グランド・セフト・オート・バイスシティ

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グランド・セフト・オート・バイスシティ
ジャンル アクション
対応機種 プレイステーション2PC(Windows)、XboxAndroidiOS
開発元 Rockstar North
発売元 Rockstar Games(米国)
カプコン(日本国内)
シリーズ グランド・セフト・オートシリーズ
人数 1人
メディア PS2
DVD-ROM1枚組
PC
CD-ROM2枚組
xbox
DVD-ROM1枚組
Android
Google Play
iOS
App store
発売日

PS2
アメリカ合衆国の旗北米版:2002年10月27日
オーストラリアの旗豪州版:2002年11月8日
欧州連合の旗欧州版:2002年11月8日
日本の旗日本版:2004年5月20日
日本の旗廉価版:2005年5月19日
PC(Windows
アメリカ合衆国の旗北米版:2003年3月12日
オーストラリアの旗豪州版:2004年3月20日
欧州連合の旗欧州版:2003年3月15日
日本の旗日本版:2003年9月25日

Xbox
アメリカ合衆国の旗北米版:2003年4月11日
オーストラリアの旗豪州版:2004年1月2日
欧州連合の旗欧州版:2004年1月2日
日本の旗日本版:2004年7月29日
対象年齢 BBFC:18
ESRB:M
OFLC:MA15+
OFLC (NZ):R18
PEGI:18+
USK:16+
CERO:Z(18歳以上のみ対象)
売上本数 全世界で1,300万本以上
テンプレートを表示

グランド・セフト・オート・バイスシティ(Grand Theft Auto: Vice City)は、Rockstar North社が開発し、Rockstar Games社が発売したオープンワールドクライムアクションゲーム。『グランド・セフト・オートIII』シリーズの第2弾(シリーズ全体では第4作目)にあたる。略称はGTAVC

ストーリー[編集]

リバティーシティの一大勢力マフィア・「フォレッリファミリー」の一員であるトミー・ベルセッティは、ボスのソニー・フォレッリの密告によって、15年もの間刑務所に服役していた。出所後、ソニーの命令で麻薬取引のためにバイスシティに派遣されるが、取引を何者かに襲撃され、薬と金を奪われてしまう。全てを失ったトミーは、バイスシティで生き延びるべく様々な人物と出会い、仕事をこなすことになる。

概要[編集]

アル・パチーノ主演のバイオレンス映画『スカーフェイス』、および80年代を代表するマイアミが舞台のドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』の強い影響を受けて作られた。

前作を上回る自由度の高さから非常に人気を博し、全世界で1,300万本というセールスを記録したが[1]、その一方、ゲーム中に多く登場するハイチ人のギャングマフィアといったキャラクターに関し、暴力的であるとして、ハイチ系移民から訴訟を起こされている。本作は『ギネス世界記録2005』に「もっとも(全世界で)売れたプレイステーション2用のゲーム」として載っている(続編の『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』はその記録を抜いている)。

2012年12月9日に昨年のIIIと同じく10周年記念ということでRockstar GamesよりAndroid、iOS向けにリリースされた。

ゲームシステム[編集]

舞台は1986年アメリカ東海岸の架空リゾート都市「バイスシティ」(米国フロリダ州マイアミがモデル)。シリーズお約束で、自由に乗り物を盗み、操作することができる。さまざまな人物から仕事を請け負い最終ミッションへと進んでいく。

今回から洋服店に入ることで衣装変えができるようになった(警察への指名手配から免れることにも使えるし、もちろんこれを用いたミッションも存在する)。また、救命、消火、タクシー、処刑ミッション(パトカー・覆面パトカー・FBIカーなどが用意され、どれにも頑丈さに違いがあり、ミッション遂行にも便利さがある。これはシリーズ共通)も用意されているが、今回から新たにピザ配達ミッションが加わった。ある程度建物の中には入れるようになり、お金を貯めると隠れ家や店などを購入して経営できるようにもなった。乗り物もバイクヘリコプター戦闘ヘリ(ヘリとバイクに乗れるのは本作から)などがあり、前作より自由度がアップした。ギミック面では、ガラス越しに銃弾を撃ち込むと乗員にダメージを与えられる様になったことと、銃撃と後述のスパイクベルトでタイヤパンクするようになった(因みにコントロールが悪くなるが、いくら走行しようがバーストすることはない)。

