本名同じ。

概要

同郷の元ちとせと同様に、奄美シマ唄にルーツを持ち、独特のグインという節回しを取り入れた歌唱法と澄んだ歌声で、聴く者を魅了する実力派歌手。唄の掛け合いを意味する「ウタアシビ」というタイトルで続けているライブでは三味線を弾きながらのシマ唄歌唱や、ピアノ弾き語りも行っている。

2014年テレビ東京系で放送の『THEカラオケ★バトル』に出演して優勝して以来、9度の優勝を重ね、また、番組内で100点満点を2度出すなど、歌のうまさが広く知られるようになった。

趣味は料理、アクセサリー作り、映画鑑賞、絵画など。好物はカボチャ奄美大島観光大使、徳之島観光大使、大和村観光大使。奄美市のマスコットゆるキャラコクトくん大使も務める。

経歴

1989年に鹿児島県奄美大島で生まれる。14歳のときに徳之島、15歳のときには本土の鹿児島市に移住した。2歳よりピアノを習っていたが、奄美を離れてから、兄の影響でシマ唄をはじめる。

2006年鹿児島市内の公園でシマ唄の路上ライブをしている時にポニーキャニオンミュージックにスカウトされる。2007年夏にはMBC夏祭りに出演。2008年11月27日には、鹿児島テレビ放送がデビューまでを追った『城南海〜女性シンガー デビューへの軌跡〜』を放送する。

2009年1月5日に『ちちんぷいぷい』(毎日放送(MBSテレビ))でテレビ初出演し、デビューシングルの「アイツムギ」を歌った。「アイツムギ」は、MBS・1月の「おいしいうた」として、ラジオとテレビ(『ちちんぷいぷい』、『MBSサウンドキングダム』(現『MBSうたぐみ Smile×Songs』)など)で流れた。

2009年5月1日放送の昼ドラエゴイスト 〜egoist〜』(東海テレビ)で、ドラマ初出演。

2010年6月、ニューヨークのJAPAN DAY及び上海国際博覧会「日本館SPECIAL LIVE 〜可愛的和平〜」で歌唱。2011年3月13日には国際交流基金主催の「心連心コンサート」南京公演に amin(巫慧敏)、河口恭吾と共に出演。直前に発生した東日本大震災の影響をうけてその後の4個所での公演は延期となり、出演できなかったが、9月23日には上海外国語大学松江キャンパスで行われた「上海ジャパンウィーク2011」(上海日本文化週)でソロコンサートを行った。

2013年7月12日西麻布のライブハウスで行われたライブで、奄美出身の我那覇美奈牧岡奈美とともに臨時ユニット「みなみなみなみ」を結成[2][3]、その後も奄美関連のライブやラジオ番組で3人でシマ唄などを歌っている。

2013年10月から『徳光和夫の名曲にっぽん 昭和歌謡人』(BSジャパン、毎週水曜日21時から)で徳光和夫とともに半年間MCを務めた。また、2014年1月から東京都江東区レインボータウンFM『Emotional Beat』で「城南海のMUSIC AIRPORT」を毎月第3土曜日(16時から)に担当している(USTREAM同時配信。後日徳之島ミニFMエフエムたつごうでも放送。)。

2014年7月9日テレビ東京系で放送の『THEカラオケ★バトル』「歌の異種格闘技戦」に奄美民謡代表として出演して優勝。次の7月23日の「国民的アイドルスペシャル」では準優勝であったが、8月20日の「芸能界チーム対抗メドレーバトル」では中孝介我那覇美奈とチーム奄美大島として出場し優勝した。その後も、正確な音程にシマ唄独特のこぶし「グイン」による加点などを活かして7度の個人優勝を重ね、計9冠達成の『THEカラオケ★バトル』の絶対女王と称されている。同番組で歌ったカバー曲をCD化して欲しいという希望が多く寄せられたことから2015年1月21日に初のカバーアルバム『サクラナガシ』[4]が、2015年6月17日にはカバーアルバム2作目『ミナミカゼ』が発売された。

2014年7月より、イ・ビョンフン監督の韓国ドラマ『馬医』の音楽に松井五郎による日本語詞、馬飼野康二による編曲でカバー、テーマソングを「いのちの橋」(7月16日)、エンディングテーマを「ただ一つ」(8月20日)、挿入歌を「悲しくても」(9月17日)として3ヶ月連続配信リリース[5]。12月17日にはNHKワールドTVBSプレミアムの『J-MELO』のエンディングテーマ曲「祈りうた〜トウトガナシ〜」を奄美方言で作詞、作曲し、配信リリースした[6]

