ニュー・フロンティア計画

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ニュー・フロンティア計画(New Frontiers program)は、木星金星冥王星を含む太陽系惑星の調査を目的とするアメリカ航空宇宙局(NASA)の一連の宇宙探査ミッションである。NASAは、国内外の科学者に計画の目的への理解を求めている。

ニュー・フロンティア計画は、ディスカバリー計画エクスプローラー計画でも用いられた革新的アプローチによって製造された。ディスカバリー計画程度の費用や時間では実現できないが、最重要のミッション程は大きくない、中規模のミッションである。現在は、2006年1月19日に打ち上げられたニュー・ホライズンズと2011年8月5日に打ち上げられたジュノーの2機の計画が進行している。3機目のオシリス・レックスは2016年の打上げを予定している。

歴史[編集]

ニュー・フロンティア計画は、NASAによって開発、計画、提案され、2002年から2003年に議会に承認された。この計画は、2期に渡る当時のNASAの執行部によって推進された。冥王星へのミッションは、この計画が承認される前に既に採択されており、ニュー・ホライズンズと呼ばれるこのミッションは、ニュー・フロンティア計画に組み込まれることとなった。計画の名前は、1960年のジョン・F・ケネディのスピーチ"We stand, today, on the edge of a New Frontier."からの引用で、ハートマン博士が命名した。

進行中のミッション[編集]

ニュー・ホライズンズ[編集]

冥王星を目的とするニュー・ホライズンズは2006年1月19日に打ち上げられ、現在その途上にある。2007年2月の木星によるスイングバイ後、探査機は冥王星に向かっている。2015年7月にフライバイを行い、その後探査機は、2015年から2020年の間に、1つかそれ以上のエッジワース・カイパーベルト天体を目標とする。

ジュノー[編集]

木星の前のジュノーのイメージ

ジュノーは、2011年8月5日に打ち上げられた木星探査ミッションである。外惑星を探索する最初の太陽電池探査機である。木星の磁場と内部構造を調査するため、極軌道を取る。NASAのガリレオミッションは、木星の上層大気について多くの知見をもたらしたが、木星の起源や太陽系の性質だけではなく、一般的な巨大太陽系外惑星について理解するために、さらなる探査は必須である。ジュノーの開発は、以下のような目的のために行われた。

  • 木星の核の質量や大きさ、重力場、磁場、内部の対流等を決定することで、正味のダイナミクスや構造上の性質を理解する。
  • 木星の大気の組成、特に凝縮性ガス(アンモニアメタン硫化水素)の存在量や深部の温度、風速、雲の不透明度等を測定する。
  • 木星の極の磁場の三次元構造を決定する。

オシリス・レックス[編集]

2011年5月25日、NASAは"Origins Spectral Interpretation Resource Identification Security Regolith Explorer" (OSIRIS-REx)をニュー・フロンティア計画の3機目として選定した[1]。このミッションでは、2020年に小惑星ベンヌに到達することを目的とする。様々な測定を行った後、探査機は小惑星の表面土壌を採取し、2023年に地球に帰還する予定である。このミッションには、打上げ機を除いて、約8億ドルの費用が投じられる。持ち帰ったサンプルは、太陽系の形成と生命に不可欠な複雑な分子の起源についての長年の疑問にヒントを与えることが期待されている。

将来のミッション[編集]

ニュー・フロンティア4号[編集]

次のニュー・フロンティア計画のミッションは、2013年から2022年の10年間の間に選択される。科学的価値と費用から、2013年のPlanetary Science Decadal Survey委員会は、金星探査、月の南極エイトケン盆地からのサンプルリターン木星のトロヤ群のフライバイ、彗星からのサンプルリターン、土星探査の5つの候補を提示している[2]

ニュー・フロンティア5号[編集]

ニュー・フロンティア4号に提案された5つのミッションの他に、ニュー・フロンティア5号のミッションとして、2013年のPlanetary Science Decadal Survey委員会は、イオの観測、月の地質調査のさらに2つの候補を提示している[2]

出典[編集]

  1. ^ NASA. “NASA to Launch New Science Mission to Asteroid in 2016”. 2011年5月25日閲覧。
  2. ^ a b Vision and Voyages for Planetary Science in the Decade 2013-2022. Washington, DC: National Academies. (2011). pp. ES-1. ISBN 978-0-309-20951-9. http://www.nap.edu/catalog.php?record_id=13117. 

外部リンク[編集]