森博嗣

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森 博嗣
(もり ひろし)
誕生 1957年12月7日(56歳)
愛知県
職業 作家工学博士
国籍 日本の旗 日本
活動期間 1996年 -
ジャンル ミステリィ
代表作 すべてがFになる
スカイ・クロラ
主な受賞歴 メフィスト賞(1996年)
処女作 『すべてがFになる』
配偶者 ささきすばる
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森 博嗣(もり ひろし)は、日本小説家工学博士。元名古屋大学助教授ローマ字表記はMORI Hiroshi。妻はイラストレータのささきすばる

人物[編集]

1957年12月7日、愛知県に生まれる。実家は主に商店など、商業施設の建築設計を請け負う工務店だった。

東海中学校・高等学校を卒業後、名古屋大学工学部建築学科へ進学、同大学大学院の修士課程修了後に三重大学工学部の助手として採用される。その後母校の助教授として勤務していた。

1990年、「フレッシュコンクリートの流動解析法に関する研究」で名古屋大学から工学博士を取得した[1]

1995年の夏休みに処女作[注釈 1]『冷たい密室と博士たち』を約一週間で執筆[2]。原稿募集が始まったメフィストに投稿し、編集部から次作の要望を受ける[3]。第4作『すべてがFになる』の完成後、メフィスト編集部がメフィスト賞の誕生を発表[3]。『すべてがFになる』が第1回メフィスト受賞作となる。1996年4月のデビュー作『すべてがFになる』刊行時には第5作目までが刊行予定とされていた[4][注釈 2]。それ以降も大学で勤務しながらハイペースで作品を発表し、一躍人気作家となる。当初の著者プロフィール[注釈 3]では「国立N大学助教授」や「某国立大学の工学部助教授」としていたが、2005年に大学を退職した後は「作家」や「工学博士」などに変更している。

教員時代の海外へ短期留学の時期及び三重大学に勤務していた時期以外は、故郷の愛知県に居住していた。現在では「西洋」の「涼しい国」に在住している模様[5]

家族[編集]

妻は同人活動で知り合ったイラストレータのささきすばるで、小説家としてデビュー後は小説の挿絵や絵本で共著がある。

かつて飼っていたシェットランド・シープドッグの「森都馬(もり とうま)[注釈 4]」が、2005年3月24日に死んだ後は、同じくシェットランド・シープドッグの「パスカル」及び「ヘクト」を飼っている(両方とも雄)。

趣味[編集]

学生時代から多趣味であり、鉄道模型・飛行機模型・音響装置・自動車などについて、ホームページ上で記述が多く見られる。特に小学生の頃にHOゲージから始めた鉄道模型は、デビュー後に購入した敷地に5インチゲージの庭園鉄道「欠伸軽便鉄道弁天ヶ丘線」(2010年5月で廃線)や「梵天坂線」を「開業」し、車両制作のために大型の工作機械を導入するなど、本格的なレベルで活動している。鉄道には招かれた作家や編集者以外にも、ファンの集いなどで乗車会を行っている。愛犬の森都馬はこの庭園鉄道の「駅長」を長く務めた。都馬の死後は、パスカルが「駅長」、ヘクトが「助役」を務めている。

自動車好きを公言しており、愛車は予約して購入したホンダ・ビート[注釈 5]と、印税を元に購入したポルシェ・911[注釈 6]。他にミニクーパーや、光岡キットカー「K-2」[注釈 7]なども所有している。

交友関係[編集]

同時期にデビューした京極夏彦、森の影響を公言し「神」とまで評価する西尾維新、哲学者の土屋賢二らとは複数回対談を行っている。特に京極や土屋とは一緒に旅行へ行く程の仲だという[6]。また森に続いてメフィスト賞でデビューした清涼院流水の作品にゲストとして参加したり、清涼院が立ち上げたThe BBB(作家の英語圏進出プロジェクト)に参加するなどしている。他にもよしもとばななとは家族ぐるみの交流がある。その一方で小説家の知り合いは少ないとも発言しており、文庫版の解説に起用されるのも、落語家や学術関係者など出版業界とは関係の薄い人物や、同人作家時代に知り合った漫画家であることが多い。