2015年7月12日より、フジテレビ系『ザ・ノンフィクション』エンディング・テーマ曲「サンサーラ」の歌唱を担当、7月31日にネット配信された。また、アルバム『尊々加那志〜トウトガナシ〜』に収録の「月と月」が、10月7日から『水曜ミステリー9』(テレビ東京)のエンディングテーマとなった[7]

2015年5月8日10月23日フジテレビ系『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』に出演、MISIA田村直美などのものまねを披露したのち、12月11日放送のフジテレビ系『第5回ものまね王座決定戦』では、浜崎あゆみSuperfly元ちとせのものまねで、全28組の中からものまね専門のタレントらをも抑えて優勝を果たした。

作品

アルバム

  • 加那ーイトシキヒトヨー(2009年8月19日発売。PCCA-3734。初回分はDVD付き)
    1. 太陽とかくれんぼ (作詞・作曲・編曲:Miho Hatori
    2. アイツムギ (作詞・作曲:川村結花/編曲:上杉洋史)
    3. 四季ウタカタ (作詞・作曲:成山剛/編曲:山内憲介)
    4. 蛍恋 (作詞・作曲・編曲:O-live)
    5. 誰カノタメニ (作詞:前田たかひろ/作曲・編曲:長瀬弘樹)
    6. 紅 (作詞:城南海/曲:アイルランド民謡/編曲:武部聡志
    7. 白い月 (作詞:前田たかひろ/作曲:浅野実希/編曲:O-live)  
    8. 月とペンギン (作詞:前田たかひろ/作曲:GARDEN/編曲:山崎淳)
    9. Sunrise (作詞・作曲:益子史枝/編曲:益子樹
    10. あさな ゆうな (作詞:川村真澄/作曲:Gajin/編曲:佐久間誠)
    11. つばさ (作詞・作曲・編曲:O-live)
    12. ココロのフィルム (作詞:chihiRo/作曲・編曲:kubota)
    13. 光(album mix) (作詞:宇治田愛/作曲:I's CUBE/編曲:松村ゆうじ)




カバーアルバム


シングル

参加作品

脚注

  1. ^ オフィシャルブログ2008年12月26日付☆誕生日☆
  2. ^ 「『みなみなみなみ』初ライブ 笑顔と熱気に」『奄美新聞』、2013年7月14日、奄美新聞社 [1]
  3. ^ 「『みなみなみなみ』とスティーブ・エトウ、島を語る」『季刊リトケイ』2013年WINTER、2013年、離島経済新聞社 [2]
  4. ^ 奄美大島で1月中旬から2月に咲くカンヒザクラの花が落ちる頃に降る長を指す語。奄美方言では梅雨を「ながし」という。
  5. ^ 「イ・ビョンフン&城南海」『韓流ぴあ』2014年6月30日号p42、東京、ぴあ
  6. ^ 城南海、新曲「祈りうた 〜トウトガナシ〜」がNHKワールド音楽番組「J-MELO」EDに”. エフ・ビー・コミュニケーションズ株式会社 (2014年12月5日). 2015年1月20日閲覧。
  7. ^ “城南海、テレ東『水曜ミステリー9』エンディング曲決定”. ORICON STYLE (オリコン株式会社). (2015年9月30日). http://www.oricon.co.jp/news/2059976/full/ 2015年9月30日閲覧。 
  8. ^ a b c d 正しくは「天涯之我」。意味を成さない同音の漢字が当てられている。
  9. ^ 城 南海、アルバム曲「月の砂漠」が映画『つむぐもの』主題歌に決定”. 株式会社オーケーライフ (2015年12月20日). 2015年12月21日閲覧。
  10. ^ 奄美からまた歌姫、城南海...心の中にスッとしみこむ声 | エキサイトニュース
  11. ^ livedoor ニュース - 心のひだを紡ぐ城南海、鹿児島から人気北上中
  12. ^ 城南海 : 城南海、デビュー前にドラマ主題歌に抜擢 / BARKS ニュース
  13. ^ 明日の空」の作詞を担当したPENGINをはじめ、中孝介植村花菜かりゆし58しおりji ma maまきちゃんぐも参加。
  14. ^ 自身の「アイツムギ」もM-4に収録されている。
  15. ^ PlayStation Vita用ゲームソフト

外部リンク