ZABADAK

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ZABADAK
基本情報
ジャンル プログレッシブ・ロック
活動期間 1986年-
レーベル 東芝EMI
MMG
BIOSPHERE RECORDS
ポリスター
ネビュラプロジェクト
GARGOYLE
共同作業者 小峰公子
公式サイト ZABADAK OFFICIAL HOMEPAGE
メンバー
吉良知彦
旧メンバー
松田克志 結成時~1987年
上野洋子 結成時~1993年
  

ZABADAK(ザバダック)は、日本のポピュラー音楽のユニット。

1985年、吉良知彦上野洋子松田克志の3人でZABADAK結成、翌1986年に東芝EMIよりLP「ZABADAK-I」でデビュー。

目次

[編集] 略歴

1985年、いわゆる「ハコバン」(ライブハウス付きのバンド)で活動していた吉良がケイト・ブッシュの「DREAMING」にインスピレーションを受けてデモテープを制作。旧知の上野洋子らとともに結成。1986年にアルバム・デビュー。

1987年に松田克志が脱退。3枚目のオリジナルアルバム『Welcome to Zabadak』発売後1989年にレコード会社を移籍(松田在籍時のアルバムは『ZABADAK-I』、『銀の三角』およびこの二枚を後に再編集した『WATER GARDEN』のみ)。

上野洋子の透明感ある歌声と、吉良知彦の様々な要素を含んだ秀麗かつメロディアスな楽曲で人気を博した。手掛けたCM曲は多数(「飛行夢」「遠い音楽」「私は羊」「桜」など)。

1993年の「のれん分け」前には、吉良と上野は険悪な状態に陥っており[要出典]、アルバム『桜』のレコーディング時には意見の衝突の連続であったという。同年には『decade』も発売される。タイトルにふさわしく10年間の活動の総まとめのアルバムである。

1993年「のれん分け」を行い、吉良知彦のソロユニットとなる。暫く音楽的には「迷走」と評される時期が続くことになる(セールス的にも落ち込む。特にポリスター時代はそれが顕著)。『LIFE』『SOMETHING IN THE AIR』『はちみつ白書』などの時期である。

そんな中で、biosphere recordsとポリスターから作品を発表する傍ら、演劇集団キャラメルボックスの音楽も担当。独特の世界観が演劇と合い、幅を広げて行った。ZABADAKの持ち味とキャラメルボックスの感覚が、相乗効果を高めた。

2000年に発表した『IKON』は、初期ZABADAKのテイストの横溢する作品として復活を印象づけた。2001年に独立、新事務所Penelope、新レーベルGargoyleを設立する。

2006年に至って一層プログレ色が高まりつつ、新しい音楽を模索している一方、ファンタジー色を残す作品もある。

2009年に発表したアルバム『平行世界』には、松田が作詞を行った曲「樹海 -umi-」が収録されている。

[編集] 音楽性

「のれん分け」までのZABADAKは吉良と上野がインスピレーションを受けたというケイト・ブッシュのフォロワー的な世界から出発し、レコーディングで訪れたアイルランドでの体験から、民族音楽(主としてケルト音楽)の要素を強め、独自の音楽を作り上げていった。「のれんわけ」後、上野はさらに民族音楽的な要素を強める一方で、クラシック音楽的要素(現代音楽的要素や古楽的要素も含めて)も打ち出していき、個性的な音楽を構築していくことになる。

一方吉良のソロユニットとなったZABADAKは、迷走の時期を経て、もともと吉良のバックボーンであるプログレッシブ・ロック的要素やギタリストとしてのロックな要素を強め、それらを基盤としつつも民族音楽的要素も混じったメロディアスで叙情的な独特の世界を創造していく。

吉良は、PSゲーム『クロノ・クロス』でギター・ブズーキの演奏を担当、NHK『おかあさんといっしょ』に楽曲を提供、上野もアニメの音楽やソロユニットで活発に活動している。今もマスメディアには出てこないが、多方面に活躍しているアーティストである。サポートで参加したミュージシャンも数多い。

曲は歌の無いものも多く、10分を超える長大な曲もある。

[編集] 廃盤問題

現在、「のれんわけ」以前のアルバムが軒並み廃盤となっており、「のれんわけ」直前のコンサートを収録した『prunus』以外は新品で手に入らない状況となっている。この中には『飛行夢』『遠い音楽』『Live』『私は羊』『桜』という、言わば二人ZABADAK時代の絶頂期の作品群が含まれており、特に『遠い音楽』『Live』『桜』は中古市場でも5000円前後の価格で取引されている。 しかし、2007年現在、複数の音楽配信サイトにて東芝EMI時代のアルバムは提供されており、特にiTunes StoreではAppleとEMIの提携によって高音質の「iTunes Plus」での入手が可能になっている。またポリスターやbiosphere recordsのものも配信され始めている。

[編集] パート

現在は吉良のワンマンバンドであるZABADAKだが、その楽曲は一人で演奏できるものではないためサポートメンバーが必要となっている。

主要パートは以下のようなものである。

ギター兼ボーカル 
吉良知彦のパートである。アコースティックギターとサンバーストのストラトキャスターを使いわけている。
リコーダー、アコーディオン、ボーカル 
女性ボーカルとリコーダーはZABADAKサウンドに必須の要素であり、現在は妻(小峰公子)が担当している。
ヴァイオリン
マリンバ
ベース
ドラム
キーボード

他のバンドと比較して特徴的なのが、ヴァイオリンとマリンバが不可欠のパートとなっているという点である。

[編集] 音楽

[編集] アルバム

なお、複数のレーベルからアルバムが出ている事や、再発・サントラ・ソロ・ミニ・カバー等の理由でアルバムの枚数の数え方には諸説あり、下記の数え方は便宜上である。

[編集] CM曲

  • 蝶(タケダ漢方便秘薬)
  • A DAY(JR東日本)
  • Videokid(キヤノン)
  • RECIENTE(資生堂 91'春のキャンペーン)
  • 水のルネス(ルネス金沢)
  • POLAND(セゾンカード)
  • ブランシェ(大塚家具)
  • 街角(大塚家具)

[編集] 楽曲提供

[編集] 影響

  • アニメ『灰羽連盟』の第一話タイトル「繭・空を落ちる夢・オールドホーム」は、ZABADAKの「飛行夢(そら・とぶ・ゆめ)」を原作者の安倍吉俊が高校時代に聞いていたことからアイデアを得ている(『灰羽連盟脚本集』第一巻 2004年8月15日)。
  • 西川秀明の漫画『Z MAN』の最終巻(第11巻)で「休まない翼」が引用されている。
  • NHK教育おこめ』(総合学習の番組)のテーマソングに使われている。

[編集] 参考

  • ZABADAKのバンド名が命名された由来は、バンド結成時、吉良・上野・松田のメンバーでバンド名が決まらず、レコードを適当に探していたところ、ZABADAKという曲名のレコードが見つかり決まった。ZABADAKは、Dave Dee, Dozy , Beaky , Mick & Tichによる1967年のヒット曲。
  • ZABADAKは理想郷を意味する語。

[編集] 関連

[編集] 外部リンク

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