また、保安部隊では私服警官(特捜刑事マイアミ・バイスのジェームズ・ソニー・クロケットとリカルド・タブスがモデル)が登場。彼らの登場は手配レベル3からであり、覆面パトカー仕様のCHEETAHに乗車してやってくる。武器はサブマシンガン系のウージー。さらに今作では手配レベル3以降に車に乗っていると、警官がタイヤをパンクさせるスパイクベルトを配置してくるため、車での逃走が難しくなった。手配レベル6では前作の軍隊が強すぎたのか少々軍人が弱体化されている(武器は手配レベル5のFBIと同じMP5である)。

作中に登場する人種は、コロンビア人、ハイチ人、キューバ難民など。今作も前作同様、「チートコード」(裏技コマンド)が存在し、「体力回復」「武器を手に入れる」「指名手配度がゼロになる」といったものから「車が水上走行」「重力軽減」といったウイットに富んだものもある(ただし、前作に存在した体がバラバラになるチートは今作では存在しない)。なお、PS2版においてチートコードを使用した後にセーブしようとすると「セーブデータに影響を与える可能性がある」といった警告が表示される(暴動、市民武装など、セーブしてしまうと影響が残ってしまう為。一部チートは警告画面が表示されないことが確認されている)。

本作にも「隠しパッケージ」のシステムがあり、バイスシティ中にばら撒かれた100個のトーテムポールを集めると、個数に応じた特典が貰える。また、達成度が100%になった際「ごほうび」が手に入るようになった。

武器[編集]

前作の武器も登場するが、全体的に新しくなっており、種類も増えている。 なお、今作から同じタイプの武器は同時に持つ事ができなくなった(例えば、コルト45とパイソンは同じタイプの為、同時に持つ事はできない)。 武器を交換した場合、弾薬を共有できない武器の場合は弾薬はすべて処分される。

殴打武器系(アイコンの色は白色)
ゲーム開始時から使用できる。殴る・蹴るの他、倒れた相手に踏みつけなどの追撃を食らわせることが可能。
パンチ攻撃の威力が上がり、ほとんどの敵を一撃でダウンさせることが可能。これを入手すると素手のときは常にこれを装備した状態になる。体力がゼロになるか警察に連行されることで外れる(iOS版では後述の理由により、空港に行かない限り外れることはない)。
投てき武器系(アイコンの色は青色)
初期版には催涙ガスもあったが、描写が重くなるという事態が発生したため以降の作品では登場しなくなった。iOS版では空港やゴルフ場に入った後に施設から出ると、預けていた投てき武器が手榴弾に変わってしまうバグがある。
投げた後にもう一度ボタンを押すことで任意のタイミングで爆発させることができる。
近接武器系(アイコンの色は水色)
本作から近接武器でも車を破壊することができるようになり、これを利用したミッションも存在する。打撃武器に分類されるバット・警棒・ゴルフクラブ・ハンマーは、ヒットさせると相手をダウンさせることができる。ダウンさせた後も攻撃ボタンを押すことでその武器による追い討ちも可能。斬撃攻撃に分類されるナイフ・ドライバー・肉切り包丁・ナタ・日本刀・チェーンソーは突き攻撃をヒットさせると通常ならほぼ即死となる。なお、大半の武器は装備していると走れなくなる。
近接武器を持っていない状態でゴルフ場にあるゴルフカートに乗ると、この武器を自動的に取得する。
ハンドガン系(アイコンの色は黄色)
17発のセミオート拳銃。移動しながら攻撃できるが命中精度は低め。
リボルバーのため連射力に欠け、装弾数は6発と少なく射撃時に足を止めてしまう欠点があるが、ほとんどの敵を一発で倒せる高い威力と命中精度を両立している。ロックオンの有効範囲もこちらの方が広い。
サブマシンガン系(アイコンの色は黄色)
全体的な性能はMP5>ウージー>イングラム>Tec9となる。 Tec9とイングラムは移動しながらの攻撃が可能。なお、Tec9のみ装弾数が50発と同系列で最も多い。この系統の武器のみ、ドライブバイ(車からの攻撃は横のみ、バイクは前方も可)ができる。
ショットガン系(アイコンの色は緑色)
全体的な性能はスパスショットガン>短銃身ショットガン>クロームショットガンとなる。命中させるとダウンを奪うことが可能。
パトカーに乗ると自動的にこの武器を取得(弾数は5発)する。
装弾数は7発だが、攻撃ボタンを押し続けることで連射することが可能。
アサルトライフル系(アイコンの色は橙色)
前作のM16のような性質の武器で、ロックオンができない(iOS版では可能)。代わりに主観視点で任意の場所に攻撃ができる。両者とも装弾数、威力ともに同じだが、連射性能、命中精度に違いがある。連射性能はM4が高く、命中精度はルガーの方がそれぞれ高い。
重火器系(アイコンの色は紫色)
それぞれ大きく性質が異なる武器。なお、火炎放射器以外の武器は一定条件を満たすことで購入可能になる。
主観視点でしか発射できないが、威力は非常に高い。
壁を貫通する為、壁を挟んで攻撃ができる。
ヘリやボートなどの乗り物から攻撃するミッションでよく使われる。
狙撃武器系(アイコンの色はピンク色)
連射が可能なほか、レーザーサイトが付いており、標的を狙いやすくなっている。
その他
あるミッションで使用する。他の武器と異なり殺傷能力はない。

