ジュノー (探査機)

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ジュノー
Juneau
Juno Mission to Jupiter (2010 Artist's Concept).jpg
木星に到着したジュノーの想像図
所属 アメリカ航空宇宙局 (NASA)
公式ページ Juno - NASA's Second New Frontiers Mission to Jupiter
国際標識番号 2011-040A
カタログ番号 37773
状態 運用中
目的 木星探査
観測対象 木星
打上げ場所 ケープカナベラル空軍基地 LC-41
打上げ機 アトラスV 551型
打上げ日時 2011年8月5日
16時25分UTC (UTC)
質量 3,625kg
発生電力 太陽電池
観測機器
MAG 磁力計
MWR マイクロ波放射計
Gravity Science 重力測定実験
JEDI エネルギー粒子検出装置
JADE オーロラ分布観測実験システム
Waves 電波実験
UVS 紫外線撮像スペクトロメーター
JIRAM 赤外線オーロラマッピング装置
JunoCam ジュノーカメラ

ジュノー(Juno)は、NASA木星探査機である。中規模の太陽系探査を行うニュー・フロンティア計画の一環として行われる。打ち上げ予定は当初2009年6月だったが、予算上の制約により2011年8月へ延期され、8月5日に打ち上げ、2013年10月9日には地球スイングバイによる増速に成功した。約5年をかけ木星極軌道に投入され、木星の組成、重力場磁場、極付近の磁気圏の詳細な調査を行う予定である。

ジュノーには、木星を観測し、木星の衛星を発見したことで知られるイタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイの記念プレートと、LEGOフィギュア3体(ローマ神話の神ジュピター、その妻ジュノー、およびガリレオ)が搭載されている[1]

特徴[編集]

木星以遠を調査する惑星探査機としては、初めて原子力電池(RTG)ではなく太陽電池パネルで電力を得るシステムを採用した[2]。木星軌道では地球軌道で得られる太陽エネルギーの4%しか得ることができないため、3枚の大型の太陽電池パネルを展開して必要な電力を確保する。もし、地球軌道で使えば12-14kWの電力が得られるが、木星軌道では486Wの発電量となる[3][4]

衛星重量は3,625kg。木星軌道投入後、1年間(33周回)観測を行う予定。観測データを中継し終えると、その後はエウロパに衝突して地球の微生物で汚染を生じる危険性をなくすために、木星に突入させる予定[5]

飛行[編集]

ジュノーは2011年8月5日、アトラスVロケットで打ち上げられた。

2012年8月30日、地球スイングバイへ向けた最初の軌道修正が行われたが、エンジンの噴射後に推進剤の圧力が想定より高くなるトラブルが発生したため2度目の軌道修正を10日間延期した[6]。同年9月14日、2度目の軌道修正が行われた[7]

2013年10月9日、ジュノーは地球表面から558kmまで接近し、重力アシストで時速12万6000kmから時速14万kmに加速した。最接近10分後ジュノーは何らかの故障を検知してセーフモードになり、10月11日までこの状態が続いた。軌道の変更自体は成功し、ジュノーは木星へ向かう軌道に乗った[8]

日程[編集]

  • 2011年8月5日:アトラスVロケットで打ち上げ。
  • 2012年8月30日:地球スイングバイへ向けた1回目の軌道修正[6]
  • 2012年9月14日:地球スイングバイへ向けた2回目の軌道修正[7]
  • 2013年10月9日:地球スイングバイ[8]

予定[編集]

出典[編集]

  1. ^ “LEGOフィギュアが木星探査機の乗組員に”. WIRED. http://wired.jp/2011/08/04/legoフィギュアが木星探査機の乗組員に/ 2011年11月3日閲覧。 
  2. ^ “ULA Atlas V launches NASA’s Juno on a path to Jupiter”. NASASpaceflight.com. (2011年8月5日). http://www.nasaspaceflight.com/2011/08/ula-atlasv-nasa-juno-jupiter/ 2014年2月11日閲覧。 
  3. ^ “Juno Spacecraft Information”. Spaceflight101.com. http://www.spaceflight101.com/juno-spacecraft-information.html 2014年2月11日閲覧。 
  4. ^ “Radiation: Lessons Learned”. ESA. http://sci.esa.int/science-e/www/object/doc.cfm?fobjectid=46360 2014年2月11日閲覧。 
  5. ^ “Juno slingshots past Earth on its way to Jupiter”. Iowa Now. (2013年10月7日). http://now.uiowa.edu/2013/09/juno-slingshots-past-earth-its-way-jupiter 2014年2月11日閲覧。 
  6. ^ a b “Jupiter-Bound Probe's Maneuver in Deep Space Delayed”. SPACE.COM. (2012年9月5日). http://www.space.com/17460-juno-jupiter-spacecraft-engine-maneuver-delay.html 2012年9月6日閲覧。 
  7. ^ a b “Juno's Two Deep Space Maneuvers are 'Back-To-Back Home Runs'”. NASA. (2012年9月17日). http://www.jpl.nasa.gov/news/news.php?release=2012-291&rn=news.xml&rst=3519 2012年12月24日閲覧。 
  8. ^ a b “NASA Jupiter Probe Recovers from Earth Flyby Glitch”. SPACE.COM. (2013年10月14日). http://www.space.com/23189-juno-jupiter-spacecraft-glitch-recovery.html 2013年10月16日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]