学術業績[編集]

専攻は主にコンクリートなどの建築材料の数値解析に関する分野(粘塑性流体の数値解析手法)で、当時登場したばかりのC言語を利用しており、構造計算に関する専門書も執筆した。また計算だけでなくコンクリート標本の曝露試験など屋外実験も行っている。

1988年に、谷川恭雄[注釈 8]黒川善幸[注釈 9]らと共に「振動力を受けるフレッシュコンクリートの流動解析法 」で、第16回セメント協会論文賞を受賞。谷川と黒川は、名前を伏せた上で日記に登場したほか、Mシリーズに登場する人物のモデルにもなっている。

毛利衛エンデバー号内部で紙飛行機を飛ばす実験を行う前に、パソコン通信で懸賞問題として出された「無重力状態で紙飛行機の挙動」を理論的に予測し的中させた[7]JAXAによる説明[8]とは答えが異なっているが、これは前提となる環境条件が違うため[注釈 10]。賞品として小さなトロフィーが贈られたという。

大学の卒業制作(図面)は図書館建築士の資格は有していないが、試験問題の作成を担当したことがある[9]

作品の特徴[編集]

理系[編集]

作者が工学部の助教授であったことに加え、デビュー当時は一般的でなかったコンピュータや電子メールを駆使する人物、科学や工学分野に関する専門的な会話が説明無しに交わされたり、作中で難解な数学問題が提示されるという展開から「理系ミステリ」と評された。

理系と称される要因の一つとして、「外来語のカタカナ表記において音引きを省略する」という原則を徹底していることが挙げられる。これは理系分野においては一般的に外国語の単語をカタカナに直す際に長音を省くことが多いためであるが、森の場合、日常語においても、音引きを略するのが特徴的である。かつて日本工業規格(JIS Z 8301)において「その言葉が3音以上の場合には、語尾に長音符号をつけない」という規定があった[10]。「コンピュータ」など一部の語のみ長音記号を省略する小説家はいたが、これを徹底して小説に持ち込んだ。また、独自のルールとして子音+yで終わる言葉には「ィ」を用いている(例:mystery → 「ミステリィ」)[11]

作風[編集]

論文や科研費の申請書などの事務書類で覚えたという論理的な文章でありながら、作中に詩や歌詞が挿入されるという展開、「意味なしジョーク」と称されるシュールなジョーク、最後まで答えが明かされない難解なパズルや数学問題など、既存の作家には見られなかった特異な作風が話題となった。

当初は広義の推理小説を中心として執筆していたが、次第にSF幻想小説架空戦記剣豪小説などの他ジャンル、ブログの書籍化、エッセイ、絵本、詩集といった他の分野へも進出を果たした。

本人によれば、推理小説ではストーリーに意外性を持たせるために先のことを考えずに執筆し、だいたい5割ぐらいまで作品ができてきたところで初めて犯人を誰にするか考えるという。本人曰く「何が真相かというのを自分も知らずに書いていれば『まさかこれはないだろう』というふうにできる」とのこと。そのせいでつじつまの合わないところが出てきた場合はそのシーンに戻って修正を加えるという。過去にはきちんとストーリーのプロットを固めてから執筆したこともあるが(『冷たい密室と博士たち』)「それだと全然意外じゃない」とのことで現在のような作風になった。後述するようにタイトルだけを先に決めて、それに合わせてトリックを考えることも多い[12]

執筆ペース[編集]

デビュー後から驚異的なペースで刊行を続けている。特に文庫化され始めたデビュー3年目以降は年に10作品以上が刊行される状態であり、2004年には毎月1冊以上刊行して合計27冊、2006年にも合計26冊を記録した(文庫落ちを含む)。かなりのハイペースであったが、出版業界で常態化していた締め切りに多少遅れるのが普通、という姿勢を知らなかったため[注釈 11]、遅れないように一部の依頼を断っていた。このため事前に確約した締め切りに遅れることはなかった[注釈 12]

デビューから10年ほど過ぎた頃から、趣味に使う時間を増やすため刊行ペースを落としたが、文庫を含むと年に10冊を超えることが多い。

タイトル・引用[編集]