サイドミッション[編集]

本作でも特定の乗り物に乗ることでその乗り物を使ったサイドミッションを開始することができ、資金稼ぎができる。また、一定の段階までクリアすると、能力が上がるなどの特典がもらえる。

タクシーミッション Taxi Driver
対象車:タクシー
タクシーの運転手になって客を目的地まで送り届ける。客を運んだ距離に応じた報酬がもらえるほか、連続で客を運ぶとボーナスが加算される。また、距離に応じて素早く届けるとスピードボーナスがもらえる。ただし、タクシーが大きく損傷すると客が降りてしまうため、塗装屋に行って修理しなければならない。合計100人届けると全てのタクシーにハイドロが装備され、クラクションボタンでタクシーごとジャンプできるようになる。これにより追い越しや対向車線の走行が容易になる、ゴルフ場にタクシーに乗ったまま入れるようになるなどのメリットが生じる。
救命ミッション Paramedic
対象車:救急車
救急車で各地にいる患者を拾い、病院まで搬送する。制限時間内に全員を搬送しなければならないが、救急車を衝突させると患者の命が危うくなり、制限時間が減ってしまうため、速さと慎重さの両方が必要である。レベル制になっており、レベルが上がるごとにもらえる報酬や患者の人数が増える。また、救急車に一度に載せられる人数は3人までなので、それ以上の患者がいる場合は一度病院へ送らなければならない。レベル12までクリアすると主人公が無限に走れるようになる。
消火ミッション Fire Fighter
対象車:消防車
消防車に乗り、制限時間内に消防車のホースを使って燃えている車や人を消火する。連続で消火するたびに報酬が増える。レベル12をクリアすると炎に耐性が付き、火炎瓶で自分が燃えなくなる。
処刑ミッション Vigilante(武装ヘリ(Hunter)で行う場合のみ"Brown thunder"という名前になる)
対象車:警察車両、戦車、武装ヘリ
逃走する犯罪者を追跡、攻撃して制限時間内に倒す。犯罪者は大抵車で逃げているが、稀にバイクや徒歩の場合もある。連続で犯罪者を倒すたびに報酬や犯罪者の数が増える。このサイドミッションでは1分間だけ車から降りることが許されており、その間に車から降りて攻撃したり、別の車に乗り換えたりすることができる。レベル12をクリアするとアーマーの上限が150に増える。
ピザ配達ミッション
対象車:ピザ宅配バイク
本作オリジナルのミッション。専用のバイク(Pizza Boy)に乗って、各地で待っている客にピザを配達する。ピザの受け渡しは投げて行い、近くに投げると客がピザを拾い、配達したことになる。外した場合は転がして客に近づけるか、投げ直さなくてはならない。また、一度に運べるピザの枚数は6枚と限りがあるので、ピザがなくなった場合はピザ屋に戻って補充する必要がある。このミッションのみレベル10までクリアしないと報酬が貰えない。最後までやり終えると体力の上限が150に増える。

この他に厳密にはサイドミッション用の車両ではないが、バス(Coach)に乗ってバス停に止まると人が乗り込み、資金を稼ぐことができる。

登場人物[編集]

主な登場人物[編集]

