まちぶせ

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まちぶせ」は、荒井由実(現:松任谷由実)が作詞・作曲した歌。三木聖子への提供曲として作られ、1976年にシングルが発売された。のち、1981年に石川ひとみのカバーシングルが発売され、石川の最大のヒット曲となった。さらに、荒井由実本人によるカバーシングルが1996年に発売されており、他にも多くの歌手によって歌われている。

解説[編集]

  • 作詞・作曲は荒井由実(現・松任谷由実)、編曲は松任谷正隆による。
  • この「まちぶせ」の歌詞は、三木の実体験に取材して作られた[1]と言われているが、フランソワーズ・アルディが歌った「comment te dire adieu?」の翻案とも言われる[2]。のちに石川ひとみも、自分にも同じ体験があり感情移入して歌った、と述べている。

三木聖子のシングル[編集]

まちぶせ
三木聖子シングル
B面 少しだけ片想い
リリース 1976年6月25日
ジャンル アイドル歌謡曲
レーベル NAVレコード
作詞・作曲 荒井由実
チャート最高順位
三木聖子 シングル 年表
まちぶせ
(1976年)
恋のスタジアム
(1976年)
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三木聖子のデビュー・シングルとして1976年に発売された。

収録曲[編集]

  • Side A:まちぶせ
    作詞・作曲:荒井由実、編曲:松任谷正隆
  • Side B:少しだけ片想い
    作詞・作曲:荒井由実、編曲:瀬尾一三
    こちらはカバーで、原曲は荒井由実のアルバム『COBALT HOUR』に収録されている。


石川ひとみのシングル[編集]

まちぶせ
石川ひとみシングル
収録アルバム まちぶせ
B面 懐かしきリフレイン
リリース 1981年4月21日
ジャンル アイドル歌謡曲
レーベル NAVレーベル
作詞・作曲 荒井由実
チャート最高順位
石川ひとみ シングル 年表
夢番地一丁目
(1981年)
まちぶせ
(1981年)
三枚の写真
(1981年)
収録アルバムまちぶせ
セシルの部屋
(1)
まちぶせ
(2)
ためらい
(3)
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石川ひとみの11枚目のシングルとして1981年4月に発売された。なお、同年10月に発売された次作のシングル「三枚の写真」も三木聖子のカバーである。

オリコンチャートで石川のシングルでは唯一10位以内にランクし(最高6位・同年年間ランキング33位)、またTBSテレビザ・ベストテン』でもランクインした(最高3位・9週連続ベストテン入り、ザ・ベストテン同年年間ランキング21位)。さらに同年暮れの『NHK紅白歌合戦』にもこの曲で初出場を果たした。

収録曲[編集]

  • Side A:まちぶせ
    作詞・作曲:荒井由実/編曲:松任谷正隆
  • Side B:懐かしきリフレイン
    作詞:山上路夫/作曲:浜田金吾/編曲:渡辺茂樹

「まちぶせ」までの石川ひとみ[編集]

NHK人形劇『プリンプリン物語』の主役としての活躍やバラエティー系テレビ番組出演はあったものの、1978年のデビュー以来、歌手としての石川ひとみは鳴かず飛ばずであった。「まちぶせ」までに10枚のシングルを発売しているが、オリコンでの最高位は2枚目「くるみ割り人形」の42位であり、うち3枚は100位以内へのランキング入りすらしなかった。そのため本人も、今後について考え悩んでいたという。

三木聖子のカバーのこの歌をシングルとして歌うことになったときには、「この歌でだめならあきらめがつく」と思ったという。テレビで「この曲で歌手としては一区切りつけるつもりだった」と発言もしている。

シングル制作の経緯[編集]

ディレクターの長岡和弘は、前作「夢番地一丁目」でのノスタルジックなサウンドの完成度に自信を持ち、次のシングルとして同じ路線上にある「懐かしきリフレイン」を制作した。ところが、綿密なディレクションにもかかわらず、完成したトラックはシングル曲としてのインパクトが弱く感じられ、採用を躊躇してしまう(結局「まちぶせ」のB面に収録される)。

打開策を模索すべく、過去にキャニオンから発売されたアイドルのシングルを研究する中で、石川と同じ事務所に所属していた三木のシングル曲「まちぶせ」のカバーを発案した。仮歌を録音時に「この歌大好きだったんですよー、これシングルになりませんかねぇ」と、いつになく積極的な石川の発言に自信を深めた長岡は、シングル発売を本格的に進めた。

