HAWKSベースボールパーク筑後
HAWKSベースボールパーク筑後 HAWKS Baseball Park Chikugo | |
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施設データ | |
所在地 | |
座標 | 北緯33度10分49.9秒 東経130度29分24.6秒 / 北緯33.180528度 東経130.490167度座標: 北緯33度10分49.9秒 東経130度29分24.6秒 / 北緯33.180528度 東経130.490167度 |
開場 |
2016年 (2016年3月(ホークススタジアム筑後第二天然芝部分は同年6月30日)竣工予定) |
管理・運用者 | 福岡ソフトバンクホークス |
グラウンド | ホークススタジアム筑後:ミズノ社製人工芝 |
照明 |
ホークススタジアム筑後:6基 ホークススタジアム筑後第二:?基 |
設計者 | 久米設計、大成建設 |
建設者 | 大成建設 |
使用チーム • 開催試合 | |
福岡ソフトバンクホークス(二軍、三軍、2016年 - ) | |
収容人員 | |
3,085人 | |
グラウンドデータ | |
球場規模 |
ホークススタジアム筑後:両翼 - 100 m 中堅 - 122 m |
フェンス | ホークススタジアム筑後:5.8 m |
HAWKSベースボールパーク筑後(ホークスベースボールパークちくご)は、福岡県筑後市津島の筑後広域公園内にある野球場。2016年3月より福岡ソフトバンクホークスが二軍、三軍本拠地及び練習場等として使用開始。
名称
名称決定まではファーム本拠地球場(仮称)で事業が推進されていたが、[1]2015年9月29日本拠地の施設名称「HAWKSベースボールパーク筑後」、メインスタジアムの名称「ホークススタジアム筑後」(ホークススタジアムちくご)、サブグラウンドの名称「ホークススタジアム筑後第二」(ホークススタジアムちくごだいに)と決定した。[2]「HAWKSベースボールパーク筑後」の商標は2015年7月21日福岡ソフトバンクホークスにより出願されている[3]。なおメインスタジアムについては筑後市発祥の大手住宅会社・タマホームが命名権を取得し、「タマホーム スタジアム筑後」(タマホーム スタジアムちくご、略称:タマスタ筑後)の愛称で使用される[4]。
設立経緯
福岡市雁の巣レクリエーションセンター野球場は国有地の上に福岡市の施設が建ち、環境省所管の一般財団法人公園財団が指定管理者となっているために権利関係が複雑になっており、球団の手で老朽化対策の設備改修や売店拡張といった対応が困難であった。また西戸崎合宿所(室内練習場、選手寮)は雁の巣と約7キロ離れて往来に不便な事や近隣に住宅地や老人ホームがあり騒音問題への配慮で夜間に自主練習が行えず、一般客用の駐車場スペースがなく見学客の周辺への駐車問題等の課題を抱えていた。さらにソフトバンクホークスは2011年のシーズンより3軍制を導入したが[5]、手狭で福工大や春日、小郡といった外部野球場を借りてしのぐ状態となり、サブグラウンドが望まれることからファーム本拠地を移転する構想が浮上。福岡市側は「集客効果は福岡市が一番条件がそろっている」と引き留めに自信を見せていたが2013年8月2日移転先候補地の募集が行われた[6]。
利用可能面積 | おおむね40,000~60,000㎡(12,100~18,150坪)の土地 可能な限り分割がされていない土地 |
立地条件 | 福岡 ヤフオク!ドームをはじめとする既存球団施設からの移動にかかる所要時間および、土地へのアクセスの利便性 高速道路の最寄りICからおおむね20分圏内であること 鉄道の最寄駅からの交通手段が確保できること |
土地の状況 | 造成済または、粗造成済の平坦な更地 |
土地利用可能期間 | 2015年秋を目処として竣工し、その後の数ヶ月間の試用期間を経た後、2016年シーズンからの本格使用が見込まれること 20年以上継続して利用可能な土地 |
