竹ノ塚駅

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竹ノ塚駅
東口駅ビル(2012年9月)
東口駅ビル(2012年9月)
たけのつか - Takenotsuka
TS 13 西新井 (2.1km)
(2.5km) 谷塚 TS 15
所在地 東京都足立区竹の塚六丁目6番1号
駅番号 TS 14
所属事業者 東武鉄道
所属路線 伊勢崎線(東武スカイツリーライン)
キロ程 13.4km(浅草起点)
電報略号 ツカ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
72,407人/日
-2012年-
開業年月日 1900年明治33年)3月21日

竹ノ塚駅
配線図

西新井駅

1 2


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谷塚駅

西口(2012年9月)

竹ノ塚駅(たけのつかえき)は、東京都足立区竹の塚六丁目にある東武鉄道伊勢崎線である。「東武スカイツリーライン」の愛称区間に含まれている。駅番号はTS 14

歴史[編集]

当駅は伊勢崎線の開業から約7ヶ月後にあたる1900年(明治33年)3月21日に開業した。開業当初は伊興村にあったが、1932年に東京市に編入合併され、東京市で最も北端に位置する駅となった。東京市が廃止されて足立区が成立した後も、当駅は東京23区で最も北端に位置する駅であったが、2008年に東京都交通局日暮里・舎人ライナーが開業したことにより、東京23区内で最も北端の駅は見沼代親水公園駅になった。伊興村に開設されていたのにも関わらず、東に隣接していた竹塚村を駅名に採用したのは、駅名を喚呼する際の響きが良いことによるものである。

連続立体交差事業[編集]

かつて、当駅近くの踏切は数少ない第一種乙(踏切保安係が手動で踏切の操作を行う方式)であった。交通量が多く「開かずの踏切」となっている。駅を挟んで北側・南側にそれぞれ1か所ずつ置かれ、地元では南側は大踏切(正式名称:伊勢崎線竹ノ塚駅構内第37号踏切道)、北側は小踏切(同第38号踏切道)と呼ばれている[1]

1974年(昭和49年)に北千住駅から当駅まで複々線化が行われた際に、運転本数が増加したことで当駅周辺の踏切は遮断時間が増加した。このため、線路の高架化が課題となっており、足立区は踏切解消に向けて1987年(昭和62年)より、継続的に鉄道高架化の可能性について検討を行ってきた。さらに、2001年(平成13年)には東京都と東武鉄道をアドバイザーとした「竹ノ塚駅周辺地域道路・鉄道立体化検討会」を設置し、検討を重ねてきた。しかし、以下のような問題点から、駅周辺の高架化は長らくの間先送りにされていた。

  • 当駅の南に東京地下鉄千住検車区竹ノ塚分室があるため、竹ノ塚分室への引き込み線の取り扱いを考慮する必要がある。
  • 高架化工事に関係する踏切はどちらも足立区道であるが、当時は特別区が連続立体交差事業の事業主体となることができなかった。

そして、2005年(平成17年)3月15日に大踏切で係員(東武鉄道社員)の遮断機誤開による事故が発生し、2人が死亡、2人が怪我をした(東武伊勢崎線竹ノ塚駅踏切死傷事故も参照)。この事故がきっかけとなり、同年4月6日から地元の連合会による鉄道高架化の署名運動が行われ、同年8月12日までに216,993人の署名が集まった。同年9月には両踏切とも自動化し、第一種甲式踏切となった。

2006年(平成18年)には制度改定により、特別区にも事業主体となることができるようになった[2]。さらに、2000年代に入ると東急東横線元住吉駅元住吉検車区)やJR中央線武蔵小金井駅豊田車両センター武蔵小金井派出所)などのように車両基地を地上としたまま本線を高架化した事例もあり、かつてほど高架化が困難ではなくなっている。

2006年(平成18年)3月9日には、大踏切側に自転車対応エレベーター付きの跨線橋が設置された。踏切操作の自動化および歩道橋が完成した後も、踏切の安全監視要員が24時間監視を行っている。また2006年(平成18年)から2008年(平成20年)にかけて、当駅にエスカレーターやエレベーターを設置するバリアフリー対応工事が行われている。ただし、東口へは工事前から駅ビル内にエスカレーター・エレベーターが設置されている。

