キャンベラ深宇宙通信施設

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Canberra Deep Space Communication Complex
Tidbinbilla Locality Map

キャンベラ深宇宙通信施設(キャンベラ しんうちゅう つうしんしせつ、Canberra Deep Space Communication Complex, CDSCC)はオーストラリアティドビンビラ英語版にあるMurrumbidgee 川の盆地に設置された地上局である。

この施設はNASAジェット推進研究所によって運用されているディープスペースネットワーク(DSN)を構成する施設の一つであり、ティドビンビラ深宇宙追跡局(Tidbinbilla Deep Space Tracking Station)と呼ばれることもある。時の豪州首相であるロバート・メンジーズ臨席の元、1965年3月19日に開設された。

地球は自転しているので宇宙探査機と常に交信できるようにする為には地球の自転にあわせて設置した通信局を順番にバトンタッチする必要がある。

この施設は世界に3ヶ所あるうちの一つで他の2つはスペインのマドリード深宇宙通信施設と米国のゴールドストーン深宇宙通信施設である。

歴史[編集]

1960年代半ば、NASAは3つの追跡局をオーストラリアに設置した。

  • ティドビンビラ追跡局(現在CDSCC)は1965年にNASAだけの追跡局として開設された。アポロ計画においてティドビンビラは月着陸船との交信に用いられた。

受信機[編集]

2005年に4台の大型のアンテナが使用された。

電波望遠鏡としてのはたらき[編集]

口径70mのパラボラアンテナは、探査機との通信に使用されない時間帯にはオーストラリア国立望遠鏡機構電波望遠鏡の一つとして天体観測に用いられている。南半球では最大口径の電波望遠鏡であり、世界中でもアメリカのグリーンバンク望遠鏡、ドイツのエフェルスベルク電波望遠鏡、イギリスのジョドレルバンク天文台ラヴェル望遠鏡に次いで第4位の口径を持つ可動型電波望遠鏡である。

リンク[編集]