賃貸の可否 | 賃貸契約が可能(もしくは検討が可能であること) |
提案者の要件 | 土地の所在する地方自治体(但し、当該地方自治体の所有する土地に限定しない) |
これに5県34自治体(福岡県北九州市、福岡市、筑後市、宮若市、大牟田市、飯塚市、八女市、小郡市、筑紫野市、宗像市、古賀市、福津市、うきは市、嘉麻市、朝倉市、糸島市、那珂川町、志免町、須恵町、久山町、粕屋町、遠賀町、苅田町、小竹町、鞍手町、佐賀県唐津市、多久市、嬉野市、長崎県雲仙市、熊本県荒尾市、菊池市、八代市、和水町、大分県中津市)が名乗りを上げ誘致合戦となったが[8]、9月25日の一次審査で北九州市の門司競輪場跡地、福岡市のアイランドシティ、筑後市の筑後船小屋駅および筑後広域公園隣接地、宮若市のノリタケ工場跡地の4市に絞りこまれた[9]のち、2013年12月25日筑後市が選定され[10]、2014年3月27日調印式が行われた[11]。土地はタマホームや民有地を筑後市が10億円で買い取り、球団側に20年間無償貸与される[12]。4億5千万円かけて土地を造成した上に、ソフトバンクが総工費50~60億を負担して施設を建設する。なおタマホームは誘致のためにホテル建設に意欲を見せるとともに[13]、5ヘクタールの所有地を市へ無償貸与する申し出を行っているが、また貸しを避けるために筑後市が買い取る運びとなった[14]。2014年12月筑後市とソフトバンクホークス間で賃貸契約が締結された[15]。
全体概要
2016年2月に選手寮や屋内練習場が竣工、2016年3月15日に「ホークススタジアム筑後」が竣工。こけら落としは3月19日のウエスタン・リーグ公式戦「ソフトバンク対広島」となる。「ホークススタジアム筑後第二」は天然芝部分がやや遅れ6月に竣工予定。2016年3月からソフトバンクホークスが二軍の本拠地とする予定。二軍公式戦は有料で1000円となる見込みである。球団が総工費50~60億円をかけて「ホークススタジアム筑後」、「ホークススタジアム筑後第二」、屋内練習場、クラブハウス、選手寮を建設中。敷地約7万1643㎡2、建築面積は約1万200㎡、延床面積は約1万5300㎡。孫正義オーナーの「1軍も練習できる場所であるべきだ」と言う考えによりファーム本拠地でありながら本格的な環境が整備され、[16]「ホークススタジアム筑後」は福岡 ヤフオク!ドームと同等の広さを持つ両翼:100m、中堅122m、フェンス高さ5・8m、座席数約3000席の人工芝球場となる。座席にはフィールドシート、プレミアムシートも用意される他、バックネット裏部分はファーム球場では珍しく全席指定席となる。球場の最高高さは16・2m。そして従来の雁の巣球場(両翼:98m、中堅:122m、フェンス高さ3・0m、座席数458席・芝生席)には無かったナイター照明は「ホークススタジアム筑後」だけでなく「ホークススタジアム筑後第二」にも完備予定。
屋内練習場は65m×65m・屋根高さ23・0m・防球ネット18・0m・延べ5806㎡と従来の西戸崎(50m×50m)より広く、バッティングマシーンは4レーン設置される。そのうち2レーンは自動で打った球がマシンへ戻るバッティングセンター仕様。合宿寮は延べ1924㎡の3階建てで42人宿泊可能で練習に訪れた一軍選手の宿泊も想定している。クラブハウスは延べ2070㎡で100人分のロッカーを設置し、[17]トレーニング用小型流水プールも設置される予定。[18]その他構想段階のもので孫オーナーのアイデアで科学的な練習の導入や、[19]ファンサービス面でアトラクション設備の導入が検討されている。[20]2014年9月29日に開かれた地元説明会において駐車場は一般来客用240台(後に300台へ計画変更)[21]+関係者用120台+大型バス用5台分のスペースが整備される。その他に売店も設置される。[22]
