ナガミヒナゲシ

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ナガミヒナゲシ
183 Papaver dubium, Papaver radicatum.jpg
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ケシ目 Papaverales
: ケシ科 Papaveraceae
: ケシ属 Papaver
: ナガミヒナゲシ P. dubium
学名
Papaver dubium L.
和名
ナガミヒナゲシ
英名
Long-headed poppy

ナガミヒナゲシ(長実雛芥子、長実雛罌粟、学名Papaver dubium)は、ケシ科の一年草である。

目次

[編集] 分布

地中海沿岸から中欧にかけての原産。

[編集] 特徴

紅色、もしくは肉色と評されるオレンジ色の花を付ける。花弁は基本的に4枚だが、多少の変動がある[1]。開花時期は4-5月[1]

高さは栄養状態によって異なるが、15cmくらいから最大60cmぐらいにまで成長する。茎には硬い剛毛が生えている。は細かく切れ込む。果実(芥子坊主)は細長く、和名の長実雛芥子はここから付けられた。果実の中には文字通り芥子粒の大きさの種が入っており、果実が茎から落ちて種を地面に落とす。茎を切ると黄色い液体が出てくる。

ナガミヒナゲシは他のヒナゲシと同様、阿片の原料となるアルカロイドを含んでおらず、栽培は問題ない。

[編集] 雑草化

日本では帰化植物として自生している。1961年東京都世田谷区で初めて確認され、以後群馬県福岡県などにも分布が広がり、現在では温暖な地方の都市周辺を中心に繁殖している

アルカリ性土壌を好むと考えられ、コンクリートによってアルカリ化した路傍や植え込みなどに大繁殖しているのがよく見られる。日本では年度変わり以降の5月ごろに役所や企業の予算が付いて、路肩中央分離帯、空き地などの除草作業が行われるが、この頃には既にほとんどの株が結実を終え枯死しているためなかなか減らない。むしろ除草機の振動により種子を周囲に撒き散らすなどするので、除草の意図とは逆に翌春になると前年より増えていることの方が多い。

ひとつの芥子坊主から1000~2000の種子(ケシ粒)をばら撒いてしまうために爆発的な繁殖力を示す場合があり、地場の他の草花を駆逐してしまう可能性がある。そのため、園芸花として楽しむには花が終わり次第摘み取る(摘花)等の種子拡散を防ぐ注意が必要である。

[編集] 関連項目

[編集] 参考文献

  1. ^ a b 岩槻秀明 『街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本』 秀和システム、2006年11月5日。ISBN 4-7980-1485-0 pp.122-123

[編集] 外部リンク

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