三重県議会

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三重県議会
みえけんぎかい
三重県の旗
種類
種類
歴史
設立 1878年府県会規則による設置)
1947年地方自治法による設置)
役職
第109代 議長
中嶋年規(自由民主党県議団)
第113代 副議長
北川裕之(新政みえ
構成
定数 51
院内勢力
  新政みえ (21)
  自由民主党県議団 (15)
  草莽 (6)
  自民党 (5)
  公明党 (2)
  日本共産党 (1)
  草の根運動いが (1)
任期
4年
選挙
中選挙区制
小選挙区制
議事堂
Mie Prefectural Assembly Hall in 2011.jpg
三重県津市広明町13番地
三重県議会議事堂
ウェブサイト
三重県議会

三重県議会(みえけんぎかい)は、三重県に設置されている地方議会である。

概要[編集]

任期は4年。議会解散が実施されれば任期満了前であっても議員任期は終了する。

現行定数は51。経費削減、自治体の合併や人口減などの理由により定数は減少傾向にある。2015年平成27年)以降に行われる一般選挙より定数を45とすることが決定していた[1]が、後述する理由により51に戻されている。議員の選出は中選挙区制小選挙区制を実施。

事務局[編集]

議会事務を担当する事務局が設置されている。

  • 総務課 - 総務グループ・秘書グループ
  • 議事課 - 議事グループ・委員会グループ
  • 企画法務課 - 企画広聴・法務グループ・調査グループ

議会図書室[編集]

三重県議会議事堂1階にあり、地下1階に書庫を有する延床面積453平方メートルの図書室である[2]。事務局職員と県執行部職員が主に利用し、県議会議員の利用は全体の約9%である[2]。貸し出し比率は事務局職員72%、議員16%、執行部職員9%となっている[3]。一般市民の利用も可能であるが、資料の貸し出しはできない[3]

歴史[編集]

1879年明治12年)4月28日、第一回通常県会が開会[4]。最初に処理した案件は議員番号の決定と組合幹事の選出であった[4]。当時、三重県庁舎内に議場がなかったため、津の願王寺を借用して仮議場とした[5]。当時の県会の特色として、農民利益の擁護と支出抑制が挙げられる[6]1948年(昭和23年)10月1日、三重県議会図書室規定が制定され、「三重県議会図書室」が設置された[2]

1971年昭和46年)7月7日から県域テレビ局三重テレビにより県議会中継を開始した。これにより議員の出席率が向上したというエピソードが残っている。1990年(平成2年)12月、新しい議事堂が完成した[2]2008年平成20年)から従来の年4回開かれていた定例会が年2回(2〜6月と9〜12月)になった。

三重県議会の定数問題[編集]

三重県議会は前述のとおり平成27年以降に行われる選挙においては定数を45にすると条例で定められていた[1]が、そのあとも一票の格差を尊重する定数45派と、削減された南部の議員を中心とした定数51派のあいだで議論されてきた。

2018年2月定例議会に51派の中から議員定数を51にする条例案が提出され3月に可決[7]

定数48にする折衷案も水面下で議論されてきたが頓挫し[8]、最終的には45派の中から定数を45に戻す条例案が6月定例議会に提出されるが否決された[9]

またこの問題により第1会派の新政みえ、第2会派の自由民主党県議団ともに意見の食い違いから分裂、脱退者が出た[10]

会派[編集]

旧民進党系の新政みえが第一会派。旧民進党系会派が第一会派を占める唯一の都道府県議会である。

会派名 議員数 所属党派
新政みえ 21 民進党無所属
自由民主党県議団 15 自由民主党・無所属
草莽 6 (※)
自民党 5 自由民主党
公明党 2 公明党
日本共産党 1 日本共産党
草の根運動いが 1 社会民主党
51 2019年(令和元年)5月13日現在[11]

※ 会派届け出後に、鷹山(3人)、能動(2人)、大志(1人)が合流して新会派「草莽(そうもう)」を結成、第3会派となった[12]

選挙区[編集]

前述した定数問題の参考のために、定数51と定数45[1]両方の選挙区を記載する[13]

選挙区 市町 定数51 定数45 定数の増減
津市選挙区 津市 7 7
四日市市選挙区 四日市市 7 7
伊勢市選挙区 伊勢市 4 3 -1
松阪市選挙区 松阪市 4 4
桑名市・桑名郡選挙区 桑名市木曽岬町 4 4
鈴鹿市選挙区 鈴鹿市 4 4
名張市選挙区 名張市 2 2
尾鷲市・北牟婁郡選挙区 尾鷲市紀北町 2 1 -1
亀山市選挙区 亀山市 1 1
鳥羽市選挙区 鳥羽市 1 2 合区して -1
志摩市選挙区 志摩市 2
熊野市・南牟婁郡選挙区 熊野市御浜町紀宝町 2 1 -1
いなべ市・員弁郡選挙区 いなべ市東員町 2 2
伊賀市選挙区 伊賀市 3 3
三重郡選挙区 菰野町朝日町川越町 2 2
多気郡選挙区 多気町明和町大台町 2 1 -1
度会郡選挙区 玉城町度会町大紀町南伊勢町 2 1 -1
51 45 -6

