ロードムービー
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ロードムービー(Road movie)は、映画のジャンルの一つ。いずこかへの旅の途中で起こるさまざまな出来事が、映画作品の物語となっているもので、歌舞伎でいうと「道行」(みちゆき)ということになる。
1960年代から1970年代に多くこのジャンルの作品が製作された。特によく知られた例としては、『イージー・ライダー』『テルマ&ルイーズ』などがある。これらの文化史的な根は、ホメロスの『オデュッセイア』にあるといってもいいだろう。
それに先立つ時期のものになるが、ビング・クロスビー、ボブ・ホープ、ドロシー・ラムーアの配役による古典的コメディの珍道中シリーズの7作品も、ロード・ムービーの記念碑的なものと言えるだろう。
- シンガポール珍道中(Road to Singapore) (1940)
- アフリカ珍道中(Road to Zanzibar) (1941)
- モロッコ珍道中(Road to Morocco) (1942)
- アラスカ珍道中(Road to Utopia) (1946)
- 南米珍道中Road to Rio (1948)
- バリ島珍道中(Road to Bali) (1952)
- ミサイル珍道中(Road to Hong Kong) (1962)
どの作品も、主だった物語はその道中で起こり、その道中がまた作品のタイトルに含まれている。
道中の過程の描写がメインで、ストーリーの結末はおざなりな作品も多い。
[編集] 主要な作品
- 道(1954年,イタリア)フェデリコ・フェリーニ
- 憎いあンちくしょう(1962年、日本)石原裕次郎、浅丘ルリ子
- おかしなおかしなおかしな世界 It's a Mad, Mad, Mad, Mad World (1963) スタンリー・クレイマー
- マジカル・ミステリー・ツアー Magical Mystery Tour(1967,イギリス)ザ・ビートルズ
- イージー・ライダー Easy Rider (1968,アメリカ) デニス・ホッパーとピーター・フォンダ
- スーパーナチュラル SUPER NATURAL
- 真夜中のカーボーイ Midnight Cowboy (1969,アメリカ) ジョン・シュレシンジャー、ジョン・ヴォイト、ダスティン・ホフマン
- バニシング・ポイント Vanishing Point (1970,アメリカ) バリー・ニューマン
- 家族 (映画)(1970,日本) 山田洋次
- ペーパームーン Papermoon (1973,アメリカ) ピーター・ボグダノヴィッチ
- スケアクロウ Scarecrow (1973,アメリカ) ジェリー・シャッツバーグ
- ハリーとトント Harry and Tonto (1974) ポール・マザースキー
- さすらい Im Lauf der Zeit (1975,ドイツ) ヴィム・ヴェンダース
- 幸福の黄色いハンカチ(1977年、日本)高倉健、倍賞千恵子、武田鉄矢、桃井かおり
- マイロード(1980年、日本)名高達郎、武田鉄矢
- ブルース・ブラザース(1980年、アメリカ)ジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイド
- オン・ザ・ロード (1982,日本) 和泉聖治
- ストレンジャー・ザン・パラダイス (1984年,アメリカ) ジム・ジャームッシュ
- パリ、テキサス Paris, Texas (1984,ドイツ) ヴィム・ヴェンダース
- ファンダンゴ(1985,アメリカ) ケビン・コスナー
- スタンド・バイ・ミー(1986,アメリカ) ロブ・ライナー、リバー・フェニックス、キーファー・サザーランド
- ダウン・バイ・ロー Down By Law (1986,アメリカ) ジム・ジャームッシュ
- クロスロード Crossroads (1986,アメリカ) ウォルター・ヒル
- 赤ちゃん泥棒(1987,アメリカ) コーエン兄弟、ホリー・ハンター、 ニコラス・ケイジ、 ジョン・グッドマン
- トリナクリア PORSCHE 959(1987,日本)
- 男はつらいよ 寅次郎物語(1987,日本) 山田洋次
- ミッドナイト・ラン Midnight Run (1988)
- レインマン Rain Man (1989) バリー・レヴィンソン
- レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ Leningrad Cowboys Go America (1989, フィンランド/スウェーデン) アキ・カウリスマキ