足立区は2011年(平成23年)3月31日に都市計画決定、同年12月20日には事業認可を取得し、2012年(平成24年)3月30日に東武鉄道と施工協定を締結した。その後、同年11月4日には起工式が挙行された。踏切事故から7年7ヶ月での事業着手は異例の早さという[3]。また、区が主体となる連続立体交差事業はこれが初めての事例となる。総工費は約544億円(うち東武鉄道が約88億円を負担)で、完成は2020年度(平成32年度)末の見込みである[2]

年表[編集]

  • 1900年明治33年)3月21日 - 開業。
  • 1962年昭和37年)5月31日 - 営団地下鉄日比谷線(現・東京メトロ日比谷線)との相互直通運転開始。
  • 1968年(昭和43年) - 竹ノ塚駅ビルがオープン[4]
  • 1974年(昭和49年)7月2日 - 北千住駅 - 当駅間が複々線化。
  • 1988年(昭和63年)8月9日 - 当駅 - 草加間が複々線化。
  • 2001年(平成13年)2月27日 - 西口にエスカレーターを1基設置[4]
  • 2002年(平成14年)
    • 2月27日 - 改札内にエスカレーターを1基設置[4]
    • 12月 - 駅ビル内にエスカレーターを4基設置[4]
  • 2003年(平成15年)
    • 5月26日 - 東口にエレベーターを1基設置[4]
    • 5月29日 - 駅ビルを「竹ノ塚 T BOX」にリニューアルオープン[4]。駅ビルの4階 - 10階部分に設けられた賃貸マンションを解体撤去[4]
  • 2005年(平成17年)
    • 3月15日 - 16時50分頃、竹ノ塚駅構内第37号踏切で踏切死傷事故が発生。
    • 6月 - 第37号踏切の歩道部を約0.7m拡幅。第38号踏切を約0.4m拡幅。
    • 9月24日 - 西口にエレベーターを設置。第38号踏切が自動化。
    • 9月29日 - 第37号踏切が自動化。
  • 2006年(平成18年)3月9日 - 第37号踏切でエレベーター付きの跨線橋が供用開始。
  • 2008年(平成20年)12月27日 - ホームにエレベーターを1基設置。
  • 2011年(平成23年)3月31日 - 連続立体交差事業が都市計画決定。
  • 2020年(平成32年) - 当駅周辺の延長1.5kmが高架化され、第37号踏切、第38号踏切が除却される予定。

駅構造[編集]

島式ホーム1面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を備える。緩行線にのみホームがある。西新井寄りには東京地下鉄(東京メトロ)日比谷線車両の車両基地である千住検車区竹ノ塚分室(以下、竹ノ塚分室)が立地する。そのため、当駅の配線は東側から上り急行線・上り緩行線、駅ホームを挟んで下り緩行線・竹ノ塚分室への入れ換え線・下り急行線の5線となっている。竹ノ塚分室へは、駅北側の引き上げ線に入線した後、進行方向を転換、入れ換え線を経由し、下り急行線を交差してから入庫する。谷塚寄りには引き上げ線が設けられている。この引き上げ線は最大4本の編成が入線することが可能で、主に当駅始発・終着列車に運用される車両が入線している。竹ノ塚分室最寄りであることと、引き上げ線があることから日比谷線方面や浅草方面への(からの)当駅始発・終着の電車が多数設定されている。

東口駅舎はかつて高層住宅を併設していたが、3階建ての商業施設を備えたビルに建て替えられた。現在は高架化工事のため、駅ビルの商業施設は営業を終了し、定期券売り場のみが残っている。