ほとんどの作品の扉または巻頭部分に、引用文が載せられている。引用元は『オブジェクト指向システム分析設計入門』(青木淳著 ソフト・リサーチ・センター刊)のような専門書から、『不思議の国のアリス』のような古典文学まで多岐にわたる。この引用文の役割は、

  • 両作が同じ主題を提示する
  • 両作が同じ方法論を提示している
  • 引用文が主題に反する「裏もしくは副次的テーマ」になっている

などである[13]

また、日本語タイトルに先んじて考えるという英語タイトルは、その著作を本質的に表しているものになっている。一方で「スカイ・クロラ」や「奥様はネットワーカ」のように、英語のタイトルも同じになっている作品もある。実際推理小説ではタイトルのみを先に決めて、それに合わせて後から内容やトリックを考えることが多いという(本人が明らかにしているものとしては「すべてがFになる」「封印再度 Who Inside」など)[12]

執筆環境[編集]

デビュー前から一貫してMacユーザであり、ワープロソフトはクラリスワークスインプットメソッドATOKが気に入らなかったた[14]め、ことえりを使っていたが、後にATOKへ移行した。

京極夏彦と共に手書きやワープロ専用機ではなく、デビュー当初からパソコンで執筆を完結させる作家の先駆けとされている。

同人作家として[編集]

高校時代に同級生であった堀田清成[注釈 13]らと漫画研究同好会設立に参画、機関紙「べた」を創刊するなど、積極的に活動を行っていた。絵のタッチは、崇拝する萩尾望都に限りなく近いと自称している。

大学進学後は漫画研究会を設立[15]しており、漫画家の荻野真をかべまさゆきは研究会の後輩だった。学外でも堀田らと同人サークル「グループドガ」を主宰し、創作オンリー[注釈 14]という当時でも硬派な同人誌即売会「コミック・カーニバル」を開催していた。グループドガ解体後は、後に妻となるささきすばるが会長を務める「出版JetPlopost[注釈 15]」で活動するなど、当時は東海地方の同人業界では中心的な存在であった[16]。当時のペンネームは「森むく」。当時のJetPlopostには、山田章博コジマケンなどが在籍しており、小説家としてデビュー後に2人のイラストが森の本に採用されている。1980年代中盤から同人の商業化が東海地方にも波及するのに前後し、同人からは引退。同人作家時代のエピソードは、米澤嘉博が「数奇にして模型」の文庫版の解説で言及している。

小説家としてデビュー後、作品が漫画化されたりイラストを描くことはあったが、2013年現在まで新作のオリジナル漫画は発表していない。

執筆活動の縮小[編集]

デビュー当初から執筆活動を「対価を得るためのビジネス」というスタンスをとっており、いずれ執筆をやめる、とまで宣言していた。2008年12月には、ブログの更新も終了[注釈 16]。今後一切の取材、講演会などを引き受けず、ファン・メールへの返信もやめ表舞台から姿を消すこと、予定している15作品(長編小説のみで)の出版を残すのみであることを発表した[17]。この発表の前にも、森は「今確実なことは、いつまでも続けるつもりではないこと、今後は少しずつ表に出る機会を減らし、人知れず地味に静かに消えたいと願っていること、である」と述べている[18]

以降は当初の目的である「ビジネスとして」ではなく「趣味としての」小説に切り替える[19]一方で、趣味である「欠伸軽便鉄道」に関しては積極的にレポートの更新や動画投稿、専門誌への寄稿を継続してる。またノンフィクションも定期的に出版する予定があると予告し[20]、実際に2010年以降はノンフィクションの出版を増やしている。また、以前お世話になった編集者からの依頼を受けて、前述した15作品の予定に無かった作品も執筆しており、予定はあくまで予定にすぎないことが明らかになっている。

2008年12月31日に「最後のご挨拶」とされ、以後近況を書くことはないとされていたが、そのちょうど5年後の2013年12月31日、「久し振りのご挨拶」として近況報告が行われた。心境に若干の変化があったためとされる[21]

なお、「引退する」と述べたことはない旨の発言をしていたが、現在では「作家を引退した」と明言している[22]