- 雪のコンチェルト(1991,日本)
- テルマ&ルイーズ Thelma und Louise (1991,アメリカ) リドリー・スコット
- ワイルド・アット・ハート Wild at Heart (1990,アメリカ) デヴィッド・リンチ
- マイ・プライベート・アイダホ My Own Private Idaho (1991,アメリカ)
- フォーエバー・ロード Leaving Normal (1992,アメリカ) エドワード・ズウィック
- カリフォルニア Kalifornia (1993,アメリカ)
- トゥルー・ロマンス True Romance (1993,アメリカ) トニー・スコット
- プリシラ Adventures of Priscilla, Queen of the Desert (1994,オーストラリア)
- ゲット・オン・ザ・バス Get On the Bus (1996,アメリカ) スパイク・リー
- ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア Knockin' on heaven's door (1997,ドイツ)トーマス・ヤーン
- グレイスランド Finding Graceland (1998,アメリカ)
- スモーク・シグナルズ Smoke Signals (1998,アメリカ) クリス・エア
- ブルース・ブラザース2000 The Blues Brothers 2000 (1998) ダン・エイクロイド、ジョン・グッドマン
- ストレイト・ストーリー The Straight Story (1999,アメリカ) デヴィッド・リンチ
- 菊次郎の夏 (1999,日本) 北野武
- 姉のいた夏、いない夏。 The Invisible Circus (2000)
- 風花 (2001, 日本) 相米慎二
- 天国の口、終りの楽園。 Y tu mamá también (2001,メキシコ) アルフォンソ・キュアロン
- ノット・ア・ガール Crossroads (2002) タムラ・デイヴィス
- サイドウェイ Sideways (2005) アレクサンダー・ペイン
- モーターサイクル・ダイアリーズ The Motorcycle Diaries (2004) ウォルター・サレス
- ラスト・マップ/真実を探して Around the Bend (2004)
- ブロークン・フラワーズ Broken Flowers (2005) ジム・ジャームッシュ
- トランスアメリカ Transamerica (2005) ダンカン・タッカー
- リトル・ミス・サンシャイン Little Miss Sunshine (2006)
- Mr.ビーン カンヌで大迷惑?! Mr. Bean's Holiday (2007, イギリス) ローワン・アトキンソン
[編集] 米誌が選んだ傑作30本
- 2011年6月1日 米娯楽週刊誌エンターテイメント・ウィークリーが「ロードムービー傑作30本(30 Great Road Trip Movies)」を発表。(順不同)
- 「ナショナル・ランプーン ホリデー・ロード4000キロ」(83)
- 「オズの魔法使」(39)
- 「トランザム7000」(77)
- 「或る夜の出来事」(34)
- 「シュア・シング」(85)
- 「大災難P.T.A.」(87)
- 「イージー☆ライダー」(69)
- 「ロード・トリップ」(00/日本劇場未公開)
- 「イントゥ・ザ・ワイルド」(07)
- 「デス・レース2000年」(75)
- 「断絶」(71)
- 「ストレイト・ストーリー」(99)
- 「ロリータ」(62)
- 「モーターサイクル・ダイアリーズ」(04)
- 「地獄の逃避行」(73)
- 「リトル・ミス・サンシャイン」(06)
- 「キャノンボール」(81)
- 「南米珍道中」(47)
- 「天国の口、終りの楽園。」(01)
- 「テルマ&ルイーズ」(91)
- 「プリシラ」(94)
- 「ミッドナイト・ラン」(88)
- 「ペーパー・ムーン」(73)
- 「サイドウェイ」(04)
- 「Sherman’s March」(86/ドキュメンタリー/未公開)
- 「ロード・オブ・ザ・リング」3部作(01~03)
- 「恐怖の報酬」(53)
- 「ゴー!ゴー!アメリカ/我ら放浪族」(85)
- 「ピーウィーの大冒険」(85)
- 「それぞれの空に」(08/日本劇場未公開)