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沖縄県議会

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沖縄県議会
おきなわけんぎかい
紋章もしくはロゴ
種類
種類
役職
議長
赤嶺昇(無所属)
副議長
仲田弘毅(沖縄・自民党)
構成
定数48
院内勢力
県政与党 (23)
  てぃーだ平和ネット(8)
  おきなわ南風(4)

中間派 (2)

  無所属(2)
[注釈 1]

県政野党 (23)

  沖縄・自民党(19)
[注釈 2]
  公明党(2)
  無所属の会(2)
選挙
中選挙区制
前回選挙
2020年6月7日
議事堂
日本の旗 日本沖縄県那覇市泉崎1-2-3 沖縄県庁
ウェブサイト
沖縄県議会

沖縄県議会(おきなわけんぎかい)は、沖縄県に設置されている地方議会である。

概要

任期

  • 4年

議会解散が実施されれば任期満了前であっても議員任期は終了する。過去に任期満了前の解散が行われたことは無いが、第1回の県議選は沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律に基づいて1972年6月25日に行われており、東京都議会茨城県議会(共に議会解散が原因)および岩手県議会宮城県議会福島県議会(いずれも東日本大震災にともなう直後の選挙の延期)と合わせて4年に1度の統一地方選挙に投開票が行われない都道府県議会議員選挙の一つとなっている。

定数

  • 48人

第1回の県議選では44であったが、徐々に増加。1984年に47となり、1991年に現行の48となった[1]

選出方法

事務局

議会事務を担当する事務局が設置されている。

  • 総務課
  • 議事課
  • 政務調査課

歴史

1909年に沖縄県会が開設される。 1945年には日本の施政下から外れたことによって沖縄県会は米軍政下で「沖縄議会」となる。 米軍政期間中は「沖縄議会」から「沖縄民政議会」への改組を経て、1952年4月1日琉球政府立法院となる。 沖縄の本土復帰に伴い、日本国の都道府県議会たる沖縄県議会となった。

仲井眞弘多が自公推薦で沖縄県知事に当選した2006年11月以降、自民党公明党の両党は県政与党であり、かつ県議会では過半数を確保していた。2008年6月8日の第10回沖縄県議会議員選挙の結果、与野党の勢力が逆転し、自民・公明は少数与党となった。2012年6月10日の第11回沖縄県議会議員選挙でも、引き続き自民・公明は少数与党となった。2014年11月16日の第12回沖縄県知事選挙で、社民・共産・社大・生活・新風会支持の翁長雄志が当選。3党1会派は県政与党(生活の党と山本太郎となかまたちは沖縄県議会に議席を有さない)になり、自民・公明は下野。ねじれ現象が解消された。

会派

2022年8月26日現在、てぃーだ平和ネット、共産、おきなわ南風、立憲おきなわの4会派が玉城県政の与党である。おきなわ南風の前身であるおきなわは、2020年の県議会議長選出、2021年のうるま市長選の際に自民・公明の支援を受ける候補者を推挙したが、赤嶺昇県議会議長が与党会派を脱して無所属になった後は、衆院選、辺野古反対運動等で他与党会派と歩調を合わせた。現在は南風と合流し、おきなわ南風となっている。

会派 議員数 党派 女性議員数 女性議員の比率(%)
沖縄・自民党 19 自由民主党 1 5.26
てぃーだ平和ネット 8 社会民主党2・沖縄社会大衆党2・無所属3 2 28
日本共産党沖縄県議会議員団 7 日本共産党 2 28.57
おきなわ南風 4 無所属 0 0
立憲おきなわ 4 立憲民主党 2 50
公明党 2 公明党 0 0
無所属の会 2 無所属(政党そうぞう系) 0 0
無所属 1 無所属(議長) 0 0
現員 47(欠員1) 7 14.89
※2022年8月26日現在[2]

選挙区・選出議員・有権者数

2016年の県議選は選挙区が変更され、「那覇市区(定数11)」が南部離島7町村(座間味村、渡嘉敷村、久米島町、粟国村、渡名喜村、北大東村、南大東村)と合区され「那覇市・南部離島区(定数11)」となり、「南城市区(定数1)」は南部離島7町村を除く島尻郡区と合区され「南城市・島尻郡区(定数4)」となった[3]。2021年現在、47都道府県議会において1人区を有さないのは沖縄県議会のみであり、1票の格差が小さく他の都道府県と比べて投票価値の平等化が極めて進んでいると言える。

選挙区 定数 市町村 有権者数
那覇市・南部離島選挙区 11 那覇市、島尻郡座間味村・渡嘉敷村・久米島町・粟国村・渡名喜村・北大東村・南大東村 268,824
沖縄市選挙区 5 沖縄市 112,230
中頭郡選挙区 5 中頭郡 124,413
うるま市選挙区 4 うるま市 98,792
浦添市選挙区 4 浦添市 91,369
南城市島尻郡選挙区 4 南城市、島尻郡与那原町・南風原町・八重瀬町 106,483
宜野湾市選挙区 3 宜野湾市 78,775
糸満市選挙区 2 糸満市 48,434
豊見城市選挙区 2 豊見城市 50,655
名護市選挙区 2 名護市 50,313
国頭郡選挙区 2 国頭郡、島尻郡伊平屋村・伊是名村 54,415
宮古島市選挙区 2 宮古島市、宮古郡 45,651
石垣市選挙区 2 石垣市、八重山郡 44,081
合計 48 1,174,435