エピソード[編集]

  • メフィスト賞は森を衝撃的にデビューさせるために設立されたとされる。『冷たい密室と博士たち』を投稿した時点で『すべてがFになる』『冷たい密室と博士たち』『笑わない数学者』『詩的私的ジャック』も完成させていたが、担当者の宇山日出臣に次の作品の内容を尋ねられ、「孤島の研究所で殺人が起きる」というおおまかな設定を電話口で話したところ、宇山は「それをデビュー作にしましょう」と即決した。このことについて、後に森は「英断だった」「先見の明ならぬ不見の明」と評価している[23]
  • 体調と合っていることを理由として、食事は通常1日1食である。もっとも、少なからず間食をしているようである[24]。デビュー当初は喫煙者だったが、後に禁煙した。
  • 「作家・森博嗣が創作者として崇拝する唯一の存在」と自称するほどの萩尾望都ファンで、萩尾作品に出合わなかったら創作はしていないと話す。これが縁で萩尾による作品解説や、トーマの心臓の小説版執筆に繋がった。
  • 常に代表作であると意識している作品は『スカイ・クロラ』シリーズだと述べている[25]。執筆を続けるうちに自信作の順位は変動しているとのこと。
  • 自身の名を英語表記するときには、日本での姓名の順に合わせて、必ず「MORI Hiroshi」としている。これは、名前のために行っている創作活動であるのに、その名前を正しく認識して貰えなければ意義を損なうと考えているためである[26]。MORI が全て大文字なのは、姓だと分かってもらうため[27]。この表記方法は理工系の研究者の論文サッカーの登録選手名などで用いられ、作家では薬学博士の瀬名秀明(SENA Hideaki)[注釈 17]など理系とされる人物や、森に続いてメフィスト賞を受賞し、公式サイトを英語表記のみにしている清涼院流水(SEIRYOIN Ryusui)が採用している。
  • 当初は詳しい経歴を明かさずに写真撮影なども断っていたが、現在ではAmazonの著者ページに近影を掲載している。
  • オセロの勝負をして負けたのは、ほったゆみと戦った時の一度だけと語っている[28]
  • 抜群の記憶力を持ち、一度覚えたことを忘れたことがないと述べている。「(自分が忘れたことがないので)人が物を忘れてしまうなんて思わなかった」と、自身の小説ファンの集いにて発言しているが、エッセイではゴミを出す日を覚えられないとも発言している。
  • かつては強度の遠視であり、文字を読む(ピントを合わせる)のが苦痛だったという。現在では眼鏡を使用しているようである。
  • 講談社ノベルス版にはカバーの袖に、講談社文庫版では特製の栞[注釈 18]に直筆のイラストと短い詩が書かれている。
  • 累計で1300万部を超えるベストセラー作家ではあるが、デビュー時のメフィスト賞[注釈 19]以外には文学賞を受賞しておらず、本人も賞に執着が無い旨をブログやエッセイで表明している。
  • 『発音がうまくならないと英会話は上達しない』という題名の本があるが、これは同姓同名の別人の著書。
  • 2013年5月現在、全ての小説が絶版になっておらず、特にS&Mシリーズの文庫版はカバーをリニューアルして継続販売されている。
  • 公認のファンクラブ「森ぱふぇ(PRAMM[注釈 20])」は1998年4月1日から活動を継続しており、会員は2013年の時点で14963人。

作品リスト[編集]

S&Mシリーズ[編集]

  • すべてがFになる The Perfect Insider
  • 冷たい密室と博士たち Doctors in Isolated Room
  • 笑わない数学者 Mathematical Goodbye
  • 詩的私的ジャック Jack the Poetical Private
  • 封印再度 Who Inside
  • 幻惑の死と使途 Illusion Acts Like Magic
  • 夏のレプリカ Replaceable Summer
  • 今はもうない Switch Back
  • 数奇にして模型 Numerical Models
  • 有限と微小のパン The Perfect Outsider

Vシリーズ[編集]