()内は声優名を表す。日本語の呼称は日本語版に準拠。

トミー・ベルセッティ Thomas "Tommy" VercettiRay Liotta
  • オープニングから登場
本作の主人公で、35歳の独身。リバティーシティで一大勢力を誇るマフィア「フォレッリファミリー」の一員。とあるシノギ(通称「ハーウッド事件」)でボスのソニー・フォレッリが警察にタレこんだため逮捕され、15年もの間に刑務所に服役していた。出所後はヴァンスファミリーとの大口の麻薬取引のため仲間のハリー、リーと共にバイスシティに派遣されたが、取引を麻薬王リカルド・ディアスに襲撃され、薬も金も奪われた上に仲間二人を殺されてしまう。その後は数々の困難を乗り越え、ディアス、ソニーを倒し、バイスシティのどん底から頂点へ這い上がる。
武器の扱い、運転技術もさることながらプロデューサー、経営者としても辣腕を発揮する多才であるが、とあるミッションで父親が印刷工だったという過去を明かす(跡を継ぐつもりだったが全く違う人生になってしまったとも)。
モデルはスカーフェイスの主人公、トニー・モンタナ。
ケン・ローゼンバーグ Ken RosenbergWilliam Fichtner
  • オープニングから登場
フォレッリファミリーの顧問弁護士で、ローゼンバーグ法律事務所所長。33歳。ケチで、神経質且つ臆病者のコカイン中毒者故に弁護士になるためのロースクール卒業試験でカンニングをした疑いもあり、陪審員を脅迫するために用心棒を雇ったりと評判はあまり良くない。また、勝訴の確率がめっぽう低いことからケント・ポールに「無罪の人間すら死刑にしちまうダメ弁護士」と言われる。バイスシティで大きな取引がある際は自ら空港までファミリーの出迎えに行っており、トミーがバイスシティに取引に来た時も取引場所への運転手を務める。その後はトミーと共に逃げ延び、以降は彼と親友になり、トミーに協力するようになる。
容姿のモデルは、スカーフェイスのブライアン・デ・パルマ監督作品の「カリートの道」に出てくるデイヴ・クラインフェルド弁護士と思われる。
SA』にも登場。
ファン・ガルシア・コルテス大佐 Colonel Juan García CortezRobert Davi
  • ミッション"The Party"から登場
某中米国軍の元大佐で、ケンの知人。祖国では実に30回以上のクーデターを生き残り、9度の死刑宣告もされているがすべて執行を免れており、その度に不可解な昇進を繰り返している。また、冒頭の取引を仲介し、月に何回か所有している大型クルーザーでパーティーを開催しており、多数の有力者や大物犯罪者も顔を出している。トミーに仕事をしてもらう代償として取引を襲った犯人の捜索に協力し、犯人がディアスだという事を突き止めたが、とあるミッションでチップを奪ったため命を狙われる羽目になり、GIGNDGSEのエージェントらに襲撃されるもトミーの協力で無事に祖国に戻った。
自らの地位を利用して絶滅危惧種の動物を食するのが趣味で、妻とは病で死別している。また、娘のメルセデスが弁護士を目指しているという噂を知り、心配している。モデルはマヌエル・ノリエガ
ランス・ヴァンス Lance VancePhilip Michael Thomas
  • ミッション"Back Alley Brawl"から登場
  • ミッション"Keep Your Friends Close..."で死亡
ドミニカ人の32歳で、いつも身だしなみに金をかけている流れ者。兄ヴィクターと共にフォレッリファミリーとの取引をしようとしていたが取引の最中にディアスに襲撃されて兄を殺害されてしまい、ヘリで逃げ延びた後に復讐のためにクエンティンという偽名を使い、ディアスの組織に潜入し、ディアスの暗殺を試みるが失敗、リトルハイチの廃物置き場に拘束されて殺されそうになるがトミーに救われて相棒となり、2人でディアスの暗殺を果たす。その後、ベルセッティファミリーにおいて中心的な人物であったが、やがて自らを一人前として見ないトミーに愛想を尽かしてフォレッリファミリーに寝返り、最後はソニーと共にベルセッティ邸を襲撃するもトミーに始末される。
