弾道飛行

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大砲の弾の飛行経路。図のうち、AとBがここでいう弾道飛行にあたる。

弾道飛行(だんどうひこう、: sub-orbital flight)は、大砲のように弾道を描く飛行形態。一般的には、弾道ミサイル軌道に到達しないロケットの飛行経路を指す言葉として使われる。宇宙開発の分野では宇宙弾道飛行準軌道飛行と呼ばれることもある(英:Sub-orbital spaceflight)。

ICBMなどの弾道ミサイルの中には、高度1000kmというスペースシャトルの飛行高度(~578km)以上の高さに達するものもあるが、弾道飛行では速度が第一宇宙速度を超えないため、いずれは地表に到達し、地球を回る軌道となることはない。

宇宙飛行という観点から見ると、弾道飛行は宇宙空間に到達でき、かつ必要な速度は抑えられるため、最初の目標とされてきた。1961年アメリカ初の有人宇宙飛行を実現したマーキュリー計画も、当初は16分間の弾道飛行であった。また、2004年に民間企業による宇宙船として初めて有人宇宙飛行を実現したスペースシップワンも、高度100km、マッハ3の弾道飛行であった。2010年現在、カーマン・ラインを超える弾道飛行は宇宙旅行の対象となっている。

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