ジョーク
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ジョーク(英: joke)または冗談(じょうだん)は聞き手や読み手を笑わせたり、ユーモアを感じさせる小咄や短い文の事。日本語では音と意味の近い冗句(じょうく)と当て字されることがある[1]。ここでいう「ジョーク」は、悪ふざけ (practical joke) とは異なる。
医学面などから見たジョークの効用
[編集]喜劇、落語、漫才、コント、ユーモア、駄洒落、風刺などにも同じことが言えるが、笑うことで全身の内臓や筋肉を活性化させたり、エンドルフィンを血液中に大量に分泌させるなどの他に、免疫力を高める効果もあることが証明されつつある。
ジョークは学術的な研究も行われていて、ジークムント・フロイトの研究にも「ジョークとその無意識に対する影響」というものがある。マービン・ミンスキーは、著書の『心の社会』の中で、笑いは人間の脳に対して特殊な機能を持つと述べている。彼によれば、ジョークと笑いは脳が無意味を学ぶメカニズムと関係するとのこと。同じジョークを 繰り返し聞くとあまり面白くなくなるのはこの学習のためである。
形式(パターン)
[編集]殆どのジョークは 2つの部分からなる。それは、設定(例えば、「男がバーに入り……」)と、聞き手を笑わせるのに必要な皮肉を感じさせる落ちである。
ジョークの分類
[編集]ジョークは多くの場合、思いがけない面白さがあるかに依存している。控えめなタブーや固定観念など定番ものから、さまざまの文化的な俗説、風評を元にしたものなど、あらゆる事柄がジョークとして話される。多くのジョークの中には決まった枠組み、タイプに収まりきらないものも少なくない。
世界各国にはさまざまなジョークがあるが、この項では主にアメリカン・ジョークについて述べる。ジョークの理解には文化的背景の共有が必要な場合も多く、理解が難しいこともある。イギリスのジョークについてはブリティッシュ・ジョークも参照。
職業のジョーク
[編集]職業を元にしたジョークはアメリカ合衆国において一般的である。主に政治家や弁護士などをターゲットにしたものが多く、民衆の不満感を裏に持っていると思われる。
Q: あなたは、殺人鬼、強姦魔、弁護士の3人と一緒に部屋に閉じ込められている。あなたは拳銃を持っているが、残りの弾薬は2発しかない。あなたならどうする?
A: 弁護士に2発撃ち込む。
イタリア人は、カラビニエリ(憲兵隊)についてのジョークを好む。カラビニエリもそのことをよく知っていて、カラビニエリのウェブサイトでもユーモアとして用いられたり、たまに発表に添えて自らジョークを用いたりし、そういった風刺を楽しんですらいる。
カラビニエリは、そういったジョークを蒐集したり、開発したりするための専用の部署をローマに持っていることは有名である(注: もちろんこれもジョーク)。
我々の職員は、パトカーを綺麗にすることにも大変熱心で、各々の勤務の終わりには、灰皿を空にするために必ず自動車ごとひっくり返しています。 — (カラビニエリの公式ウェブサイトより)
お前の母ちゃんジョーク(ダズンズ)
[編集]詳細はダズンズの項目にて。この種のジョークは、西アフリカ系のアフリカ系アメリカ人2人(通常男性である)が口汚くののしりあう様を面白おかしく描写したものである(日本でいう「お前の母ちゃん、デベソ!」という罵声に近いもの)。悪口の標的となるのは相手の母親であることが多いが、他の家族全員を対象とする場合もある。
- お前の母ちゃんってば、お前の父ちゃんが「外が寒い(chilly、料理のチリはchilli)ぜ」っていったら、スプーンもって飛び出していっちゃったんだってな、すげえ馬鹿じゃん。
- お前の母ちゃんってば、色が黒すぎて、炭に指紋が残るよな。
- お前の母ちゃん、デブすぎて、体重計に「続く」って出たらしいな。
- お前の母ちゃんのメガネ、レンズがぶ厚すぎて未来まで見えらぁ。
オチとして、最後に母親が「あんたらいい加減に兄弟げんかやめなさい!!」というパターンもある。
政治家ジョーク
[編集]政治家ジョークとは、政治家や国家の要人についてのジョークである。
ソ連でブレジネフ書記長を白痴呼ばわりした男が逮捕された。嫌疑は国家元首侮辱罪と国家機密漏洩罪。
ソ連時代の社会風刺についてはアネクドートも参照。
Q: 子供と誠実な政治家とサンタクロースが道に落ちている20ドルを見つけた。それを拾ったのは誰?