VCS』にも登場、『VCS』の時のように眼鏡は掛けておらず、お調子者ではなくしっかりした性格になっている。なお、ランスの声優をしているフィリップ・マイケル・トーマスは「マイアミ・バイス」のリカルド・タブス役で出演している。
ソニー・フォレッリ Sonny ForelliTom Sizemore
  • オープニングから登場
  • ミッション"Keep Your Friends Close..."で死亡
リバティーシティのマフィア「フォレッリファミリー」のボスで、服のセンスが最低である本作のラスボス。若くして組織のトップに立ち、フォレッリファミリーのボスとして様々な組織犯罪に携わり、リバティーシティの裏社会に多大な影響を与えている。また、数件のマフィア殺害にも関わっているとされているが、これまで微罪でしか検挙されていない。15年前にトミーを警察に売り、ムショに入れた。トミーの出所後は彼の存在がビジネスに悪影響と考え、自作自演の陰謀劇でトミーを嵌めると同時に取引が失敗したと知った時には彼を責め立てていた。その後はトミーのバイスシティでの成功を横取りするため自らの足で赴き、ベルセッティ邸を襲撃するが返り討ちに遭って死亡する。
名前の由来は特捜刑事マイアミ・バイスのジェームズ・"ソニー"・クロケットから。
リカルド・ディアス Ricardo DiazLuis Guzmán
  • ミッション"The Chase"から登場
  • ミッション"Rub Out"で死亡
バイスシティの麻薬王で、1978年コロンビアから入国した(入国の際は移民帰化局に賄賂を払い、グリーンカードを入手)裏社会の支配者。大金で警察を買収しており、背がとても低く、身長コンプレックスのガンコレクターとして膨大な武器をコレクションしている上、常に武器を携帯している。また、コンセントを入れ忘れているのに気づかず、ビデオデッキが動かないと怒り、銃で壊すなど気性が荒く短気で(余談だがこのデッキの中に入っているビデオは彼の談によれば初代、及びIIIに登場したエル・ブッロの作品らしい)、自分勝手な上にキレ易い性格のため恐れられている。部下に命じて冒頭の取引を襲撃させ、その後は取引を護衛したトミーとランスの能力を評価し、組織に入れて仕事を与えるがランスに裏切られたことや逆に襲撃を受けたことで2人を殺そうと応戦するも負傷し、瀕死の状態で頭を撃ち抜かれて死亡、地位と権力を奪われた。
ちなみに、頭を撃ち抜かれるムービーの中だけランスの武器がデザートイーグルになる。『VCS』にも登場している。モデルはパブロ・エスコバルとスカーフェイスの麻薬王フランク・ロペス。名前の由来はソニーと同じくマイアミ・ヴァイスのリカルド・タブスから。服と屋敷はスカーフェイスのトニー・モンタナのものをモチーフとしている。
ケント・ポール Kent Paul(Danny Dyer)
  • ミッション"Back Alley Brawl"から登場
イギリス人音楽プロデューサー。偽名を使っている疑いがあるが、本名は不明。自称音楽業界の顔役としてバイスシティではロックバンド「ラブフィスト」のマネージャーを務めているが、大ボラを吹く上に髪型や服のセンスが最悪である。毎晩のようにマリブクラブに顔を出し、バイスシティの裏社会の事に詳しいが誤魔化しが多いためトミーに毎度痛い目に合わされている。また、SWAT隊員と関係があるらしく、一緒にバーにいるのを目撃されており、不法滞在の嫌疑がかけられている。
『SA』にも出演する。
エイブリー・キャリントン Avery CarringtonBurt Reynolds
  • ミッション"Riot"から登場
バイスシティの不動産王で、テキサス出身。51歳。常にカウボーイハットを被っている。ワシントンビーチに高層ビルを建設中で、キリスト教信者が大多数を占めるテキサス出身であるせいか、頑固者で神託を告げるかのような仰々しい物言いをする。欲しい物を手に入れるためには手段を選ばない冷酷さを持つがトミーの優秀さを評価し、部下にしたがっていた。
