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岐阜県議会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
岐阜県議会
ぎふけんぎかい
岐阜県の旗
種類
種類
沿革
設立1878年府県会規則による設置)
1897年府県制施行による設置)
1947年地方自治法による設置)
役職
議長
水野正敏(県政自民クラブ)
副議長
伊藤秀光(県政自民クラブ)
構成
定数46[1][2]
院内勢力
県政与党(37)

県政野党(6)

  県民クラブ(5)
  日本共産党(1)

無所属(3)

  無所属(3)
任期
4年
選挙
中選挙区制
小選挙区制
前回選挙
2023年4月9日
議事堂
日本の旗 日本岐阜県岐阜市薮田南2丁目1番1号
ウェブサイト
岐阜県議会

岐阜県議会(ぎふけんぎかい)は、岐阜県県議会議員で構成される県議会である。本会議常任委員会特別委員会から構成されている。議員定数は46名[3]

歴史

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  • 1879年明治12年)4月 - 府県会規則(明治11年太政官第18号布告)に基づき、初の県会が開会(当時の議員定数は50人)。
  • 1891年(明治24年)11月 - 西別院事件濃尾地震の震災救助を巡る事件[4]
  • 1897年(明治30年)10月 - 府県制(明治23年法律第35号)施行に伴い、議員定数を35人に削減。
  • 1899年(明治32年) - 長良橋渚橋事件:長良橋架橋を巡る事件[5]
  • 1947年昭和22年) - 地方自治法(昭和22年法律第67号)による最初の岐阜県議会選挙を実施(定数52人)。
  • 1951年(昭和26年) - 公職選挙法(昭和25年法律第100号)に基づき、議員定数を53人に改定[6]
  • 1955年(昭和30年) - 「岐阜県議会議員定数減少条例」(昭和29年岐阜県条例第44号)に基づき、議員定数を45人に改定[7]
  • 1967年(昭和42年) - 「岐阜県議会議員の定数及び選挙区に関する条例」(昭和42年岐阜県条例第12号)を制定し、議員定数を49人に改定(公布の日後最初に行われる一般選挙から施行)[8]
  • 1975年(昭和50年) - 「岐阜県議会議員の定数及び選挙区に関する条例」(昭和42年岐阜県条例第12号)を改正し、議員定数を51人に改定(公布の日後最初に行われる一般選挙から施行)[9]
  • 1978年(昭和53年) - 「岐阜県議会議員の定数及び選挙区に関する条例」(昭和42年岐阜県条例第12号)を改正し、議員定数を50人に改定(次の一般選挙から施行)[10]
  • 1985年(昭和60年) - 「岐阜県議会議員の定数及び選挙区に関する条例」(昭和42年岐阜県条例第12号)を改正し、議員定数を51人に改定(次の一般選挙から施行)[11]
  • 1990年平成02年) - 「岐阜県議会議員の定数及び選挙区に関する条例」(昭和42年岐阜県条例第12号)を改正し、議員定数を52人に改定(次の一般選挙から施行)[3]
  • 1994年(平成06年) - 「岐阜県議会議員の定数及び選挙区に関する条例」(昭和42年岐阜県条例第12号)を改正し、議員定数を53人に改定(次の一般選挙から施行)[3]
  • 1998年(平成10年) - 「岐阜県議会議員の定数及び選挙区に関する条例」(昭和42年岐阜県条例第12号)を改正し、議員定数を51人に改定(次の一般選挙から施行)[3]
  • 2002年(平成14年) - 「岐阜県議会議員の定数及び選挙区に関する条例」(昭和42年岐阜県条例第12号)を改正し、議員定数を49人に改定(次の一般選挙から施行)[3]
  • 2007年(平成19年) - 「岐阜県議会議員の定数及び選挙区に関する条例」(昭和42年岐阜県条例第12号)を改正し、議員定数を46人に改定(次の一般選挙から施行)[3]

会派

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会派名 議員数 所属党派 女性議員数 女性議員の比率(%)
県政自民クラブ 35 自由民主党 2 5.71
県民クラブ 05 国民民主党3・立憲民主党1・無所属1 1 20
岐阜県議会公明党 02 公明党 0 0
日本共産党 01 日本共産党 1 100
無所属 03  — 2 66.67
合計 46 5 10.9