A: 子供。あとの二つは存在しないから。
若いカップルが墓場に通りかかった。墓石の碑文には「誠実なる男、そして政治家、ここに眠る」と書かれていた。それを読んだ男が女に言った。「見ろよ、1人の墓に2人も埋められているぞ」
なぞなぞ
[編集]ジョークは時として、なぞなぞの形を取る事もある。これは日本のとんち話に近いものである。
Q: What is black and white and read (red) all over? (Q: 黒くて白くて赤いものってなーんだ?)
A1: 新聞。
Red(赤い)とread(読む)の過去形・過去分詞形は同じ発音であることにかけたジョークである。この類のジョークは、発音の語呂合わせがオチになることが多い。これは他の色の場合にも同様である。
A2: 赤面するシマウマ。
このジョークは、A1のような、トラディショナルなバージョンを既に知っていたり、「red」との語呂合わせである「read」を期待している人たちに対しても素朴に微笑ましいものである。これのタイプは、ごく普通の「ひねり」の効いたジョークで、一般受けしやすいものである。同様のひねりを効かせたジョークの例としては、下記に紹介される「どうして、ニワトリは道を横切ったの?」を参照のこと。
A3: 血まみれのスカンク。
スカンクをペンギン、修道女、タキシードを着た人などに入れ替えても良い。また「血まみれの」を「日焼けした」に変えても可である。
これは、A2のバリエーションだが、いささか品位を欠いている。
このように、様々なパターンがある。
どうして、ニワトリは道を横切ったの?
[編集]どうして、ニワトリは道を横切ったの?
A: 反対側に行くためさ。
これはおそらく、英語でしゃべられるほとんどすべてのジョークの中で最も有名なものだと思われるが、このジョークは、「ジョークにあらざるジョーク」(non-joke) である。というのも、このジョークのジョークとしての価値は、これの面白おかしさが、「それ以外はないだろう」という事実そのものから、そこはかとなくにじみ出てくるものだからである。なお通常、このジョークは上の原型だけで終わるのでなく、他にもパロディが作られている。
エレファント・ジョーク
[編集]「どうして、象は〜したの?」という形のなぞかけに対して、到底不可能な答えを返す。
Q: どうして、象は道を横切ったの?
A: ニワトリとホッチキスでとめられていたから。
Q1: 象が冷蔵庫にいるかどうかどうやったら分かるの?
A1: ピーナッツバターに足跡がついてれば分かる。
Q2: どうすれば、象が二匹冷蔵庫に居たかわかるの?