トイレは2階改札内にあり、ユニバーサルデザインの一環として多機能トイレも設置されている。

2010年(平成22年)12月10日より、発車メロディが導入された(谷塚駅草加駅と同日に運用を開始)。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 東武スカイツリーライン 上り 西新井北千住とうきょうスカイツリー浅草
H日比谷線 中目黒方面
2 東武スカイツリーライン 下り 草加北越谷北春日部東武動物公園
日光線 南栗橋方面
  • 上記の路線名は旅客案内上の名称(「東武スカイツリーライン」は愛称)で表記している。

利用状況[編集]

2012年度の1日平均乗降人員72,407人である[5]。伊勢崎線の駅では北千住駅、新越谷駅、とうきょうスカイツリー駅(押上駅を含む)、草加駅、春日部駅に次ぐ第6位である。東武鉄道全線中、普通列車のみ停車する駅としては乗降人員が最も多い。

当駅は普通列車のみ停車するが、駅周辺は人口密集地であり、駅前が路線バスのターミナルとなっていることから乗降客は多く、駅勢圏も広かった。しかし、2005年平成17年)8月24日首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス六町駅が、2008年(平成20年)3月30日日暮里・舎人ライナーが近隣に開業した影響などにより、2011年度は2007年度と比べ1万人以上減少している。

近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表のとおりである。

年度別1日平均乗降・乗車人員[6]
年度 1日平均
乗降人員[7]
1日平均
乗車人員[8]
1974年(昭和49年) 41,773
1975年(昭和50年) 42,787
1976年(昭和51年) 45,422
1977年(昭和52年) 47,012
1978年(昭和53年) 47,549
1979年(昭和54年) 48,160
1980年(昭和55年) 48,745
1981年(昭和56年) 49,314
1982年(昭和57年) 49,523
1983年(昭和58年) 50,108
1984年(昭和59年) 50,310
1985年(昭和60年) 50,344
1986年(昭和61年) 50,951
1987年(昭和62年) 51,368
1988年(昭和63年) 52,569
1989年(平成元年) 52,691
1990年(平成02年) 52,669
1991年(平成03年) 52,931
1992年(平成04年) 52,576
1993年(平成05年) 51,556
1994年(平成06年) 50,013
1995年(平成07年) 49,091
1996年(平成08年) 47,636
1997年(平成09年) 46,233
1998年(平成10年) 45,328
1999年(平成11年) 44,022
2000年(平成12年) 85,963 43,046
2001年(平成13年) 82,913 42,505
2002年(平成14年) 81,717 41,847
2003年(平成15年) 81,556 41,745
2004年(平成16年) 81,175 41,449
2005年(平成17年) 80,968 41,361
2006年(平成18年) 80,498 40,998
2007年(平成19年) 82,167 41,727
2008年(平成20年) 78,099 39,333
2009年(平成21年) 75,393 37,921
2010年(平成22年) 73,179 36,711
2011年(平成23年) 71,580 35,759
2012年(平成24年) 72,407 36,051

駅周辺[編集]

東口[編集]

東口駅前ロータリーは東武線各駅中でも規模が大きく、周辺にはピーコックストア銀座コージーコーナー、その他パン屋本屋などの小売り店が立地する。

竹ノ塚駅東口商店街の名称は、1988年昭和63年)に「カリンロード商店街」と改名された。

西口[編集]

西口の構内権は東武関連企業に限られ、タクシー乗り場も金龍自動車の専用となっているため、他社車両の客待ちはできない。

バス路線[編集]

東口と西口にバスターミナルがあり、東武バスセントラル東京都交通局によって運行されている。

東口[編集]

竹の塚駅東口(東武)・竹の塚駅前(都営)

乗場 系統 主要経由地 行先 事業者 営業所 備考
1番 竹15 保木間仲通り 花畑団地 東武 足立 深夜バス運行
竹16 林松寺 花畑団地
2番 綾22 車検場・西六町 青井六丁目 葛飾 土休日の終車のみ
綾24 車検場・六町駅・青井六丁目・加平橋 綾瀬駅
綾24 車検場 六町駅
3番 竹13
竹14
中島根 西新井駅東口 足立・草加
竹51 西新井
竹52 足立区役所 本数少
4番 竹13 仲保木間 足立清掃工場(循環) 足立・草加
竹14 仲保木間・足立清掃工場 谷塚駅
仲保木間・足立清掃工場・谷塚駅 花畑桑袋団地 西新井駅始発のみ
5番 竹17 保木間一丁目・足立総合スポーツセンター 六町駅 花畑
保木間一丁目 足立総合スポーツセンター
6番 北47 六月町・足立区役所 北千住駅
千住車庫
都営 千住
7番 水神 足立清掃工場