選挙区および選出議員

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選挙区 定数 議員氏名(所属会派)
岐阜市 9 玉田和浩(自民) 渡辺嘉山(県民) 水野吉近(公明)
長屋光征(自民) 広瀬修(自民) 若井敦子(自民)
澄川寿之(公明) 中川裕子(共産) 平野恭子(無所属)
羽島市 1 藤本恵司(自民)
各務原市 3 伊藤正博(県民) 松岡正人(自民) 平野祐也(自民)
山県市 1 恩田佳幸(自民)
瑞穂市 1 森治久(自民)
本巣市 1 黒田芳弘(自民)
羽島郡 1 田中勝士(自民)
大垣市 4 猫田孝(自民) 岩井豊太郎(自民) 伊藤秀光(自民)
野村美穂(県民)
海津市 1 森正弘 (自民)
養老郡 1 村下貴夫(自民)
不破郡 1 木村千秋(無所属)
安八郡 1 安井忠(自民)
揖斐郡 2 国枝慎太郎(自民) 所竜也(自民)
関市美濃市 3 尾藤義昭(自民) 佐藤武彦(自民) 酒向薫(無所属)
美濃加茂市 1 牧田秀憲 (自民)
可児市 2 小原尚(自民) 伊藤英生(県民)
郡上市 1 野島征夫(自民)
加茂郡 1 加藤大博 (自民)
多治見市 2 判治康信(県民) 今井瑠々 (自民)
中津川市 2 平岩正光(自民) 森益基(自民)
瑞浪市 1 小川祐輝(自民)
恵那市 1 水野正敏(自民)
土岐市 1 山内房壽(自民)
高山市 2 川上哲也(自民) 高殿尚(自民)
飛騨市 1 布俣正也(自民)
下呂市 1 今井政嘉(自民)
46 ※2024年5月2日現在[12][13]

事務局

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  • 議会事務局[14]
    • 総務課
    • 議事調査課
    • 図書室

県議会議事堂

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議会棟(東棟)、後ろが4代目岐阜県庁舎(2007年撮影)

岐阜県庁舎に隣接して県議会棟が建てられている。地上3階建で東棟、西棟からなり、3階に議場と委員会室が設けられている。1966年(昭和41年)に竣工した。

過去の選挙

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選挙日と投票率

不祥事

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  • 2015年12月10日、藤墳守議員(当時)が岐阜県職員の発言問題に関する本会議での質疑中に「同性愛は異常」と同じフレーズのヤジを飛ばした。藤墳県議は、差別的意識があったことは否定し、「同性愛を認めれば少子化が進み、国も地方も成り立たなくなる」と説明[20]

主な岐阜県議会議員出身者

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国会議員(現職)
首長

脚注

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  1. ^ 岐阜県内の選挙区”. 岐阜県選挙管理委員会事務局 (2022年11月29日). 2024年12月3日閲覧。
  2. ^ 岐阜県議会議員選挙の選挙区と定数”. 岐阜県選挙管理委員会事務局 (2019年4月7日). 2024年12月3日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 県議会の沿革”. 岐阜県議会 (2023年5月9日). 2024年12月3日閲覧。
  4. ^ 岐阜県百科事典 1968, p. 1154.
  5. ^ 岐阜県百科事典 1968, p. 1132.
  6. ^ 岐阜県議会史 第4巻 1983, p. 98.
  7. ^ 岐阜県議会史 第4巻 1983, pp. 99–101.
  8. ^ 岐阜県議会史 第5巻 1984, p. 57.
  9. ^ 岐阜県議会史 第5巻 1984, pp. 57–58.
  10. ^ 岐阜県議会史 第5巻 1984, p. 58.
  11. ^ 岐阜県議会史 第6巻 1999, pp. 243–244.
  12. ^ 選挙区別一覧”. 岐阜県議会 (2023年5月30日). 2024年12月3日閲覧。
  13. ^ 会派別一覧”. 岐阜県議会 (2024年5月2日). 2024年12月3日閲覧。
  14. ^ 岐阜県行政機構図』岐阜県庁、2024年4月1日https://www.pref.gifu.lg.jp/uploaded/attachment/394052.pdf2024年12月3日閲覧 
  15. ^ 岐阜県議会議員選挙(令和5年(2023年)4月9日執行)”. 岐阜県選挙管理委員会事務局. 2024年12月3日閲覧。
  16. ^ 岐阜県議会議員選挙(平成31年(2019年)4月7日執行)”. 岐阜県選挙管理委員会事務局. 2024年12月3日閲覧。
  17. ^ 岐阜県議会議員選挙(平成27年(2015年)4月12日執行)”. 岐阜県選挙管理委員会事務局. 2024年12月3日閲覧。
  18. ^ 岐阜県議会議員選挙(平成23年(2011年)4月10日執行)”. 岐阜県選挙管理委員会事務局. 2024年12月3日閲覧。
  19. ^ 岐阜県議会議員選挙(平成19年(2007年)4月8日執行)”. 岐阜県選挙管理委員会事務局. 2024年12月3日閲覧。
  20. ^ 岐阜県議が「同性愛は異常」とヤジ 県職員発言の質疑中に」『J-CASTニュース』ジェイ・キャスト、2015年12月11日。2024年12月3日閲覧。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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