NASA TV

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NASA Television
NASA TV.svg
所有者 アメリカ航空宇宙局
アメリカ合衆国
言語 英語
放送地域 北アメリカ(衛星)
全世界(オンライン)
本社 ワシントンD.C.
過去名 NASAセレクト
公式サイト NASA TV
視聴可能
衛星放送
TVRO AMC-18[1]
ディレクTV 289
ディッシュ・ネットワーク 212

NASA TVは、アメリカ航空宇宙局(NASA)が運営する専門チャンネルである。

概要[編集]

NASA TVは元々、1980年代初頭にNASAの経営陣や技術者が、リアルタイムでミッションの映像を見ることができるようにするために開局された[2][3]。かつてはNASAセレクトというチャンネル名だった。

NASA TVでは多くの教育番組や、スペースシャトル国際宇宙ステーション(ISS)のミッションのライブ映像、打上げ・ドッキング・船外活動・帰還の様子等を放映している。

映像は、政府著作物としてパブリックドメインとなり、全米のケーブルテレビアマチュアテレビ中継局で放送されている。

チャンネル[編集]

現在は直接放送衛星AMC-18号(放送方式はDVB-S)を使って、4つのチャンネルが運営されている。"Public Channel"では、24時間にわたって、一般向けにライブ映像や記録映像、ドキュメンタリーを放送している。"Education Channel"では、学校、博物館、その他の教育機関向けの宇宙番組や科学番組を放送している。"Media Channel"では、報道機関向けに報道発表のビデオやインタビュー、記者会見の映像等を提供している。"Space Operations Channel"は、内部向けの暗号化されたミッション運用に関する放送である[2][4]。また2010年7月19日には、高精細度放送の"HD Channel"を開始した[5]STS-114の打上げ後の2005年末にはアナログ放送からデジタル放送への移行を終え、アナログ放送を終了した[6]

NASA TVのウェブサイトでも、ISSの10周年を記念してISS内外のライブ映像を配信している[7]

番組[編集]

NASA TVでは24時間にわたって、教育や広報を目的としてレギュラーの録画番組を放映している。NASA Galleryでは、NASAの歴史上の写真やビデオを紹介している。Video Fileは、インタビューや報道の間に挟まれる番組である。Education Fileは、学校向けの特別番組である。This Week @ NASAではNASAやその周辺のニュースを報道する。NASA EdgeNASA 360は、NASAの様々なプロジェクトや活動に焦点を当てた番組である。ISSのライブ映像やその解説については、終日放送されている[8]

カナダでの放送[編集]

2007年以前は、カナダ・ラジオテレビ通信委員会は、特別なイベントのある日以外、衛星やケーブルでNASA TVを放映することを禁じていた[9]。2007年4月20日、委員会はマウンテン・ケーブルビジョンからの要請を受け、それに他のカナダの放送事業者も同調したため、NASA TVの放送を認めるという決定を下した[10]

受賞[編集]

2009年、NASA TVは2部門でエミー賞を受賞した。1月24日、テレビ芸術科学協会は、NASAの50周年を記念してNASA TVとマーシャル宇宙飛行センターにGovernor's Award for Lifetime Achievementを贈った[11]。8月22日には、アポロ11号の月面からの初のテレビ放送から40周年を記念して、プライムタイム・エミー賞とPhilo T. Farnsworth Corporate Achievement Awardを受賞した[12][13]

関連項目[編集]

出典[編集]

  1. ^ Wilson, Jim (2010年7月15日). “NASA Television Satellite Information”. NASA.gov. 2010年7月16日閲覧。
  2. ^ a b McAuliffe, Tom Patrick (September 2007). “The Video Horizon”. Digital Content Producer. http://digitalcontentproducer.com/hdhdv/depth/video_horizon/ 2009年12月31日閲覧。. 
  3. ^ Heimberger, Mike (2005年7月12日). “NASA Digital Conversion Information”. NASADigitalTV.com. 2010年7月16日閲覧。
  4. ^ Dunbar, Brian (2010年7月15日). “Digital NASA TV”. NASA.gov. 2010年7月16日閲覧。
  5. ^ “NASA Television Debuts Full-Time High Definition Channel” (プレスリリース), PR Newswire via HDTV Magazine, (2010年7月15日), http://www.hdtvmagazine.com/news/2010/07/nasa-television-debuts-fulltime-high-definition-channel.php 2010年7月16日閲覧。 
  6. ^ ただし、デジタル放送への完全移行が終わるまでは、ケーブルテレビ局はアナログに変換した放送も行っていた。
  7. ^ Wilson, Jim (2010年1月29日). “Live Space Station Video”. NASA.gov. 2010年7月16日閲覧。
  8. ^ Wilson, Jim (2010年4月6日). “NASA TV Schedule”. NASA.gov. 2010年7月16日閲覧。
  9. ^ Anderson, Stephen (2000年9月20日). “NASA TV: Banned In Canada?”. Space.com. http://www.space.com/news/spaceagencies/canada_nasatv_000920.html 2009年12月15日閲覧。 
  10. ^ Secretary General (2007年4月20日). “Broadcasting Public Notice CRTC 2007-43 (PDF)”. Ottawa: Canadian Radio-television and Telecommunications Commission. 2009年12月15日閲覧。
  11. ^ NASA Television Honored by Midsouth Emmy Chapter”. NASA.gov (2009年1月22日). 2010年7月16日閲覧。
  12. ^ Staff (2009年8月20日). “NASA Wins Emmy for Apollo 11 Moon Broadcast”. Space.com. http://www.space.com/entertainment/090820-nasa-emmy.html 2010年1月1日閲覧。 
  13. ^ Smith, Yvette (2009年8月20日). “NASA Television Receives Philo T. Farnsworth Primetime Emmy Award”. NASA.gov. 2010年1月1日閲覧。

外部リンク[編集]

Other NASA video feeds