浸水想定区域に建設されているため用地造成時に60cmの嵩上げが行われている。降雨対策としては1時間に50ミリの雨でも対応できる吸収力の高い人工芝をメーン球場に利用、800t+1000tの調整池も地下に設置する予定。[23]また、隣接する県営筑後広域公園内にも体育館や多目的運動場がありトレーニング環境が整っている。(2016年には50M競技用プールが完成予定)。筑後船小屋駅が徒歩3分の位置に隣接しており博多駅から新幹線で24分、在来線で45分。九州道八女ICから約5キロの位置にありヤフオクドームからは福岡都市高速・九州道経由で約50分の位置にあり福岡市内からのアクセスも良好。球場建設に合わせて駅周辺道路の拡張工事も進められており「ホークス公園通り」となる見込み。[24]
ホークススタジアム筑後(全体) 概要
- 敷地面積:71,643.85㎡(21,654.48坪)
- 建築面積:11,898.18㎡(3,599.18坪)
- 延床面積:15,612.66㎡(4,722.81坪)
- 構造・階数:RC造 3F 軒高:22.7m 最高高さ:23.2m 掘削深さ:3.1m
- (メインスタジアム:16.6m、室内練習場:23.2m、寮:11.4m)
- 仕上概要
- 外壁:化粧打放しコンクリート、撥水材+クリア塗装
- 内部:ゴムタイル、化粧打放、クロス貼、塗装、岩綿吸音板、クロス
- 設備:受変電、給排水、スコア―ボード、ナイター照明、ELV1基
- 体育施設:防球ネット、ラバーフェンス、人工・天然芝、クレイ舗装[25]
ホークススタジアム筑後(メイン球場) 概要
- グラウンド面積:約1・3ヘクタール
- 両翼:100m、中堅:122m
- 内野:外野:人工芝
- スコアボード:LEDビジョン
- ナイター照明:6基
- 収容人員:3,085人
ホークススタジアム筑後第二(サブ球場) 概要
- グラウンド面積:約1・3ヘクタール
- 両翼:不明、中堅:不明
- 内野:土、外野:天然芝
- スコアボード:不明
- ナイター照明:0基
- 収容人員:不明
屋内練習場 概要
- 施設面積:延べ5806㎡(65m×65m)
- 屋根高さ:23・0m
- 防球ネット高さ:18・0m
- バッティングマシン:4レーン
- ブルペン:6カ所
合宿寮 施設概要
- 施設面積:延べ1924㎡
- 階建:3階建て
- 宿泊可能人数:42人
クラブハウス 概要
- 施設面積:延べ2070㎡
- 設備:トレーニング用流水プール
- ロッカー:100人分
その他施設 概要
- 駐車場:一般用300台、関係者用120台、大型バス用5台
- 売店
交通
- JR九州新幹線・鹿児島本線筑後船小屋駅より徒歩3分、または羽犬塚駅より徒歩40分
- 九州自動車道八女ICより車で9分、またはみやま柳川ICより車で10分
- 八女インター高速バスストップよりタクシーで9分、または堀川バス羽矢線10分で羽犬塚駅を経由し電車で4分
- 高速バスフェニックス号(各停のみ)(西鉄天神高速バスターミナル~久留米バスストップ~八女バスストップ~八代バスストップ~宮崎駅)
- 高速バスごかせ号(博多バスターミナル~久留米バスストップ~八女バスストップ~山都町~高千穂バスセンター~延岡駅前バスセンター)
- 高速バスひのくに号(植木IC経由)(博多バスターミナル~広川バスストップ~八女バスストップ~植木IC~熊本交通センター)
- 高速バスひのくに号(各停)(福岡空港~広川バスストップ~八女バスストップ~瀬高バスストップ~熊本交通センター)
- 高速バス福岡空港 - 大牟田・荒尾線(福岡空港~広川バスストップ~八女バスストップ~瀬高バスストップ~大牟田駅~荒尾駅)
- 高速バス桜島号(博多バスターミナル~久留米バスストップ~八女バスストップ~鹿児島空港南バスストップ~鹿児島本港〈高速船ターミナル〉)
- 西鉄バス久留米50系統・羽犬塚-久留米「筑後船小屋駅前バス停」より徒歩数分
周辺
関連項目
脚注・出典
- ^ “ソフトバンクが来年3月筑後市にファーム本拠地移転”. 日刊スポーツ (2015年9月18日). 2015年9月19日閲覧。