LCS』にも登場、ドナルド・ラブに哲学を教えているが、『LCS』で彼の命を受けたトニーに殺害される。
ウンベルト・ロビーナ Umberto RobinaDanny Trejo
  • ミッション"Stunt Boat Challenge"から登場
キューバ人ギャングのボス。父のアルベルトとリトルハバナでカフェを営業し、ハイチギャングと縄張り関係で抗争している。不遜且つ言葉遣いが下品で、縄張りのためなら全面戦争も欠かさない心を持つが、やたらと「男」という表現を強調したがる割には行動が伴っていないなどの臆病で、自身はこれまで一度も手を汚したことがなく、自ら前線には赴かないため前線指揮は専ら部下のリコが執っている。全ての依頼を片付けてくれたトミーの事は家族のように愛している。
フィル・キャシディ Phil Cassidy(Gary Busey)
  • ミッション"The Job"から登場
南部出身の武器店主で、カムやヒラリーの知人であり、酒乱のダメ人間だが、愛国者である。銃器の扱いには手馴れており、80フィート先のハエも撃てる(自称)他、「ブームシャイン/Boomshine」という密造酒も作っている。今回はカムの紹介で銀行強盗のためトミーに呼ばれ、友人のカムやヒラリーを紹介してトミーや自身を含めた彼らと共に銀行強盗を成功させた。泥酔状態で爆薬を扱っていた際に暴発によって右腕を吹っ飛ばしてしまい(ゲーム中のムービーシーンで吹き飛んだのは右腕であるが、ミッション終了時および『III』『LCS』では左腕が無くなっている)、窮地に陥るがトミーによって元軍医の家へ運ばれたため、何とか無事である。
本人によると自称「ベトナム帰り」であり、数多くの部隊に所属していたと主張しているが、正式な軍の入隊記録によると激しい気性の荒さと酒乱の為、何度も入隊を拒否されている。『VCS』にも登場、GTAシリーズでもっとも登場作品が多いキャラクターでもある。
メルセデス・コルテス Mercedes CortezFairuza Balk
  • ミッション"The Party"から登場
コルテス大佐の娘。遊び好きで、バイスポイントの一軒家に一人で暮らしており、ポールポジションクラブでストリップをしたり、ラブフィストとのドラッグSEXパーティーに参加したり、はたまたトミーに誘われてキャンディと共にスティーブのポルノ映画に出演するなど、かなりのようだが、後に弁護士を目指して勉強中であることが発覚する。
ラブフィスト Love Fist
  • ミッション"Love Juice"から登場
バイスシティで大人気のロックバンド。メンバーはジェズ・トレント "Jezz Torrent"(ボーカル)、パーシー "Percy"(ギター)、ウィリー "Willy"(ベース)、ディック "Dick"(ドラムス)の4人だが、メンバー全員が重度の薬物中毒者故にいずれ劣らぬ変態である。精神異常者に命を狙われたため、トミーの尽力でミッチ・ベイカー率いるバイカーギャングに護衛を依頼する。『SA』ではローゼンバーグが運営するカジノの青写真を誤魔化すためのカモフラージュとして彼らのポスターが使用されている。『LCS』にはマリアの部屋にラブフィストのポスターが飾られており、フランシス国際空港にはラブフィストの看板がある。また、『V』のアートワークの売春婦の服にその名前が登場するなど、その他のGTAシリーズにも間接的に登場する。
スティーブ・スコット Steve ScottDennis Hopper
  • ミッション"Recruitment Drive"から登場
映画製作会社「インターグローバルフィルムズ」のポルノ映画監督。知的映画監督と自称し、自分の映画を製作するためならマフィアと交流することも厭わない程で、トミーの出資及びキャンディ・サックスの出演によって新作ポルノ映画を作製する。大量のマッシュポテトサメをこよなく愛しており、自分の作品にサメを登場させたがる(その事でトミーによく怒られている)。
スティーブン・スピルバーグのパロディである。