西口[編集]

竹の塚駅西口
竹ノ塚駅高架化工事のため、2014年(平成26年)4月14日より、赤山街道沿いの踏切前(竹の塚保健総合センター・西友竹の塚店前)に移設された。

乗場 系統 主要経由地 行先 事業者 営業所 備考
1番 竹01 入谷町・中郷・舎人町 入谷循環(入谷町先回り) 東武 足立 始車より13時台前半まで
舎人町・中郷・入谷町 入谷循環(舎人町先回り) 13時台後半より終車まで
竹02 入谷町・舎人団地南・舎人町 入谷舎人循環(入谷町先回り) 始車より13時台前半まで
舎人町・舎人団地南・入谷町 入谷舎人循環(舎人町先回り) 13時台後半より終車まで
竹03 舎人町 見沼代親水公園駅
竹07 舎人町・見沼代親水公園駅 江戸袋循環 本数少
竹08 入谷一丁目・舎人町 放射11号循環 土休日の1便のみ
2番 竹04 竹の塚車庫・柳島・新堀 草加駅西口
竹05 竹の塚車庫・柳島・新堀・後峰・安行原久保 安行循環(後峰先回り) 始車より13時台まで
竹の塚車庫・柳島・新堀・安行原久保・後峰 安行循環(安行北谷先回り) 14時より終車まで
竹の塚車庫・柳島・新堀・安行原久保 後峰 終車時間帯のみ
竹09 待木医院前 竹の塚車庫 本数少
竹06 竹の塚車庫・柳島・新里・聖二之橋 新里循環(柳島先回り) 始車より13時台まで
聖二之橋・新里・柳島・竹の塚車庫 新里循環(新里先回り) 14時より終車まで
竹10 聖二之橋・新里・柳島 竹の塚車庫 終車時間帯のみ、深夜バス運行

駅最寄りバス停留所名称の表記法については後述する。

表記[編集]

当駅の所在地は「竹の塚」であるため、駅名表記についても「竹塚」と間違える事例が多いが、正式には「竹塚」である。読みも「たけのか」ではなく「たけのか」である。

都営バス・東武バスセントラルの一部などでは、「竹の塚駅」の表記も用いられている。

隣の駅[編集]

東武鉄道
東武スカイツリーライン
快速・区間快速・急行・区間急行・準急・区間準急
通過
普通
西新井駅(TS 13) - 竹ノ塚駅(TS 14) - 谷塚駅(TS 15)

脚注[編集]

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  1. ^ 平成21年度第1回環境審議会 議事録 - 足立区、2009年8月24日。P15「除却される踏切は、赤山街道の踏切、あと、ここに区道舎人第282号線という文字が平面図の竹ノ塚駅のすぐ右側にあると思いますが、そこの小踏切というやつです。地元の 方々は、赤山街道を大踏切、区道282号線を小踏切というふうにおっしゃっております。 」。
  2. ^ a b 竹ノ塚駅付近高架化:足立で起工式 05年4人死傷事故受け/東京(毎日新聞、2012年11月5日)
  3. ^ 竹ノ塚駅付近鉄道高架化工事の起工式を開催(足立区、2012年11月5日)
  4. ^ a b c d e f g 商業ビル「竹ノ塚 T BOX」が誕生 - 東武鉄道株式会社、2003年5月20日
  5. ^ 東武鉄道 駅情報(乗降人員)
  6. ^ 東京都統計年鑑
  7. ^ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
  8. ^ 数字で見る足立 - 足立区

関連項目[編集]

外部リンク[編集]