  • 黒猫の三角 Delta in the Darkness
  • 人形式モナリザ Shape of Things Human
  • 月は幽咽のデバイス The Sound Walks When the Moon Talks
  • 夢・出逢い・魔性 You May Die in My Show
  • 魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge
  • 恋恋蓮歩の演習 A Sea of Deceits
  • 六人の超音波科学者 Six Supersonic Scientists
  • 捩れ屋敷の利鈍 The Riddle in Torsional Nest
  • 朽ちる散る落ちる Rot off and Drop away
  • 赤緑黒白 Red Green Black and White

四季シリーズ[編集]

  • 四季 春 The Four Seasons Green Spring
  • 四季 夏 The Four Seasons Red Summer
  • 四季 秋 The Four Seasons White Autumn
  • 四季 冬 The Four Seasons Black Winter
  • 四季 The Four Seasons - 『春』『夏』『秋』『冬』の合本

Gシリーズ[編集]

  • φは壊れたね Path connected φ broke
  • θは遊んでくれたよ Another playmate θ
  • τになるまで待って Please stay until τ
  • εに誓って Swearing on solemn ε
  • λに歯がない λ has no teeth
  • ηなのに夢のよう Dreamily in spite of η
  • 目薬αで殺菌します Disinfectant α for the eyes
  • ジグβは神ですか Jig β knows Heaven
  • キウイγは時計仕掛け Kiwi γ in clockwork

Xシリーズ[編集]

  • イナイ×イナイ Peekaboo
  • キラレ×キラレ Cutthroat
  • タカイ×タカイ Crucifixion
  • ムカシ×ムカシ Reminiscence

短編集[編集]

スカイ・クロラ シリーズ[編集]

  • スカイ・クロラ The Sky Crawlers
  • ナ・バ・テア None But Air
  • ダウン・ツ・ヘヴン Down to Heaven
  • フラッタ・リンツ・ライフ Flutter into Life
  • クレィドゥ・ザ・スカイ Cradle the Sky
  • スカイ・イクリプス Sky Eclipse

Mシリーズ[編集]

  • 工学部・水柿助教授の日常 The Ordinary of Dr.Mizukaki
  • 工学部・水柿助教授の逡巡 The Hesitation of Dr.Mizukaki
  • 工学部・水柿助教授の解脱 The Nirvana of Dr.Mizukaki

Zシリーズ[編集]

  • ZOKU
  • ZOKUDAM
  • ZOKURANGER

百年シリーズ[編集]

  • 女王の百年密室 God Save the Queen
  • 迷宮百年の睡魔 Labyrinth in Arm of Morpheus
  • 赤目姫の潮解 Lady Scarlet Eyes and Her Deliquescence

ヴォイド・シェイパ シリーズ[編集]

  • ヴォイド・シェイパ The Void Shaper
  • ブラッド・スクーパ The Blood Scooper
  • スカル・ブレーカ The Skull Breaker
  • フォグ・ハイダ The Fog Hider

シリーズ外の小説[編集]

  • そして二人だけになった Until Death Do Us Part
  • 墜ちていく僕たち Falling Ropewalkers
  • 奥様はネットワーカ Wife at Network
  • 探偵伯爵と僕 His name is Earl
  • どきどきフェノメノン A phenomenon among students
  • カクレカラクリ An Automaton in Long Sleep
  • 少し変わった子あります Eccentric persons are in stock
  • ゾラ・一撃・さようなら Zola with a blow and goodbye
  • もえない incombustibles
  • 銀河不動産の超越 Trancendence of Ginga Estate Agency
  • 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima
  • 相田家のグッドバイ Running in the Blood
  • 実験的経験 EXPERIMENTAL EXPERIENCE
  • 神様が殺してくれる Dieu aime Lion

ノヴェライズ[編集]

  • トーマの心臓 Lost heart for Thoma - 原作:萩尾望都

庭園鉄道関係[編集]

  • ミニチュア庭園鉄道 欠伸軽便鉄道弁天ヶ丘線の昼下がり
  • ミニチュア庭園鉄道2 欠伸軽便鉄道弁天ヶ丘線の大躍進
  • ミニチュア庭園鉄道3 欠伸軽便鉄道弁天ヶ丘線の野望
  • 庭園鉄道趣味 鉄道に乗れる庭 Garden Railway Life
  • 庭煙鉄道趣味 庭蒸気が走る毎日 Steam in the Garden