その他の登場人物[編集]

アウンティ・プレ Auntie Poulet(Youree Dell Harris)
  • ミッション"Juju Scramble"から登場
ハイチギャングのボスを務める老婆で、自身の甥もファミリーにいる。前のボスをエイブリーの依頼を受けたトミーに殺されたため、急遽首領となった。その後、ブードゥー教の魔術を使ってトミーを操り、仕事をさせた。彼が全ての仕事を片付けた後は魔術を解いている。
ビッグ・ミッチ・ベイカー Big Mitch BakerLee Majors
  • ミッション"Alloy Wheels of Steel"から登場
ベトナム戦争から帰還した退役軍人で、敵部隊を村ごと壊滅させた功績によりパープルハート章(名誉負傷章)を授与された経歴を持つ。帰還兵の扱いの悪さに不満を抱いており、現在はバイカーギャングを率いて抗争している。よそ者を歓迎しておらず、信用できる者しか仕事に使わないが、トミーにバイクレースで敗れた後は様々な仕事を片付けてくれたため、ラブフィストの警護を引き受ける。
カム・ジョーンズ Cam Jones(Greg Sims)
  • ミッション"No Escape?"から登場
  • ミッション"The Job"でプレイヤーの選択によっては死亡
フィルの友人で、金庫破りの名人。破れなかった金庫を抱えて逃走するところを警察に逮捕され、その後はワシントンビーチの警察署の留置所に拘留されて刑務所へ移送待ちだったがトミーに助けられて脱走、その礼として銀行強盗に協力する。強盗後の脱出時に死亡してしまうこともあるがシナリオに影響は無く、ミッション途中と終了時の会話が多少変化するのみである。
ヒラリー・キング Hilary King(Charles Tucker)
  • ミッション"The Driver"から登場
  • ミッション"The Job"で死亡
フィルの友人で、超高速のドライバー。ノイローゼで、過食症の為太っている。母親から自分より強い者にしか従ってはならないと教育されており、自分に勝ったら協力するという約束でトミーとのレース勝負をするが敗れたため、トミーの銀行強盗計画で逃走用ドライバーを引き受ける。その後、銀行強盗は成功したが、逃走時に車に乗り込むトミーらを援護したところをSWATに射殺される。
ゴンザレス Gonzalez(Jorge Pupo)
  • ミッション"Treacherous Swine"から登場
  • 同ミッションで死亡
コルテス大佐の部下で、サン・ドミニカ大使館文化部門職員。稼ぎをチョロまかすことが多く、トミー達の取引を襲われた原因を作ったため、それを知った大佐の命令によりチェーンソーでトミーに始末されてしまう。
『VCS』にも登場し、その時とは髪型が違っている。
アレックス・シュラブ Alex Shrub(Christopher Lucas)
下院議員の極右国粋主義者で、票集めのためなら手段を選ばない。酒癖、女癖が悪く、ポルノ女優キャンディ・サックスと関係を持っている。何故か公式サイトのBJスミスの画像で背景に写っている彼の格好が水着一丁になっている(実際のゲームではスーツ姿である)。
CW』では、「個人のプライバシーは民衆の最大の敵であり、プライバシーを求めるのは邪魔されずに爆弾を作りたいと思っているテロリストである」という内容のスパムを配信している。
キャンディ・サックス Candy SuxxxJenna Jameson
  • ミッション"Recruitment Drive"から登場
有名なポルノ女優で、トミーの作製したポルノ映画に出演する。演技の幅は極めて広く、通常の男優はもちろん、動物のオスとの共演もこなすため、社会的地位の高い男と関係を持って弱みを握っている。
モード・ハンソン Maude Hanson(Jane Gennaro)
「チェリーポッパー・アイスクリーム」のオーナーで、表の顔はおかしなことばかり話す大の子供嫌いの老婆だが、裏の顔は当局がマークする危険人物である。トミーが事業を買い受けてからはトミーに「アイスクリーム」を売るように指示するが、実は麻薬である。
デロア Delores(Debbie Harry)
タクシー会社「カウフマンズキャブ」でオペレーターをしている女性で、同じタクシー会社のVCキャブをライバル視している。
BJスミス BJ Smith(Lawrence Taylor)
アメフトチーム、「バイスシティ・マンバス」の元スター選手。輝かしい戦績を誇るが相手チームの選手を痛めつけるなどの問題を起こし、多額の借金を抱えているため、金のためなら何でもする。初登場時はコルテス大佐の船上パーティーに参加しており、サンシャイン・オートという自動車販売店を経営していたが、現役復帰のためにトミーに売り渡す。
ミスターブラック Mr.Black
ティールに指令を送っている人物。ゲーム内では姿は見せず、電話で仕事を依頼してくる。物語序盤でティールはトミーによって消されてしまうが、その事実を知らずにトミーに指令を送ってくる。
レオ・ティール Leo Teal
  • ミッション"Back Alley Brawl"から登場
  • 同ミッションで死亡
かつてミスターブラックの指令で「仕事」をしていた男。レストランにコックとして勤務していたが、路地裏で取引先との電話中にトミーに消されてしまう。