- ^ “新ファーム施設は「HAWKS ベースボールパーク筑後」に決定!”. 福岡ソフトバンクホークス (2015年9月29日). 2015年9月29日閲覧。
- ^ 商願2015-069507
- ^ “福岡ソフトバンクホークス、ファームメインスタジアム「タマホーム スタジアム筑後」に決定”. 福岡ソフトバンクホークス (2015年11月23日). 2015年12月6日閲覧。
- ^ “2011年コーチングスタッフおよび3軍制導入について”. ソフトバンクホークス (2010年10月30日). 2015年9月19日閲覧。
- ^ “ホークス、ファーム新球場を公募 「雁の巣」撤退も”. 西日本新聞 (2013年8月3日). 2015年9月19日閲覧。
- ^ “ファーム本拠地用地の募集について”. ソフトバンクホークス (2013年8月2日). 2015年9月19日閲覧。
- ^ “鷹ファーム移転に34自治体立候補 狙うは知名度向上”. 産経新聞 (2013年9月18日). 2015年9月19日閲覧。
- ^ “ホークス2、3軍の新本拠地、福岡の4市に絞り込み 1次審査で30自治体落選”. 西日本新聞 (2013年9月26日). 2015年9月19日閲覧。
- ^ “ファーム本拠候補地の決定について”. ソフトバンクホークス (2013年12月25日). 2015年9月19日閲覧。
- ^ “ホークス誘致の舞台裏 筑後市・中村征一市長インタビュー(上)”. ニュースサイトHUNTER (2014年3月28日). 2015年9月19日閲覧。
- ^ “タカファームに人工芝メイン球場 5000人観客席”. 読売新聞 (2014年12月24日). 2015年9月19日閲覧。
- ^ “タマホーム会長、ホテル建設意欲 「新ファームは県南の核」”. 西日本新聞 (2013年12月26日). 2015年9月19日閲覧。
- ^ “ホークス誘致で膨らむ「夢」 課題克服に全力傾注 ― 筑後市・中村征一市長インタビュー(下)”. ニュースサイトHUNTER (2014年3月31日). 2015年9月19日閲覧。
- ^ “JR筑後船小屋駅西側のホークスファーム着工へ 筑後市 2016年春供用開始予定”. ふくおか財界 (2014年12月24日). 2015年9月19日閲覧。
- ^ “ソフトバンク:ファーム移転先、最終候補地に福岡県筑後市”. 毎日新聞 (2013年12月25日). 2015年9月19日閲覧。
- ^ “タカファーム新本拠地、驚きの充実設備 サブグラウンドも天然芝”. 西日本新聞 (2015年9月25日). 2015年9月27日閲覧。
- ^ “福岡ソフトバンクホークス/ファーム本拠地球場新築(福岡県筑後市)が起工”. 日刊建設工業新聞 (2015年1月14日). 2015年9月19日閲覧。
- ^ “ソフトBファーム新本拠候補に筑後市”. 日刊スポーツ (2013年12月26日). 2015年9月19日閲覧。
- ^ “ソフトバンク新二軍施設は“ミニ遊園地””. 東京スポーツ (2013年12月26日). 2015年9月19日閲覧。
- ^ “ファーム本拠地の地元説明会”. 筑後市議会議員北島いちお (2015年10月9日). 2015年9月19日閲覧。
- ^ “福岡)メイン球場は3千席 ホークスファーム新本拠着工”. 朝日新聞 (2015年1月10日). 2015年9月19日閲覧。
- ^ “ファーム本拠地の地元説明会”. 筑後市議会議員北島いちお (2014年9月29日). 2015年9月19日閲覧。
- ^ “筑後船小屋でSB二軍球場建設進む。高まる地元の期待”. データマックス (2015年8月17日). 2015年9月27日閲覧。
- ^ “福岡ソフトバンクホークス、ファーム本拠地球場の施設総称を決定”. 福岡ソフトバンクホークス (2015年9月29日). 2015年9月29日閲覧。