浮遊研究室シリーズ[編集]

  • 森博嗣の浮遊研究室 MORI Hiroshi's Floating Laboratory
  • 森博嗣の浮遊研究室2 未来編 MORI Hiroshi's Floating Laboratory 2
  • 森博嗣の浮遊研究室3 宇宙編 MORI Hiroshi's Floating Laboratory 3
  • 森博嗣の浮遊研究室4 鳳凰編 MORI Hiroshi's Floating Laboratory 4
  • 森博嗣の浮遊研究室5 望郷編 MORI Hiroshi's Floating Laboratory 5

モリログシリーズ[編集]

2005年10月から2008年12月までWEBダ・ヴィンチに連載されたもの。

  • MORI LOG ACADEMY 1 モリログ・アカデミィ 1
  • MORI LOG ACADEMY 2 モリログ・アカデミィ 2 1年のケーキ元旦に飽き
  • MORI LOG ACADEMY 3 モリログ・アカデミィ 3 日のないところに書け無理絶えず
  • MORI LOG ACADEMY 4 モリログ・アカデミィ 4 投げたらあかん!
  • MORI LOG ACADEMY 5 モリログ・アカデミィ 5 なんとなくクリスマス
  • MORI LOG ACADEMY 6 モリログ・アカデミィ 6 指揮者必衰のおことわり
  • MORI LOG ACADEMY 7 モリログ・アカデミィ 7 山伏の品格
  • MORI LOG ACADEMY 8 モリログ・アカデミィ 8 レースにかける青春
  • MORI LOG ACADEMY 9 モリログ・アカデミィ 9 おあとがよろしいようで
  • MORI LOG ACADEMY 10 モリログ・アカデミィ 10 推定鼯鼠
  • MORI LOG ACADEMY 11 モリログ・アカデミィ 11 飛行少年の日々
  • MORI LOG ACADEMY 12 モリログ・アカデミィ 12 たそがれの天職
  • MORI LOG ACADEMY 13 モリログ・アカデミィ 13 ウは宇宙のウ

日記シリーズ[編集]

  • すべてがEになる I say Essay Everyday
  • 毎日は笑わない工学博士たち I say Essay Everyday
  • 封印サイトは詩的私的手記 I say Essay Everyday
  • ウェブ日記レプリカの使途 I say Essay Everyday
  • 数奇にして有限の良い終末を I say Essay Everyday

100の講義シリーズ[編集]

  • 常識にとらわれない100の講義 100 lectures on the contrary honesty
  • 「思考」を育てる100の講義 100 lectures for fostering thought

クリームシリーズ[編集]

  • つぶやきのクリーム The Cream of the notes
  • つぼやきのテリーヌ The cream of the notes 2

写真集、絵本、詩集[編集]

  • アイソパラメトリック Isoparametric
  • 詩集 MATEKI - 魔的 Magical Words behind me
  • 君の夢 僕の思考 You Will Dream While I Think
  • 議論の余地しかない A Space under Discussion
  • 的を射る言葉 Gathering the Pointed wits
  • STAR EGG 星の玉子さま
  • STAR SALAD 星の玉子さま2
  • 悪戯王子と猫の物語 Fables of Captain Trouble and Cat - ささきすばるとの共著
  • 猫の建築家 A Cat of Architect - 絵:佐久間真人
  • 失われた猫 The Lost Cat - 絵:佐久間真人
  • 蜥蜴 Salamander - ささきすばるとの共著
  • 蛟竜 Dragon - ささきすばるとの共著
  • DAY & NIGHT 昼も夜も - ささきすばるとの共著

エッセィ・対談・ファンブック[編集]

