ひこうき雲 (荒井由実のアルバム)

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ひこうき雲
荒井由実スタジオ・アルバム
リリース 1973年11月20日
ジャンル J-POP
時間 34分12秒
レーベル EXPRESS
プロデュース 村井邦彦
チャート最高順位
荒井由実 年表
ひこうき雲
1973年
MISSLIM
1974年

ひこうき雲』(ひこうきぐも)は、荒井由実 のファースト・アルバム。オリジナルは1973年11月20日東芝音楽工業(当時)からリリースされた(LP:ETP-9083・ETP-72051、CT:ZA-1578・ZT25-326)。一時期、音源の原盤権の都合でアルファレコードから発売されたこともある(CD:35XA-1・32XA-121・34A2-28・ALCA-463・ALCA-9029・ALCA-5241、LP:ALR-4006、CT:ALC-506)。2000年4月26日LPのブックレットを復刻し、バーニー・グランドマンによるデジタルリマスタリングで音質を大幅に向上したリマスタリングCD(TOCT-10711)をリリース。2005年3月10日よりPC配信。

目次

[編集] 解説

  • 1976年の年間アルバム売り上げ第10位にランクイン。1年間に3枚のアルバムを年間TOP10にランクインさせるという快挙を成し遂げた。(『COBALT HOUR』(2位)、『YUMING BRAND』(5位))
  • ジャケットデザインは、荒井の好んだ教会音楽を多く扱う名門古楽レーベル『アルヒーフ』のジャケットを模したものと言われている(松任谷正隆などによる)。ブックレットのイラストは荒井自身が手がけ、少女から大人への変化を綴った「誕生日」という詩が収められている。
  • 2010年1月16日、NHK-BS2にて、録音されたアルバムのマスターテープを聴きながらレコーディング当時について振り返る『MASTER TAPE〜荒井由実「ひこうき雲」の秘密を探る〜』という特番が放送された。

[編集] 収録曲

[編集] Side A

  1. ひこうき雲
    夭逝した旧友をモチーフにした曲。誰もが早すぎる死にただただ悲観するなか主人公は「けれど幸せ」と言う。空に憧れ、それそのままに空へ消えていった者への理解と羨望が歌われている。夫である松任谷正隆はこの曲のコード使いの意外性に驚き結婚を決めたと冗談交じりに語っている。雪村いづみ長谷川きよし柴田淳小田和正2001年の『クリスマスの約束』(TBS)にて)・松浦亜弥沢知恵aiko森山直太朗(自身のラジオにて)・My Little Lover(同名シングル「ひこうき雲」のカップリング)など多くの人に唄われている。
  2. 曇り空
    バックコーラスの男声は、松任谷正隆が担当した。2002年キリンジカバーした。
  3. 恋のスーパー・パラシューター
    お気に入りだったジミ・ヘンドリックスが兵役でパラシュート部隊に属していたことにヒントを得た曲。
  4. 空と海の輝きに向けて(album version)
    デビューシングルのB面。本作のものはシングルとは別テイク。
  5. きっと言える
    2枚目のシングル。曲中ずっと転調を繰り返す、ユーミン楽曲の真骨頂ともいえる曲。2002年にはアサヒ飲料「旨茶」CMソングに起用された。1974年伊藤咲子2002年野本かりあ2003年古内東子がカバーした。

[編集] Side B

  1. ベルベット・イースター
    いち早くオンエアされ、新人・荒井由実の名刺代わりとなった曲。後に荒井由実としてのラストシングル『翳りゆく部屋』のB面にシングル・カットされた。
    2009年に中森明菜がカバーした(「フォーク・ソング2 〜歌姫哀翔歌」に収録)。
  2. 紙ヒコーキ
    眼下の町へ飛ばした紙ヒコーキと夢中になる自分にふと気付いた心を描写した曲。「きっと言える」と時を同じくしてお茶のCMソングに使用された。
  3. 雨の街を
    昔も今も「私の一番好きな曲です」と前置きしてユーミンは唄い出す。2003年松本孝弘RAMJET PULLEY松田明子を迎え、カバーアルバム『THE HIT PARADE』でカバー。またTBS系ドラマ『ルージュの伝言』でドラマ化された(第16話、主演・水島かおり)。
  4. 返事はいらない(album version)
    300枚しか売れなかったデビュー曲。アレンジを変えて収録されている。
  5. そのまま
    過ぎてゆく毎日と埋もれそうなあなたへの想いにふと息をついた主人公はぼんやりとしたその視界に何かを見つける。
    倦怠の中に彼女は再び明日への小さな希望を見出す。「今ではもう、何故このような曲を書いたのかわからない」とユーミンは語る。
  6. ひこうき雲
    エンディングにはデモテープの曲として再びこの曲が短く収録されている。

[編集] 参加ミュージシャン

  • ピアノ:荒井由実
  • ベース、ガットギター:細野晴臣
  • キーボード:松任谷正隆
  • ギター:鈴木茂
  • ドラム:林立夫
  • ナイロン・ストリングス・ギター:細野晴臣(A-1,A-5)
  • パーカッション:松任谷正隆(A-3)、鈴木茂(A-3)、林立夫(A-3,A-5,B-4)、小原礼(B-4)
  • バンジョー:松任谷正隆(B-5)
  • フルート:宮沢昭(A-2)
  • コーラス:松任谷正隆(A-2)、Singers Three(A-3)、荒井由実(B-4)
  • テナー・サックス:西条孝之介(A-5)
  • スチール・ギター:駒沢裕城(B-2,B-5)
  • ハンドクラッピング:レコーディング・スタッフ(B-1)

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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