原理研究会

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原理研究会(げんりけんきゅうかい、Collegiate Association for the Research of Principles)とは、世界基督教統一神霊協会(統一教会)系列の学生組織。略して「原研」、「原理研」または英名の略称で「CARPカープ)」と呼ばれることも多い。厳密には個々の大学にある原理研究会の連合体である。

世界80か国で活動[1][2]。日本では70の大学にあるとされる[2]。世界会長は統一教会の教祖文鮮明の七男、文亨進

目次

[編集] 概略

1969年9月[3]、統一教会の教祖、文鮮明が提唱する”統一原理”(統一教会の教理)を研究する団体として、日本において「全国大学連合原理研究会」 (Japan Carp、略称・J-CARP)が発足[4][5]。全国の各大学の学サークルである「原理研究会」が加盟している[6]。世界的にまとめているのは「世界大学原理研究会」 (W-CARP / World CARP /World Collegiate Association for the Research of Principles)。公式ウェブサイトでは自らを『W-CARP JAPANは、「志」をもった若者を育成し、輩出する人材育成団体』と説明しているが、批判者からは学生を統一教会の信者として獲得するための組織とみられている[4]

1960年代より全国の大学のキャンパス内で新入生の勧誘を熱心に行ってきた。教団の将来の幹部を養成する目的もあると見られる。多くの場合キャンパスの近くに「ホーム」と呼ばれる拠点(普通アパートの一室などが使われる)を置き、勧誘した新入生をホームに招いてビデオやパンフレットなどを見せて勧誘を行っている。。母体の統一教会の教義では共産主義サタン側の思想と位置づけていることもあり、左翼系の民青系、新左翼系や、ノンセクトなどの学生組織としばしば対立し、紛争も起こしてきた[7]

アメリカでは 1971年暮れに統一教会が進出した後、1973年に原理研究会(CARP)が設立され、若者の多くはこのCARPを通じて統一教会に入信した([8]、p67-p68)。日本の統一教会においては、「原理研究会」という別組織ができたことで、学生がそちらに取られ、人材の低下や男性信者の比率が落ちたため、1978年、教団内部に「学生部」が作られるようになった[4]

2009年9月8日、公式サイトが一新された。

[編集] 沿革

統一原理を研究する団体として、日本において「全国大学連合原理研究会」 が発足。
創始者、文鮮明の長男、文孝進が「世界大学原理研究会」 (W-CARP )の世界会長に就任。
文鮮明の三男、文顕進が「世界大学原理研究会」 (W-CARP )の世界会長に就任。
10月26日から11月9日 「CARPアカデミー訪韓セミナー」を開催。
統一教会(世界基督教統一神霊協会)副会長(当時)の徳野英治 がワールドカープ・ジャパン(World CARP Japan)の会長に就任。
8月上旬、モンゴルにおいて、日韓蒙3ヶ国合同でPOP(Project for One Peace)と題した国際奉仕プロジェクトを開催。日本のCARPから6名が参加。
9月4日から11日 「第7回日中青年学生友好訪中セミナー」を開催。日本、韓国フィリピンのCARPメンバーと一般の参加者の計150名が参加。
統一教会元教育局長の松波孝幸がワールドカープ・ジャパン(World CARP Japan)の会長に就任。
梶栗正義が(World CARP Japan)会長に就任。
文亨進が「世界大学原理研究会」 (W-CARP )の世界会長に就任。
梶栗正建が(World CARP Japan)会長就任。

[編集] 統一教会との関係

  • 1977年4月11日、東京法務局が統一教会の本部で、総務部長、公報企画部長、部長に聴取した際に、統一教会側は「原理研究会は統一教会の下部組織ではなく、学生の自主的団体。百二十の大学に作られており、会員は約五千名。」、「年間三十億円ある資金ははすべて信者の献金によるもの。」と説明した[9]
  • 1984年11月、世界的組織として「世界原理研究会」が発足し、文鮮明の長男、文孝進(ムン・ヒョウジン、当時22歳)が会長に就任した[10]
  • 浅見定雄が入手した『信仰・理想・情熱━はばたく原研』と題する宣伝用のパンフレットには統一教会の教理解説書である『原理講論』はすべての原理研究会の会員が学ぶ基本テキストである旨が記されているという([4]、p81.p86)。
  • 『ムーニズム』という統一教会の運動を意味する題名の雑誌を発行していた。その中では統一教会に反対する牧師による「統一原理」(統一教会の教え)に対する反論を掲載していた[11]
  • 2007年時点においては、「当法人とは別組織であり、それぞれ設立目的や趣旨、活動などが異なる団体です」[12]と説明している。
  • 公式サイトでは、原理研究会が統一原理を利用していることに対し、『「統一原理」は、宗教法人「世界基督教統一神霊協会(略称:統一教会)」 の教理解説書でもありますが、 W-CARP JAPANとは、別の団体です。W-CARP JAPANは、統一原理を理念とした「人材育成団体」であり、非営利組織です。 』と説明している。

[編集] 賛同者

[編集] 参考文献

  • 『伝統の旗手━文孝進・世界原研会長メッセージ集』(全国大学連合原理研究会「ムーニズム」編集室 1987年3月1日)
  • 『心情文化の主人━文顯進 W-CARP会長 講演集』(World CARP Japan 編訳  2004年10月1日)

[編集] 脚注

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  1. ^ World Carp Japan公式ウェブサイト
  2. ^ a b 統一協会関連団体統一協会(統一教会)被害者家族の会Homepage
  3. ^ 浅見定雄 『統一協会=原理運動―その見極めかたと対策』では1966年1月となっている
  4. ^ a b c d 浅見定雄 『統一協会=原理運動―その見極めかたと対策』(日本キリスト教団出版局 1987年3月) ISBN 978-4818421110
  5. ^ 2001年6月29日 札幌地裁 判決抜すい霊感商法の実態
  6. ^ 2001年6月29日 札幌地裁 判決
  7. ^ 村上重良 『世界宗教事典』( 講談社 2000年7月10日) ISBN 978-4061594364
  8. ^ 洪蘭淑(著)、林四郎(訳) 『わが父文鮮明の正体』 文藝春秋  (1998年11月25日) ISBN 9784163546100
  9. ^ 第80回国会 衆議院 法務委員会 第19号 (昭和52年)1977年5月25日(議事録
  10. ^ 『伝統の旗手----文孝進・世界原研会長メッセージ集』 全国大学連合原理研究会「ムーニズム」編集室 1987年3月1日
  11. ^ 野村健二 『森山牧師の批判に答える(正・続)』(ムーニズム編集室、1988年1989年
  12. ^ 「週刊新潮」2007年4月19日号に対する抗議及び謝罪・訂正要求 2007年4月13日(「世界基督教統一神霊協会」公式ウェブサイト)

[編集] 関連項目


[編集] 外部リンク

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