  • 工作少年の日々 Under Construction forever
  • 森博嗣の TOOL BOX - 文庫化にあたり『森博嗣の道具箱 The Spirits of Tools』と改題
  • 森博嗣の半熟セミナ 博士、質問があります! DR. MORI's Soft-boiled Seminar
  • 悠悠おもちゃライフ The Leisurely Life with Toys and Models
  • DOG & DOLL Tokyo FM出版
  • TRUCK & TROLL The Leisurely Life with Toys and Models
  • 森博嗣のミステリィ工作室 Mori's Mystery Workshop
  • 100人の森博嗣 100 MORI Hiroshies
  • 人間は考えるFになる - 土屋賢二との共著
  • アンチ・ハウス ANTI HOUSE - 阿竹克人との共著
  • 森博嗣本〜作品ガイドからお庭まで〜 - 別冊宝島編集部・編、西尾維新との対談などが収録されているファンブック、絶版

新書[編集]

  • 集英社新書
    • 臨機応答・変問自在 森助教授VS理系大学生
    • 臨機応答・変問自在2
    • 自由をつくる 自在に生きる
    • 創るセンス 工作の思考
    • 小説家という職業
    • 自分探しと楽しさについて
  • 中公新書ラクレ
    • 大学の話をしましょうか - 最高学府のデバイスとポテンシャル
  • 幻冬舎新書
    • 科学的とはどういう意味か
  • 新潮新書
    • 人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか
  • 朝日新書
    • 「やりがいのある仕事」という幻想

作品リスト(原作として)[編集]

コミック[編集]

  • すべてがFになる - 作画:浅田寅ヲソニーマガジンズ幻冬舎コミックスBIRZ COMICS SPECIAL
  • 冷たい密室と博士たち - 作画:浅田寅ヲ、幻冬舎コミックスBIRZ COMICS SPECIAL
  • 女王の百年密室 - 作画:スズキユカ、幻冬舎コミックスBIRZ COMICS SPECIAL
  • 迷宮百年の睡魔 - 作画:スズキユカ、幻冬舎コミックスBIRZ COMICS SPECIAL
  • 黒猫の三角 - 作画:皇なつき、角川書店あすかコミックスDX、絶版→幻冬舎コミックスBIRZ COMICS SPECIAL

ビデオゲーム[編集]

ラジオドラマ[編集]

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

作品リスト(その他)[編集]

学術著書[編集]

翻訳[編集]

考えなしの行動 - ジェーン・フルトン・スーリIDEO著、太田出版

同人誌[編集]

発行から20年以上経過しているため入手困難。いくつかは『森博嗣のミステリィ工作室』に縮小した形で収録されている。また一部の作品のタイトルは小説に流用されている。

自著の翻訳[編集]

  • 中国韓国台湾などでS&MシリーズやVシリーズの一部作品が出版されている。
  • The Girl Who Was the Little Bird(『小鳥の恩返し』の英語版 「The BBB」にて電子書籍化)
  • A Pair of Hearts(『片方のピアス』の英語版 「The BBB」にて電子書籍化)

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ ここでは初めて描き上げた小説の意。小説家デビュー作は『すべてがFになる』。
  2. ^ 森博嗣『森 博嗣のミステリィ工作室』(講談社文庫)218、219ページによれば、森の第4作目『すべてがFになる』執筆時に、『すべてがFになる』を最初に発行することが決まった。そのため、登場人物の年齢やコンピュータに関する記述や通信技術など物語の時間を3年ほど戻して書きなおした。また、先の3作についても改稿が必要だった。
  3. ^ 小説やエッセイでは「名古屋大学助教授」と明記したことはないが、専門書には所属先の記載がある。
  4. ^ 萩尾望都の『トーマの心臓』に由来するもので、「都」も「望都」から借用した字である。また「S&Mシリーズ」などに登場する西之園萌絵の飼い犬、西之園都馬のモデルとなった。
  5. ^ 納車時にコンパニオンと写真撮影をしてもらえるサービスがあったという。
  6. ^ ボディが青色であるため、日記などでは「青の6号」という名で呼ばれている。
  7. ^ 自身が所属していた研究室の院生らと組み立てたもので、以前は制作レポートがネット上に公開されていた。ボディの色はセロハンテープの台から採色。
  8. ^ 現在は名城大学教授
  9. ^ 現在は鹿児島大学准教授
  10. ^ JAXAは理想的な環境で考え、森は現実に近い環境で考えた。
  11. ^ 他の作家との会話中に、指摘されて初めて知ったという。
  12. ^ 一度、間に合わなくなりそうだったため、事前に締め切りを延ばして貰ったことはあるという。
  13. ^ ほったゆみの夫
  14. ^ このためか名古屋大学漫画研究会は2013年現在でも二次創作禁止を表明している
  15. ^ 「ジェット・プロポスト社」との表記もある。
  16. ^ もともと書籍化を前提に原稿料を受け取って執筆しているものだった
  17. ^ 「すべてがFになる」の文庫判で解説を担当している。
  18. ^ 京極夏彦以外の作家は講談社製のもの
  19. ^ 前述の通り結果的な受賞である
  20. ^ Perfect Readers Association of Mori's Mysteriesの略

