黒羽刑務所

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黒羽刑務所(くろばねけいむしょ)は、東京矯正管区所管の刑事施設である。

所在地[編集]

収容分類級[編集]

  • I・A・F
    • 禁固刑受刑者・初犯で暴力団組織に所属していない者・外国人を収容する男子刑務所である。独居房が多いため、有名人や障害者の服役が多い。

収容定員[編集]

  • 定員は1,780名だが、2008年10月現在で2,300名を超す受刑者が収容されている。それゆえ部屋が足りず、3畳程度しかない独居(1人部屋)に2人ずつ収容されていたり、定員が9人の雑居部屋に最大12人が収容されていたりと、過剰収容状態にある。(但し2011年3月末時点では1,376名である。)

沿革[編集]

  • 1971年(昭和46年)3月21日 - 宇都宮刑務所を廃止・移転する形で開設。

組織[編集]

所長以下、以下の組織がある。

  • 総務部(庶務課、用度課、会計課)
  • 医務部(保健課、医療課)
  • 処遇部(処遇部門、作業部門)
  • 分類教育部

なお、喜連川社会復帰促進センター開設に伴い、PFI特区が栃木県内全域に指定されていることから、同センター同様のPFI運営に移行しつつあるが、現状では民間が担当する部署は巡回警備や経理的な部門に限られており、一部にセコムの警備員が配置されている。今後、教育・分類・医務と言った部分でも民間委託が進むと思われる。

処遇については、警備員には警備業法に基づき強制権(刑務所内では戒護権等)が無いので、警備員のみでの連行等は当然無く、他のPFI施設同様に刑務官の支援を行っている。また、建設から30年以上も経過し老朽化した施設をそのまま使用しているが、最新鋭とされる喜連川社会復帰促進センターと一般的な部屋の間取り等が違うという事は無い。

外観・設備[編集]

  • ガラス工芸品、木工、印刷、金属、革工工場、鹿沼ほうき製造工場など

特記事項[編集]

  • 建設機械操作の訓練施設が設置されており、全国の刑務所から受講する受刑者を募り、訓練を実施。必要な知識,技術の習得及び各種資格試験等取得を目指している。しかしながら職業訓練を受講できるのは予算と施設の関係上毎年10-20人程度に限られている。

著名な受刑者[編集]

黒羽矯正展[編集]

  • 毎年11月23日に開催しており、一部所内施設の見学(撮影不可)と所内給食の試食(有料)、全国刑務所製品と地元団体(JA・小学校PTA)によるバザーが出店される。上記の鹿沼ほうきはここで購入できる。

管下施設[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 開設から2005年まで黒羽町
  2. ^ 入院時は、触法障害者が多く配役される寮内工場で指導補助(看守の補助。触法障害者達の世話係)を1年以上務めた。その経緯は出所後に山本が執筆した「獄窓記」(2003年ポプラ社)が詳しい。
  3. ^ 山本譲司「獄窓記」より。

外部リンク[編集]

座標: 北緯36度54分43.7秒 東経140度6分16.1秒 / 北緯36.912139度 東経140.104472度 / 36.912139; 140.104472