役員・委員会[編集]

正副議長[編集]

  • 議長 - 中嶋年規(自由民主党県議団)
  • 副議長 - 北川裕之(新政みえ

常任委員会[編集]

常任委員会 委員数 委員長 副委員長 会派構成
議会運営 13 舘直人(みえ) 小林正人(自民) みえ6・自民5・鷹山1・公明1
総務地域連携 9 藤根正典(みえ) 大久保孝栄(鷹山) みえ4・自民4・鷹山1
戦略企画雇用経済 9 田中智也(みえ) 小林正人(自民) みえ4・自民3・鷹山1・欠員1
環境生活農林水産 9 東豊(鷹山) 濱井初男(みえ) みえ4・自民3・鷹山1・欠員1
健康福祉病院 8 石田成生(自民) 彦坂公之(みえ) みえ4・自民3・みんな1
防災県土整備企業 8 中村欣一郎(自民) 吉川新(みえ) みえ4・自民3・公明1
教育警察 8 小島智子(みえ) 村林聡(自民) みえ4・自民3・公明1
予算決算 50 青木謙順(自民) 森野真治(みえ) 議長を除く全議員
※2015年(平成27年)4月30日現在

選挙結果[編集]

第17回
2011年(平成23年)4月10日施行
  政党 公認 推薦
与党 自民 19 2 21
公明 2 0 2
みんな 1 0 1
野党 みえ 3 10 13
民主 11 0 11
無所属 3 - 3
39 12 51
第16回
2007年(平成19年)4月8日施行
  政党 公認 推薦
与党 自民 18 2 20
みえ 4 15 19
民主 5 0 5
公明 2 0 2
野党 共産 2 0 2
無所属 3 - 3
34 17 51
第15回
2003年(平成15年)4月13日施行
  政党 公認 推薦
与党 自民 18 5 23
民主 0 15 15
公明 1 0 1
無所属 12 - 12
31 20 51

主な県議会議員出身者[編集]

国会議員[編集]

現職
元職

市町村長[編集]

現職
元職

その他[編集]

  • 藤田正美(藤田大助の父、99代三重県議会議長)
  • 末松充生(鈴鹿市長・末松則子の父、第90代三重県議会議長)
  • 北川正恭(元三重県知事・元衆議院議員)

脚注[編集]

  1. ^ a b c 三重県議会の議員の定数並びに選挙区及び各選挙区において選挙すべき議員の数に関する条例(平成26年三重県条例第78号) (PDF)” (2014年(平成26年)5月23日). 2018年3月1日閲覧。—2015年(平成27年)5月1日施行
  2. ^ a b c d 清水(1996):27ページ
  3. ^ a b 清水(1996):28ページ
  4. ^ a b 三重県(1964):279ページ
  5. ^ 三重県(1964):280ページ
  6. ^ 三重県(1964):281ページ
  7. ^ 三重県議会 定数増、再び51に 条例改正を可決 賛成23、反対22の僅差伊勢新聞(2019年3月23日).2019年5月17日閲覧
  8. ^ 三重県議会 定数減45条例案 定数48の〝折衷案〟頓挫 きょう採決、否決の公算伊勢新聞(2018年9月14日).2019年5月17日閲覧
  9. ^ 三重県議会本会議 定数45条例案を否決 反対24、賛成23の僅差伊勢新聞(2018年9月15日).2019年5月17日閲覧
  10. ^ <1年を振り返って>三重県議会の定数問題 紛糾の末に増加へ伊勢新聞(2018年12月27日).2019年5月17日閲覧
  11. ^ 県議会の会派について三重県議会.2019年5月21日閲覧
  12. ^ 三重県議会 新会派「草莽」が結成届 6議員、代表に長田氏伊勢新聞(2019年5月14日).2019年5月17日閲覧
  13. ^ 三重県議会の選挙区と定数(現行条例及び条例改正前)

参考文献[編集]

  • 清水正明『三重県の図書館』三一書房、1996年4月30日、357p. ISBN 4-380-96229-6
  • 三重県『三重県史』不二出版、昭和39年3月31日、682pp.

外部リンク[編集]