出典[編集]

  1. ^ 森博嗣フレッシュコンクリートの流動解析法に関する研究 森博嗣”. 国立国会図書館. 2013年12月14日閲覧。
  2. ^ 森博嗣 「第2部 いまさら自作を語る」『森 博嗣のミステリィ工作室』 講談社〈講談社文庫〉、2001年12月15日、第1刷、222頁。ISBN 4-06-273322-6
  3. ^ a b 清涼院流水 『秘密室ボン QUIZ SHOW』 講談社〈講談社文庫〉、2006年5月15日、第1刷、巻末特別付録 p.06。ISBN 4-06-275403-7
  4. ^ 清涼院流水 『秘密室ボン QUIZ SHOW』 講談社〈講談社文庫〉、2006年5月15日、第1刷、巻末特別付録 p.06、08。ISBN 4-06-275403-7
  5. ^ 『つぼやきのテリーヌ』202頁
  6. ^ TRUCK & TROLL
  7. ^ スペースシャトルの実験 浮遊工作室(飛行機製作部)
  8. ^ JAXAによる説明
  9. ^ 森博嗣の浮遊研究室
  10. ^ JIS Z 8301 2005年版では、「原則として長音をつける」に変更されているが、改訂年度によってさらなる変更がある。
  11. ^ 2005年11月8日の記事(現在閲覧不能)
  12. ^ a b 『先崎学の実況!盤外戦』(講談社文庫、2006年)pp.209 - 211
  13. ^ 宝島文庫「森博嗣本」より
  14. ^ 日記では「比喩ではなく本当にゴミ箱へ捨てた」と記述がある。
  15. ^ bluewatersoft - 設立メンバーでソフトウェア開発者山本康彦の略歴
  16. ^ ぱふの1979年12月号では、東海地方の中心的な存在として取り上げられていたこともある。
  17. ^ 最後のご挨拶
  18. ^ [1](現在閲覧不能)
  19. ^ 常識にとらわれない100の講義
  20. ^ 「科学的とはどういう意味か」まえがき
  21. ^ 浮遊工作室 (近況報告) - So-net
  22. ^ 『つぼやきのテリーヌ』40頁
  23. ^ 『本』1996年9月号および『森博嗣のミステリィ工作室』より
  24. ^ 2007年6月10日の記事(現在閲覧不能)
  25. ^ 映画『スカイ・クロラ』劇場パンフレットの作品へのコメント
  26. ^ 誤植”. MORI LOG ACADEMY (2006年1月6日). 2008年6月7日閲覧。(現在閲覧不能)
  27. ^ 中国語に訳す場合”. MORI LOG ACADEMY (2005年10月9日). 2008年6月7日閲覧。(現在閲覧不能)
  28. ^ 封印サイトは詩的私的手記

関連項目[編集]

  • 大沢在昌 - 作家。東海高校では2年先輩にあたる。
  • 阿竹克人 - 建築家。大学の先輩で同僚でもあり、自宅のガレージの設計を依頼している。
  • 宇山日出臣 - 講談社の編集者。森をデビューさせるためメフィスト賞を創設。
  • 辰巳四郎 - S&Mシリーズ(ノベルス版・文庫版)やVシリーズ(ノベルス版のみ)などの装丁を手がけた。
  • 鈴木成一デザイン室 - 森作品の多くの装幀を手がけている。

外部リンク[編集]