合同結婚式
合同結婚式とは世界基督教統一神霊協会、いわゆる統一教会(統一協会)の行う宗教的行事の一つ。正式名は「国際合同祝福結婚式」。統一教会の内部では「祝福」と呼ばれる[1]。
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概略 [編集]
統一教会では、人間の原罪(罪の根本)は人類始祖のアダムとエバ(イブ)がサタンを中心として愛の関係を結んだことにあるとしており、それを正すためには、神を中心として男女が結婚しなければならないとしている。そのために統一教会の教義において、この結婚が最も重要視される。
全世界から集まった青年男女が、宗教・宗派、思想、民族や国境を越え、平和世界の実現は根幹である家庭から始まるという信念のもと、神を中心とした家庭を築くために神を中心とした結婚式を執り行うものである。
この合同結婚式は1960年4月に3組の信者を祝福したのが最初。数年ごとに行われ、ほぼ毎回参加人数は増えており、2000年に文鮮明は人類の半数にあたる4億組を祝福すると話した。
未婚の男女が文鮮明に写真を送り、「マッチング」をしてもらった後、統一教会本部から「相対者」(婚約者のこと)となった相手の写真が送られて来て「約婚式」が行なわれる[2]。
合同結婚式後の初めての性交は一定期間禁止されている。最近では式を挙げても33歳になるまで家庭を持つことを禁じられているという[3]。最初の性交に際しては3通りの体位とその順番が決められている[4]。
文鮮明は「自分の思いのままに結婚すれば行く先は地獄であり、自分の思いのままにでなくて結婚すれば行く先は天国なのです」と言っているが、1997年に行なわれた合同結婚式の参加者は「現在、80%以上の家庭が壊れています」と証言している。日本人女性と結婚できることを売り物に信者を集めていることもあり、日本人女性が渡韓してみると相手の韓国人男性が飲酒喫煙していたり、中には愛人や妻子がいたという悲惨なケースもあるという[5]。
合同結婚式で結婚した夫婦の間に生まれた子は「神の子」と呼ばれ、そうでない子「ヤコブ」と区別され、「神の子」と「ヤコブ」の間での結婚は禁止されている。「神の子」の父母は熱心な信者であることが多いため、熱心な布教で全く構ってもらえず情緒不安定な子どもが多い。また献金で家庭が破産したり、そうでなくても非常に貧しい生活を送ることになる[6]。ベビーシッターや家政婦として二世の世話を任せられた信者は、家庭崩壊で子どもが健やかに育っていないのを目の当たりにしてその後例外なく退会したという[7]。
歴史 [編集]
教団公式ホームページなどから抜粋。参加者の数字はあくまでも教団の発表(教団の機関紙『ファミリー』2000年1月号)であり、その内容については、前節を参照。
- 1960年
- 1961年
- 5月15日 33組 ソウル市 前本部教会
- 1962年
- 6月4日 72組 ソウル市 前本部教会
- 1963年
- 1968年
- 2月22日 430組 ソウル市民会館
- 43組:1969年5月1日 渋谷区松濤・東京教会
- 1970年
- 10月21日 777組 ソウル市奨忠体育館
- 1975年
- 2月8日 1800組 ソウル市奨忠体育館
- 1982年
- 7月1日 2075組 ニューヨーク市 マディソン・スクエア・ガーデン - ホイットニー・ヒューストンが出演予定だったが直前でキャンセルされたことで話題になった[8]。
- 10月14日 6000組 ソウル市 蚕室総合室内体育館
- 1988年
- 1989年
- 1月12日 1275組 韓国京畿道 一和龍仁研修院
- 1992年
- 4月10日 世界既成家庭合同祝福式(46カ国から126家庭)
- 8月25日 3万組国際合同祝福結婚式(3万625組) 韓国ソウル市 蚕室オリンピック・メーンスタジアム
- 1995年
- 8月25日 36万組国際合同祝福結婚式 韓国ソウル市 蚕室オリンピック・メーンスタジアム
- 1997年
- 11月29日 4000万組世界祝福式(3960万組) アメリカ ワシントンD.C. ロバート・F・ケネディ・メモリアル・スタジアム
- 1998年
- 6月13日 3億6000万組第1次世界祝福式(1億2000万組) アメリカニューヨーク市 マディソン・スクエア・ガーデン
- 1999年
- 2月7日 3億6000万組第2次世界祝福式(193カ国で3億6000万組) 韓国ソウル市蚕室オリンピック・メーンスタジアム
- 2000年
- 2月13日 4億組第1次国際合同祝福結婚式(186カ国から参加) ソウル及び各国会場
- 2001年
- 1月27日 4億組第2次国際合同祝福結婚式(135カ国参加) アメリカ 国際連合本部及び各国会場
- 2002年
- 2月16日 4億組第3次国際合同祝福結婚式(代表約3500組が韓国に参加) 韓国ソウル・オリンピック公園フェンシング競技場及び各国会場
- 2003年
- 7月13日 4億組第4次国際合同祝福結婚式(メーン会場に約3000組が参加) ソウル及び各国会場
- 2004年
- 7月26日 4億組第5次国際合同祝福結婚式(186か国の会員が祝福を受ける。日本から1000組以上のカップルが式典に参席) ソウル及び各国会場
- 12月26日 天一国4年特別祝福(121組の国際家庭が誕生、日本から約40組の家庭が祝福を受ける) 米国・イーストガーデン
- 2005年
- 2月9日 天一国5年特別祝福式(主に韓国・日本・アメリカから代表が参加、113組のカップルが祝福受ける。) 韓国・天宙清平修錬苑
- 8月1日 4億組第6次国際合同祝福結婚式 韓国・忠南柳寛順体育館及び各国会場
- 12月29日 世界平和国際合同交叉祝福式(1147組) 韓国・天宙清平修錬苑及び各国公式会場
- 2007年
- 2月22日 平和世界実現のための太平聖代平和交叉・交体祝福結婚式(521組) 韓国・天宙清平修錬苑
- 2008年
- 7月6日 太平聖代神文明平和祝福結婚式(1次):153組 韓国・天宙清平修錬苑
- 2009年
- 1月31日 真のお父様卒寿祝賀記念「2009太平聖代神文明平和祝福結婚式」:マンハッタンセンター
- 10月14
脚注 [編集]
参考文献 [編集]
教団側の文献 [編集]
- 世界基督教統一神霊協会広報部 『統一教会vsマスコミ―国際合同結婚式報道の真相』(光言社 1993年2月)ISBN 978-4876564057
- 光言社出版企画部 『誰も書かなかった国際合同結婚式』(光言社 1993年3月)ISBN 978-4876560301
- 世界基督教統一神霊協会 『統一教会の合同結婚式』(世界基督教統一神霊協会 1993年5月) ISBN 9784876564064
批判側の文献 [編集]
- 全国霊感商法対策弁護士連絡会 『統一協会合同結婚式の手口と実態』(緑風出版 1997年9月)ISBN 978-4846197155
- 米本和広『カルトの子 心を盗まれた家族』ISBN 4163563709
関連項目 [編集]
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外部リンク [編集]
教団側のサイト [編集]
- 祝福結婚とは?(世界基督教統一神霊協会(統一教会)の公式サイトの中の祝福家庭に関するコンテンツ内。)