過去に小ヒットに終わった楽曲のカバーについて、社内の制作会議など周囲から多くの反対意見を受けたものの、各方面への度重なる説得を経て、発売にこぎつけた。

録音時の様子を石川は、「詞の内容が自分の経験そのままで思い入れは強かったです。録音中もなんか違うんですよ、背中のあたりが。その感覚は後にも先にもこのときだけでしたね」と後に語っている。

チャート成績[編集]

ランキングが上がり出したのは、発売後2ヶ月以上経ってからのことだった。じわじわとランキングが上昇し、8月3日付けでようやくオリコントップテン入り(9位)を果たす。その間、7月21日には本曲をタイトル曲としたアルバム『まちぶせ』が発売され、石川のオリジナル・アルバムでは最大のセールスを記録している。シングルはその後、最高位6位を記録し、11月過ぎまでランクインが続いており、3〜4ヶ月おきにシングルカットする当時のアイドルの曲としては異例のロングヒットとなった。

TBSの歌番組『ザ・ベストテン』に本曲が初登場したのは、シングル発売から3ヶ月後の7月16日放送「今週のスポットライト」(22位)であった。その後8月6日にベストテン入りし、8月27日と9月10日に最高位3位を記録した。ベストテン入り合計9週、1981年年間ランキング21位であった。

本曲のヒットにより、石川ひとみは歌手としても有名になり、『第32回NHK紅白歌合戦』出場も果たす。そのときの石川は豪華なドレスで「まちぶせ」を歌いながら、感動の涙が止まらない様子であり、歌い終わると駆け寄ってきた先輩歌手たちに肩を抱かれていた。

荒井由実のシングル[編集]

まちぶせ
荒井由実シングル
収録アルバム Cowgirl Dreamin'
リリース 1996年7月15日
ジャンル J-POP
時間 7分2秒
レーベル EXPRESS
プロデュース 松任谷正隆
チャート最高順位
荒井由実 シングル 年表
輪舞曲
1995年
まちぶせ
(1996年)
最後の嘘
(1996年)
収録アルバムCowgirl Dreamin'
Called Game
(9)
まちぶせ
(10)
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松任谷由実が再び荒井由実名義で発表した28枚目のシングルで、1996年7月15日東芝EMIからリリースされた(TODT-3810)。28枚目のオリジナルアルバム『Cowgirl Dreamin'』に、album versionを収録している。

元々東芝EMIの若年スタッフがダメ元で企画した「荒井由実コンサート」(1996年8月13日 - 15日)の一環として発表された。シングル発売の旨は「KATHMANDU PILGRIM」ツアーの最終日(1996年6月23日)に突然発表された。

本人曰く「あれは今までの活動サイクルを変える折り返しだった」。

1996年に日本テレビ系で放送された番組『TVおじゃマンボウ』のエンディングテーマに使用された。

収録曲[編集]

  1. まちぶせ(single mix)
  2. まちぶせ(オリジナル・カラオケ)
    作詞・作曲:荒井由実 編曲:松任谷正隆

参加ミュージシャン[編集]

  • キーボード&プログラミング:松任谷正隆
  • シンセサイザー・プログラミング&オペレーティング:山中雅文
  • エレクトリック・ギター:松原正樹
  • コーラス:松任谷由実

その他のカバー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 週刊現代』2011年8月20・27日合併号188ページ「あの人はいま '70年代アイドル篇」
  2. ^ 「どこまで行けばお茶の時間 ロメールからユーミンへ」2013/02/14 ((livre0914.blog6.fc2.com/blog-date-20130214) URLがブロックされるので、必要なら左記で検索請う)より抜粋 "ウィキペディアによると、ユーミンがアルディの影響を受けているのは、周知の事実らしい。 しかし、「彼女が作ったまちぶせはComment te dire adieuの翻案とも言われる。」という記述にはひっかかる。 メロディーと雰囲気は確かに似ている。だが、歌詞の内容はまったく違う。「翻案」という言葉を使うには無理があるだろう。 ウィキペディアは、「言われる。」と書いているが、最初にこのことを言ったのは、誰なんだろう。 "
    (参考)
    https://en.wikipedia.org/wiki/Comment_te_dire_adieu%3F_%28song%29 Comment te dire adieu? (song) のExternal links Françoise Hardy, "Comment te dire adieu"から下記
    http://www.fhardy.de/text/comment_te_dire_adieu.html Comment te dire adieu f_fr2 (It hurts to say goodbye - Vera Lynn) Text: Serge Gainsbourg, Jack Gold, Arnold Goland Musik: Gabriel Yared 1968