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ひとり咲き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
CHAGE and ASKA > ひとり咲き
「ひとり咲き」
チャゲ&飛鳥シングル
初出アルバム『風舞
B面 あとまわし
リリース
規格 7インチレコード
デジタル・ダウンロード
録音 5分27秒
ジャンル フォーク
ポップ
レーベル ワーナー・パイオニア
作詞・作曲 飛鳥涼
プロデュース チャゲ&飛鳥・山里剛
チャート最高順位
チャゲ&飛鳥 シングル 年表
ひとり咲き
(1979年)
流恋情歌
1980年
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ひとり咲き」(ひとりざき)は、チャゲ&飛鳥(現:CHAGE and ASKA)の楽曲。自身のデビューシングルとして[1]ワーナー・パイオニア(現:ワーナーミュージック・ジャパン)から1979年8月25日に発売された。

背景

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1978年10月に当時7人バンドだったチャゲ&飛鳥は、第16回ヤマハポピュラーソングコンテストつま恋本選会」において「流恋情歌」で入賞を果たした[2]:373

そして、1979年5月開催の第17回のために用意された曲が「ひとり咲き」であり、結果は第16回と同様に入賞で終わった。その後にヤマハ側からデビューとレコーディングの話を打診され、チャゲ(現:Chage)と飛鳥(現:ASKA)の2人による内容であった。これで7人編成のバンドは解散となり、8月に「九州から大型台風上陸!熱い喉が衝き叫ぶ!」というキャッチーコピーでデビューを果たした[2]:114,373

プロモーション

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1979年11月12日放送のフジテレビ系『夜のヒットスタジオ』に出演し「ひとり咲き」を披露した。彼らが全国ネットの音楽番組に出演するのはこの時が初めてだったが、実は当日出演予定だった吉田拓郎が直前になり出演をキャンセルしたことから、彼らに急遽出演依頼が舞い込んできたという背景があった。そのため、セットや演出は吉田のためのものであった[3]。チャゲと飛鳥は出演に伴い、出演日の午前中に自分達で原宿に行って衣装服を買ったという[2]:374

アートワーク

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本作のジャケットは講談社の建物の中で撮影が行われ、衣装はスタッフから借りたものを使用している[2]:373

収録曲

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一覧

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全作詞・作曲: 飛鳥涼、全編曲: 瀬尾一三
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.ひとり咲き飛鳥涼飛鳥涼
2.あとまわし飛鳥涼飛鳥涼
合計時間:

楽曲解説

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  1. ひとり咲き
    シンガーソングライター高橋優は、一人で音楽活動するか悩んだ際にこの曲を聞いて「一人で音楽活動をやっていくのも悪くないかな」と公言している[4]坂本冬美は、歌詞にある「あたい」という言葉を用いていることがこの楽曲を好きになった理由で、「『私』でも『あたし』でもなく、この『あたい』が放っておけないと言いますか。きっと何度も恋をして、いつも失敗して、傷ついて、でもまた同じように恋をして、それを繰り返している『あたい』なんだと思う。」と公言している[5]
  2. あとまわし
    LP盤未収録であるが、アルバム『風舞』がキャニオンレコードからCDが再発売される際にボーナス・トラックとして収録された。

収録アルバム

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国内盤
海外盤

カバー

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ひとり咲き

脚注

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出典

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  1. ^ ひとりではないChage、デビュー曲「ひとり咲き」が結んだ縁”. 読売新聞オンライン (2021年1月26日). 2021年10月5日閲覧。
  2. ^ a b c d 別冊カドカワ 完全保存版430ページ CHAGE&ASKA『大事なものは変わっていく』(2000年) 角川書店 p1-430
  3. ^ LOVE LOVEあいしてる CHAGE&ASKA トーク集 フジテレビ 2018年5月19日閲覧。
  4. ^ GENERATIONS 白濱亜嵐、上京当時のエピソードを語る「毎日竹下通りに行って馴染もうとしてた」 リアルサウンド 2017年5月2日閲覧
  5. ^ 【インタビュー】坂本冬美「何がきても怖くない」その言葉の真意とは【音楽】 ミュージックヴォイス 2021年10月26日配信, 2021年11月3日閲覧。
  6. ^ 坂本冬美、35周年第2弾は「情念」テーマ アルバム「Love Emotion」発売 スポーツ報知 2021年9月15日配信, 2021年9月21日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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