A2-1: ピーナッツバターに足跡がふたつついてれば分かる。
A2-2: ドアがしまらないからわかる。
ダーティー・ジョーク
[編集]「ダーティー・ジョーク」とは、性的なタブーを扱った下品なジョークである。ダーティー・ジョークのターゲットとなるのは性差別主義者であることが多い。他のカテゴリーにおいても「ダーティー」なジョークは多い。またダーティ・ジョークの効果は、更なるタブーの追加に(例えばネタとして修道女を登場させるなど)よって、より強められる。
Two nuns are in the bath. One says, "Where's the soap?" The other says, "Yes, it does." (二人の修道女がお風呂に入っていた。一人が「石鹸は……?」と聞くと、もう一人が答えた。「ええ、イイわよ」)
このジョークについてあえて解説すれば、これは性的なタブー(修道女の性生活)についてのジョークであるのと同時に、シャレ(最初の修道女の "where's" という言葉を、二人目が "wears" と聞き間違えた)の要素も含んでいる。
その他にも、聞き手が想像を逞しくしているような性的な内容が全く含まれていないという、不完全燃焼のようなタイプのものもある。
There was an old farmer who sat on a rick/Laughing and waving his big hairy fist. (干し草の山に年老いた農夫が座っていた。ニヤニヤしながらデカくて毛深い、拳を揺すっていた。)
このジョークのミソは、後の文節の最後の単語 "fist" が、前の文節の最後の単語 "rick" と韻を踏んでいると期待させ、実は違うというところであり、このタイプのジョークではしばしば、 "fist" という前に一呼吸置くのが常套手段である。 "rick" と韻を踏む性的な単語とは、当然 "dick" (男性器)を連想させる。
ビョーキなジョーク(シック・ジョーク)
[編集]ジョークのサブジャンルの中には、世の中のタブーに逆らったり、そのなかで取り上げているトピックスについて残酷な攻撃性を露わにしていて、それでもなんとか恐怖心を掻きたてる寸前で、ユーモアを交えて、なんとか面白おかしさを漂わせているものがある。
ヴォードヴィルのネタにもされることの多い、上流階級の人たちを茶化したものもこの類のジョークの典型的なものである。
シック・ジョーク (sick joke) という呼び方は、1958年10月9日のニューヨーク・タイムズでのフットボールについてのコラムが初出と思われる。それは "those macabre 'sick jokes' that appeal to the younger generation are popping up in football quotes." という文である。
同紙の10月26日の紙面では “How These Joke Cycles Start,” という書き出しで、シック・ジョークというジャンルがすでに広く受け入れられ出していると書かれている。
このコラムニストは下記のような例を挙げている
子「ママ、いつになったらヨーロッパに着くの?」 母「黙って泳ぎなさい」
死んだ赤ん坊ジョーク
[編集]1980年代から1990年代にかけて、いわゆる「死んだ赤ん坊ジョーク」が流行した。
他の全てのジョークと同様に、これらは読んだときよりも聞いたときのほうが、より面白いものである。なお、英語原文でないと何ら面白くないので注意を要する。
Q: どうやって千体の死んだ赤ん坊を電話ボックスに入れる?
A: 挽き肉にする
Q: 家を塗装するのに死んだ赤ん坊はどのくらい必要?
A: あんたがどのくらい投げられるかによるね。(訳注: 血で塗装するの意味)
小さなジョニーのジョーク
[編集]小さなジョニーのジョークは、無垢で純真な少年ジョニーを登場人物とするジョークのこと。小さな子供が大人に答えにくい質問をするという構図がモチーフになっている。ジョニーはしばしば性的な単語を知っていて、その場合は "Dirty Johnny" (おませのジョニー)と呼ばれることもあるが、その他ではとても純真である。
ジョークの中で、ジョニーは世界中に親戚をもっている。Dirty Ernieや、スペイン人のJaimito、ブラジル人のJoãozinho、ロシア人のVovochka、チェコ人のPepíček、イタリア人のPierino、そしてフランス人のTotoなど。
