ディープ・インパクト (探査機)
| ディープ・インパクト (Deep Impact) | |
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テンペル第1彗星に弾丸を発射するディープ・インパクトの想像図
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| 所属 | アメリカ航空宇宙局 |
| 公式ページ | [1] |
| 状態 | 運用中 |
| 目的 | テンペル第一彗星の観測 |
| 観測対象 | テンペル第一彗星 |
| 打上げ機 | デルタIIロケット |
| 打上げ日時 | 2005年1月12日 |
| 最接近日 | 2005年7月4日 |
ディープ・インパクト (Deep Impact) は、アメリカ航空宇宙局(NASA)のディスカバリー計画の一環として行われていた彗星探査計画、または探査機の名前である。
ディープ・インパクトは、2005年1月12日の打ち上げ以降、173日をかけて約4億3100万kmを旅したのち、テンペル第1彗星に向けて、重さ約370キログラムの衝突体(インパクター)を発射した。衝突体は、米東部夏時間の7月4日午前1時52分に彗星に衝突した。衝突時のスピードは時速約3万7000kmだった。
2007年以降は、名称をエポキシに変えて運用されている。
目次 |
[編集] 概要
この計画は、テンペル第1彗星に重さ370kgの銅・アルミニウム合金製のインパクターを撃ち込み、その衝突によってできるクレーターや飛び散る塵から彗星の内部構造を調査するというものである。彗星の内部構造の解明、またその観測データからの太陽系や惑星誕生のメカニズムの解明が期待されている。
観測は、探査機に搭載されたカメラ、赤外線スペクトロメータで行われた。また、ハッブル宇宙望遠鏡、スピッツァー宇宙望遠鏡、その他数々の地上の望遠鏡からも可視光線や赤外線などによる観測が行われた。
インパクターには、人工知能が与えられ、搭載されているカメラで目標である彗星核の画像を撮影、自ら解析し、もっとも効果的な観測が可能だと思われる地点(太陽光が当たる“昼”の部分で出来るだけ平坦な箇所)に衝突するように姿勢制御を行うように設計された。
NASAは、「彗星に名前を届けよう」というキャンペーンを企画した。これは、世界中から有志の名前を募集し、集まった名前をコンパクトディスクに書き込んで彗星に届けるものである。名前を書き込まれたCDは、インパクターに搭載されて彗星に衝突した。
[編集] エポキシ
当初の目標を達成したディープ・インパクトは、2007年より名称をエポキシ (Epoxi) に変更して活動を続けている。この計画は探査機に搭載された望遠鏡を用いて太陽系外惑星の観測を行う Epoch (Extrasolar Planet Observation and Characterization) と、新しい彗星の接近観測を行う DIXI (Deep Impact eXtended Investigation) の2つのミッションから構成されている。ディープ・インパクトを再利用したことで、計画は4000万ドルの低予算で実現された[1]。
[編集] 日程
- 2005年1月12日午後1時47分(米国東部時間)、ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた。打ち上げにはデルタIIロケットが使用された。
- 同年7月3日 テンペル第1彗星に88万kmの地点まで接近し、弾丸を発射した。
- 同年7月4日 弾丸は彗星に着弾し、本機は爆発による塵を観測した。(弾丸が銅及びアルミニウム製なのは、分析の際に彗星由来の物質と区別するため)衝突弾は衝突直前まで彗星の核を撮影した。なお、この日はアメリカ独立記念日だった。
- 同年8月21日 軌道修正に成功、2008年にボーティン彗星(85P Boethin)とのフライバイなど新たなミッションが決定していた[2]ものの、その後ボーティン彗星を見失い、ミッションを再検討していた。
- 2007年12月13日、名称をエポキシに変え、2008年1月末、太陽系に近い恒星の軌道を周回する惑星系を詳細に探査する予定である。
- 2010年10月11日 ハートレー第2彗星(Hartley)に約700kmまで最接近してその中心核を観測。
[編集] 関連した話題
ロシアの占星術師マリーナ・バイは、ディープ・インパクトによる彗星の破壊で、宇宙の自然のバランスが破壊されたとして、2005年7月にNASAに対して精神的損害への賠償として約90億ルーブル(約350億円)を求める訴訟をモスクワで起こしている。[3]
[編集] 脚注と参照
- ^ “エポキシ探査機、6月27日に地球フライバイ”. sorae.jp. (2010年6月1日) 2010年6月13日閲覧。
[編集] 外部リンク