アーネスト・ケリー Earnest Kelly(George DiCenzo)
リトルハバナの印刷所「プリントワークス」で働く老人で、トミーに購入される前は廃業寸前であった。比較的真っ当な内容(新聞・雑誌の印刷など)の仕事を提案するトミーに対して偽札の印刷という思い切った仕事を提案する。その後は1つ目の最終ミッションでフォレッリファミリーに襲撃されるも、一命は取り留めた。
ドゥエイン Dwaine(Navid Khonsari)
バイスポートのボートヤードで働く整備士で、購入時に少しだけ登場する。『SA』にも出演している。
ジェスロ Jethro(John Zurhellen)
ドゥエインと同じくバイスポートのボートヤードで働く整備士で、購入時に登場している。『SA』にも出演している。ドゥエイン共々トミーがボートヤードを買い取った事で結果的に職を追われ、サンアンドレアス州のサンフィエロで新たな仕事を始める事になる。
ドナルド・ラブ Donald Love
  • ミッション"Two Bit Hit"で登場
エイブリーの付き人を務めている見習いで、コルテス大佐の船上パーティーにも同席していた。台詞がない(トミーに挨拶をしようとしたが、エイブリーに止められている)ため、声優はなし。『III』及び『LCS』では自身の興した会社「ラブ・メディア」の社長として登場している。
リコ Rico
  • ミッション"Stunt Boat Challenge"から登場
  • ミッション"Trojan Voodoo"でプレイヤーの選択によっては死亡
キューバ人ギャングの一員。当初はトミーを馬鹿にしていたが彼の操船技術を見てその実力を認め、前線に出ようとしないウンベルトの代わりにギャングの指揮を執り、トミーと共闘する。
ペペ Pepe
  • ミッション"Trojan Voodoo"から登場
  • 同ミッションでプレイヤーの選択によっては死亡
キューバ人ギャングの一員。トミー、リコと共ハイチ人ギャングの麻薬工場に乗り込み、爆破工作を支援する。
ハリー、リー Harry & Lee
  • オープニングから登場
  • オープニングで死亡
フォレッリファミリーの一員。トミーと共にバイスシティに赴き、ヴァンスファミリーとの麻薬取引を行うがディアスの手下の銃撃を受けて両名とも死亡、麻薬と金はディアスに回収された。
マイク Mike
  • ミッション"Cop Land"で登場
ベルセッティファミリーの一員。ノースポイントモールのタールブラシカフェに爆弾を仕掛けたがタイマーの故障で爆破に失敗し、モールに警察を大量に集めてしまう。その後、ランスに怒鳴られていたがトミーが仲裁に入り、警官に変装して証拠を隠滅する作戦を考えたため、なんとか許されている。
カール・ピアソン Carl Pearson
  • ミッション"Road Kill"から登場
  • 同ミッションで死亡
ウェル・スタックド・ピザの宅配人。ピザを宅配中にミスターブラックの依頼を受けたトミーに殺される。
欧州のギャング
  • ミッション"Autocide"から登場
  • 同ミッションで死亡
マイク・グリフィン "Mike Griffin"、ディック・タナー "Dick Tanner"、フランコ・カ-ター "Franco Carter"、マーカス・ハモンド "Marcus Hammond"、ニック・コン "Nick Kong"、チャーリー・ディルソン "Charlie Dilson"の六名。バイスシティにて銀行強盗を計画していたが、実行前にミスターブラックの依頼を受けたトミーに全員抹殺される。
精神異常者
  • ミッション"Psycho Killer"で登場
本名不明であるラブフィストのメンバーの暗殺を目論む女装をした男。同バンドのサイン会場にいた警備員を射殺した後に車で逃走するが、後を追っていたトミーに始末される。しかし、後に生きていた事が判明し、ラブフィストのリムジンに走行速度が一定以下になると爆発する爆弾を仕掛けて再び暗殺を試みるが、慌てたメンバーにコードを適当に切断されて爆弾が解除された事により失敗する。
ヴィクター・ヴァンス Victor Vance
  • オープニングから登場
  • オープニングで死亡
ランス・ヴァンスの兄で、メンバーが2人しかいない犯罪組織「ヴァンスファミリー」のボス。「VCS」の主人公。フォレッリファミリーとの麻薬取引をディアスに襲撃され、命を落としてしまう。

ラジオ局・サウンドトラック[編集]

日本版の変更点[編集]

  • ヘッドショット時の頭部欠損表現のカット。
  • ベルセッティ邸の書斎にキャンディ・サックスのヌードポスターがあるが、日本版では動物のポスターに変更されている。

なお、これらの規制はiOS版では取り払われた。

iOS版の変更点[編集]

  • 逮捕されたり体力が0になったりしても武器を没収されない(罰金及び治療費は取られる。また、防弾ベストは没収される)。
  • プレイヤーはしゃがめない。
  • 物件の値段が半額になっている。

脚注[編集]

  1. ^ 一枚の絵で見る「グランド・セフト・オート(GTA)」シリーズの歴史Gigazine、2011年7月13日、2013年8月28日観覧

外部リンク[編集]