ジョニーがしかめっ面をしているとスミス女史が注意した。「ジョニー、私が小さかった時、お母さんによく言われたもんですよ。そんな見苦しい表情をしていると、ホントにそんな顔になっちゃいますよって。」ジョニーは、彼女を見上げて、思いやりたっぷりにこう答えた。「じゃあ、スミス先生は『そうなる前に注意してもらっていなかった』って文句は言えないんですね」
教師が子供達に自分のワクワクするものを発表しなさいと言った。さてジョニーの番がきて、彼は前に出て黒板に小さな点を打った。「何かしら?」教師は戸惑いながら尋ねた。「ピリオドです」-「えぇと、なるほど、なんでピリオドがワクワクするものなの?」「知らなかったんだけど、今朝姉さんがピリオドを無くしたんだって言ったんだ…そしたらパパが心臓発作を起こして、ママが気絶して、お隣のお兄ちゃんが拳銃自殺したんだ」[注 3]
エスニックジョーク
[編集]エスニックジョークは、特定の集団のもつ民族性(それが本当であれ、あるいは想像上のものであれ)をユーモラスに表現したものに由来する。それらは、隣国あるいは自国内のマイノリティについてのステレオタイプな見解に由来することが多い。例えば、フィンランド人はスウェーデン人とジプシー(ロマ)についてのジョークを好む。
多くのエスニックジョークの中には、カモにされている当のエスニックグループの名前以外はすべてそのままの形で様々な文化圏で語られているジョークというのもある。例えば、ポーランド人についてのアメリカのジョーク、ニューファンドランド人についてのカナダのジョーク、アイルランド人についての英国のジョーク、ポルトガル人についてのブラジルのジョーク、シーク教徒についてのインドのジョークなどがある。
英国の典型的なエスニックジョークでは「イングランド人とアイルランド人とスコットランド人が…」で始まることが多く、どれか一者を他の二者と比較することで三つの内のいずれでもからかい続けることができるように出来ている。
エスニックジョークの中でも非常に特殊なのは、ユダヤ人についてのジョークの場合で、それらはユダヤ人に著しく特化したものになる。また、この種のジョークではユダヤ人社会で用いられるスラングが多く使用されているため、他の多くの言語では理解しがたいことがある。但し、これらのジョークの目的は、ユダヤ人蔑視のためのものではないことを明記しておく。ユダヤ人ジョークは、意外にもユダヤ人の間でも非常に好まれている。
このエスニックジョークと似たようなものに、テキサスA&M大学の学生を茶化したもので、特にテキサス州で流行っているいわゆる農業大学ジョーク (Aggie jokes) のような、大学ジョークというのもある。
年老いたジプシーが町議会に現れてこう言った。「妻が病気を患って、旅を続けることができなくなってしまいました。私達は議事堂をもらえるでしょうか?(公営住宅に住めるでしょうか?)」[注 4]
あるユダヤ人商人が臨終の床にあって言った。 「愛する我が妻は居るか。」「ええ、ここに居るわ。」 「愛する息子は居るのか。」「ここに居るよ、父さん。」 「……娘は。」「ここに居るわ。お父さん。」 その瞬間、老いた商人はがばりと起きあがって叫んだ。
「なんだって!?それじゃ一体誰が店番をやっているんだ!」
Q: ポーランド人の「社会の窓」(ズボンのファスナー)が開いているのはどんなとき??
A: 21まで数えなければならないとき。[注 6]
ユダヤ人同士の会話:
「なぁ、シルベスタイン。どうやったらナイチンゲール(サヨナキドリ)のパテを20セントなんて値段で売れるんだい?他のみんなは1ドルで売っているぜ?なんかごっちゃに (mix) してないか?」
「みんながやっているようにしているだけだよ。ほら、ちゃんと、ナイチンゲールのお肉と馬肉を半々に混ぜている (mix) だろ。」
性差別のジョーク
[編集]性差別のジョークは、性差別主義者が唱える思想や発言を装い、彼ら自身を皮肉ったジョークである。
Q: なぜヘレン・ケラーは運転ができないのか?
A: 女だからさ!
Q: 夫婦にとってギヴ・アンド・テイクの関係とは?
A: 妻が夫に与え、妻が夫から取り上げる。
Q: 女に腕時計をはめるには?
A: 不可能。っていうか、キッチンの置き時計で十分だし。
ブロンド・ジョーク
[編集]ブロンド・ジョークは、金髪(ブロンドヘア)を持つあまり賢くない女性についてのジョークである(これを逆手に取ったのが映画『キューティ・ブロンド』シリーズである)。差別的であると非難されることもあるが、ユーモアとして受け取られることが多い。伝統的なエスニックジョークから進化したものであるとも言える。
Q: ブロンド女の耳に息を吹きかけることをなんて言う?
