MAVEN

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MAVEN
Maven spacecraft full.jpg
MAVENの予想図、NASA
所属 NASA
主製造業者 LM・スペースシステムズ
コロラド大学ボルダー校
カリフォルニア大学バークレー校
ゴダード宇宙センター
任務 火星観測
周回対象 火星
打上げ日時 2013年の11月18日から
同年12月7日の間に
打ち上げ予定
打上げ機 アトラスV 401
任務期間 1地球年
消費電力 太陽光電池
軌道要素
軌道傾斜角 75°
近点高度 140-170 km
軌道周期 4.5 時間

MAVEN英語: Mars Atmosphere and Volatile EvolutioN、メイバン)はNASAが計画している火星探査計画。探査機を火星に送り込む予定であり、名前の表す火星の大気とその宇宙への流出の進展について研究が行われる予定である。MAVEN計画の主要計画者はコロラド大学ボルダー校宇宙大気物理研究室のブルース・ジャコスキーである

NASAのマーズ・スカウト計画によって立ち上げられたもので、同計画自体は2010年に中止されたが、フェニックスとMAVENの2機は終了前に開発が決定していたために継続が決められた[1]。マーズ・スカウト計画は予算を4億8500万USドル以内に収めることを目標にしている。

目次

概要 [編集]

2008年9月15日、NASAはMAVENをマーズ・スカウト計画の一端として2013年のミッションに選択したと発表した[2][3]。MAVENは合計10機の提案のうちの一台であり、最終選考でもう1台のライバル機に勝って選択された。2013年の年末に打ち上げられ、2014年の秋ごろに火星へ到着する。火星到着後は火星表面から近点で145km、遠点で6228km程の楕円軌道に投入される予定となっている。その後、火星の大気構造の観測、および火星大気と太陽風の関連などを調査する予定。

MAVENは以下の4つの事柄を主な科学的探査目標としている:

  1. 時間をかけて行われた火星大気から宇宙への流出による損失の役割の測定。
  2. 上層大気、電離層と太陽風の相互作用の現在の状態の測定。
  3. 現在の中性ガスとイオンの宇宙への脱出とそれに影響する過程の比率の測定。
  4. 火星大気中の安定同位体比の測定[4]

MAVENの装置類は現在の火星のメタン形態のテストモデルのための追加的な科学コンテキストを提供する[5]。NASAは打ち上げにアトラスV401を利用する予定であり[6]、打ち上げは2013年11月18日から2013年12月7日までを予定している。11月18日に打ち上げが行われた場合、翌年2014年の9月16日に火星軌道に到着する予定である。

機械装置 [編集]

MAVENの設計は以前の火星探査機であるマーズ・リコネッサンス・オービターマーズ・オデッセイの宇宙機を基にしている。ロッキード・マーチン・スペースシステムズが製造とテストを行う。

科学装置 [編集]

MAVENでは上層大気の研究に加え、上層大気と太陽活動の相互活用についても研究される。このため、火星の大気ガス、上層大気、太陽風、電離層などの特徴を測定する装置を積む[7]

コロラド大学ボルダー校カリフォルニア大学バークレー校ゴダード宇宙飛行センターなどが機体に乗せる装置類を製造している。装置類は以下のようになっている。

粒子・磁場観測装置(P&F)
カリフォルニア大学バークレー校宇宙科学研究室が製造。
  • 太陽風電子アナライザ (SWEA) - 太陽風と電離層の電子を測定する。
  • 太陽風イオンアナライザ (SWIA) - 太陽風と磁気圏のイオン密度や速度を測定する。
  • 低エネルギー・熱イオン測定装置 (STATIC) - 熱イオンから中程度エネルギーの放出されたイオンまでを測定する。
  • 太陽光エネルギー粒子測定装置 (SEP) - 上層大気での太陽光エネルギー粒子の衝撃を測定する。
  • ラングミュラープローブ・波測定装置 (LPW) - 電離層の特性と脱出イオンと太陽極端紫外線の大気への入射による熱加熱を測定する。
  • 磁力系 (MAG) - 惑星間の太陽風や電離磁場を測定する。
リモートセンシング(RS)
コロラド大学宇宙大気物理研究室が製造。
  • イメージング紫外スペクトロメータ (IUVS) - 上層大気と電離層の全球的特長を測定する。
中性ガス・イオン質量スペクトロメータ(NGIMS)
ゴダード宇宙センターが製造。
  • 中性ガスとイオンの組成と同位体を測定する。

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関連項目 [編集]