静岡刑務所

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静岡刑務所
所在地 日本の旗 日本 静岡県静岡市葵区東千代田三丁目1番1号
現況 運用中
許容人数 1,125名
開設 1870年
管理運営 法務省東京矯正管区
管轄 法務大臣
根拠法令 刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律
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静岡刑務所(しずおかけいむしょ)は、法務省矯正局東京矯正管区に属する刑務所

下部機関として浜松拘置支所、沼津拘置支所の2ヶ所の支所を持つ。通称「静刑(しずけい)」。

所在地[編集]

収容分類級[編集]

  • A級

刑期8年以下の初犯者を収容する男子刑務所である。

収容定員[編集]

  • (定員数)1125人 2019年1月現在 884人

沿革[編集]

主な沿革は公式サイトを参照。

  • 1948年(昭和23年)1月27日 - 浜松支所から3人が脱走。床板を外して逃げ出したもの[1]

組織[編集]

所長の下に4部を持つ4部制施設。

  • 総務部(庶務課、会計課、用度課)
  • 処遇部(処遇部門、企画部門)
  • 分類教育部(教育部門、分類部門)
  • 医務部(保健課、医務課)

外観・設備[編集]

  • 木工工場・金属工場・印刷工場・洋裁工場・その他の各種作業所が設置されている。

特記事項[編集]

  • 1947年9月6日、収容者の仮出所をめぐり刑務官の失言があり、43人がガラスを割るなどの騒ぎを起こした。また同月10日午前3時、騒ぎの首謀者ら9人が看守から奪った鍵を使い脱獄した[2]
  • 刑務作業の特色として、木工作業において地場産業でもあるドレッサーや駿河タンスなどを生産していることがあげられる。
  • 西川史子が高齢受刑者の取材で訪れた事がある。この模様は2008年6月1日放送サンデージャポン(TBS)の「今週のJAPOイチ」コーナーで紹介された。
  • 2021年4月、男性刑務官が新型コロナウイルスに感染し、大規模クラスターが発生する。

著名な受刑者[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 「浜松で三囚人脱走」『朝日新聞』昭和23年1月29日
  2. ^ 「静岡刑務所から囚人集団脱走」『朝日新聞』昭和22年9月11日.2面
  3. ^ “野球、海を渡る-ニッポン人脈記”. 朝日新聞. (2006年1月23日). https://www.asahi.com/jinmyakuki/TKY200601230194.html 2020年7月21日閲覧。 

外部リンク[編集]

座標: 北緯35度0分14.4秒 東経138度24分10.2秒 / 北緯35.004000度 東経138.402833度 / 35.004000; 138.402833