A: 充電。
Q: 賢いブロンドと幽霊の共通点は?
A: 話は良く聞くけど、見たことはない。
Q: 月曜の朝にブロンドを笑わせるにはどうすればいい?
A: 日曜の夜にジョークを聞かせる。
Q: ブロンド女を数時間遊ばせておく方法は?
A: 両面に「裏を見ろ」と書いた紙を渡す。
Q: 黒髪の女の子とブロンドがビルの屋上から飛びおりたら、どちらが先に地面に着く?
A: 黒髪の女の子。ブロンドは途中で道に迷うから。
ブロンド・ジョークはよく知られたジャンルなので、ブロンド・ジョークそれ自身をネタにしたジョークも存在する。
ある男がブロンド・ジョークを言おうとすると、それを聞いていた女が「私もブロンドなのよ!!」と怒り出した。そこで男は言った。「ゆっくり話そう」[注 7]。
障害者ジョーク
[編集]ジョークの中には心身に障害を持つ人(障害者)をネタにしたものもある(ネタにされた張本人が思わず笑ってしまうようなレベルを要求されることは言うまでもない)。この種のジョークは三重苦で有名なヘレン・ケラーを登場人物とする場合が多い。また盲目であることを主題としたジョークの場合は、例えばスティーヴィー・ワンダーなどの著名人を主人公とする場合もある。
Q: ヘレン・ケラーへのおしおきとは?
A: 両親が家中の家具を再配置した。[注 8]
Q: なぜ、誰もヘレン・ケラーの言うことを聞かなかったか?
A:彼女が手袋を着用していたから。
Q: おろし金の上を素手でなでた後にヘレン・ケラーが言ったこととは?
A:「こんなにバイオレンスな本は読んだことがないわ!」
Q:(馬鹿にして見下すような顔で)「あなた、精神病院で治療を受けているんですってね?」
A:「そうよ。でも、おかげでやっと、自分と他人の言動の美醜を本当に見極めて、気をつけることが出来るようになったわ。ところで、何で私にでも出来るようになったことがあなたは出来ないの?」
動物についてのジョーク
[編集]動物についてのジョークは往々にして寓話的である。森に住んでいる動物たちがまるで人間のような振る舞いをし、それぞれの動物たちには例えば、キツネは賢くクマは強くウサギは生意気ですばしっこい、というように人間にありがちなさまざまな性質が投影されている。
キツネとウサギとクマがトランプ賭博をした。クマが言った。「もし誰かがイカサマなんかしやがったら、そいつの頭をぶっ潰す。その小さな赤い頭をな!」[注 9]
むく犬ジョーク
[編集]むく犬ジョーク(shaggy joke、shaggy dog story)には、極端に長い話であること、また、あまりパッとしない上に、有り得ないような落ちがついている。このジョークの本質は、話し手だけでなく聞き手が参加して一緒になってジョークを作り上げていくという点にある。こういう「聞き手参加型」とでもいうべきジョークは、1930年代に初めて見受けられるようになったものだが、史上最初のむく犬ジョークがどれであるかについてはいくつかの説がある。
二頭の牛を飼っている
[編集]「君は牛を二頭持っている」で始まるジョークで、特定の政治的、経済的なシステム下での牛あるいはその所有者の取り扱われ方について記述されたもの。このジョークでは、多くの国家、テレビ番組、宗教、政治形態(特に官僚主義、共産主義、資本主義)などが諷刺されることが多い。実例は該当項目参照のこと。
日本と日本人のジョーク
[編集]世界各国には、日本と日本人を揶揄したジョークが存在する。
日本を支える3つの党をランキングにすると、3位は民主党、2位は自由民主党。そして1位は……アメリカの与党である。
内輪ネタ
[編集]内輪ネタとは、ある特定の事柄・分野等に精通している人同士の間でしか楽しめず、それ以外の人には面白さがよく伝わらない(理解されない)ようなネタやジョークのことである[注 11][注 12]。英語では「In-joke」あるいは「Inside joke」などと呼ばれる。
その他のジョーク