1票の格差は1.23倍である(2021年6月1日現在)

2020年県議選の選挙区割りと現職議員

選挙区 定数 市町村 議員氏名(所属会派)
那覇市・南部離島選挙区 11 那覇市、島尻郡座間味村渡嘉敷村久米島町粟国村渡名喜村北大東村南大東村 上原章(公明) 新垣淑豊(自民) 喜友名智子(立憲) 比嘉瑞己(共産)
渡久地修(共産) 當間盛夫(無所属) 比嘉京子(てぃーだ) 西銘啓史郎(自民)
崎山嗣幸(立憲) 仲村家治(自民) 上原快佐(無所属)
沖縄市選挙区 5 沖縄市 仲村未央(立憲) 金城勉(公明) 小渡良太郎(自民) 島袋恵祐(共産)
花城大輔(自民)
うるま市選挙区 4 うるま市 照屋大河(てぃーだ) 仲田弘毅(自民) 照屋守之(自民) 山内末子(てぃーだ)
浦添市選挙区 4 浦添市 赤嶺昇(議長) 当山勝利(てぃーだ) 島尻忠明(自民) 西銘純恵(共産)
宜野湾市選挙区 3 宜野湾市 又吉清義(自民) 玉城健一郎(てぃーだ) 呉屋宏(自民)
名護市選挙区 2 名護市 山里将雄(てぃーだ) 末松文信(自民)
宮古島市選挙区 2 宮古島市、宮古郡 国仲昌二(立憲) 下地康教(自民)
糸満市選挙区 2 糸満市 新垣新(自民) 玉城ノブ子(共産)
豊見城市選挙区 2 豊見城市 島袋大(自民) 瀬長美佐雄(共産)
石垣市選挙区 2 石垣市、八重山郡 大浜一郎(自民) 次呂久成崇(おきなわ南風)
南城市島尻郡選挙区 4 南城市、島尻郡与那原町南風原町八重瀬町 座波一(自民) 大城憲幸(無所属の会) 石原朝子(自民) 玉城武光(共産)
中頭郡選挙区 5 中頭郡 中川京貴(自民) 仲宗根悟(おきなわ南風) 新垣光栄(おきなわ南風) 瑞慶覧功(てぃーだ)
上里善清(てぃーだ)
国頭郡選挙区 2 国頭郡、島尻郡伊平屋村伊是名村 平良昭一(おきなわ南風) 仲里全孝(自民)
48 ※2022年12月15日時点

役員・委員会

正副議長

  • 議長:赤嶺昇(無所属)
  • 副議長:仲田弘毅(自民)

常任委員会

委員会 委員数 委員長 副委員長 会派構成
総務企画 13 又吉清義(自民) 島尻忠明(自民)
経済労働 12 西銘啓史郎(自民) 大城憲幸(無所属の会)
文教厚生 11 末松文信(自民) 石原朝子(自民)
土木環境 11 瑞慶覧功(てぃーだネット) 下地康教(自民)
議会運営 13 當間盛夫(無所属の会) 座波一(自民)
※2022年8月26日現在[4]

選挙結果

第10回(改選48)
2008年(平成20年)6月8日施行
与党 野党
自民 16 社民 5
公明 3 共産 5
民主 4
社大 2
そうぞう 1
結の会 3
無所属 3 無所属 6
22 26
投票率 : 57.82%
第11回(改選48)
2012年(平成24年)6月10日施行
与党 野党
自民 13 社民 6
公明 3 共産 5
社大 3
民主 1
そうぞう 1
国民新 1
無所属 5 無所属 10
21 27
投票率 : 52.49%
第12回(改選48)
2016年(平成28年)6月5日施行[5]
与党 野党
社民 6 自民 14
共産 6 公明 4
社大 3
無所属 12 無所属 1
27 19
投票率 : 53.31%(前回比:+0.82ポイント)
第13回(改選48)
2020年(令和2年)6月7日施行[6]
与党 野党
共産 7 自民 17
社民 4 公明 2
社大 2
立民 1
無所属 11 無所属 4
25 23
投票率 : 46.96%(前回比:-6.35ポイント)

主な出身者

国会議員(現職)

国会議員(元職)

その他

脚注

注釈

  1. ^ 議長含む。
  2. ^ 副議長含む。

出典

  1. ^ 沖縄県議会のあゆみ
  2. ^ 会派別”. 沖縄県議会. 2022年8月26日閲覧。
  3. ^ 沖縄県議選 6月5日投開票、5月27日告示”. 沖縄タイムス (2016年1月16日). 2016年5月7日閲覧。
  4. ^ 委員会別”. 沖縄県議会. 2022年8月26日閲覧。
  5. ^ 翁長知事に信任 与党27議席で安定多数 沖縄県議選2016年7月15日閲覧
  6. ^ 沖縄県議選 “玉城知事を支持”の与党側 過半数を維持NHK2020年6月8日閲覧

関連項目

外部リンク