[編集]- お役所仕事のジョーク (en:Administratium)
- エスニックジョーク
- ドラマージョーク
- グレープジョーク
- 無人島ジョーク
- ノックノック・ジョーク
- メタ・ジョーク (en:Meta-joke)
- 電球ジョーク
- ロシア的倒置法
- ロシアンジョーク (en:Russian joke)
- スカンジナビア・ジョーク (en:Ole and Lena)
- チャック・ノリス・ファクト
- 世界で一番笑えるジョーク
- アネクドート
- エレバン放送
- DHMO - ジハイドロジェン・モノオキサイドと呼ばれる高度に化学的で難解で、そして身近な物質に関するジョーク。専門用語や難解な表現を多用するときに生じるパロディ性と警鐘。
- ブラックジョーク
- ガブロヴォ・ユーモア - ブルガリアで典型的なガブロヴォに関するジョーク
- シックジョーク
- 数学的なジョーク
補足
[編集]- 世界最古のジョークは紀元前1900年代の「夫のひざの上でおならをしない女性はいない」である[3]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 訳注: ブッシュの展開した政治的キャンペーンのひとつに「落ちこぼれを残すな」という教育問題に関するキャンペーンがあり、それにひっかけたジョークである。
- ^ 高畑昭男・産経新聞編集委員兼論説委員が毎日新聞在籍時代に改変した。政経倶楽部第47回例会 会員レポート
- ^ 訳注:英語のperiodには、月経の意味もある。
- ^ 訳注:「council house」は、英語では公営住宅を、米語では会議場を意味する。
- ^ 訳注: キノコ、つまりマッシュルームは、原爆のきのこ雲の暗示だが、スラブ系の人たちの間では野生のキノコをとって食べるのが周知の文化的習慣になっていることに引っ掛けてある。en:Mushroom picking in Slavic cultureを参照のこと。
- ^ 訳注: 両手両足の指の数「+1」で21
- ^ 考え落ち。「私もブロンドなのよ!!」という女の台詞を「私もブロンドで頭が弱いから、ブロンドジョークを言われても理解できないわ」の意味だと解釈した為、「(ブロンドの君でも分かるように)ゆっくり話そう」と返答した。
- ^ 全盲の人は家の中の、どの方向に何歩歩いたところに何があるかを全部記憶し(メンタルマップ)、それに基づいて行動しているので、これを変えられると何も出来なくなってしまう。
- ^ 訳注: キツネの毛の色は赤で表現されることが多い。
- ^ 2006年FIFAサッカーワールドカップの結果が散々だった日本を、日本人の礼儀正しさを織り交ぜて皮肉ったジョーク。
- ^ 「内輪」とは「仲間内」という意味
- ^ 類義語に「楽屋オチ」がある
出典
[編集]- ^ “冗句(ジョウク)とは”. コトバンク. 2019年12月31日閲覧。
- ^ 月刊琉球 2005年1月号 (PDF)
- ^ 神野恵美 (2008年8月8日). “世界最古のジョークは「夫のひざの上でおならをしない女性はいない」”. マイナビニュース. 2019年12月31日閲覧。
関連項目
[編集]- 会話
- 笑い
- ミーム/インターネット・ミーム
- 笑話(小咄)/笑話集
- 喜劇
- 道化師
- 演芸 - 落語、漫才、コント
- ジョークの要素
- ジョークの形式と技法
- 修辞技法 - 言葉遊び、パロディ
- 不条理
- シュール=シュルレアリスム#俗語としてのシュルレアリスム
- ジョークの場と題材
- 悪戯 - 手の込んだ悪戯は、しばしば「プラクティカル・ジョーク」と呼ばれる。
- エイプリルフール
- インターネット・ユーモア
- バイリンガル駄洒落
- アメリカ合衆国51番目の州
- スネークマンショー - 日本のラジオ・コント番組。当初は曲の合間にジョークを紹介する音楽番組だった。